アメリカ宅配業者UPSで経験した数々のトラブル!

郵便局から送るUSPSが全くあてにならなくなってから数年。私はこれまで、USPSではなく民間の宅配業者UPSをよく利用してきました。以前は全く問題がなかったUPSですが、去年からやたら問題が起こるようになり、最近はでは何か問題が起こるたびに「またか。。」となってしまいます。

ここでは、私が経験したUPSとのトラブルを書いています。UPSバッシングをするわけではなく、あくまでも経験談です。気分を害される方がいるかもしれませんので、あらかじめご了承ください。

UPSに毎日ピンポンされて請求書を送りつけられたエピソードはこちらから

目次

  1. 意味不明な値上げ地獄の巻
  2. Apple Watch行方不明の巻
  3. 意味不明な請求書の巻
  4. 結論:相性が悪いに違いない

1.意味不明な値上げ地獄の巻

UPSに限ったことではありませんが、私は普段パッケージを送る時には、自宅でサイズや重さを測って送料をカード払いにしています。そのうえで、ドロップオフできる店舗まで持ち込んでいます。

自分でサイズや重さを測ると、場合によっては若干のズレが出てしまい、本来かかるべき送料を払ってないじゃないか!というトラブルが起こることがあります。自宅で配送ラベルを印刷している人はカード払いをしているので、その場合にはUPSが発送後にチャージ額の変更を行う流れとなっています。

私はこれまで何度も利用していますが、一度も送料の間違いというトラブルを経験したことはありませんでした。

それが,去年の夏ごろから、急に金額修正されるようになったのです。しかも、毎回。はい、毎回です。

最初は修正されても1ドル程度だったので、「あれ?」と思う程度でした。

それが数か月前には、なぜか10ドルの配送料が修正されて20ドルになっていたり、修正される金額が格段に高くなったのです。

「これはおかしい、何かが変だ」

と思いました。だってサイズは巻き尺でしっかり図ってますし、重さも体重計で測り、若干多めの重量で送料を計算しているのです。送料が倍に修正されるなんて、まったく思い当たる節がありませんでした。

もちろん、UPSに電話とメールで問い合わせしました。料金修正の理由を明確にしてほしいと質問しましたが、ノー返信。

あまりにもそういう事態が毎回起こるし、理由も分かりません。仕方ないので最後の手段として、カード会社へDisputteしました。

Disputeの仕組みについてはこちらから

UPSからの返信はなく、そのまま私のDisputeは通りました。その数、6件です。かなりの数です。

2.Apple Watch行方不明の巻

クリスマスに、息子様が少し前から欲しと言っていたApple Watchを贈ろうと、私はブラックフライデーのセールを利用してAppleの公式サイトで購入しました。

Appleが高額なガジェットを販売していることは誰でも知っていますし、ネットショップで購入すれば当然ですが商品は配送されてきます。FedexやUPSなど追跡できる業者が配送を担当することが多いのですが、犯罪や盗難のリスクを避けるために、Apple製品とはわからない梱包をしてくれます。これは、Appleの配慮ですね。

以前にも何度か利用していますが、特に問題はありませんでした。しかし今回は、届くはずの日にApple Watchが来なかったのです。

UPSのアプリでは「Out for Delivery」と出ていました。つまりこれは、ドライバーがパッケージをトラックにすでに載せていて、配達ルートを巡回しているという事です。

それが来ないのです。

ブラックフライデー後だったので、もしかしたらドライバーが忙しくて配達が翌日に持ち越したのかもしれないと思い、2日ほど待ちました。

それでも来ません。

そこで確信しました。これは盗られたに違いないと。

すぐにAppleへ連絡すると、あちらもそうした事情には慣れているらしく、すぐに同じ商品を再送する手配をしてくれました、

アメリカのネットショップでは、こうした荷物の紛失時の対応は、ショップごとに異なります。Appleのように速やかに再送してくれる神対応のメーカーもあれば、2週間待って届かなければ再送するとか、ひどい業者だと6週間待てというところもあります。

はい、待ってる間にクリスマスは終わります。

3.意味不明な請求書の巻

以前のUPSからのピンポン被害では、誰かがどこかでスマートピックアップなるサービスを勝手に申し込んだらしく、私は訳が分からないまま15ドルの請求書を受け取りました。

その件に関しては、度重なる電話とメールで、解決しました。と思っていたのは私だけでした。

その後、なぜか毎月のように15ドルの請求書が自宅に届くようになったのです。

そして、そのたびにUPSへメールをして、使ってないサービスの請求書が届いたというやり取りのリピートです。作業自体はそれほど時間や手間がかかるわけではないのですが、なんせ毎月同じことを繰り返し、それでも請求書を送りつけてくることを辞めないわけですから、もうこれはハラスメントの域だと思いました。

結局、半年ぐらい同じことを繰り返し、そんな私を可哀そうだと思った夫は、それはハラスメントだから弁護士に相談するかと聞いてくれる始末。そうしている間に、半年ぐらいたってようやく、請求書が送られてこなくなりました。

4.結論:相性が悪いに違いない

UPSと言っても全米各地にブランチや営業所があり、それぞれ信頼度は違います。私が住んでいる地域を管轄しているブランチだか営業所だかは、残念な部類に入るでしょうね。

私はネットショップをよく利用するので、これからもUPSとの付き合いは続きます。でも自分から荷物を発送する際には、もうUPSではなくFedexを使おうと思っています。だって私とUPSは相性がどうやら悪そうだから。

君子危うきに近寄らず。

UPSが毎日ピンポン!なんじゃこりゃ!もうやめて!

