知ってるようで意外と知らない!ペット保険の選び方

orange tabby cat on brown knitted textile

ペットと暮らしていない人にとっては、ペット保険は無関係な存在でしょう。しかしペットと暮らしている人にとっても、ペット保険は必要がないと考える人は意外と多いものです。

その中には、慎重に検討した結果、加入しないと判断した人もいるでしょうし、内容をよく知らないまま必要ないだろうと思って加入していない人もいるかもしれません。

私は以前、ワンコ様と暮らしていました。その時にはペット保険の存在は知っていたものの、加入はしていませんでした。何千ドルもかかる出費はありませんでしたけれど、晩年に糖尿病を発症し、頻繁に数百ドルのお金が出て行って泣きが入りました。

現在は、我が家に2人のニャンコ様がいます。今回は安心料のつもりで、ペット保険に加入したのですが、その直後に3歳のモモ君が尿路結石となってしまいました。

その際にはカテーテルを挿入する処置をしただけで1,700ドル(約25万円)を徴収されました。

しかし、保険加入前に膀胱炎を患っており、それが既往症と判断されて、補償対象外となってしまいました。

それがきっかけとなり、ペット保険について調べてみました。今回は、知っているようで意外と知らないペット保険について簡単にご紹介しますね。

目次

  1. Annual Coverage vs Lifetime Coverage
  2. 保険料を安く抑えるコツ
  3. 加入しない人も多い

1.Annual Coverage vs Lifetime Coverage

ペット保険は、加入する上ではあまり詳細な情報が載っていません。どの保険会社も、毎月の掛け金が安い!ということを謳っていて、他社と比べてどんなメリットがあるということは、分かりづらいものです。

その理由はいくつか考えられますが、

どこも五十歩百歩だから

と考えるのが賢明かもしれません。

まずペット保険に加入する際には、その保険が1年ぽっきりのものなのか(annual coverage)、それとも一度加入したら一生補償が続くのか(Lifetime coverage)なのかをチェックしましょう。

1年ぽっきりのAnnual Coverageは、契約した保険が1年で切れてしまいます。つまりこれは、更新する時には「新規契約」になるということを意味しています。

例えば保険加入期間中にケガや病気をしたら、保険更新時にはそれらがPre-existing Conditionとして補償対象外になってしまうという事です。

我が家のニャンコ様は、保険加入期間中に尿路結石を患いました。これは、糖尿病とか高血圧、ガンなどと並んで「完治不可」な病気だと考えられており、一度かかると一生、このPre-existing Conditionがついて回ることになります。

別の保険会社へ乗り換えるなら、加入はできても既往病に関しては補償対象外となるわけです。

じゃあ、すでに加入中の保険なら、加入前には元気だったのだから、契約更新しても補償してくれるよね?

と考えたくなるでしょう。

しかし、1年ぽっきりの契約期間の場合には、更新時には新規契約と同じ扱いになるので、既往症のレッテルが貼られることになります。

2.保険料を安く抑えるコツ

ペット保険は基本的にカスタムメイドです。

  • Deductible($100,$250,$500が多い)
  • Annual Coverage($2,500, $3,000, $5,000, 無制限もある)
  • 健康診断をカバーするかどうか
  • ワクチン接種や去勢避妊手術をカバーするかどうか

などを自分で決めながら、毎月の保険金額を調整していきます。

当然ですが、自己負担分が大きくて年間の補償額が少なければ、毎月の掛け金は安くなります。大きな安心感を得るためには、自己負担のDeductibleを$100に抑えて補償額を無制限にするのが理想的なのでしょう。しかしそうすると、毎月の掛け金は$50を軽く超えてしまいます。その辺のバランスも考えながら、自己負担と補償額を決めることをおすすめします。

Breedによっても保険料は違う

犬種や猫種のBreedによっても、毎月の保険料は変わります。

例えば我が家の場合、1人はレスキュー猫で、もう1人はメインクーンという純血です。2人同時にペット保険へ加入したのですが、猫種が変わるだけで同じ補償内容でも毎月の掛け金は2倍も違いました。

高いのはもちろん、純血の血統猫です。

3.加入しない人も多い

ペット保険は、慎重に計算した結果、入らないと判断する人も実はとてもたくさんいます。

ペットの一生にかかる医療費は、その子によって大きく変わります。しかし、入院やケガなどでまとまった医療費がかかる治療が必要な場合には、ペットの保険に加入していなければ、全額が自己負担となります。ペットローンを組めるとはいえ、経済的に費用の捻出が難しく、ペットを泣く泣く安楽死させるという選択をする人も、きっといることでしょう。

そうならないためには、まずはペット保険に加入するのが安心材料となるのかもしれませんね。

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投稿者: samuraipassport

こんにちは!アメリカ在住のジャーナリスト兼ライターです。アメリカへの移住から生活まで初心者が知っておきたい情報を発信していきます!アメリカに住んでみたい人や海外に憧れている人にとっても役立つ情報が満載です!

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