私の夫は、ストレスで食べてしまうという最悪なストレス解消法を持っており、そのせいで結婚した時と比べて150lb程度も増えてしまいました。アメリカ人に多い「食べるとすぐに脂肪がついてしまう」体質でしたし、若い頃はゴリマッチョ体型だったので、それが全部脂肪に変わり、さらに脂肪が上乗せされたような感じでした。
目次
ここでは、確実にやせるダイエット方法を紹介しているわけではなく、ダイエットの効果を保証するわけでもありません。個人的に取り組んだ食事の内容を紹介しているものです。もしもトライするなら、自己責任で。
1.ダイエットのきっかけは病気
ダイエットは、これまでも数えきれないほどトライしたことがあります。しかし、何をやっても痩せませんでした。その理由は、
- 食事のカロリーが高い
- 食事の量が多い
- ビール大好き
- 食べる時間も悪い(寝る直前とか)
- 膝が悪くて運動できない
- ストレス解消が食べること
だから。
しかしそんな夫が去年。大腸憩室症で手術をしました。
夫の入院エピソードについてはこちらから
その過程で、おそらく自分が死ぬかもしれないという恐怖を感じたのだと思います。実際に体調もよくありませんでしたし、医者も「体重が問題」と明言していました。ERで死ぬほどつらい思いもしたので、そのタイミングで食事を見直すことに決めたのです。ちなみに夫は糖尿病予備軍でもあり、すでに薬を飲んでいました。
この時ばかりは夫は私のアドバイスに耳を傾けてくれたので、私が作る食事以外はほとんど食べなかったと思います。だからでしょうか、半年ほどで夫は100lbも痩せることができました。
運動で痩せたわけではありません。口から摂取する食事を見直しただけです。
今回は、アメリカ流の食生活という選択肢しかない中で100lb痩せたリアル飯を公開します!
2.朝はしっかり食べた

朝食は、毎日自宅で食べました。食べるものは毎日決まっており、
- 青汁
- グレープフルーツジュースもしくはオレンジジュース
- パン
- ゆで卵
- リンゴ
です。以前はスクランブルエッグにチーズを乗せて食べてましたが、少しでもカロリーを減らすべく、ゆで卵に変えました。ジュースは、できるだけ糖質が少ないグレープフルーツやオレンジを選びました。
3.昼は基本的に食べない
夫は冷暖房が完備されたオフィスでのデスクワークです。通勤は車なので、ほとんど体を動かすことがありません。ランチを食べるなと私が命じたわけではありませんが、夫は「お腹が空かなければ食べない」というスタンスにしていた所、いつの間にか食べないことが普通となったようでした。
それでも彼のオフィスにはコーヒーがあり、ノンカロリーのミルクと砂糖を入れて飲んでいました。その他、カロリー低めのグラノラバーなどをオフィスに常備しており、適当に食べているようでした。
4.昼食べないなら夜はそれなりでもOK
夫はランチを食べないため、夕方にはお腹を空かせて帰宅するようになりました。私自身も、一日中何も食べていないのなら少しカロリー多めでも問題ないだろうと思いましたし、1日2食なら、少しでもワクワクするような食事にしようと考えました。
ただし、そんな中でも食事の量や糖質には気を遣いました。小麦粉を使っているパスタやパンなどはできるだけWholeWheatへ変え、ケチャップなどの調味料も糖質が少ないものへ買い換えました。
写真は、実際に食事を改善した直後から記録を残すために撮影した夕食の写真の一部です。

私は栄養管理士などの資格は持ってませんし、いちいち食事のカロリー計算もしません。慣れない難しいことをしても続かないので、最初からしませんでした。
その代わり心掛けたことは、
- 炭水化物は徹底的に控える
- 肉より魚
- 揚げ物をするなら白身魚とか鳥の胸肉
- 買い物ではSugar FreeとWhole Wheatを探す
- 根菜が入った野菜スープが登場するようになった
- カロリー控えめで満腹感のある食事を工夫した
5.食事だけをみると??かも
食事だけを見ると、本当にダイエット食なの?と思う人がいるかもしれません。
そうですね。私も今から振り返ると、脂質をもっと減らせたかもなと思います。
しかしこういうメニューでも大幅なダイエットができたのは、
- ビールをはじめ、お酒は一切飲まなかった
- おやつも食べなかった。食べてもポップコーン
- 痩せていく自分を実感できてモチベーションがアップした
- 50lb程度痩せたところで膝にかかる負担が軽減され、ウォーキングできるようになった
ことが大きいと思います。
私自身も、夫の食生活改善をサポートするため、自宅におやつやアイスクリームは置かないようにしましたし、食事は夫とほぼ同じでした。ちなみに夫が100lb痩せた期間に、私は10lb痩せました。
6.ダイエット飯で気を付けること
我が家では現在でも、ダイエット飯を継続しています。
夫が死ぬかもしれないという状況の中、真剣勝負のダイエット飯を作っていて気を付けたことは
- 食べても良い。何を食べるかが重要。
- 一人じゃ頑張れない。でも夫婦で二人三脚なら頑張れる。
- 低カロリーで楽しく食事をすることもできる。
- 何よりも続けることが大切。続かない方法は意味なし。
でしたね。
夫の周囲にも、同じように「病気が原因で大きな減量」をした人がたくさんいます。そのほとんどが口をそろえて言うのは、運動よりも食生活を変える。という事です。もちろん運動も良いのですけれど、アメリカで生活していると何もかもが高カロリーなので、運動だけで痩せることは難しいような気がします。
やはり食生活を改善することって、中高年の健康管理という点では、とても重要だと思います。