配偶者が亡くなったら、何をすれば良いのか?

長い期間ずっと生活を共にしてきた配偶者が亡くなったら、言うまでもありませんが悲しみに打ちひしがれてしまい、もう立ち上がれないかもしれません。

しかし、そんな遺族の感情には関係なく、法的にしなければいけない手続きは山のようにあるでしょう。

もしも何をしなければいけないのか分かっているのなら、悲しみに暮れながらも子供や弁護士のサポートを受けながら一つずつ片付けることができます。こうした手続きは、遅かれ早かれしなければいけない事なので、速やかに気持ちをこらえて対応してしまう方が、後からすべてが楽になるような気がします。と、他人事のように考えていれるのは、おそらく私も夫もまだ若くて元気だからなのだと思います。

遅かれ早かれ、その時はすべてのカップルに訪れます。

目次

  1. 死亡届をゲットする
  2. 遺言を執行する
  3. 名義の書き換え
  4. 税金はどうすれば良い?
  5. その後はマイペースで作業すればOK

1.死亡届をゲットする

パートナーが亡くなったら最初にすることは、まず医者に死亡宣言をしてもらう事です。病院やホスピスで亡くなった場合には、そこにいる医師が対応してくれますが、例えば朝起きてこないのでおかしいと思って見に行ったら亡くなっていた、なんて時には、まずは911に電話をして救急車で運んでもらい、そこで死亡宣言をしてもらう必要があります。

知らない人はいないと思いますが、配偶者が死んだからと言って、勝手に庭に穴を掘って埋めたり、悲しいのでしばらく放置するのはNGです。捕まります。

もし亡くなった配偶者が会社に勤務していたなら、職場にも連絡を入れましょう。

葬儀の手続きなどは、おそらく自分でネットで調べなくても、死亡宣言を受けた時に専門の人がいろいろサポートしてくれると思います。死体と一緒に途方に暮れる、なんてことにはならないので、安心しましょう。

さて、最初のハードルは、死亡証明書(Death Certificate)をゲットすることです。これは人が死んだら必ず発行してもらえるもので、法的な手続きをする際にはほぼ間違いなく、提出するように言われます。

死亡証明書は、最高10部までもらえるので、多めにもらうことをおすすめします。その理由は、さまざまな機関で「オリジナルを提出してください」と言われるからです。

もしも、もっと必要になった場合には、州のVital Statistics Officeからさらに発行してもらえます。

2.遺言を執行する

パートナーが残したプラスとマイナスの資産が共同名義(ジョイント名義)の場合には、口座の凍結と言った措置は全くなく、そのままこれまでと同じように利用できます。銀行の預貯金、クレジットカード、住宅ローンの返済など、日常生活に影響が出ないことは、残された側にとっては大きな安心感だと思います。

共同名義ではない資産があった場合には、それがどうなるのかは法的に決めてもらわなければいけません。もしも遺言があるのなら、遺言通りに処理されるため、まずは遺言を見つけてください。理想的なことは、亡くなる前に遺言書の有無を聞いておくことですね。

遺言書がない場合には、検認を行う裁判所の裁判官が、誰が執行するかを指名してくれます。多くの場合には、配偶者や子供となります。

なお、一般的な預貯金などは共同名義ができますが、IRAに関しては共同名義ではなく個人名義となっています。多くの場合、ネットで相続人を指定できるので、元気なうちに指定しておくと良いでしょう。

もしも共同名義以外の資産が多くあったり、不動産が含まれている場合には、悲しみに暮れながら手続きに追われるのはとても大変です。ぜひ弁護士に丸投げしましょう。

3.名義の書き換え

共同名義の資産は、死亡証明書を提出するだけで手続きが終了となることが多いです。それまでは共同名義だったものを、単独の名義に変えるだけなので、時間もそれほどかかりませんし、口座が凍結という事もありません。

パートナーが死亡したことを通知しなければいけない機関は、いくつかあります。

  • ソーシャルセキュリティ事務所 →配偶者の受給をストップして、自身の遺族年金の受け取りに切り替える
  • 生命保険会社 →死亡証明書と、生命保険の契約番号が必要です。
  • 健康保険会社や介護保険会社
  • 銀行やカード会社などの金融機関 →共同名義でも死亡証明書を提出する

しかし検認のプロセスでは、一つ一つの資産の目録を作って価格評価をして、、と気が遠くなるような作業が必要になることもあるようです。

この作業には、数か月かかることもあります。

4.税金はどうすれば良い?

