そういえば去年、我が家の先住猫モモ君(3歳)が、尿路結石になりました。
原因は、私が考えるに、ストレスだったと思います。もともと気弱で心優しいモモ君でしたが、新しくポニョ君(生後8週間)を迎えたことが大きなストレスとなってしまいました。家庭に赤ちゃんが生まれ、上の子が「パパとママを取られた」と感じるのと同じ心境だったような気がします。
そんなモモ君、緊急で動物病院のUrgent Careへ行き、詰まっていたクリスタルを除去してもらったのですが、医者からは「高い確率で再発する」と言われました。
その時の治療費に関する記事はこちらから
そんなモモ君、決して早くはなかった道のりで少しずつ回復しました。今回は、回復の過程で工夫したことをいくつかご紹介します。
2階におトイレを設置
1階に設置していたおトイレに加え、2階にもおトイレを設置しました。以前では、モモ君がおトイレを使用中にポニョ君がちょっかいを出すので、モモ君はおトイレに行きたくても安心して使えない状況でした。しかし、おトイレの数を増やしたことで、モモ君にとってもおトイレへ行きやすい環境ができました。
2階に噴水を設置
尿路結石からの回復過程で大切なことは、とにかく水をたくさん飲んで尿道を詰まらせない事でした。医者からは、できるだけ水分を多く摂取するために食事はドライではなくてウェットにするようにと言われたほか、塩分が多めで喉が渇いて水を飲みたくなる「Urinary care」用のフードにしてください、と処方箋まで出ました。
しかしモモ君、ドライのフードに慣れているので、ウェットは食べてくれません。とりあえず塩分高めのフードにし、ポニョ君がちょっかいを出せない場所でなら水も飲んでくれるのではないかと、1階だけでなく2階にも猫用の噴水を設置しました。
おトイレのお掃除は大変だった
尿路結石になると、尿道が詰まるのでトイレへ行ってもおしっこが出ません。出ないので、尿意がなくならず、頻繁におトイレへ行きます。
モモ君も、トイレに行ったら2、3分ずっと入ったまま。出てきても数分後にまたトイレへ行くという状態でした。
この状態で飼い主が気づいて病院へ行けば、治療できるチャンスはあります。でも猫の場合、体が小さいので、尿道が完全に詰まってしまうと、3日で亡くなるのだそうです。だから、早期発見と早期治療がとても大切なのですね。
病院で尿道のつまりを解除してもらうと、おしっこはとりあえず出るようになります。しかし、つまりを解消すればすぐに元通りになるというわけではありませんでした。
本人がおトイレへ行って踏ん張ると、おしっこが1滴か2滴出る、という感じです。それでも、出ればOKだと医者に言われました。
トイレへ行く回数は必然的に多くなりますし、どういうわけかおトイレの周りが砂まみれにもなりました。
そのお掃除は、とにかく大変でした。
完全治癒に2ヶ月以上
2か月ぐらいすると、おしっこの量や頻度はほぼ正常に戻りました。
しかし、私が感覚的に「よし、これでもう大丈夫だな」と思えるまでには、3ヶ月ぐらいかかりました。
その頃には、赤ちゃんだったポニョ君もしっかり去勢手術を受け、年齢的かつ精神的にも少し落ち着いてきて、モモ君とも絆が生まれ、二人で仲良く遊んだり一緒にお昼寝をするようになりました。



現在、あれから10ヶ月が経ちますが、再発の気配はありません。
しかし、一度なったら再発しやすいという医者の言葉を胸に刻み、おトイレのチェックは欠かさずに頻繁に行っている今日この頃です。