暴走族バイクがアメリカでトレンド?

classic blue coupe

暴走族は、オートバイなどを乗り回し、騒音をまき散らしたり無謀な運転をしたりして著しく道路における交通の危険を生じさせたり、著しく他人に迷惑を及ぼしたりする行為を行う集団の総称

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日本人の私たちが暴走族と聞くと、ショッピングモールなどではたぶん売っていないような衣装を身にまとい、どこで買ってきたのだろうというユニークなバイクに乗り、爆音とともに集団で迷惑行為を繰り広げる集団、というイメージがあります。

こうした迷惑行為は、もちろん日本でもアメリカでも迷惑極まりないのでアウトですけれど、バイクの見た目だけをピックアップすれば話は別。実はアメリカでは、暴走族仕様のバイクはBOSOZOKUと言うスタイルで、ニッチなライダーたちに人気があるのだそうです!

アメリカの車やバイクには、数年前からBOSOZOKUというカスタムのスタイルが登場しました。日本人の元暴走族がオーナーを務めているショップで族車を作れるというわけではなく、YouTubeなどで昭和の暴走族が乗り回している車やバイクのスタイルを見たアメリカ人が、創造力を使ってカスタムパーツを作っている、と言うスタンスです。

25年ルールも関係

基本的に海外からアメリカへ自動車やバイクを持ち込む際には、アメリカの各州の規定に合わせて、海外仕様の車を改造しなければいけません。そのコストが膨大にかかるため、よほどの高級車でない限りは、あまり海外からアメリカへ車を持ち込む人はそれほど多くないのです。

しかしこのルールは、製造から25年以内の車両が対象となっており、25年落ちよりも古い車やバイクなら、規定を満たさなくても輸入できます。

昭和の暴走族が大好きだった車種の多くは、すでに販売が終了している古い型のものばかり。そう言った車種を、25年落ちになるのを待っているアメリカ人が、実は少なからずいます。そして規制対象外になってから輸入し、それを族車仕様へカスタムして楽しむ、と言うわけですね。

他人と違う事、そしてオリジナルなことが大好きなアメリカ人だからこそ、暴走族が乗っていそうなスタイルの車やバイクもBOSOZOKUというスタイルで受け入れられているのかもしれません。

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投稿者: samuraipassport

こんにちは!アメリカ在住のジャーナリスト兼ライターです。アメリカへの移住から生活まで初心者が知っておきたい情報を発信していきます!アメリカに住んでみたい人や海外に憧れている人にとっても役立つ情報が満載です!

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