アメリカにも、相続税の申告はあります。しかし、日本のように何か月以内に耳をそろえて払えという事はなく、毎年行うTax Returnの時期に「申し上げますが、私の配偶者は去年なくなりました」と申告します。

もしも相続税の支払いが必要な場合には、そこで支払うことになりますが、アメリカの相続税は控除枠が2ミリオン程度あって太っ腹なので、庶民なら気にする必要はありません。

また残されたあなたが市民権を持っている場合には、配偶者間の相続は無制限で無課税です。

5.その後はマイペースで作業すればOK

法的な手続きは、できるだけ早めに済ませるのがベターです。しかしその他の手続きは、急がないとはいえ、故人へのリスペクトという意味でもしっかりと対応したいですね。例えば、

  • パスポート →キャンセルした後、返却してもらえる
  • 運転免許書
  • SNSでの最後のご挨拶
  • パートナーが個人的に利用していた有料サブスク
  • Eメールのアカウントを追悼して閉じる
  • 有権者登録から抹消

アメリカの相続法と借金の影響

日本の相続では、預貯金や不動産などプラスの財産を相続するなら、借金などマイナスの資産も相続しなければいけないというルールがあります。アメリカでも、基本的には同じような考え方です。しかし、預貯金も不動産もほぼすべてがジョイントと呼ばれる共同名義のアメリカでは、借金の取り扱いは若干異なっているようです。

目次

  1. 基本的には被相続人の財産で精算
  2. 住宅ローンはどうなる?
  3. クレジットカードの借り入れは?
  4. 学生ローンの取り扱いは?
  5. 自動車のローンは?
  6. 医療の未払いなどはどうすれば良い?
  7. ちなみに我が家は。。

1.基本的には被相続人の財産で精算

借金や借入と言っても、どんなタイプの借入かによって、扱いは若干異なります。アメリカでは基本的に、自身の借り入れを配偶者や子供から強制的に取り立てることはありません。しかし死ぬ前に何か資産を持っていたのなら、そこから回収して精算されます。

アメリカでは誰かが亡くなると、その人がどんな資産を持っていたのかを検認という手続きで把握します。この期間内に、債権者(お金を貸していた側)は「返して欲しいです」と申告すると、亡くなった人が持っていた資産が返済に充てられることになります。

2.住宅ローンはどうなる?

もしも夫婦のジョイント名義で住宅ローンを組んでいる場合には、返済義務は残された側へ自動的に移行します。もしも亡くなった夫だけの名義で住宅ローンを借りていて、残された妻がそこで暮らしている場合には、夫の資産である住宅を売却してローンの返済に充てられることになり、当然ですが、そこで暮らす妻は追い出されてしまいます。

そうならないためには、住宅という不動産と住宅ローンという資産をどちらも妻が相続してローンを払い続けるという選択肢がベストですね。

「ちょっと待って、そんなの払えない!無理!」

となりそうな人は、とりあえず住宅ローンを返済できる金額の生命保険を相手にかけておくことをおすすめします。ふざけているわけでも冗談でもありません、アメリカ人の多くは、生命保険を使って住宅ローンの支払いを行います。

3.クレジットカードの借り入れは?

クレジットカードの残債も、名義がジョイント名義なら、残された側が支払うことになります。そのカードは夫しか使っていなかったという場合でも、ダメです。

ただしアメックスのように、共同名義ではなくてカードの契約者は一人で、配偶者や子供が「承認ユーザー」となっている場合には、話は別です。これは、ジョイントではないので、承認ユーザーに支払い義務は発生しません。

もしも亡くなった夫に相続できるような資産がない場合には、クレジットカードのローンは消滅します。ただし不動産や預貯金を残していたら、そこから精算されます。

4.学生ローンの取り扱いは?

公的な学生ローンは、本人の死亡によって消滅します。亡くなった人が資産をたくさん持っていたとしても、家族に支払い義務はありませんし、資産を使って返済する必要もありません。

ただし民間の学生ローンは、上記の住宅ローンやクレジットカードの借り入れと同じように、連帯保証人やジョイント名義になっていることが多いため、残された人に返済義務が移行します。

5.自動車のローンは?