数か月前の話ですが、ある日突然、UPS(アメリカの民間宅配業者の一つ)がやってきて、玄関をピンポンしました。普段UPSが荷物を持ってくるときには、たいていは玄関ドアの前にドンと置かれていて、親切にピンポンしてくれることはありません。

それが今回は、なぜか手ぶらのUPSが玄関をピンポンし、しかも外で待っているのです!

「サインが必要な箱でもあるのかな?」

と思いドアを開けると、なぜか半ギレな配達人が

「で?どこ?」

的な表情で待ってます。人の家をピンポンしておいてキレてるなんて、私にとっては意味が分かりません。

「何か用?」

というと、彼は

「荷物だよ、荷物。で、どこ?ないの?」

と言います。どうやら、彼の巡回ルートの中に私の住所が入っていたらしいく、それでやってきたようでした。

そんなこと言われても、私にとっては全く意味が分かりませんし、何かのミスだろうと思ってやり過ごしました。

そこから毎日、UPSの人が荷物をピックアップにやってきました。

私は3日目でキレてしまいました。スッピンの不細工な顔面を相手につきつけ、

「どうして毎日来るの?荷物なんてないの!昨日も今日も、明日もない!」

というと、私よりもはるかに大人な配達員が

「いや、僕たち時給制だからさ、荷物なければなくても良いんだよ。ないって追い返してくれたらいいだけだよ。」

と私をなだめてくれました。

1週間後、なぜか請求書が来た

ten dollars with inscription and building

そこから1週間後、なぜか自宅に請求書が届きました。UPSからです。

開けてみると、中には$15の請求書が入ってました。何も注文したり登録した記憶がないので、また意味不明です。気持ちを落ち着けて熟読すると、Weekly Smart Pickupというサービスに、どうやら私が登録されたようでした。

何のことかさっぱり分からないので、さっそくUPSへ電話しました。

回線は混雑しているらしく、待たされること10分。ようやくオペレータが出ました。事情を話すと、

「それでもあなたの請求書だから、あなたが払ってくださいね。次回からは届かないようにしますから。」と言います。

「へ?知らない間に勝手に誰かがやったことで、どうして私がはらうんだ?」

と思い、怒りに任せて抗議した所、彼女はいたって冷静な声で

「それでは、知らなかったとのことなので、払わなくて結構です。こちらで処理しておきます。」

とおっしゃいました。えっと、知らなかったというのは最初から言っていたことだし、私が抗議しなければ払わせるつもりだったんだ、と少し呆れました。

でもまあ、最初から登録していないサービスを無事に解約でき、支払い義務もないとのことなので、結果オーライにしました。

それから1週間、毎日UPSが来た

登録した覚えもないサービスを解約する際に、今すぐ解約するか、それとも数日後の解約にするかを聞かれました。もしも今日とか明日に箱をピックアップしたいのなら、数日後の解約にしておけば楽じゃん、という事なのでしょう。

箱を送る予定はありませんでしたし、時差を発生させるとアメリカではややこしくなることが多いので、今すぐの解約にしました。

それなのに!

翌日から約1週間、なぜか毎日UPSの人が家にやってきて、ピンポン。そして私が出ると、「で、箱は?どこ?」の攻撃を受けました。

請求書はエンドレス

解約したはずなのに、解約されていない…というのは、アメリカに一定期間以上住んでいる人にとっては、もう驚くことじゃありません。

私はこの件でも、解約したはずなのに請求書が毎週届き、その度にUPS連絡して同じ手続きを繰り返しました。

解約したと言うのに実際には解約されておらず、別の人がまた「解約しました」と言う…の無限ループです。

こう言う時には、電話よりメールが役立ちます。やりとりした記録が残るからです。私は4回か5回ほど、解約しましたゲームに付き合う羽目になりました😭。

最終的にはBilling部署へようやく辿り着いたようで、解約したと言うメールを別途でいただきました。これで大丈夫。なはずです。

ビジネスをしている人なら便利なサービス

私は自宅で物販ビジネスをしているわけではないので、毎日たくさんの箱を発送する必要はありません。だから、毎日UPSの人に立ち寄ってもらう必要はありませんでした。

でももし、自宅で物販ビジネスをしているなら、$15を払ってもSmart Pickupというサービスは便利だろうなと思います。もしも必要な人は、検討してみてくださいね。ただしこの$15が週当たりの料金なのか、月当たり何かは不明です…(私が申し込んだサービスではないので)