アメリカの洗濯事情。洗濯機ナシ、外干しNGって本当?

アメリカの洗濯事情は、日本とは大きく変わります。まず、アパートには、洗濯機を自宅に置けない物件がたくさんあります。それに、自宅に洗濯機があっても、外にほすのはNGとなっているアパートは少なくありません。これって普通なのでしょうか?洗濯機がなければ、洗濯はどこでしたら良いの?と不安になってしまいますよね。

目次

  1. アメリカのアパートには洗濯機がない物件は多い
  2. 洗濯はどこですれば良いの?
    • アパートに共同のランドリールームが設置されている
    • コインランドリーへ行く方法もアリ
  3. アメリカは洗濯の頻度が少ないって本当?
  4. メリカでは洗濯物を外に干すのはNG
  5. 洗濯機を自宅内におけるアパートの探し方

1.アメリカのアパートには洗濯機がない物件は多い

日本では、ワンルームのアパートでも、古いアパートでも、だいたい各世帯に1つ洗濯機を置くことができます。古いアパートになると、洗濯機は玄関の外なんてこともありますが、そうでなければ狭いワンルームでも家の中に洗濯機を置くスペースは設けられています。

しかしアメリカでは、洗濯機を各家庭に置けないアパートがたくさんあります。間取りが広い物件になれば、洗濯機を置くスペースがあったり(In Unit)しますが、ワンルームタイプや2BRぐらいの間取りでは、洗濯機が自宅の中に置けない物件が多くなります。

自宅内に洗濯機が置けない間取りになっている場合には、自分で勝手に洗濯機を買って設置するのはNGです。アパートの契約にも記載されていると思いますが、勝手に置くと水漏れなどが起こった場合、賠償責任を問われてしまいます。注意してくださいね。

2.洗濯はどこですれば良いの?

自宅に洗濯機がついていない場合には、どこで洗濯をするかという点で2つの選択肢があります。

アパートに共同のランドリールームが設置されている

アパートの多くは、建物ごと、もしくはアパート群の中に住人用の洗濯施設が設置されています。部屋に洗濯機がなくても、そうした施設を使えば、車で遠く離れたコインランドリーに足を運ばなくても、すぐそばで洗濯ができますね。

アパートに置かれているランドリールームでは、洗濯機と乾燥機が数台ずつ設置されていて、住人が自由に利用できる仕組みになっています。アポなどは不要で、必要な時に洗濯物を持っていき、サッと洗濯することができます。

ただし、共同なので、洗濯物を持って行ったけれど他の人が既に使用中だった、ということはあります。その場合には、少し時間を置いて再チャレンジするか、別の日に洗濯をすることになります。

アパートに設置されているランドリールームの使用は。無料の所もたまにありますが、多くの場合には、洗濯機が$1.50~$2.00程度、乾燥機は30分毎に$1.00~$2.00と料金がかかります。洗濯機と乾燥機にコインを入れるスロットが設置されていて、そこに25セントコインを必要な数だけ入れると、洗濯機もしくは乾燥機がスタートする仕組みになっています。

アパートに設置されているランドリールームの使用は、一般的なコインラインドリーと比較すると料金がリーズナブルな設定となっていることが多いです。

また近年では、住人に対してプリペイド式のカードを発行し、それを使って支払いをするアパートも増えてきました。プリペイド式なら、25セントコインと常備する必要がありませんし、アパートの住人以外が無断でランドリールームを使用できません。そういう目的があるのかもしれませんね。

小さめサイズの洗濯機・乾燥機が多い

アパートに設置されている洗濯機と乾燥機は、サイズという点ではかなり小さめなケースが多いです。業務用の大きめサイズが置かれていることは稀で、ほとんどは家庭用の洗濯機と乾燥機、その中でも小さめサイズが選ばれていますよね。

単身世帯なら、週に1度の洗濯で、洗濯機を1回回すだけで充分かもしれませんが、家族世帯では、1回回すだけでは全く足りず、何回も回す羽目になってしまうこともあります。そうすると、洗濯機を使うたびに課金されるのは割高ですよね。

