日本より楽しいアメリカの洗車事情!

車に乗っている人なら、日本でもアメリカでも洗車場(Car Wash)を利用したことがある人は多いでしょう。私自身、新車を購入したり、若くて何でもハッスルできた時には、自宅の庭でせっせと手洗い洗車していたこともありました。しかし、どんなに丁寧に洗っても車は乗るとあっという間に汚れますし、屋外に駐車しておけば、乗らなくても汚れてしまいます。

日本よりも自動車を足とする人が多いアメリカには、たくさんの洗車場があります。ここでは、アメリカの洗車事情や日本との違いについて、分かりやすくご紹介しています。

目次

  1. 洗車場はまだ伸びしろが多い業界
  2. アメリカと日本の洗車場の違いとは?
  3. アメリカの洗車場は楽しい!
  4. アメリカの洗車場の利用方法
  5. 洗車場を利用する際の注意点

1.洗車場はまだ伸びしろが多い業界

アメリカには、全部で6万施設とも言われる洗車場があります。自宅のそばを見渡しても、比較的足を運びやすいロケーションや距離に、洗車場がいくつかあって選べる、という人は多いのではないでしょうか。

このアメリカの洗車業界は、実はまだ頭打ちの状態にはなっていません。まだまだ伸びしろが多い業界だと注目されていて、業界の成長率は何と年間で5%を維持しています。つまり、これからも洗車場は増える可能性が期待できますし、洗車場に導入されている洗車機の技術も高くなる余地があるというわけです。

2.アメリカと日本の洗車場の違いとは?

アメリカと日本の洗車場には、大きな違いがあります。

日本の洗車場は基本的に、1台完結タイプ

日本のカーウォッシュはこんな感じ

日本に設置されている洗車機は、ガソリンスタンドに設置されているものも含めて、基本的に洗車機1台が自動車1台を最初から最後まで洗い、終了してから次の車を洗車する、という流れです。多くの場合には、洗車場に車を入れると、洗車機が前後に動きながら車をシャンプーしたりすすいだり、またワックスをかけてくれたりします。

この洗車機だと、1台を洗うのに数分かかるので、長い行列ができていると、自分の順番が回ってくるまでに結構な時間がかかってしまいます。花粉が大量に飛んだ翌日などは、みなさん車が汚れるので洗車場が混雑することが多いものです。しかし混んでいると「時間かかりそうだし、やめておこうかな」と考える人は多いでしょう。

アメリカの洗車場はベルトコンベア式

アメリカの洗車場にも、日本のように1台完結タイプのものはあります。これは多くの場合、ガソリンスタンドに併設されている洗車場ですね。省スペースで接地できる点がメリットです。

しかし、洗車のみを行う施設だと、大きなトンネルのような設備があり、その中を複数台の自動車がベルトコンベアで流されていくトンネルカーウォッシュと呼ばれるタイプが主流となります。

このトンネルカーウォッシュは、長いトンネルの中で洗車が流れ作業のように行わていて、車はその中をベルトコンベアに乗ってサービスを受けるという特徴があります。車をニュートラルに入れると、ベルトコンベアが自動的に出口まで運んでくれるので、乗っているドライバーは何もする必要がありません。

このベルトコンベア式のカーウォッシュは、1時間あたりに洗車できる台数が40代から120台と多い点がメリットです。長い行列ができていても、トンネルの中に車がどんどん入っていけるので、自分の順番がやってくるまで時間はそれほどかかりません。

トンネルカーウォッシュはこんな感じです

3.アメリカの洗車場は楽しい!

