[DCガイド]アメリカの造幣局へ行ってきた!

アメリカのワシントンDCには、造幣局があり、実際の紙幣が作られています。観光客は事前に予約をすればツアーとして見学することもできるのでおすすめです!

DCには、無料で見学できる博物館が数多くあります。その中には、Working Buildingの中を見学させてもらえることもあり、人気があります。

私は過去2年間、夫が業務でDCの中心に宿泊する機会が何度かあり、その度に同伴しては、昼間を一人観光に費やしてきました。

一人じゃ観光してもつまらない、、という事は全くなく、学校じゃ教えてくれない有益な情報を学べる機会が多いので、私はこの機会を最大限に活用しています!

前回は、アメリカで実際に使われている米国紙幣を作っている造幣局の観光へ行ってきました。

目次

  1. 造幣局は事前アポが必須
  2. 実際におカネを作っている様子を見学できる

1.造幣局は事前アポが必須

DCの中にある施設の中には、見学できるけれど事前にアポが必要な施設がいくつかあります。例えば、ホワイトハウスとか、造幣局とか、FBIビルとか、ですね。

この造幣局(The Bereau of Engraving & Printing)も、事前にアポが必要な施設の一つです。アポは、自分が住んでいる州のRepresentativeサイトから申し込むと、チケットを取ってくれる仕組みとなっています。

造幣局の公式サイトはこちらから

最初は、面倒くさいな、、、と思いましたが、私が住んでいる州を含めて多くの州では、チケットを取るためのサイトがあるので、そこからオンラインで申し込むシステムになっていると思います。私が住んでいる州では、完全オンラインでした。

申し込む際には、運転免許証の番号、いつの何時に行きたいのか、など必要事項を記入すると、議員のアシスタントの方がチケットを取ってくれて、メールで送ってくれます。

2.実際におカネを作っている様子を見学できる

入り口は正直、小さくてしょぼく、うっかりすると通り過ぎてしまいそうな感じですが、造幣局なので自由にドアを開けて建物に入れるわけではなく、セキュリティの人にチケットを見せるとドアを開けてくれる感じでした。

そして、入り口ではDCお約束のセキュリティチェック。空港のセキュリティチェックと同じ要領でチェックをすると、ようやく建物の中に入れます。

建物に入ると、館内全体にぷーんとお金の香りが漂っています。堪能しましょう!

中に入ると、両側に米国通貨の歴史に関する展示品がずらりと並んでおり、それを読みながらアポの時間を待ちます。

この待ち時間の見どころは、やはり1ミリオンの展示です!

10ドル札で1ミリオンなら、このぐらいの量になりますよ、的な展示なのですが、かなりのサイズでした。

アポの時間になると、チケットを確認されてグループ分けされます。

たまに、アポの時間より早く着きすぎてしまい、ラッキーなら前のグループに入れてもらえないかな、、と淡い期待を抱く観光客もいるのですが、残念ながらここではNGです。

私が行った時にも、後ろの方で「あなたのアポまではあと30分ぐらいあるから、待ってろ」とけんもほろろな対応をされていた家族連れがいました。

15人から20人ぐらいの小さなグループに分けられたら、1列に並んでツアーをします。

セキュリティの面から、ツアーの間は、写真、ビデオ、音声録画、一切禁止です。

なので、私も写真を撮ることができませんでした。

ツアーが終わると、ギフトショップへ出ます。ここでは、カットされていない紙幣が販売されています。

米国紙幣は、印刷するだけで完成ではなく、規格通りにしっかりカットされたうえで本物の称号をもらい、そこで初めて正式な紙幣として認められます。

だから、カットされていない紙幣は、自分でカッターでカットしてお金として使おうと思っても、認められないという事ですね。

↑こんな感じ

しかも、お土産商品なので、高いです(笑)。

例えば、私が購入したのは10ドル札がが16枚並んだシートなのですが、10ドルが16枚なら160ドルだろう、なんて単純計算したら甘いですね。

お土産料金が上乗せされて、160ドルだと思っていたものが250ドルもしました(涙)。

お金持ちな方は、100ドル紙幣が100枚並んだ商品もあるので、ぜひチェックしてみて下さい。

ギフトショップでこういうシートを購入すると、賞状を入れるような筒に丸めて入れてくれます。

また店内で販売されていたアイテムが全部というわけではないものの、オンラインで購入することもできます。

→オンラインショップはこちらから

Bureau of Engraving and Printing

301 14th St SW, Washington, DC 20250

予約は各州のRepresentativeから

私のおすすめ度 ★★★★★

小さな子供でも楽しめるか ★★★★

所要時間 ツアーは30分程度

なぜ飛ばぬ?あてにできない航空会社!一番ひどいのはどこ?