自動車のローンも、名義によって支払い義務があるかどうかが変わります。もしも車の名義が亡くなった夫のみで、ローンがたくさん残っているので払いたくないという場合には、その車をローン会社に差し押さえてもらうと良いでしょう。

ローンの名義が亡くなった人のみということは、遺族が売却したくても勝手にはできませんよね。そのため、差し押さえさせて車を持って行ってもらい、後はご自由にどうぞ、というスタンスができます。

ただし、亡くなった夫の形見の車をそのまま乗り続けたいという場合には、ローンの返済を引き継ぐことで車も残された自分のものになります。

6.医療の未払いなどはどうすれば良い?

医療費は、医療機関の采配によるところが大きいようです。

もしも未払いの金額が少なければ、医療機関はあきらめて口座をクローズしてくれることがあるようです。死んだので回収不能、という事ですね。

しかし金額が大きければ、話は別。死んだ人が何か資産を持っているだろうと予測して、検認の際に回収に来るかもしれません。

その場合には、亡くなった人が持っていた預貯金や不動産などの資産を使って精算を迫られます。

7.ちなみに我が家は。。

ちなみに我が家は、プラスもマイナスもすべての資産がジョイント名義なので、私が先に死んでも、夫が先に死んでも、そのまま支払いは通常運転となります。夫の方が圧倒的に稼いでいるため、もしも彼が先に亡くなると残された私には経済的な負担が重くのしかかるわけですが、その時のために生命保険にはしっかり加入しています。

帰国せずに日本からの相続手続きはできるのか?

相続は、親がなくなった時に発生するだけではありません。日本で暮らす兄弟が独身だった場合にも、自身が相続人となりますよね。親が亡くなればお葬式などで帰国するけれど、兄弟の場合にはちょっと分からない。。。という人は、きっと私だけではないと思います。

考えてもみて下さい。自身と年齢がそれほど違わない兄弟が亡くなるという事は、自分もそれなりの年齢になっています。80歳とか90歳になって、日本に誰も身寄りがいない状態でわざわざ日本へ帰国して、よく分からない相続の手続きをするだなんて、考えただけでも鬱になりそうです。

そこで今回は、日本からの相続が発生した場合、一度も帰国せずに手続きができるのかどうかを検証しました!

目次

  1. 帰国せずに相続はできる!
  2. 海外在住者が必要な書類とは?
  3. 頼るべき存在は司法書士、丸投げしよう!

1.帰国せずに相続はできる!

相続する私たちが海外に住んでいる場合でも、日本での相続手続きは変わりません。もしも相続人が自分一人になった場合でも、相続の手続きは同じです。

必要な書類がすべて揃っていて、日本に手続きをしてくれる人がいるのなら、私達は一度も帰国する必要なく、相続の手続きができるようです。実際にしている人もいるので、できないことはないと思います。

ただし、日本で手続きをしてくれる人が親戚でも司法書士でも、書類のやり取りなどは郵送ですることになるため、時間は気が遠くなるほどかかるという声は多いですね。

2.海外在住者が必要な書類とは?

海外在住者が日本での相続手続きをする際には、必要な書類がいくつかあります。

サイン証明書

サイン証明書は、アメリカ各地にある日本大使館で出してもらえる他、自身で作った証明書をローカルなUPSでNotarize(公証)してもらってもOKです。ただし、Notaryによっては、日本語で書かれた書類を公証することに抵抗があったり、外国語の書類に公証すること自体がNGとなっている地域もあるので注意が必要ですね。

在留証明書

不動産を相続する際には、在留証明書が必要です。在留証明書は、日本大使館で発行してもらいますが、日本に住民票が入ったままの人や、アメリカ市民権をとっている人には発行してもらえません。

アメリカ市民権をすでにとっている人は、まず国籍放棄の手続きをした上で下記の相続証明書を発行してもらうことになります。

相続証明書

海外で暮らす相続人がすでにアメリカ市民の場合には、在留証明書ではなくて相続証明書を発行してもらいます。これは宣誓供述書とも呼ばれているもので、自身が相続人ですと宣誓した上で自己申告をしたものを証明書にし、それを公証してもらうというものです。

国籍放棄の手続きをすると私達の戸籍は抹消されるため、相続人ですよという証明をしてくれるのが、この証明書というわけですね。

3.頼るべき存在は司法書士、丸投げしよう!