そんな人は、住んでいるアパートにランドリールームがあっても、コインランドリーに足を運ぶのがおすすめです。

コインランドリーへ行く方法もアリ

住んでいるアパートにランドリールームが設置されていない場合や、ついているけれどいつも混雑していて使い勝手が悪い場合、また洗濯機と乾燥機のサイズが小さすぎて何回も回さなければいけない場合などには、街にあるコインランドリーを利用するのがおすすめです。コインランドリーは、アメリカではLaundromat(ランドロマット)と呼ばれていて、コインランドリーというビジネス施設のことを指します。

日本にもコインランドリーはありますが、日本だと家庭で洗えない布団を洗うとか、雨が続いて自宅で干せない時など、ニーズに応じてたまに利用するという人が多いですよね。しかしアメリカでは、アパートに洗濯機がついていない世帯も多いため、日常的にコインランドリーを使う人が日本よりも圧倒的に多いという特徴があります。そのため、コインランドリーは街のいろいろな場所にありますし、台数も充実していて、とても使いやすくなっています。

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サイズが大きめの洗濯機・乾燥機もアリ

コインランドリーでは、基本的に業務用の大きめの洗濯機と乾燥機が複数台設置されています。一度に選択できる量が多いので、家庭用の洗濯ものなら、1度回せばOKです。それに、同時に複数台の洗濯機を使っても、誰からも白い目で見られることがありません!そのため、こちらの洗濯機で家族の服を洗い、隣の洗濯機では布団や毛布を丸洗い、ということも可能です。

業務用で大きめサイズの洗濯機と乾燥機ということで、利用料金はアパートに設置されているランドリールーム使用よりも、若干高めとなります。しかし、何回も洗濯機を回す必要がなく効率的に洗えるという点で、人気がありますね。

支払いは25セントQuarterで

コインランドリーのデメリットは、やっぱり「支払いがクオーターでなければいけない不便さ」だと思います。洗濯機と乾燥機にコインを入れるのですが、お札も受け付けてくれたらどんなに楽なことか!と思ってしまいます。

先日、我が家の洗濯機の調子がわるくなり、久しぶりにコインランドリーへ行きました。いくらか分からなかったので、とりあえず自宅にあった25セントコインをかき集め、5ドル分を持参したのです。

そしたらなんと、洗濯機の利用料金は値上がりしていて、1回あたり6ドルでした。お財布の中を見ると、持っていた現金は20ドル札。仕方ないので、20ドル札を両替機に豆乳して、クオーター100枚をゲットしました。はい、とても重かったですね。

もしかしたら将来的には、洗濯機や乾燥機が改善されて、カード払いOKになる可能性はあるかもしれません。しかし、利用する人がそれほど多くないためでしょうか、中々技術開発が進まないのが、コインランドリー業界の悲しい所なのかもしれません。

洗剤は販売されているので手ぶらでOK。だけど持参すればタダ!

洗剤や柔軟剤は、コインランドリーで販売しています。なので、手ぶらで行っても問題はありません。しかし、やっぱり割高なので、自宅で購入したものを持参するのが、リーズナブルだと思います。

洗剤を持参するなら、個別分包されているPODタイプが一押しです。必要な分だけを持参できるので重くなりません。

洗濯中は何をしていればよい?

コインランドリーに行った場合、洗濯が終わるまで30分から1時間ぐらいの時間がかかります。そこから乾燥機に入れると、更に1時間ぐらいの時間がかかりますよね。合計2時間、アメリカ人は何をして過ごしているのでしょうか?

コインランドリーの中には、子供が遊べるスペースが設けられていたり、雑誌が置かれている所もあります。また、多くのコインランドリーはショッピングエリアの中にあり、待ち時間を利用してスーパーで買い物ができたり、ドラッグストアをうろうろする、なんてことも可能です。

多くの人は、コインランドリーに設置されている椅子に座り、スマホで遊びながら待っています。

3.アメリカは洗濯の頻度が少ないって本当?