私はマイレージを貯めているという理由から、いつもアメリカン航空で飛んでいます。デルタやユナイテッド、そのほかの格安航空会社と比較すると、アメリカンは料金面で割高感がありますが、マイレージのために、と割り切って飛んでいました。予約したフライトの時間が変更されたりと言ったストレスはありましたが、信じられないようなキャンセルや大きな遅延などはあまりなかったと記憶しています。

でも先日、夫の出張で大変な経験をし、フライトの遅延やキャンセルが少ないことは、このアメリカにおいてどれだけ偉大なことなのかを実感しました。

目次

  1. 夫の出張はなぜかデルタ
  2. キャンセルが多い航空会社はどこ?
  3. 避けた方が良いのはココ
  4. 遅れやすい時間帯とは?

1.夫の出張はなぜかデルタ

先日、夫が出張に行きました。基本的に航空券の手配は、夫がパソコンでやっても良いですし、秘書にお願いすればすべて手配してくれたりもします。しかし自分でできることを人にお願いすることを申し訳なく思う夫は、自分で手配したのです。

夫が出張に出かけたのはフロリダでした。あいにくどの航空会社でも直行便がなく、どこかの空港を経由しなければいけなかったのですが、なぜか夫はマイレージを貯めているアメリカンではなく、デルタを予約したのです。

どうしてアメリカンにしないのかと尋ねたところ、アメリカンだとチケットが600ドル超で、デルタだと150ドル程度だったので、節約だと思ってデルタにしたと言ってました。

みなさん、夫は旅行に行くわけじゃありません。出張なのです。航空券は当然ですが会社持ちです。それなのに、なぜか安いという理由でデルタにしました。

そんな会社想いの夫は当日、デルタのせいで地獄を見ました。

  1. フライト予定2時間前になぜかフライトがキャンセル。夫は空港に到着して「へ?」となった。
  2. デルタがリブックした便は、なぜか当日ではなくて翌日の便。これで出張の初日に間に合わないことが確定。
  3. しかもリブックは深夜便。自宅から空港へ向かうと、ほぼ貫徹の状態で出張先に行き、寝ずに一日中仕事をする羽目になるので、空港のホテルで待機した。
  4. いよいよ搭乗。なぜか書類の不備があって5時間の遅延。
  5. この時点で乗り継ぎ便に乗れないことが確定。
  6. 経由地で手配された乗継便は、なぜか8時間も先。しかし、それまでには3便出ている。
  7. もっと早い便にしてくれないかカウンターで問合せようと列に並ぶも、そんな怒り心頭の客ばかりで長蛇の列。1時間列に並んだ挙句、夫はギブアップ。

最悪でした。私の助言を素直に聞いて、最初からアメリカン航空で飛んでいれば、きっと出張の初日にも間に合ったはずです。はい残念。。。

もちろん、私の夫が一度デルタでトラウマ的な経験をしたからといって、デルタ便がすべて最悪というわけではありません。そこで、他の航空会社についても調べてみました!

2.キャンセルが多い航空会社はどこ?

2022年におけるフライトキャンセルを航空会社ごとに比較すると、

  1. Republic Airways – 6.00% →デルタとユナイテッド、アメリカンイーグルの一部を運行
  2. JetBlue Airways – 5.39%
  3. Mesa Airlines – 4.48%
  4. Allegiant Air  – 4.43% 
  5. PSA Airlines – 4.13%
  6. American Airlines – 3.88%
  7. Endeavor Air  – 3.84%
  8. Spirit Airlines – 3.76%
  9. Alaska Airlines – 3.33%
  10. Frontier Airlines – 3.21%
  11. Envoy Airア – 2.96%
  12. Southwest Airlines  – 2.66%
  13. United Airlines – 2.44%
  14. Skywest Airlines – 2.36%
  15. Delta Air Lines – 2.20%
  16. Horizon Air – 1.98%
  17. Hawaiian Airlines  – 0.97%