日本で暮らす人でも、相続の手続きは書類がややこしかったりするので、司法書士や税理士、または弁護士に依頼することが多いようです。

特に問題はなくて法的な手続きだけを代行して欲しい→司法書士

税金面でも対応して欲しい→税理士

相続トラブルが起こっていて困っている→弁護士

と、誰に依頼するべきかは状況によって異なります。しかし、特にトラブルがなくても海外に住んでいると手続きが死ぬほど面倒になることは、容易に想像できますよね。

そのため、私自身は、将来その時が来たら司法書士の先生に丸投げしようと計画しています。

クレジットレポートを無料でゲットする方法!

アメリカで生活している人にとっては切っても切り離せないクレジットレポートとクレジットスコア。これは、国民に割り振られているシリアル番号的なソーシャルセキュリティ番号によって管理されている金融情報がレポートにまとめられたもの、そしてそのレポートの内容を元に信用度が数値化されたものです。

このクレジットレポートとクレジットスコア、20年ほど前にはなかなか無料で照会することが難しく、レポートを見るために20ドル程度を支払い、スコアを教えてもらうためにさらに20ドルぐらいを支払っていた記憶があります。

しかし近年では、いろいろな所でクレジットレポートやクレジットスコアを照会できるようになりました。クレジットカードを作ると、特典の一つとしてクレジットスコアがいつでも無料で照会できるというサービスは、よく知られているかもしれませんね。

そこで今回は、クレジットレポートを無料でゲットする方法をご紹介します!

1.Annual Credit Report.com

おそらくアメリカ国内で、無料のクレジットレポートの提供を始めた最初の機関はココじゃないかと思います。そしてここは、アメリカ政府のお墨付きも獲得しており、信頼できる機関としても知られていますね。

Annual Credit Report.comで無料のレポートを取得したい人はこちらから

クレジットレポートは、EquiFaxやExperian、そしてTransUnionの3つの機関が管理していますが、各機関のものを年に1回だけ無料で取得できます。

難しい手続きは不要で、自宅のパソコンから気軽に申請できますし、何なら取得したレポートをプリントアウトして内容を精査することもできます!また、パソコンが苦手な人は、電話(1-877-322-8228)でも申請できますし、郵送で申請してもOKです。

Annual Credit Report Request Service
PO Box 105281
Atlanta, GA 30348-5281

海外からアクセスはできない

以前、私が日本にいる時にアクセスを試みた所、海外からはアクセスができませんでした。アメリカで生活している人のためのサービスなので、セキュリティ上、海外からアクセスができなくても、まぁ仕方ないかもしれませんね。

無料はレポートだけ

このサイトで無料なのは、クレジットレポートだけです。クレジットスコアは無料ではありません。

2.Experianの公式サイト

アメリカ国民の信用度を管理している機関の一つであるExperianでは、公式サイトからレポートとスコアを無料で照会できます。

Experianの公式サイトはこちらから

3.Equifaxの公式サイト

Equifaxもまた、Experianと並ぶクレジットレポートの発行機関です。こちらでも、年に1度は無料でクレジットレポートを取得できます。

Equifaxの公式サイトはこちらから

4.Transunionの公式サイト

TransUnionも、上記2機関と並んで、クレジットレポートを管理発行する機関で、年に1度は無料でレポートを照会できます。

TransUnionの公式サイトはこちらから

5.他にも民間のサービスは多い

上記は最も信頼できる機関ですが、他にも民間のサービスでクレジットレポートやクレジットスコアを無料でチェックできるサービスはたくさんあります。

銀行が発行するクレジットカードにも、特典としてついていることが多いですし、自身の金融資産を管理するソフトやアプリなどでも、無料でクレジットレポートやクレジットスコアにアクセスできるものは増えています。

IDがなくても投票できるのか?

選挙の際のルールは、州によって多少異なります。しかし多くの場合には、本人であることを証明するためのIDが必要不可欠です。

多くの場合には、運転免許証を身分証明書として使われますが、必ずしも運転免許証でなければだめという事はありません。都会に住んでいる人だと、運転しないから運転免許証を持っていないという人もいるかもしれませんよね。

その場合には、

  • 写真付きのID(有効期限内)
  • 光熱費の請求書(最新のもの)
  • 銀行のステートメント
  • 政府から送られてきたチェック
  • 職場が発行した給料明細書
  • 政府が発行した書類(名前と住所が載っていればOK)

など、基本的には名前と住所を確認できれば免許証でなくてもOKです。

政府の公式サイトで確認する人はこちらから

IDがない!これって投票できないの?