日本では、洗濯は毎日するという家庭が多いですよね。これは、いろいろな理由があります。

  • 洗濯機で洗ったら外に干すため、洗濯物を溜めると量が多くなって困る
  • 洗濯物を溜めると汚れが取れにくくなる
  • 自宅で洗濯できるので、苦痛でない

などがありますが、アメリカでは日本人のような考えを持つ人は、それほど多くはありません。多くの場合、たくさん洗濯物が溜まっていても、洗濯は週に1度と決めている家庭がとても多いのです。

単身世帯なら、1週間洗濯物を溜めても、量はそれほど多くはならないでしょう。しかし、3人家族とか4人家族、アメリカではもっと多い大家族などもいるので、そうした家庭では洗濯物を1週間も溜めてしまうと、一人では洗濯籠を持てないほどの量になりますし、洗濯機を回す回数も多くなってしまいます。

その大量の洗濯物を持って、アパート内のランドリールームやコインランドリーに足を運び、一気に洗濯をするわけです。想像するだけでも、かなり時間がかかる重労働だと思いませんか?

そうです、アメリカでは洗濯という家事は「力が必要な重労働」だと考えられています。

4.アメリカでは洗濯物を外に干すのはNG

アメリカのほとんどのアパートでは、洗濯物を外に干すのはNGとなっています。アパートごとに禁止となっているのが一般的ですが、中には都市全体で禁止となっている所もあります。最初にアパートの契約をする際にも、その契約書に明記されていることが多いので、スッキリ太陽光に洗濯物を当てて干したいと思っても、残念ながらできません。

その理由は、美観を損ねる、犯罪防止、そして洗濯機とセットで乾燥機を使う風習があるから。

特に、美観を損ねるという理由で禁止されていることは多く、洗濯物が外に干されていると不動産としての価値画下がってしまうこともあるのだそうです。

もちろん、周囲に他に家がないような田舎なら、外に干そうがどこに干そうが、誰にも迷惑をかけるわけではないので、問題ありません。

日本でも、女性の一人暮らしは外に洗濯物は干さない方が良いと言われています。アメリカでもそれは同じで、アパートの外に女性のセクシーな下着が干されていると、外から、どこに女性が住んでいるのかが分かってしまいますよね。犯罪防止という点においても、外干しをしたくないという人はたくさんいます。

それに、アメリカでは自分のプライベートを他人に知られたくないと考える人が多いという特徴があります。「他人の洗濯物なんて興味なし」という人も多いですし、「見たくないから外に出すな」と考える人もいたりします。そのため、洗濯物を外に干したくないという人が多く、他人にも干してほしくないという人が大半です。

5.洗濯機を自宅内におけるアパートの探し方

毎日洗濯することに慣れていて、自分の洗濯機は自宅の中に設置されていることが「普通」の日本人にとっては、アパートを探す際にも、できれば洗濯機が自宅の中に設置できる物件を選びたいですよね。

ワンルームなどでは難しいですが、3BRぐらいの間取りになると、洗濯機を自宅内における物件を見つけられる可能性はグンとアップします。

アパートの物件探しでは、いろいろな条件検索ができますよね。その中で Laundry in unitという条件を選択してください。こうすれば、自宅の中に洗濯機と乾燥機を設置できるスペースが設けられています。

アメリカの歯医者は高額!?

