これまでのマネー講座では、どんな収入でもしっかりと将来に向けて資産形成するために必要なマインドについて学びました。いよいよ今回は、より実践的な内容になります!いきなりここから読んでいただいても置いてきぼりを食らうということはありませんが、まずは正しいマインドを持ったうえでこの実践編を読んでいただいた方が、より納得できるかと思います。
[マネー講座1]カネに舐められるな!主導権を掴め!はこちらから
[マネー講座2]過去を振り返るべからず!無意味な期待もするべからず!はこちらから
目次
- 人生は一度きり、だからこそ心の平和が欲しい!
- 考えられる最悪の状況とは?
- 心とカネの関係
- 親も子も悩む「教育費」
- 首を絞める「クレジットカード」の対処法
- まとめ
1.人生は一度きり、だからこそ心の平和が欲しい!
人生は一度しかありません。YOLO(You Only Live Once)という言葉もあり、一度きりの人生なのだから充実したものにしようという意味で使われています。しかしこうした言葉を聞くと、とかく
「人生は楽しむべき。貯金なんてしてる場合じゃない」
「なるようになる。若いうちはどんどん使ってどんどん遊べ」
「資産形成?そんなものは年取ってから考えればよい」
と刹那的な発想になってしまう人は少なくありません。ハッピーという感情と、カネという現実を切り離して考えることができず、どちらか一方を選ばなければいけないと考えてしまうのです。
ケーススタディ:9-11のその後

アメリカでは、2001年にニューヨークの貿易センタービルがテロリストによって攻撃されるというショッキングな出来事がありました。多くの人が亡くなりました。政府から遺族へ支給されたお見舞金はとても少なかったと以前メディアで話題になりましたが、それとは別に、多くの人が生命保険によってまとまったお金を手にしました。
生命保険というのはもともと、自身に万が一のことがあった時に家族が路頭に迷わずに済む、という目的で加入するものです。9-11で保険金を受け取った遺族の中には、もちろん当面の生活費に充てるなど、必要な所に使った人はたくさんいました。
しかしその一方で、それまでの人生で手にしたことがない大金を手にしたあまり、完全に間違った使い方をしてしまった人がたくさんいたことはご存知でしょうか?
- お金に困っていた友人に、まとまった金額を渡して助けた
- 故人が生前に夢だと語っていたビーチフロントに別荘を買った
- 親戚がおカネを貸してほしいと寄って来て、手元にほとんど残っていない
- 自分をハッピーにするために使わなければいけないと考え、欲しくもない高級ブランドのバッグを買いあさった
など、例を挙げたらきりがありません。
どんなおカネの使い方をしても、使ったその時には一時的にハッピーな気持ちになれるかもしれません。しかし、その後の生活は大丈夫なのでしょうか?
多くの人は、生命保険を受け取ったものの、何に使ったのかよくわからないうちになくなってしまい、愛する人を失った悲しみが消えるわけでもなく、それでいて生活にも困窮するという事態に陥ってしまいました。
ケーススタディ:アリとキリギリス

日本人なら誰もが知っているイソップ童話の一つに、アリとキリギリスがあります。これは、夏の間に働きもせずに遊び惚けていたキリギリスと、冬に備えて夏の間、遊びを我慢してコツコツと働き続けたアリを描いた寓話です。
この物語の結末には、いろいろなパターンがあります。その中でも、後から書き換えられた結末ではなく、オリジナルの結末はどうだったのか、知っていますか?
これは、「アリはキリギリスを助けず、キリギリスは死んでしまう」という結末です。モラル的に問題があるということで、アリはキリギリスを助けるという結末に後から書き換えられたりもしましたが、残念ながら助けてしまったのでは、イソップが最初に目的としていた「学び」の方向がずれてしまいます。
アリとキリギリスは、私が大好きな寓話です。その理由は、アリとキリギリスそれぞれの生き方と結末が、おカネに対する考え方と将来起こるであろう結末に、非常に類似しているからです。
アリが夏に必死に働いたのは、どうしてでしょうか?働きたいからではありません。遊びたくなかったわけでもないでしょう。遊びたいという「感情」を我慢して、「必ずやってくる冬」のために、コツコツと貯蓄をしたのです。
その一方でキリギリスは、「将来のことを考えず」「なんとかなるさ」という気持ちを持ち続け、「今の幸せ」を重視していました。その後に回ってきた「ツケ」が、死だったのです。
2.考えられる最悪の状況とは?