人によっては、自身の名前と住所が記載されている書類が全く手元にない!という人もいるかもしれません。その場合には、投票できるかどうかは州によって扱いが異なります。

州ごとのルールはこちらから

投票できる場合には、本人ですという宣誓書に署名することが求められたり、何かしらの本人確認の作業はあります。

ただし、これは少数なので、かなり高い確率でクロスチェックが行われますし、虚偽の申告をすれば刑事罰に処されるでしょう。くれぐれも、そんなヤバいことはしないようにしてくださいね。

アメリカにもあるよ!不在者投票!

4年ごとに到来する大統領選挙。アメリカでは一大イベントで、半年ほど前から大きく盛り上がりますが、盛り上がれば盛り上がるほど大変になるのが、

選挙日の混雑

です。

信じられないかもしれませんが、アメリカの州によっては、投票しやすいエリアと、死ぬほど投票しづらいエリアとがあります。

投票しづらいエリアでは、

  • 住民の数に対して投票マシンが少なすぎる
  • その結果、投票の列が長蛇となり、投票できるまでに8時間以上かかる。
  • 投票所によっては、列に並んでいる間の飲食禁止という鬼畜のルールがある
  • 並んでも投票時間内に自分の順番が来なくて投票できない可能性もある

など、まったく信じられない事態が起こります。たまにニュースにもなりますね。

そのため近年では、不在者投票(Absentee Voting)をする人が増えています。

ちなみに我が家も、家族3人全員が不在者投票をしています。

目次

  1. 不在者投票は事前申請が必要?
  2. 不在者投票の申請をしよう
  3. 不在者投票の注意点

1.不在者投票は事前申請が必要?

不在者投票は、事前に州に登録しておかなければいけません。しかも、州によって、誰が不在者投票の対象となるかが異なります。身体的な障害を持つ人だけが郵送で不在者投票できるという州もあれば、仕事などの理由でもOKという州もあります。

州ごとの対象者を公式サイトでチェックしたい人はこちらから

不在者投票の登録をすれば、この先ずっと郵送で投票できる州

  • Arizona,
  • DC
  • Maine
  • Maryland
  • Michigan
  • Minnesota
  • Montana
  • New Jersey
  • New Mexico
  • Virginia.

身体的な障がい者だけが永久不在者投票の申請ができる州

  • Alabama
  • Connecticut
  • Delaware
  • Illinois
  • Kansas
  • Louisiana
  • Mississippi
  • New York
  • Tennessee
  • West Virginia
  • Wisconsin

高齢者なら永久不在投票の登録ができる州

  • Louisiana
  • Maine
  • Wisconsin

永久不在者投票に登録しなくても、有権者として登録していれば投票用紙を自動的に郵送してくれる州(郵送で投票しても良し、投票用紙を持参して投票所に行っても良し)

  • California
  • Colorado
  • Hawaii
  • Nevada
  • Oregon
  • Utah
  • Vermont
  • Washington 

その他の州は、不在者投票の申請をすると、1年間だけ有効なので、毎年この申請をする必要があります。面倒ですが、やっておくと、全ての選挙で事前に自宅からさっと投票できるので、とても便利です。

2.不在者投票の申請をしよう

州によって申請方法は異なりますが、私が住んでいる州では、

  • ネットで申請できる
  • 本人確認のために運転免許証の番号を入力
  • その場で不在者投票の登録が完了

という流れです。

申請しておくと、投票日の4週間から6週間ぐらい前に、郵送で投票用紙が届きます。

記入方法を間違えないように投票し、表の封筒に自筆で署名をしてポストへ投函すると、投票が完了します!

3.不在者投票の注意点

不在者投票をする際には、いくつか注意点があります。

  • その州の運転免許証を持っていたほうが、事前の登録がスムーズ
  • 不在者投票には締め切りがあるので、間に合うように返送するべし
  • 自筆の署名は確認されます。必ず自分で署名すること

この点を守れば、事前に投票を済ませることができ、選挙の投票日には長蛇の列に並ぶ必要がなくなります!

