昔も今もこれからも!アメリカはATM後進国!その理由は?

私は普段ほとんど現金を使わないので、ATMに行く機会は年に1回ぐらいしかありません。現金が必要な時には、スーパーなどで買い物をした時にキャッシュバックを利用して、「20ドルを5ドル札で下さい!」のように現金を手に入れています。

つい先日、ATMに行く用事があったのですが、なんとATMマシンが進化していて驚きました!

なんと、お金を引き下ろす際に、紙幣の種類を選ばせてくれるボタンが登場していたのです!

以前は、そんな気の利いたオプションなんてありませんでした。アメリカにある従来のATMは、20ドル札しか出てきませんでしたし、それが当たり前でした。だから引き出す現金は、20ドルの倍数でなければいけませんでした。20ドルとか40ドル、100ドルなどは引き出せても、50ドルとか10ドルといった20ドル紙幣で出せない金額は無理でした。

しかしこの間ATMに行ったら、ATMのマシンが「欲しいお札、自分で選びたいですか?それとも機械が決めて良いですか?」と聞いてきたのです。

選択肢は

  • 10ドル札
  • 20ドル札
  • 100ドル札

でした。1ドル札と5ドル札は選択肢には入っていませんでした。ちなみに私が使ったのは、Bank of AmericaのATMです。

このオプションができたことで、私たちは、20ドルの倍数ではない10ドルとか30ドルなどもATMで降ろせるようになりました!ぴったり必要な金額だけ下ろしたいという人にとっては、これは嬉しいニュースかも!

全てのATMが対応しているわけじゃない

私が利用したのはBank of AmericaのATMでしたが、Chaseではすでに紙幣の種類を選ばせてくれるサービスを展開していたようですね。選べる紙幣の種類はBank of Americaとは違っていて 5ドル、20ドル、そして100ドルの3種類。チップなど細かい紙幣が欲しい時には、とっても便利ですね。

その他にも、CitiやPNCなど広く展開している銀行だと、すでにこのサービスが導入されているようです。

ちなみに、ATMで紙幣を選ばせてくれるサービスは、すべてのATMが対応しているわけではありません。ローカルな銀行などでは、まだ対応していない所はあると思います。

もしもATMに行って細かい紙幣をゲットしたいときには、ATMの種類を選ぶという方法もアリかもしれません。

今後もっと進化するのか?

アメリカは、日本よりもキャッシュレス化が進んでいます。デビットカードやクレジットカードすら時代遅れ感のある昨今では、スマホを使ってさっと支払うスタイルが増えています。また、アパートや光熱費の支払いにはオンライン決済が増えており、キャッシュのやり取りをしたり、チェックを封筒に入れて郵送する機会は、小規模なローカルビジネスぐらいしかありません。個人間のやり取りでも、電子送金アプリなどを使います。

そう考えると、今後ATMの機能が進化する可能性は低そうですね。むしろ、ATMを設置している際のリスクやコストを考えて、ATMの数が減っていきそうな気すらしてしまいます。