アメリカに来ると、とにかく医療費が高額というイメージが強すぎて、医者にかかることもためらってしまう人は多いですよね?確かに、アメリカの医療は日本と比べると比較できないほど高額ですが、その中でも歯医者は別格です。ここでは、アメリカの歯医者にかかると、どのぐらいの費用がかかるのか、そして歯医者で治療を受ける方法などをご紹介します。

目次

  1. アメリカの歯科治療は高額?
    • 加入している健康保険に歯科プランがあるかを確認する方法
    • ガッカリ、歯科はカバーされていなかった。どうする?
    • うちは駐在。大丈夫だよね?
  2. アメリカでの歯医者の見つけ方
  3. 歯科治療はどのように進む?
    • クリニックに来院してチェックイン
    • まずは歯科助手がお口の中をクリーニング
    • いよいよ医師が登場
    • 治療はその日は行わず
  4. 歯科治療の相場はどのぐらい?
    • 歯科検診とクリーニング
    • 虫歯治療
    • 神経の根幹治療(Root Canal)
    • 歯周病によるディープクリーニング
  5. 歯科保険の選び方
    • Deductible(年間の免責額)
    • 保険を安く抑えるコツ
  6. アメリカの歯医者はココがすごい!
    • 麻酔フレンドリー
    • テレビ付き歯医者が多い
    • 通院回数が少ない
    • 待ち時間が少ない
※写真はイメージです

1.アメリカの歯科治療は高額?

アメリカで歯科治療を受ける際には、まず最初に、健康保険で歯科治療がカバーされているかどうかをチェックすることから始めましょう。日本では、健康保険に加入していれば、内科でも外科でも歯科でも、基本的にはリーズナブルな料金で治療を受けられます。しかしアメリカでは、健康保険の中に歯科プランが含まれていない場合があるので、要注意です。

この場合には、まずは歯科保健に加入した上で歯医者に行くことを、強くお勧めします!

加入している健康保険に歯科プランがあるかを確認する方法

健康保険は、プランごとにどこまでカバーされるかが異なります。歯科治療でも、チェックアップやクリーニングなどの予防歯科分野ならカバーするけれど、後はしないというプランもありますし、歯科治療は全くカバーしないというプランもあります。

確認する方法としては、加入している健康保険の会社に電話をして確認するか、それともホームページで紹介されているプランのBenefitを確認するという方法が良いでしょう。

ガッカリ、歯科はカバーされていなかった。どうする?

もしも加入している健康保険で歯科の治療がカバーされていない場合には、どうしたら良いのでしょうか?方法は3つあります。

  • 加入している健康保険のOpen Season(11月ごろ)まで待ってから、歯科プランを追加する
  • 個人で歯科保険を購入する
  • 自費でそのまま治療する

ちなみに、自費でそのまま治療することは、おすすめしません。信じられないほど高額な治療費になってしまいます。

うちは駐在。大丈夫だよね?

駐在でも、保険会社のプランによっては歯科治療がカバーされていないというケースは少なくありません。手厚い保険を会社が選んでくれているはず、だと過度の期待をせずに、まずはBenefitをチェックしましょう。

2.アメリカで歯医者を見つける方法

アメリカには、たくさんの歯医者があります。しかし、歯医者ならどこに行っても良いというわけではありません。健康保険プランのネットワークごとに、ネットワーク対象となる歯医者と、そうでない歯医者とがあります。

自分が通えるネットワーク内の歯医者を見つけるためには、健康保険のホームページもしくはアプリを使い、dentist(歯医者)を検索して見つけます。歯医者と言っても、口腔内手術を行えるOrthodontistなどもいますが、チェックアップや虫歯治療、歯周病治療などは、General DentistなどでOKです。

歯医者を見つけたら、いよいよ電話で予約を入れます。日本でも歯医者は予約制が多いですが、それでも緊急の時にはアポなしでも来院すれば受診できますよね。

しかしアメリカでは、アポがなければ見てもらえない可能性が大です。そのため、まずは電話で予約を入れてください。緊急の場合には、いかに緊急なのかを電話で訴えれば、できるだけ早い時間や日時に予約を入れてもらうことができるかもしれません。

電話予約をする際には、どんな目的で受診したいのかという質問をされるほか、健康保険の種類についても確認されます。ここで、うっかりネットワーク外の歯医者だと、「その保険はうちで取り扱っていませんよ」と教えてくれます。

3.歯科治療はどのように進む?