アメリカの選挙や投票に関する公式サイトUSA.govはこちらから

今日は何が届くかな?便利な事前通知サービスとは?

アメリカでも日本でも、郵便物は郵便局の人が自宅のポストまで持ってきてくれます。アメリカには、その日の郵便物が何かを画像で事前に知らせてくれる便利なサービスがあることはご存じですか?

それが、USPSのInformed Deliveryサービスです。

目次

  1. Informed Delivery Serviceとは?
  2. 登録方法は簡単、もちろん無料
  3. UPSやFEDEXでもできる

1.Informed Delivery Serviceとは?

これは、USPSが提供しているサービスの一つです。登録すると毎朝メールが届き、今日配達予定の郵便物、そしてUSPSが届けてくれるパッケージの追跡番号を教えてくれます。

その日に届く郵便物のみという制限はあるものの、郵便物の紛失などは素早く気づけるので、とても便利なサービスだと思います。

2.登録方法は簡単、もちろん無料

このサービスの登録方法は、簡単です。

1.USPSにアカウントを作る(無料)

まず最初に、住所と名前でUSPSにアカウントを作ります。

USPSのサイトはこちらから

2.身元確認の作業

他人が自分に成りすまして勝手にサービスを利用しないように、登録したメールアドレスへ確認メールが届きます。もしかしたら現在では、スマホの番号で確認を取れるかもしれません。

3.便利な機能が使えるように

身元確認が取れると、郵便物のお知らせだけでなく、提供されているサービスを使えるようになります。例えば、

  • パッケージの追跡番号や通知の設定
  • パッケージの集荷依頼
  • 受取のサインが必要なパッケージへの電子署名

3.UPSやFEDEXでもできる

ちなみに、こうしたパッケージ配達のお知らせは、UPSFedExなど民間の業者からも提供されています。それぞれ、アプリやサイトから無料アカウントを作ると、いつどこでパッケージが発送されて、いつ配達予定か勝手にリスト表示されるので、とても便利です。

アメリカにサヨナラするとかかるExit Taxとは?

現在はアメリカで働いて暮らしている人の中には、老後には日本や別の国へ移住して暮らしたいと考えている人がいるかもしれません。

賃金もまぁまぁ高いけれど、それ以上に物価が高くて生活しづらいアメリカよりも、アメリカから年金を受け取りながら物価が安い国で暮らしたいと考えても、不思議なことではありません。

しかし、もしもアメリカから海外への移住を考えているなら、Exit Taxについても知っておいた方が良いかもしれません。

目次

  1. Exit Taxとは?
  2. 課税対象となる資産
  3. 税金の申告は最後のTax Returnで
  4. 失ったアメリカ国籍、再び取得できるのか?

1.Exit Taxとは?

Exit TaxとはExpatriation Taxと呼ばれている税金で、アメリカにもう住まない人が対象です。

  • アメリカ国籍を離脱する市民
  • 過去15年のうち8年間以上をアメリカで生活していたグリーンカード保持者の永久帰国

海外へ移住してもアメリカ市民であり続けるなら、Exit Taxはかかりません。なぜなら、アメリカでは世界のどこで暮らしていてもアメリカへ税金を納めろというルールがあるからです。

海外で暮らしている人は、アメリカ市民権を持っている期間はアメリカに毎年Tax Returnをし、他の国の国籍を取得したなどの理由でアメリカ国籍を離脱する際には、最後のTax ReturnでExit Taxの申告を行います。

2.課税対象となる資産

アメリカ国外に持っている資産も課税対象

課税対象となる資産は、アメリカ国内に持っている資産だけではありません。世界中に持っている資産すべてが課税対象となります。

例えばアメリカに不動産を持っていたら、売却しようがしまいが関係なく、課税されるタイミングでの時価に対してかかります。

申告義務が生じるのは、全資産の合計が76万ドル以上(毎年変わる)の場合です。けっこう微妙なハードルなので、自身が対象となるかどうかを見極める必要があると思います。

リタイヤメント口座の資産も対象

IRAや401Kなどのリタイヤメント口座に入っている資産は、通常の税金申告なら引き出さない限りは課税対象外ですが、Exit Taxは全額が課税対象です。

また、アメリカ国外に持っているリタイヤメント口座に対しても、Exit Taxがかかります。

3.税金の申告は最後のTax Returnで

Exit Taxの申告は、IRSに対して行う最後のTax Returnで行います。Turbo Taxのようなソフトを使って申告している人なら、Exit Taxについて詳しく理解していなくても、ソフトがきちんと申告してくれます。

4.失ったアメリカ国籍、再び取得できるのか?