こう見ると、どこもかしこもよくキャンセルに遅延するな、という印象があります。最もまともなのは、ハワイアン航空でした。

アメリカ国内を飛ぶフライトのうち、2022年には約25%は遅延もしくはキャンセルの扱いとなりました。このデータと見ると、自分が飛ぶフライトがOn Timeだと、それがいかに素晴らしくて優秀で、ラッキーなことかが分かりますね。

私がマトモだと思い込んでたアメリカン航空は、このデータを見る限りではデルタやユナイテッドよりもキャンセルが多かったことも分かりました。もしかしたら、これまで私や家族がOn Timeで飛べていたのは、ただ単にラッキーだけだったのかもしれません。

3.避けた方が良いのはココ

ビジネスインサイダーの情報によると、目的地に予定通りつかないランキングは、

  1. Allegiant Air →半数しかOn Timeで飛ばなかった
  2. JetBlue Airways
  3. Frontier Airlines

でした。少しでもイライラを避けたいなら、航空券は若干高くなるものの、きちんと飛んでくれる航空会社を選ぶのが賢明かもしれません。

4.遅れやすい時間帯とは?

データによると、フライトのキャンセルや遅延は、午後から夕方便にかけて起こりやすいのだそうです。一般的に飛行機の機体はシャトル式に運航しており、1便が遅れると、その日にその機体を使う便はすべて若干遅れてしまう可能性は高くなります。

そう考えると、遅れずに目的地へ行くなら、できるだけ朝早めの便を予約するのが良いようです。

欠航のお知らせは離陸24時間前!困りすぎる!

台風や大雪などの天候によって、飛行機が飛ばないことはあります。珍しくはないですが、あります。航空会社がどの段階で飛行機を飛ばすかどうか決めるのは、おそらく航空会社によってルールが異なるのでしょうし、国際線か国内線かによっても線引きは違うと思います。

私は過去に、日本とアメリカの両方で、飛行機が飛ぶかどうかわからない状況に追い込まれたことがあります。その経験の中で感じたことをご紹介しますね。

目次

  1. 日本はギリギリの判断
  2. 2022年のアメリカ
  3. 欠航かどうかを決めるのは誰?

1.日本はギリギリの判断

あれは確か、2010年ごろだったと思います。当時、沖縄の那覇空港から羽田空港へJALで飛ぶ予定でした。しかし皆さんご存じのように、夏の沖縄は次から次へと台風が通り過ぎ、そのたびに島内はひどい混乱になってしまいます。

私が那覇空港から飛ぶ日にも、あいにく台風が上陸するかどうかという感じだったと記憶してます。その時には犬を連れてのフライトだったため、荷物はかなり多く、前日ごろから飛ぶのか飛ばないのかストレスを抱えていました。

当日の朝テレビをつけると、ほぼすべての便が「欠航」となっています。しかし私が乗るはずの便はまだ飛ぶかどうかは未定となっていました。

忙しいとは思いましたが、私はJALの那覇事務所まで電話をしました。なんせ犬がいますし、片道切符でホテルもチェックアウトしなければいけませんでしたので、飛ばないなら早く知りたかったのです。それに、空港へ向かって良いものかどうかも迷いました。

ちなみに私たちが乗るはずの便は、午後3時ぐらいのフライトでした。

朝7時ぐらいに電話をかけると、けんもほろろに「まだ分かりません」と。

9時にかけても「まだ分かりません」。何時にかければ分かりますか?と食い下がったところ、おそらく少し偉い人だと思うのですが、その方が電話口に出られて、どんな仕組みで飛ぶかどうかを決定するかというプロセスを説明してくださいました。

その方のお話によると、

  • 飛行機はシャトル式になっていて、羽田から来た便に給油をして羽田に戻る
  • 羽田から来た便が着陸できなければ、飛びたくても機体がないから飛べない
  • 飛行機は離陸は簡単だけど着陸が難しい。着陸さえできて機体をゲットできれば飛べる
  • 機体は特定の着陸便が特定の離陸便に使われるので、前後の便が飛べても自分の便は飛べない事態も起こる