クリニックによって、多少の順番は違うかもしれませんが、簡単な流れをご紹介しますね。

クリニックに来院してチェックイン

クリニックにいったら、受付で名前とアポの時間を告げて、チェックインします。これは、日本と同じですよね。この時、初診だと、健康保険証のコピーを取ることが多いので、提示を求められます。2回目以降は、「健康保険は前回と同じですか?」と聞かれ、同じなら再コピーは必要ありません。

一般的なクリニックだと、受付する時にCo-Payを徴収されるところも多いのですが、歯科の場合にはCo-Payシステムが少ないからでしょうか。受付時に徴収される歯医者は、ほとんどありませんね。

まずは歯科助手がお口の中をクリーニング

アメリカの歯医者は、完全個室というわけではありませんが、患者同士が顔をあわせずに済むような個室のようなスペースになっています。そこへ通されると、まずは歯科助手がやって来て、レントゲンを撮るなど、必要な作業を行います。

その上で、医師が診察しやすいように、お口の中をクリーニングしてくれます。日本のクリーニングだと、超音波を使う所が多いのですが、アメリカはマニュアル式が多いですね。私は個人的に、超音波だとキーという高音で謎の痛みを感じるので、アメリカ式のマニュアルクリーニング、つまり手彫りタイプが好きです。

いよいよ医師が登場

歯科助手がお口の中をある程度綺麗にしてくれたら、医師がやってきます。レントゲンを確認したり、口の中を実際にチェックして、虫歯の有無とか歯周病の有無などを検査してくれます。

もし虫歯や歯周病で治療が必要な場合には、どんな状態のトラブルがあって、どんな治療が必要かという説明を受けた後で、治療にかかる費用の見積もりを出してもらえます。

見積もりの出し方ですが、クリニックが健康保険会社に連絡をして、ざっと見積もりを出すことになります。

そして、治療方針及び見積もりに納得した上で、治療を開始することになります。

ここで注意したいのは、アメリカの歯医者では、見積もりを取って患者が納得してから、治療が始まるという点ですね。なんせ日本よりも歯科治療が高額なので、場合によっては「これ、高いな、今回はちょっと無理」なんてことがあるかもしれません。万が一のトラブルを避けるために、まずはお金の話、治療はその後、なのです。

治療はその日は行わず

歯科検診でトラブルが見つかっても、その場で治療することはまずありません。

多くの場合には、次の予約を取らなければいけません。

その理由は、歯医者は完全予約制で、一人の患者の治療時間が決められているからですね。歯科検診だけのはずだった人に、あれもこれもと治療をしてしまうと、時間がかかって次の患者さんに影響があります。そのため、治療が必要な場合には、治療は次回しましょう、となるわけです。

ちなみに、アメリカの歯医者では、何度通院しても再診料はかかりません。治療の内容に対して費用がかかるので、それを1度に終わらせても、3回に分けても、歯医者が受け取れる治療報酬の金額は同じです。

日本だと、再診料が発生するので、ダラダラと治療を続ける医師もいたりしますよね、アメリカにはそういうモノはないので、治療は基本的に早いです。

4.歯科治療の相場はどのぐらい?

アメリカの歯科治療は、内科や外科に行った時と同じで、健康保険がどこまでカバーしてくれるかによって治療費は大きく変わります。ザックリとした目安とか相場を見ても、日本よりはかなり高額だと感じる人は多いですね。

歯科検診とクリーニング

特に問題がない人でも、6か月に1回は歯科検診とクリーニングを進められます。もしもこれを無保険で行うと、相場としては300ドル~500ドル程度かかることが多いですね。しかし、健康保険が歯科治療をカバーしている場合には、自己負担ゼロとなることが多いです。

しかし近年では、健康保険のカバーが劣悪になりつつあり、クリーニングはカバーするけれどレントゲンはカバーしません、なんてこともあります。

虫歯治療

簡単な詰め物をするだけの虫歯治療だと、保険が適用される銀歯(アマルガム)でも、70ドルぐらいかかります。しかし、銀歯の人気が最低なアメリカでは、健康保険がきかない白色のセラミックを所望する人も多く、この場合には1本あたり150ドル~200ドルぐらいかかります。