おカネが全てではありません。しかし生きていくうえでは、全ての事におカネが必要です。これ、闇金ウシジマ君の名言の一つです。私達の人生にとって、考えられる最悪の状況とは、何なのでしょうか?
そうです、キリギリスのような「死」です。

具体的には、
- 年金が入ってこない(働いて年金を収めていなければ、一定の年齢に達しても年金はもらえません)
- 生命保険がない(加入して長期間払い続けなければ、受け取れません)
- 貯金がない(これもコツコツと貯め続ける作業が必要です)
これらが全て当てはまってしまうと、老後はとても大変な貧困を経験することになるでしょう。現代社会なら、公的機関からの福祉サービスがありますから、キリギリスのような死を迎えずに済むかもしれません。しかしその場合でも、決してハッピーとは言えない生活が永遠と続いてしまいます。
どうすれば良かったのか?
生命保険を受け取った遺族を思い出してください。この遺族たちは、どうするのが正解だったのでしょうか?
おカネの観点からみる正解は、「負債を可能な限り完済する」の一択です。
世帯ごとに、抱えている負債は異なります。金額が大きいものだと、家のモゲージ(住宅ローン)があるでしょう。その他には、自動車ローンやクレジットカードの返済、その他学生ローンの返済もあるかもしれません。
生命保険のようなまとまった金額が入ってきた場合には、まず最初に、負債をできるだけ完済するのが、将来的にハッピーになるためには最善です。返済してもしなくても、故人をなくした悲しみは消えません。数年後に振り返った時、生命保険で負債がなくなっていれば、心情的な悲しみは残っていたとしても、金銭的な苦しみは軽減できるでしょう。
しかし返済していない場合には、心情的な悲しみに加えて金銭的な悲しみも加わって、二重の苦しみが続くことになってしまいます。
ちなみに、臨時収入が入った場合の賢い対応という点では、宝くじに当たった場合や、ボーナスが入った場合なども該当します。
3.心とカネの関係
人生は一度しかありません。だからこそ、できるだけ多くの時間をハッピーに過ごしたいものです。しかしハッピーでいることは、必ずしも散財しろとか浪費するのが良いというわけでもないのです。
ハッピーな人は、心に余裕が生まれます。焦りや恐怖、不安から解放されて、もっと幅広く物事を見ることができるようになります。おカネについても、例外ではありません。
ケーススタディ:株価急落

全く同じ状況にいても、心にどれだけの余裕があるかどうかで、対応は大きく変わります。例えば、同じ時期に同じ証券会社で、同じ株銘柄を同額購入した2人がいたとしましょう。
Aさんは、株だけでなく他にも預貯金を持っており、長期的な資産形成に積極的に取り組んでいます。一方のBさんは預貯金が全くなく、この銘柄の株価が上昇してくれなければ真剣に困るという状況です。
この二人、株価が急落した場合に、どんな対応をすると思いますか?仮に、同じファイナンシャルアドバイザーが「もう少し待つと株価は再上昇するから、待った方が良い」とアドバイスをしても、心の余裕で人の行動は大きく変わります。
Aさんは専門家のアドバイスを受け、「底値なら買い増そうかな」と考え、更に投資をしました。
しかしBさんは、専門家にそうアドバイスされても不安を抑えられず、手持ちの75%を手放してしまいました。
全く同じ条件で同じものを購入しているわけですから、AさんとBさんが持っている銘柄の時価は全く同じです。その状況でも、心に余裕がある人なら「底値なら買い増して、将来増えることに期待しようかな」と考えられます。しかし余裕がなければ、「このまま下がり続けたら自分には何も残っていない」という恐怖心から、損切りという手段を選択するのです。