アメリカは二重国籍を認めている国なので、自分から自主的に国籍を放棄しない限りは、ずっとアメリカ国民でいることができます。

しかしアメリカ国民でいる限り、海外に住んでいてもアメリカへ所得税の申告を毎年しなければいけません。それに住んでいる国にとっては、いろいろな手続きが面倒だったり、職業などに制限が設けられることがあるかもしれません。

アメリカ国籍を放棄するのは、自身の判断で決めれば良いでしょう。しかし一度離脱したアメリカ国籍を再び取得するためには、7年から10年間という長い年月がかかってしまうことは覚えておきましょう。

グリーンカード保持者の場合には、再取得が難しいという話はチラホラ聞きます。

長い人生、国籍をどうするかの決断は、先の先まで考えたうえで慎重に決めたいですね。

家賃もカード払いができる!メリットとデメリットとは?

日本でも最近では、賃貸アパートの家賃をクレジットカードで払える物件が増えていると聞きます。アメリカでも、家賃をカード払いできる物件は珍しくなく、息子様が借りているアパートでも、銀行口座からの引き落としを選択できるだけでなく、カード払いにすることもできます。

便利なカード払いですが、家賃というまとまった金額をチャージする際には、メリットとデメリットを知っておく必要がありますね。

メリット

  • 利用金額に応じてカードのポイントやマイルがどんどん貯まる
  • キャッシュバックタイプのカードなら、実質的な家賃が安くなる
  • 銀行残高を気にすることなく払えて便利
  • 毎月しっかり完済すれば、クレジットヒストリーに貢献

※ちなみにこれらのメリットは、クレジットカードを使った場合に限られます。デビットカードは、同じカードでもクレジットカードのようにポイントやマイルをためることは難しいですし、クレジットヒストリーにも貢献はしてくれません。

デメリット

クレジットカードを使って家賃を払う事には、デメリットもあります。

  • カード払いだと手数料が数パーセントかかることが多い
  • きちんと支払いをしなければカードの利用金額があっという間に上限になる
  • カードの利用額が増えることで、場合によってはクレジットスコアが下がる
  • クレジットカードを持てない人には無関係

息子様のアパートは、メインの名義人は息子様、保証人は夫となっています。毎月の家賃は息子様がきちんと払うべく、銀行口座を登録し、自動引き落としにしています。

保証人である夫はクレジットカードを念のために登録してあり、万が一の緊急時にはカードを使って費用を負担する、というスタンスにしています。

ちなみに何でもカード払いができるアメリカでは、私大の高額な学費も、クレジットカードで払えます。しかし手数料が5%ほどチャージされるので、支払う金額が大きければ手数料だけでも数千ドルになってしまうかもしれません。

私も以前、大学費用のカード払いを考えたことがありました。しかし、この手数料を計算しただけで腰が抜けてしまい、マイルが貯まるだなんて姑息なことを考えるのはやめ、銀行口座からの引き落としで払いました。

カード払いをする際には、手数料をしっかり計算することをおすすめします。

ワンストップで貯金と投資ができるAcornについて解説!

以前のブログでご紹介しましたが、私は息子様が大学生になったタイミングで、積立信託を始めました。それが、Acornという投資プラットフォームでした。

積み立てを始めたきっかけはこちらから

もともとは、投資に興味があった息子様のために開設した口座でした。

少額をコツコツ積み立て続けることで得られる複利(Compound)のメリットや、積み立てによるリスクヘッジを理解してもらいながら、元本が保証されていない投資でも継続することで増える喜びを知ってもらいたいというのが、きっかけでした。

その後、なんだか面白くて私もすっかりハマり、現在では投資口座だけでなくCheckingやSavingの口座も開設しています。

そこで今回は、Acornのメリットやデメリットを客観的な目線で解説します!