とのことでした。そしてその方は、私が乗るはずの離陸便は、午前11時15分に着陸するJALなんちゃら便なので、それが着陸できれば飛びます、空港へいらしてください。とおっしゃってくれました。

那覇から羽田へのJAL便は、夏の繁忙期だったこともあり、おそらく一日に10本近くあったと思います。

そしてその日に離陸で来た便は、10便のうち私の便を含めた2便のみ。前後の便がキャンセルとなる中、どういうわけか私が乗る便は超絶ラッキーだったらしく、飛ぶことができました。

機内では機長様が、「今日のフライトは揺れます。とても揺れます。酔い止めを持っている方は今すぐに飲んでください。飲まないと吐きます。揺れますが、飛びます。皆様を羽田までお連れします。」と男気のあるスピーチをしてくださいました。乗り物酔いする私は、機長様の指示がなくてもとっくの昔に酔い止めを服用していましたが、息子にも酔い止めを飲ませました。

2.2022年のアメリカ

これは私自身ではなく、息子様が去年に経験したことです。

息子様はニューヨークの田舎にある大学へ通っており、車で行くと高速を飛ばして6時間程度かかるのですが、冬季は雪の心配があるので基本的には飛行機で帰ってくるように手配しています。

去年の春、といっても春が訪れるはずの3月に、どういうわけか北西部全体が大雪となりました。しかし息子様が利用するシラキュース空港にとっては、雪なんて冬の風物詩。日常茶飯事です。鼻くそ程度なはずだから雪ぐらいで欠航なんてならないだろう、と思っていました。

そして離陸時間の24時間前、いよいよアプリでチェックインする時間が来ました。ちなみに航空会社はアメリカン航空です。

すると!

ちょうど24時間前に、いつものように「チェックインの時間ですよ~」とメールが来たと思いきや、メールを開いたら、そこに見えたのは「キャンセル」の文字。

へ?????

と思いました。

なぜ24時間前のこんな早い段階で、すでにキャンセルなの??

息子様は明日帰宅しなければいけません。本人そのつもりですし、もうキャンパスから空港へのバスも手配しています。

一瞬、何が起きたかよく分からず、パニックになりながらも息子様へ電話をして事情を伝え、代替手段を模索することにしました。

とりあえずシラキュース空港のサイトへアクセスして離陸便のスケジュールを見ると、なぜか全便がキャンセルとなっており、それも息子様が飛ぶ予定の日だけでなく前日も、ついでにその後も2日ほど余裕をもってキャンセルの扱いとしているようでした。

AMTRAKという電車を使うことも考えましたが、死ぬほど時間がかかる上に、息子様はそんな経験がないので心配です。雪の中、事故リスクを冒しながら夫様と一緒に車で行こうかとも考えたものの、夫様は全く行く気なし。「仕方ないから雪が止むまでキャンパスか空港そばのホテルにいたら良い」と余裕のよっちゃんです。

結局、パニック発作を起こしそうになりながらも、予定していた日の夕方に別の空港へ到着する便を予約でき、残り1席をゲット出来ました。

当日息子様は、ほぼ1日中小さなシラキュース空港で過ごし、昼寝をしたり映画を見たり、またスマホの充電をしながら、とても暇だったそうです。

3.欠航かどうかを決めるのは誰?

どうやらどの段階で欠航にするかを決めるのは、航空会社によって違うようです。私の経験というたった2つの少ない経験から偉そうに考察すると、日系はギリギリまで飛ぶ方向で頑張ってくれるのに対して、アメリカ系は万が一を考えた安全重視で、早い段階でさっさと欠航を決める傾向があるのかもしれません。

ただし、冬季においては空港が離着陸が危険と判断して、空港自体をクローズにする可能性もあります。この場合には、航空会社が飛ぶ気満々でも飛べないというわけですね。

ちなみに空港がクローズとなるのは、凍結などによって滑走路をクリアにできない場合、安全な視界を確保できないなどの理由が挙げられます。

もしも旅行や出張、引っ越しなどで飛行機を利用する場合、すぐにキャンセルする航空会社よりも、ギリギリまで待ってから状況判断してくれる航空会社を選んだほうが、私が沖縄で体験したような奇跡のラッキーチャンスを得られる可能性がありますね。航空会社を選ぶ際には、そんなことも考慮するのが良いかもしれません。