世界には、臓器を必要としている人がたくさんいます。もしも自身の臓器を提供することで役に立てるなら、、と考える人は少なくない事でしょう。
臓器を提供することには、感謝されるとか、人命救助の役に立てるといったメリットがあります。しかし、メリットだけではなく、デメリットがあることも知っておかなければいけません。
ここでは、臓器提供という素晴らしい決断を使用かなと考えている人が知っておくべきことをご紹介しますね。
デメリット1:合併症のリスク
基本的に、臓器を提供する際には、必要な検査や施術、そして入院にかかる費用は掛かりません。無料です。
しかし、無料なのはそこまで。
もしも臓器を提供したことによって合併症を発症した場合、その治療は提供した自身で何とかしなければいけません。医療費が高いアメリカで、人や社会に役立つことをしたのに、深刻な合併症になって入院することになったり、長期にわたって治療が必要になっても、経済的には誰も助けれくれません。
これは、誰も教えてくれないリスクです。
デメリット2:残される家族の悲しみ
臓器提供希望者の中には、自身が脳死の状態になった段階で臓器を全て提供しますという意思表示をしている人もいます。
自身はそれで良いかもしれませんが、もしかしたら残されることになる家族はそう思っていない可能性があります。
家族は、脳死の状態からV字回復してほしいと願っているかもしれません。
それなのに、生命維持装置が外されて臓器が取り出されてしまうと、家族にとっては「ちょっと待ってよ!」となりかねません。
臓器提供を希望している人は、家族や子供とその辺をきちんと話し合っておくことをおすすめします。
デメリット3:感謝されるとは限らない
自身の臓器を提供したのだから、当然、感謝してもらえると思っていませんか?
もちろん、多くの場合には感謝されます。
しかし、もしも血縁関係にある人へ臓器を提供する場合、臓器提供を受けたレシピエント側に拒絶反応が起こってしまい、結果として亡くなったり大変な事態に陥ってしまったら?
臓器を提供した側の責任ではなくても、「お前のせいだ」的に責められるかもしれません。
現在は、臓器提供による拒絶反応が起こるリスクは少なくなってはいるものの、リスクがゼロ出ない限りは考慮しなければいけない課題の一つです。