ツイッターでも寒くなるとヒーターの設定温度を何度にしているかで話題となりますが、我が家でも毎年のように話題、というか設定温度を上げろとかダメだという討論会が実施されます(笑)。
そりゃ、暖房費を払わなくて済むのなら、ヒーターをガンガンにして家の中ではタンクトップに短パンで過ごせたら最高かもしれません。しかし暖房代を払う身としては、そんな贅沢は敵なことをしていたのでは、あっという間に破産してしまいます。
そこで今回は、冬のヒーターの設定温度は何度にするのがベストなのかを調べてみました。
目次
1.政府が推奨する最適な温度は?
暖房の設定温度は、最終的には自分たちが快適だと感じられる温度、もしくは暖房費と快適さとのはざまで妥協できる温度にするのがベストだと思います。我が家ではそうしています。
実は、Department of Energy(エネルギー省)では、おすすめの設定温度を公表しています。これによると、
- 昼間、家に人が居る時には68℉~72℉が最適
- 夜もしくは不在の時には温度を下げて62℉~66℉にするべし
とのことです。政府が膨大な統計や専門家からの意見を総合的に判断すると、このぐらいの設定温度が妥協点なのだそうです。
2.今日からできる!室内を温める方法
上記の設定温度は、温かい南部のエリアなのか、それとも北海道より寒い北部のエリアかによっても、感じ方は大きく違います。DC周辺に住んでいる我が家の設定温度は、
- 平日の昼間は67℉から68℉(座りっぱなしで仕事する私とニャンコだけなので)
- 夕方から寝るまでは70℉(69℉じゃ寒かった)
- 寝てからは63℉(ただし、電気毛布を使ってます)
- 週末は昼間は69℉、夜は70℉
にしています。いろいろ試した結果、これが妥協点でした。
ちなみにこの設定温度で毎月かかる暖房代は、200ドル超。ガスのセントラルヒーティングで、家の広さは冷暖房が作動するベースメント含めて4,000sqです。窓ガラスは寒冷地仕様の2重ガラスになっています。
室内温度をできるだけ高く維持するためには、自分でできることもいくつかあります。
- 昼間はカーテンとブラインドをあけっぱなして光を入れる
- シーリングファンを冬モードの弱で回す
- 隙間風は徹底的に阻止する
- 暖房設備のフィルターを交換する
それと、これは室内を温める方法ではないのですが、冬はしっかり靴下を履いて、スウェットの上下を着用してます。Tシャツだったり素足だったりすると、寒いです。
3.平均的なアメリカ人は暖房費にいくら使っている?
冬の暖房費、我が家ではできるだけ予算内に収めたいので、寒さに耐えながらも病気にならない程度に温めています。しかし、どんなに凍える季節でも家の中ではTシャツで過ごしたいという人も意外と多いアメリカ人。他の家庭では毎月の暖房代がいくらぐらいなのか、気になる人は多いですよね。
ある電力会社の調査委によると、平均的なアメリカ人世帯の暖房費は、年間で900ドル程度なのだとか。暖房が必要になるのは11月から3月ぐらいまでの5か月。そう考えると毎月180ドル程度という計算になります。我が家と同じぐらいですね。
ちなみに暖房は、
- 一つ一つの部屋を暖めるタイプよりも、セントラルの方がコスパは良い
- 電気で温めるタイプよりもガスの方が安い
- つけたり消したりを繰り返すより、低温でつけっぱなしの方が効率的
のようです。古い設備よりも新しい設備の方が消費電力やエネルギー効率が良いので、あまりにも古いものなら買い替えるという方法も、長期的には安くなるかもしれません。
住んでいる場所や家の広さ、どのぐらいの湿度が快適か、また天井の高さなどによって、かかる暖房費は千差万別です。そのため、毎日の生活の中で微調整しながら、快適さと光熱費との妥協点を見つけることをおすすめします。