目次

  1. Acornがラインナップしている商品
  2. メリット
  3. デメリット
  4. Acornはどんな人におすすめか?

1.Acornがラインナップしている商品

AcornのWebサイトへ

Acornからラインナップされている商品は、

  • 積み立て型の信託投資 →特定の株式を売買するのではなく、リスクレベルを選んで後はお任せ
  • Traditional IRAとRoth IRA →個人年金。
  • 将来の子供の学資積み立て
  • Checking Account →Checkingでも年利3%がつく
  • Saving Account →こちらは年利5%

です。

ここで注目したいのは、Acornは投資信託オンリーという点です。自身で特定の株式を売買するわけではありません。

息子様は当時、Appleの株が欲しいとか、Facebookの株を買いたいなどと言っており、信託は視野に入っていませんでした。そのため、私が口座を開設しても全く嬉しそうではなく、ほぼ完全放置でした。

でもあれから数年がたち、完全に忘れ去っていたものが数千ドルになっていたことに、彼はどうやら軽い感動を覚えたようです。

そう、これが積み立て型投資の醍醐味なのです!

おっと、話がそれました。

Acornでは最初に、リスクを大中小の3択から選びます。そして後は、Acornのプロにお任せというスタイルです。投資をしたいけれど減るのが嫌だという人や、何を買えばよいか分からないという人にとっては、信託は一押しです。

また、これは積み立て型の投資なので、毎週何ドルを入金するかを自分で決めます。何ドルを積み立てるかは自由ですが、選択肢が$3とか$5ぐらいで少額なので、多くの場合には、引き落としがかかってもほぼ気づかないレベルです。

ちなみに、毎週の積立はしません、という選択もできます。ただこれだと全く増えないので、おすすめはしません。

2.メリット

私が実際にAcornを使ってみてメリットだと感じた点は、

  • 少額の積み立て →知らない間に勝手に増える
  • 普段の買い物で出るお釣りの端数($0.98なら2セント)が投資に回る
  • Checking口座でも利子がつく →ほとんどの銀行はつかない
  • Saving口座だと年利は5% →少額でもつくのは魅力
  • 給料の振込ができる
  • Checkingアカウントならデビットカードが出る
  • ポイント制度があり、ネットショッピングの利用金額に応じてポイントという名のボーナス投資がついてくる

です。店舗を持つ金融機関ではありませんが、Routing#とAccount#があれば、ネットでチェックブックを作ることはできます。

3.デメリット

メリットだけではありません。もちろんデメリットもあります。

  • 毎月の利用料金がかかる →$3, $6, $12があり、利用できるサービスの内容が変わる
  • ATMからのDepositができない
  • 受け取ったチェックのDepositがスマホでできない
  • 店舗がない。カスタマーサービスは基本的にネット。

この点から、Acornをメインバンクにするのは、おすすめではありません。給料の振込はできるものの、手元の現金やチェックを入金しづらいというのは、Acornに限らず、最近のネットバンクには多く見られるデメリットのような気がします。

4.Acornはどんな人におすすめか?

私と息子様とでは、ライフステージは全く異なりますが、個人的にはどちらにもAcornはメリットがあると思っています。

私→家計に全く負担をかけることなく、息子様に何かプラスで残したい

息子様→知らない間に勝手に資産が形成されていたら、将来きっと嬉しい

毎日の生活に負担を掛けず、精神的にもストレスを感じることなく、少しずつコツコツ資産を形成できますよというのが、Acornの醍醐味だと思いますね。そう考えると、

  • ネットオンリーのサブバンクを探している人
  • まとまった金額の投資は無理だけれど、毎月数ドルならできるという人
  • 小銭を貯めてコツコツと資産形成をしたい人
  • 20年、30年というスパンで手を付けずに積み立てできる人
  • すぐに下ろせるCheckingやSavingでも利子がついたら嬉しいという人
  • 子供に実践的な金融教育をしたい人(毎月$12だと子供向け口座やアプリがあります)

もう一度言いますが、家族のメインバンクをAcornにすることは、おすすめしません。面倒なデメリットがあるからです。

しかし、すでにメインバンクはあって、夫に内緒で小銭をプールして増やしたい人や、専業主婦だけれど将来子供にまとまった資産を残したい人にとっては、Acornは気軽に始めることができて、いろいろ便利なプラットフォームだと思います。

Acornの口座開設はこちらから