少し前からアメリカのホテルでは、リゾートフィーなるものがチャージされるようになりました。これはホテルを予約する時には含まれておらず、ホテルの公式サイトから直接予約すれば、見えないぐらいの小さな文字で「1泊あたり別途でリゾートフィーがかかります」と書かれていたりもします。
この突如として出没したリゾートフィー、いったい何なのでしょうか?
目次
1.リゾートフィー(Resort Fee)とは?
ホテルのリゾートフィーは、
- Hotel resort Fee
- Destination Fee
- Amenity Fee
などと呼ばれています。名前が違っても意味は同じで、宿泊すると1泊当たりいくらという計算で追加料金がかかります。
かかる金額はホテルによってもロケーションによっても異なっていて、安ければ1泊あたり$10ぐらいから、高ければ1泊当たりリゾートフィーだけでもプラス$100なんて所もあります。
ちなみに、リゾートというと南国のパラダイスをイメージする人が多いと思います。このいやらしいチャージは、実は南国だけではなく、観光客が多く訪れるロケーションのホテルでは、当たり前のようにチャージされるので、気を付けてください。
リゾートフィーは違法?
アメリカには、ホテルのこの意味不明なチャージを禁止する法律がありません。しかしアメリカ以外の多くの国では、リゾートフィーなどを宿泊料金とは別にチャージすることは、違法行為として禁止されている所が多いのです。
だから、アメリカ以外の国へ旅行する際には、リゾートフィーがもともとかからない国もあることを期待したいですね。
2.どのホテルがリゾートフィーをチャージする?
すべてのホテルでリゾートフィーをチャージするわけではありませんが、日本人の私たちが大好きな「高級感があって安心して泊まれる快適なホテル」では、かなり高い確率で、このリゾートフィーがかかります。
- マリオット
- ハイアット
- ヒルトン
- IHG
- ウィンダム
等は、もれなくリゾートフィーがついてくるホテルですね。ちなみに私は宿泊先としてヒルトンホテルをよく利用するのですが、当然のように容赦なくリゾートフィーをチャージしてきます。
ただし、これらのホテルがすべてのロケーションでリゾートフィーをチャージするわけではありません。ロケーションによっては、他のホテルと差別化を図るためにあえてチャージしない方針にしている所もあります。
3.ロケーションごとの目安
リゾートフィーの目安は、ホテルごとによっても異なりますが、ロケーションによっても目安があります。
ロケーション | 1泊あたりのリゾートフィー目安 |
ラスベガス | $14 |
ニューヨーク | $28 |
オーランド | $14 |
サンフランシスコ | $25 |
4.リゾートフィーを避けることはできるのか?
リゾートフィーを払わずに済む方法は、いくつかあります。
- ポイントを使って宿泊する(別途で徴収されないホテルが多い)
- ホテル系のクレジットカードで上級会員のステータスをゲットする(お高い年会費を払う代わりにリゾートフィーを免除してくれるホテルがある)
- チャージしないホテルを探す(安ければかからないわけじゃないので要注意)
- パッケージ旅行を利用する(コストコにあります)
- オールインクルーシブのホテルを選ぶ
ここで注意したいのは、安い予算のホテルならリゾートフィーがかからないというわけではありません。例えばラスベガスのスーパー8というモーテルでは、容赦なくチャージします。
もしもこれから観光に出かける際には、リゾートフィーがいくらかかるのかを事前にチェックした上で、できるだけ賢い選択をしたいですね。