アメリカでは、毎年80万人以上の人が行方不明になっています。行方不明者には、赤ちゃんから高齢者まで幅広い年齢層がいますが、平均年齢は約34歳なのだそうです。
行方不明者の中には
- 家族に所在を知らせずに自らの意志で行方をくらました人
- 事故や災害にあったまま発見されていない人
- 犯罪に巻き込まれた人
などがおり、必ずしも行方不明者=犯罪の被害者というわけでもなければ、行方不明者=死亡している、というわけでもありません。しかし実際には、犯罪に巻き込まれたケースもとても多く、何十年たっても見つかっていない人も数多くいます。
行方不明者が多い州ランキング
どのぐらいの行方不明者がいるかは、州によって大きな差があります。行方不明者が多いのは全般的に、自然が豊かな州、そして面積が広く、人間が足を踏み入れないエリアを多く持つ州がずらりと並んでいます。
| 州 | 10万人当たりの行方不明者数 |
|---|---|
| アラスカ州 | 41.8 |
| アリゾナ州 | 13.0 |
| オレゴン州 | 10.4 |
| バーモント州 | 8.7 |
| ワシントン州 | 8.7 |
| メイン州 | 8.1 |
| ワイオミング州 | 7.8 |
| ハワイ州 | 7.5 |
| モンタナ州 | 6.8 |
| ニューメキシコ州 | 6.8 |
一方、行方不明者が少ないのは、以下の州です。
| 州 | 10万人当たりの行方不明者数 |
|---|---|
| マサチューセッツ州 | 1.8 |
| ロードアイランド州 | 1.9 |
| ジョージア州 | 2.4 |
| イリノイ州 | 2.5 |
| インディアナ州 | 2.6 |
| ニューハンプシャー州 | 2.6 |
| サウス・ダコタ州 | 2.6 |
| ウィスコンシン州 | 2.6 |
| アイオワ州 | 2.7 |
| カンザス州 | 2.8 |
アメリカのスーパーなどでは、行方不明者の顔写真や身体的な特徴が書かれた探し人の掲示板があちこちにあります。胸が痛くなる悲しい現実ですね。
いつの日か、この掲示板に貼られる人がゼロになる日が来てほしいものです。