日本で運転免許を取得するのって、時間もお金もかかって大変ですよね。私も遠い昔には、日本の免許証を持ってました。まだゴールド免許なんてオシャレなものが登場する前だったのでフツーの免許でしたけれど、大切にしてました。
しかしアメリカに来ると、そんな頻繁に日本の免許センターに行って更新の手続きなんてできません。特に、日本へそれほど頻繁に帰省しない人にとっては、それだけの目的で日本に行くことのコスパを考えると、絶望的な気持ちになってしまうでしょう。
そこで今回は、アメリカに来たので日本の免許を更新できない!どうしよう!という人のために、役立つ情報をまとめてみました。
目次
1.失効しても3年以内なら更新してもらえる
日本の免許初が失効しても、失効して3年以内なら、免許を更新してもらうことができます。筆記試験も実技試験も必要なく、普通の書き換えができます。
これは、アメリカに住んでいたことが「更新できないやむを得ない事情」に当たるからですね。
ちなみに、ゴールド免許はそのままゴールド免許として更新してもらえるようです。ただし実際にトライした人の口コミを見ると、失効して6か月が過ぎたらゴールドを没収されて普通の免許に戻ってしまったという人もいるので、もしかしたらケースバイケースなのか、それとも自治体によって違うのかもしれません。
タイムリミットは3年のみ
免許が失効して3年以上たつと、残念ながら免許は失効します。はい、私の免許はおそらく失効してから20年近く経っているので、失効間違いありません。
この場合でも、失効した免許を持っている人は、再び教習所に通う必要はなく、筆記試験と実技試験に合格すれば新しい免許を発行してもらえます。
2.免許失効してるけど帰省して運転したい。どうする?
失効しても3年以内なら更新できます。しかしこれは、失効してても3年間は免許が有効ですというわけではありません。失効は失効なので、その状態で車を運転するのはNGです。
しかし、免許が失効しているけれど、日本へ里帰りしたときに親の車を運転したいという人はたくさんいるでしょう。
そんな時には、日本の失効した免許を同行するのではなく、アメリカで国際免許証を取得していけば問題なく運転できます。
レンタカーの利用は難しいかも
国際免許証を持って車を運転することは、合法です。しかし、その国際免許証で日本のレンタカーを借りようとすると、NOと断られる可能性はあります。この点は注意してください。
3.アメリカの免許を日本の免許に切り替えることはできる?
結論から言うと、できます。はい。できます。
アメリカで生活していたけれど生活の拠点を日本に移すということは、長いグローバルな人生の中で起こる可能性は十分にあります。
そんな時、手持ちの失効した日本の免許を恨めしく眺めながら、再び時間とカネのかかる教習所へ通うことを考えると、本当にうんざりするでしょう。
安心してください。その心配はありません。
アメリカの免許証を日本のものに書き換えるためには、
- アメリカの免許証が有効であること
- アメリカの免許を取得してから3ヶ月以上アメリカで住んでいたこと
が条件となります。
ここで注意したいのは、アメリカに合計何年住んでいたというカウント方法ではなくて、その免許が発行されてから3ヶ月以上滞在していたかどうかという点です。つまり、何回目かの免許更新をした1か月後に日本へ帰国してしまうと、残念ながら条件を満たさなくなってしまうので、日本の免許へ更新することができないのです。
ええーっ、なんだそれー?
って思いますよね。はい、私も思いました。謎のルールです。
それだけではありませんよ。免許が発行されてから3ヶ月以上滞在していたことを証明しなければいけないということは、日本へ帰国したときのパスポートにスタンプを押してもらわなければいけません。
最近では空港の入国審査が顔パスになっているので、スタンプをうっかり忘れてしまう人も多いでしょう。その場合には、面倒ですが法務省へ連絡して、出入国の記録を発行してもらい、それをもって免許センターへ行くことになります。
4.免許を書き換える方法
アメリカの免許を日本のものに書き換える際には、
- 免許申請書類に記入(免許センターに置かれている用紙にその場で記入しましょう)
- 適性試験(視力検査とか)
- 筆記試験
- 免許センターのコース内を軽く走行
- 合格すれば免許証を発行。係る料金は1万円程度。
という順番になります。
試験免除になる州があるって本当?
ちなみに、
- メリーランド州
- ワシントン州
- ハワイ州
の免許証を持っている人は、なんと筆記試験も実技試験も完全免除になります!これ、うらやましすぎませんか??