ペット保険の多くは、加入するのは簡単です。健康診断を受けろと言われることも少ないですし、過去のMedical Recordを提出しろとも言われません。基本的には、ペットの種類や年齢、そして飼い主の情報があれば、誰でも気軽に加入できますね。
しかし!
加入できたからと言って、安心してはいけません。払い損になる可能性もあるからです。特に、持病を持っている子だと、補償して欲しくて加入しているのにペット保険が全く役に立たないということもあるので、注意が必要です。
目次
1.加入前にかかると補償対象外となる持病とは?
ペット保険に加入する前に、一度も病気とケガをしたことがないという子なら、持病とか既往症と言われて補償を受けられない心配はありません。しかし、そうでない子だと、ペット保険に加入する前の通院が原因で、必要な時に必要な補償を受けられない可能性があります。
具体的には、
- 糖尿病
- ガン
- 内臓器官の病気
- 血液の病気
- 先天性や遺伝性の病気
などが挙げられます。ほとんど全部??と思ったのは、きっと私だけじゃありませんね。
これらの疾患は、保険会社にとっては「完治できない病気」と考えられているので、ペット保険に加入する前のことでも補償対象外となってしまうのです。
具体的にどの病気が既往症に分類されているかは、保険会社によって若干の違いがあります。そのため、ペット保険を選ぶ際には、必ず既往症リストをチェックすることをおすすめします。
補償されるかどうかは、保険に加入するタイミングでは分かりません。何年も掛け金を払い続けた後に保険の申請をして初めて補償対象外だと知らされるケースも多くあります。
2.ずるくない?というケースもある
骨や臓器がペット保険加入前にダメージを受けていると、保険申請する部位が違っていても、既往症と判断されて補償適用外となることもあります。
例えば、ニャンコが以前の交通事故で膝の関節を痛めたとしましょう。その5年後に腰を痛めて治療をし、保険申請したと仮定しますね。
保険会社によっては、「膝の関節を痛めたことが原因で腰に負担がかかったに違いないので、補償はしません」となることがあるのです。
ええーーーっ?となりますよね。はい、私もきっとなります。
3.結論。持病がある子にペット保険は必要か?
持病がある子は、その持病や関連することに関しては、一切の補償が期待できません。それに、持病があるという理由で毎月の保険料を値上げされるリスクもあります。
そう考えると、持病をカバーしてもらいたいのでペット保険に加入するというのは、加入してもお金の無駄と言えそうですね。
もちろん、持病以外の部分なら補償対象となるのですが、割高な保険料を払い続けることに疑問を感じる飼い主は少なからずいます。
私のニャンコも3歳にして尿路結石を患いました。これは再発しやすく完治不能な病気に分類されるので、別の保険に加入しても、尿路結石を保険でカバーしてもらえるチャンスはゼロです。
そう考えたら、保険に入っているつもりで積み立て貯金をした方が良いのかな、なんて気もしますね。