神経の根幹治療(Root Canal)

虫歯を放置すると、やがては歯の神経にも影響がでて、根幹治療が必要になります。この場合、保険を使っても200ドル~500ドルぐらいかかりますが、無保険だと、治療費は2500ドル~ということが多いです。

歯周病によるディープクリーニング

歯周病の治療としては、スケーリングと呼ばれるディープクリーニングを行うのが一般的ですよね。これは、歯と歯茎の間の隙間をスッキリクリーニングするという治療で、麻酔をかけて行います。かかる治療費は、上下左右のスケーリングで、700ドル~900ドルぐらいが相場となります。

5.歯科保険の選び方

歯科保険商品を選ぶ際には、どんな点に注意して比較検討したら良いのでしょうか?

Deductible(年間の免責額)

歯科保険にも、Deductibleはあります。Deductibleとはつまり、健康保険を適用する前に自己負担として払わなければいけない金額ということです。

例えば、Deductibleが1000ドルの歯科保険だとしましょう。ルートカナル2500ドルという治療をすると、まず自己負担分の1000ドルに関しては、支払いが確定します。そして、残りの1500ドルに対して、保険の適用率に応じた額がカバーされます。もしもルートカナルの適用率が80%だとすると、自己負担分は

Deductibleの分 $1,000

保険適用分($1,500分のうちの自己負担)300ドル

合計の支払額 $1,300ドル となります。

お口の中に自信がある人なら、このDeductibleの額が高めの保険を選んで毎月の保険料を安く抑えるという方法もありますが、年に2回の歯科検診が無料になる保険プランを選ぶのが得策です。

歯科保険を安く抑えるコツ

歯科保険を少しでも安く抑えるためには、既に加入している健康保険に、歯科保険の特約が付いていないかを調べてみてください。独立した歯科保険を個人で購入するよりも、健康保険の特約としてつける方がリーズナブルになることが多いです。

また、保険会社の中には、異なるDeductibleのプランを複数ラインナップしている所もあります。毎月の保険料が高くなれば、やはりカバー率も良くなるわけですが、お口の中の状態によって歯科保険のニーズは変わりますよね。そのため、自分にとって最もリーズナブルな保険を選びたいものです。

6.アメリカの歯医者はココがすごい!

アメリカの歯医者は、日本の歯医者とは大きく違う点がたくさんあります。

麻酔フレンドリー

アメリカの歯医者は、患者の痛みに対してとても良心的です。「何となく痛い気がする」というわずかな痛みでも、より強力な麻酔をしてくれます。ただし、強い麻酔になると、そのあと半日、顔が麻酔で動かない、なんてこともあるので注意してくださいね。

また、痛みに対して恐怖心がある人には、笑気ガスを使ってくれます。ただし、このガスは神経をリラックスさせるものなので、痛みを取り除く作用はありません。

テレビ付きの歯医者が多い

完全個室タイプの治療スペースがある歯医者では、患者の目の前にテレビが設置されていて、治療中には視聴できるところもあります。ただし、映画などは放送されてはおらず、基本的には地上波やケーブルテレビでやっているニュース系を流しています。チャンネルを変えてほしいというリクエストにも、応じてもらえます。

通院回数が少ない

上記した通り、アメリカの医療機関には、再診料という概念がありません。一つの治療に対して費用がかかるので、1回で治療を終わらせても3回に分けても、医師が受け取る報酬は同じなのです。それなら、1回で治療を終わらせた方が、医師にとっては効率的ですよね。

患者にとっても、少ない通院回数で治療が終わることは、大きなメリットがあります。

待ち時間が少ない

完全予約制、アポなし患者は受診不可、となっているからでしょうか。アメリカの歯科クリニックは、基本的に待ち時間はかなり少なめです。受付に座っている人も1人とか2人ぐらいですね。