このトンネルタイプのカーウォッシュは、最初から最後までは数分程度です。上の動画を見てもらうと分かりますが、トンネルの中は真っ暗というわけではないものの、暗くなっていて、両サイドから洗車機が泡や水を噴射するので、正直、車の外はほとんど見えない状態となります。私は大人なので、恐怖を感じることはありません。でも小さな子供だと怖いと感じる子入ると思いますね。

「洗車にそれ以外のサービスなんて求めていない」

「余計なサービスはいらないから、安くしてほしい」

という人は多いと思います。確かに、頻繁にする洗車だからこそ、できるだけリーズナブルな料金であってほしいと思います。

数年前に開催されたラスベガスの洗車ショーでは、なんとこの洗車機にエンターテイメントをコラボさせた活気的で斬新なアイデアが紹介されました。それは、洗車中の泡にLEDライトを照射して、いろいろな色を車内から楽しめるようにしたり、泡そのものを着色することで車内から洗車の様子をワクワク観察できるようにすると言った、サービスです。

中には、トンネル内の壁に恐竜とか魚などの絵を描き、ダークライド的な楽しみ方ができる洗車場もあります。さらには、トンネルが透明になっていて、外部から洗車の様子を見学できるシステムになっている設備もあるのだとか。また、エンターテイメント性を考えて、洗車アームの動きがクルクルと回ったり楽しい洗車設備も登場しています。

これは、カーウォッシュを利用するユーザーがオプションで選べるものではありません。どちらかと言えば、洗車場が集客のために導入できるサービスという位置づけです。しかし利用するユーザーにとっても洗車時間が楽しい時間になるなら、それはぜひ実現してもらいたいですよね。

実はこの試みは、すでに実用化されており、実際に導入している洗車場はたくさんあります。

まるでテーマパーク

小さな子供がいる家庭なら、テーマパークに行かなくても近所の洗車場で楽しいダークライドを楽しめることは、車もきれいになって子供達も大満足という一石二鳥ですね。大人の私でも、洗車をするたびにLEDライトが華やかにライトアップしてくれるので、ワクワクしながら洗車タイムを楽しんでいます。

4.アメリカの洗車場の利用方法

アメリカの洗車場は、先払いシステムです。これは日本に置かれている無人洗車機と同じですね。洗車のみを行う施設の場合、完全に無人ということはなく、複数のスタッフがいるので、使い方が分からないということはありません。

洗車場に行くと、まず最初にコースを選んでお金を払います。カード払いができるので、現金を持参する必要はありません。

トンネルの入り口にもスタッフがいて、タイヤがきちんとベルトコンベアに乗るように、右とか左とか指示してくれます。それに合わせてタイヤの位置をあわせましょう。難しくありません。適当でも、コンベアがタイヤをキャッチしてくれるので、誰でもできます!

ベルトコンベアに乗ったら、車は「N(ニュートラル」に入れます。窓がすべてしまっていることを確認して、いよいよトンネル内に突入します。サイドミラーは、閉じても良いですし、出しっぱなしでも問題ありません。アメリカの車は、サイドミラーが自動開閉しないタイプも多く、その場合にはわざわざ車を降りてミラーをたたむ必要はないので、そのまま放置です。

洗車を終えると、洗車中にブラシがミラーに接触したために、サイドミラーが反ってしまっていることがあります。しかし、これは故障ではなく、あくまでも想定内。トンネルを出たところで、サッとミラーを治せばOKです。

タオルドライしている所もある

タオルドライサービス

洗車場の中には、トンネルを出た所にタオルを持った人が待っていて、希望すればタオルドライしてくれるサービスもあります。基本的に無料なので、チップを支払う必要はありません。しかし、払っている人は多いですし、払えばあちらは受け取ります。私は普段タオルドライは利用しないのですが、たまに気が向いた時には利用して、チップをお支払いしてます。金額にして、2ドルぐらいで十分だと思います。

洗車場の利用にかかる料金はいくら?

洗車場では、ただのシャンプーか、撥水剤都下ワックスをするかによって、かかる金額は異なります。洗車場によっても、かかる金額は違います。目安としては、一番安いコースだと10ドルぐらい、高いコースになると20ドル~30ドルぐらいですね。

冬でも利用できるところもある

トンネルカーウォッシュは、コンベアに乗って車がどんどん入ってくるので、入り口を開閉することはできません。そのため、水が氷るレベルの気温になると、施設はクローズとなることが多いです。

しかし、1台完結タイプのカーウォッシュ施設の中には、車が入庫すると前後の扉がクローズして、冬季でも洗車してもらえる施設もあります。融雪剤に含まれている塩害対策とか、雪で汚れた車を洗車したい時には、とても便利です。