株価が急落した時に、買い増すことが良いのか、それとも損切りするのが良いのかについては、市場の状況によっても変わるため、必ずしも買い増すことが良いというわけではないでしょう。しかし、心の余裕という点では、AさんとBさんとでは明確な差があることはお判りいただけたのではないでしょうか。
4.親も子も悩む「教育費」
毎年上がり続ける教育費ですが、アメリカの私立大学の中には、年間の学費が8万ドル(約880万円)という信じられない大学もたくさんあります。4年間通えば、かかる学費だけでも家が一軒買えるほどになってしまうでしょう。
私立大学にかかる学費がこんなに高くても、アメリカ人全員がこの金額を子供が大学へ進学するまでに貯蓄できるわけではありません。一部の上級国民を除いた大半は、教育ローンなどのローンを頼らなければ、学費を工面できません。
ケーススタディ:学費地獄で親破滅

多くの子供は、親の真の経済状況を理解しているわけではありません。私の父親のように、親が毎日のように「あーうちはカネがねー」と言っていれば、そうなのだろうという気もするでしょう。しかし多くの場合には、親は子供に気を遣わせないように、少しぐらい苦しい状況でも隠そうとしますよね。子供が大学を選ぶ際にも、カネが原因であきらめさせたくないという一心から、ついつい無理をしてしまいがちです。
Aさんは、子供のころから比較的欲しいものは何でも親に買ってもらえたので、「うちはそれなりに裕福な家庭なのだ」という意識を持っていました。大学を選ぶ際にも、田舎にある大学ではなく、刺激的な都会にある大学へ行きたいと思いました。親に相談したら、二つ返事で「行きたいところに行けば良い」と言われたほどです。
彼女が進学した大学は、ニューヨークのマンハッタンにある大学でした。学費と寮費だけでも結構な金額を親は負担してくれていましたが、Aさんは大学2年生から、友達とアパートを借りて住むことにしたのです。寮費と比べるとアパート代は若干高かったのですが、Aさんは「うちの親なら大丈夫」と思っていました。
その後も、休みには友達とショッピングや外食を楽しんだAさん。正直なところ、親にどのぐらいの金銭的負担がかかっているかは、あまり考えていませんでした。
そんなAさんが大学4年生の時、両親が持ち家を手放してアパートへ引っ越すことを知りました。不思議に思ったAさんは、両親に聞きました。父親は「アパート生活も悪くないと思ってね」とダウンサイズを強調していましたが、母親の表情が暗いことに気づいたAさんは、母を問い詰めたのです。そうして母の口からきいたことは、Aさんにとって衝撃的でした。
なんとAさんの両親は、Aさんの学費を捻出するために、ローンを借り、それでも足りない分はクレジットカードを使い、それでも足りなくなったために自宅を担保に入れてお金を工面していたのです。そんな時、父親の会社が倒産してしまい、毎月の支払ができなくなってしまったのです。
Aさんは憤慨しました。自分は別に、生活費が高い都会の大学へ進学する必要はなかった。なんなら地元の大学へ進学して自宅から通学し、アルバイトをしながら自分で学費を工面することもできた。寮からアパートに引っ越す必要もなかったし、外食やショッピングもする必要がなかった。もしも親がそんな状態だと知っていたのなら…。
しかし、どう思ってももう遅すぎます。
何が間違っていたのか?
このケーススタディでは、何が間違っていたのでしょうか?
