犯罪はいつどこで起こるか分かりませんし、絶対に安全な時間帯はありません。一般人の感覚としては、明るい昼よりも暗い夜の方が犯罪は起こりやすいと考えますが、統計を見ると、必ずしもそうではないようです。
今回は、犯罪が起こりやすい時間帯をざっくりと調べてみました!
目次
1.犯罪が起こりやすいのは「午後から夜」
まずは、ホームセキュリティ会社が行った調査結果をご覧ください↓

この結果を見ると、必ずしも暗い夜間だけが危険というわけではないことが分かりますよね。むしろ、深夜12時から早朝にかけては、昼間よりも安全な雰囲気すらあります。
犯罪は、そのエリアで活動が活発になる時間帯に多く起こる傾向があります。その理由は、深夜から早朝にかけては、路上に人も車もいなくなるので、犯罪をしたくても獲物がいない状態になるからです。
2.時間帯別に気を付けるべき事とは?
時間帯別の犯罪傾向を見ると、
| 深夜0時から3時 | 放火が多くなる レイプなどの性犯罪が起こりやすい |
| 早朝4時から朝7時 | 放火が多い時間帯 出勤や送迎などで留守になる時間を狙っての空き巣 |
| 朝8時から11時の午前中 | 各種ハラスメントが起こりやすい ひったくりや窃盗などの泥棒が増える時間帯 |
| 正午から3時までの午後 | ハラスメントやドラッグが増える時間帯 詐欺が起こりやすい ひったくりや泥棒も多い |
| 午後4時から7時までの夕方 | ドラッグ関連の犯罪が起こりやすい 銃を使った犯罪が多くなる 暴力事件が起こりやすい |
| 夜8時から11時までの夜間 | 車や銃を使った犯罪が一気に増える時間帯 レイプや暴力などが多くなる |
日中に私たちが注意できること
明るい日中だからと言って油断していけません。特に空き巣などは、家が留守の時間帯を狙うので、夜間よりも昼間の方が圧倒的に多く起こります。外出する際には、昼間だから平気だろうとタカをくくらず、必ず戸締りをしてセキュリティシステムをオンにすることをおすすめします。
また日中は、銃を突きつけられて「金を出せ」的な犯罪は少なくても、スリや置き引き、ひったくりなどが起こりやすい傾向があります。周囲に人がいるからと言って安心してはいけません。
夜間の犯罪は怖い
暴力的な犯罪や、命の危険に直結するような犯罪の多くは、夜間に起こりやすい傾向があります。人の目が少なかったり、遠くから見つかりにくいので、レイプや強盗、殺人などは昼よりも夜の方が多いですね。
夜間には、できるだけ人気がない場所には行かないこと。短距離だからとか、1ブロックだから大丈夫、なんてことはありません。そして、不安な時にはタクシーやUberなどを使って自宅まで速やかに帰宅することをおすすめします。