人間は誰でも、自分が現在置かれている状況を、客観的に把握することは難しいものです、簡単だと思っても、そこに過去の栄光や未来への期待が混ざってしまうことが多く、自身で冷静かつ客観的に状況把握できる人は、それほど多くありません。しかし、自身の環境を正確に把握することで、思い描いたとおりの未来への一歩を踏み出すことができます。
目次
- 人は過去にとらわれやすい
- 過去にとらわれると何がいけないのか?
- 家庭で徹底しておきたいこととは?
- まとめ
1.人は過去にとらわれやすい
私たちは、100人いれば100通りの性格があります。その中には、過去にとらわれやすい人もいれば、過去は全く振り返らず前だけを見て生きている人もいるでしょう。
「自分は過去にとらわれていない」
と考えている人でも、実際には過去を引きずりながら、過去の姿を現在の自分に投影していることが少なくありません。
- 自分は月収100万円を達成した過去があるから、やればできるのだ
- 異性にモテすぎてウハウハだったことがある。
- 投資で元本を10倍に増やした実績がある
など、過去の栄光とも呼べるような素晴らしく輝かしい過去を持っているかもしれません。またその一方で、
- 貧しい家庭で育ったので、今でも貧乏根性が残っている
- 子供の頃にいじめられた経験があるので、今でも人と話すことがストレス
など、ネガティブな過去が現在の自分に大きな影響を及ぼしていることもあるでしょう。
私たちの性格や習慣、クセや価値観は、子供の頃の生活環境やこれまでの経験によってつくられています。過去の経験なくして、現在の自分はあり得ません。