間違い1:親子で経済状態の認識が違っていた
親子でも、家庭の経済状態を正しく認識しておくことは、とても大切なことです。しかも子供は、大学へ進学するぐらいの年齢になれば、大抵のことは理解できます。Aさんの場合には、親がAさんに対して家庭の経済的な事情を一切話さないまま、Aさんは裕福な家庭だと思い込んでしまったことが1つ目の間違いです。
経済状態を理解した上で、それでもAさんが都会の大学へ進学したいと考えるなら、奨学金に応募して負担分を減らしたり、アパートではなく寮に住むとか、キャンパス内でアルバイトをして生活費で親に負担をかけないようにするなど、できる事はたくさんあったでしょう。
間違い2:親が教育ローンを組んだ
親が教育ローンを組む家庭は、たくさんあります。必ずしも、これが間違っているというわけではありません。しかし、自宅を担保にしてまで借りなければいけない経済状態の場合には、親は教育ローンを汲むべきではないのです。
教育ローンは、大学に進学する子供自身でも借りることができます。金利の面で若干のハンデはあるものの、子供は大学を卒業した後に何十年という期間があり、働きながら少しずつ返済できます。
しかし親はどうでしょうか?多くの場合、子供が大学に進学する頃には、親は定年を迎えるまで残り僅かという年齢です。その時点でそれまでの貯蓄を使い果たしたり、自宅を担保に入れてまでローンを借りることは、どんな目的であっても賢明ではありません。
大学の学費を安くする方法についてはこちらから
どうするのが正解だったのか?
それでは、Aさん親子はどうすることが正解だったのでしょうか?

進学前に親子で心を開いて家庭の金銭事情を話し合うべきだった
Aさん親子に限ったことではありませんが、大学への進学を控えている子どもがいる家庭なら、家庭がどういう経済状態なのかを話し合うことは、決して悪いことではないと思います。私の親のように、口を開けば「うちはカネがない」と言うのはNGです。それでは子供が、「本当は持っているのに出したくないから嘘をついている」という気持ちになってしまうでしょう。
話し合う際には、親も正直に状況を説明しましょう。
「大学進学用としてXXXドル貯めてきた。この金額までならキャッシュで払うことができる。しかし、それを超える金額は、教育ローンを借りなければいけない、親の定年まであとXX年ということを考えると、親が借りられるローンの金額は、XXXドルぐらいだと思う。4年間にかかる学費がそれ以上の場合には、申し訳ないが、自身でローンを組んでもらうしかない。収入がなくても学生なら教育ローンを借りることは可能だ。その場合には、親が連帯保証人になっても良いと持っている。」
と正直に説明すれば、子供も大学選びをより真剣に、費用のことも考えながらしたのではないでしょうか。
子供にNOというべきだった
Aさん家庭では、Aさんの大学生活に水を差してはいけないという思いから、親が経済的な困窮に陥っても、Aさんにはできるだけの工面をしてきました。しかし、それは本当にAさんのためになったのでしょうか?事情を知ったAさんに、罪悪感ばかりを植え付けてしまったのではないでしょうか。
Aさんの両親は、父親の会社が倒産した時に、Aさんに隠さず正直に報告するべきでした。また自宅を担保に入れてお金を借りる前に、Aさんに教育ローンを借りて欲しいと言うべきでした。それに、Aさんからショッピングや外食でお小遣いが足りないとおねだりされた時に、アルバイトをして自分でお金を稼ぎなさいと諭すべきでした。
後から後悔しても、全て後の祭りです。
この状態で子供はどうすべきか?
Aさん家庭では、Aさんが無事に大学を卒業するまでに、気が遠くなるような負債を抱えることになってしまいました。この負債、全てAさんの学費や生活費、その他娯楽費として使われたものです。
Aさんに支払い義務があると思いますか?それとも、親が勝手にしたことだから、親が黙って受け入れるべきだと思いますか?