私も雪道を運転していて車がとても汚れた時に、何度か利用したことがあります。温水が出てくるわけではないと思いますが、庫内に湯気が立っているように見えるので、それほど外の気温が低いのか、何かしらの防寒対策をしているのだと思います。

5.洗車場を利用する際の注意点

アメリカの洗車場を利用する際には、いくつか注意点があります。

車高が低い車は使えない

自動車には、カスタムして低車高にしている車もあれば、もともと低車高な車種もあります。ベルトコンベア式のカーウォッシュを始め、アメリカには低車高の車種は利用NGとなっている所が大半です。無理に進入すると、バンパーがどこかに引っかかって破損するので、注意してください。

多くの場合、カーウォッシュには入り口に看板があって、低車高の車は使用するなと注意書きがあります。多くの人は読まずに通り過ぎてしまうのですが、この看板があることによって、万が一の故障でも、カーウォッシュ側に損害賠償責任は生じません。たまに、バンパーが破壊されたと怒り心頭な人がSNSに写真を苦情をアップしていますが、多くの場合には他の利用者などに「看板読んでないお前が悪い」的な返り討ちを受けているようです。

皆さん、気を付けてくださいね。

機械が故障していることもある

ベルトコンベアタイプのカーウォッシュなら、スタッフがいるので、お金を払ってトンネル内に入ったけれど、機械が故障して洗車してもらえないという事態にはなりません。しかし、日本のような1台完結タイプの洗車場だと無人サービスになっていることが多く、機械が故障していると洗車してもらえない、という事態が起こることはあります。

この場合、壁に出されている張り紙などに、連絡先が記載されています。その場でそこに連絡をしましょう。オーナーが近くにいれば、駆けつけてくれることが多いです。それに、扉の開け方を教えてくれたり、返金してもらうこともできます。

もしも車庫の扉がクローズになって出られない時には、警察へ助けを求めてください。私の夫は数年前にカーウォッシュに閉じ込められたことがあり、扉があかなかったので警察に来てもらいました。カーウォッシュのオーナーの連絡先へ電話しても繋がらず、とても怒り心頭でしたが、留守電にメッセージを入れたら数時間後に連絡があり、払った分を返金してもらい、謝罪もいただきました。

洗車場にはいろいろな種類がある

アメリカにはたくさんの洗車場がありますが、全てが同じタイプではありません。ここでご紹介したトンネル式のカーウォッシュもあれば、日本と同じような1台完結タイプの洗車場もあります。

DIY洗車場
扉が閉まる洗洗車場

1台完結タイプの洗車場の中にも、全自動で洗車してくれる所がある一方で、ホースや水、洗剤は一定時間提供するけれど、手洗いのように自分で洗ってくださいという洗車場もあります。手洗いしたい人なら、そうした洗車場を選ぶのも良いかもしれませんね。

事故が起こることもある

カーウォッシュの事故

カーウォッシュ内では、ごくまれですが、事故が起こることもあります。リスクはゼロではないことは、利用前に理解しておきましょう。

まず、ベルトコンベア内での追突事故があります。これは、ユーザーの責任ではなく、何かしらのコンベアの異常が原因の場合が多いです。ユーザーは車内に座っているので、もしも前の車に危険なぐらい接近すれば、危ないと思います。その時には、遠慮なくクラクションを鳴らしてください。ベルトコンベア式のカーウォッシュには、必ずスタッフが立っているので、緊急停止うボタンを押してくれます。これに関しては、私自身も何度かヒヤリ経験があります。

洗車設備の故障による事故もあります。これは、完全に施設側の責任です。事故の種類はいろいろあって、洗浄アームのセンサーが壊れていて、車のボディに突撃したとか、洗車ブラシで車がつぶされた、という恐ろしい事故もあるようです。しかし、しつこいよ言うですが、稀です。私はこのタイプの事故を見たこともなければ、ニュースで聞いたこともありません。

水流が強すぎて車がダメージを受ける事故もあります。これも、施設側の責任です。水流が強すぎると、車が押されてサイドの壁にぶつかったり、トンネル内が洪水のようになってしまうこともあるようです。このタイプの事故も、まれだと思います。

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