おカネに対して賢い選択をしたいなら、この負債は、親が返済を続けるべきです。理由をお話ししますね。
Aさんの両親は、既に預貯金を失い、自宅も失い、大きな負債を抱えています。たとえAさんが大学卒業後に自宅のそばで仕事を見つけたとしても、簡単に完済できる金額ではありません。それどころか、共倒れになってしまう可能性が高いでしょう。
Aさんには未来があります。大学で学んだ知識があります。それを生かして、自分のポテンシャルを最大にできるような仕事に就くべきです。自分の足で立ち、安定した生活を手に入れることができれば、もしかしたら将来的には両親の金銭的なサポートができるかもしれません。
Aさんの両親は、既に収入と支出のバランスが取れず、経済的な下り坂を猛スピードで転がり続けています。年齢のことを考慮すると、この状態から負債を完済して元通りの生活を手に入れることは、難しいでしょう。
この場合、Aさんの両親にできる事は、債務整理、つまり破産です。破産しても、教育ローンについては返済免除はありません。しかしそれ以外の負債に関しては、たとえばローンやクレジットカードの支払などは、全て返済免除となります。返済額が少なくなったうえで、Debt Consolidateという「おまとめ」のサービスを利用すれば、毎月返済ができる金額で、最低限の生活が遅れる可能性が見えてきます。
5.首を絞める「クレジットカード」の対処法

日本では、クレジットカードは利用した分を全額、翌月に完済するシステムですよね。近年ではリボ払いや分割払いも利用しやすくなっていますが、それでもアメリカの「完全リボ払い」システムと比較すると、クレジットカード地獄に陥るリスクは少ないと思います。
アメリカでは、クレジットカードの返済は基本的に、利用金額に対して数パーセント程度を支払えばよいというシステムになっています。それに、クレジットカード会社は年に1度ぐらいの頻度で、利用金額の上限をアップしてくれます。日本よりもカード払いが一般的ですし、複数のカードを使いながら、あっという間に多重債務者になってしまう人は少なくありません。
どこの国に住んでいても、これからの社会は確実にキャッシュレス化が進みます。そのため、カードを持たないという選択は、賢明ではないでしょう。しかし、だからと言って複数枚のカードを同じように使うのは、賢くありません。
クレジットカードは多くても3枚まで
所有するクレジットカードは、理想は2枚まで、多くても3枚までがベストです。このうち、最も年利が少ないクレジットカードのみをお財布に入れ、そのカードだけを使うようにしてください。そうすることで、毎月のカードの返済が1つだけになります。
残りのカードは、お財布に入っていると誘惑に駆られてしまう可能性があるので、できるだけ自宅で保管することをおすすめします。よくファイナンシャルアドバイザーは、「水にカードを鎮めて凍らせれば、使いたくても使えないから良し」というアドバイスをしますが、氷漬けにしなくても、手が届きにくい場所に閉まっておけばOKです。
テレビを見ながらサッと出せてオンラインショッピングの決済に使えるような場所はNGです。できるだけ、取り出すのが面倒な場所に閉まっておくのがベストです。
複数のクレジットカードの返済をまとめたい、どうする?
複数のクレジットカードを使っていて、今更1枚にしろと言われても無理!という時には、どうすれば良いのでしょうか?
これは、パワーペイメント(Power Payment)のスキルを使うのがおすすめです。
クレジットカードはそれぞれ、金利が異なります。金利を比較して、最も高いカードから、集中的に返済していくのが、パワーペイメントです。他のカードの返済をミニマムにおさえ、余力を金利が最も高いカードへ注ぎます。こうすることで、金利が高いカードの残高が下がってきます。
もしも可能なら、金利が高いカードから低いカードへのTransferという方法もあります。ただし、Transferの際には手数料が取られることがあるため、カード会社から送られてくるキャンペーンなどを利用することをおすすめします。
どのぐらいの残高があるかによって、クレジットカードを完済する期間は異なります。しかし、カードは使わなければ残高は増えません。せいぜい、毎月かかる利子の分だけ増えます。毎月400ドル(4万5千円程度)を返済し、利息分が80ドル(8,800円程度)かかるなら、毎月カードの残高320ドルずつ減る計算となりますよね。、これで、あと何ヶ月で完済できるかの見通しが立つでしょう。
6.まとめ
いかがでしたでしょうか?今回は、私達の日常生活の中でも役立つマネーの賢い対処法をご紹介しました。
- 生命保険(宝くじなども含む)まとまった一時金が入ったら、まずはローンなどの負債を完済
- 教育費が親の老後資金を脅かしてはいけない
- 大学生の子供でも教育ローンは借りられる
- クレジットカードは多くても3枚まで、そのうち使うのは1枚のみ
- 複数のクレジットカードがあるならパワーペイメントで数を減らそう
知っておくだけでも将来どこかで役立つことがあるかもしれません。
もしよろしければ、他のマネー講座記事もご覧ください。
読んでいただき、ありがとうございました。











