日本からアメリカへ渡米する際には、これまで使っていたヘアドライヤーとか髭剃り、またちょっとした電化製品をそのまま持っていきたいですよね。しかし、もしも持って行って使えなかったらどうしよう?という不安もあるのではないでしょうか。ここでは、アメリカの電圧についてご紹介するとともに、日本から電化製品を持って行って使えるのかどうかについてもお話しします。
目次
1.アメリカの電圧は日本と違う?
日本とアメリカとでは、電圧が違います。日本は100V ですが、アメリカは120Vとなっています。この20Vの差がどのぐらいなのか、気になりますよね?たかが20Vだと思っても、家電製品にかかる負担は意外と大きいものです。たまに使うぐらいなら良さそうですが、継続して使っていると、故障の原因となってしまいます。
もしも日本の電化製品をアメリカで使うなら、変圧器を使うことをおすすめします。
ただし電化製品の中には、パソコンなどのようにグローバルな電圧に対応できるスペックとなっているものもあります。その場合には、特に電圧の違いを意識する必要はありませんし、使い続けても故障するリスクもありません。
これはユニバーサル仕様と呼ばれていて、電化製品に貼られているスペックシールに、入力100v-240vなどと表記されています。
カリフォルニアは110v
アメリカの中でもカリフォルニア州のロサンゼルスのように、電圧が110vという特殊な都市もたまにあります。アメリカの別の場所から持ち込んだ家電製品や電化製品をそのまま使っても問題はありませんが、日本から持ち込む場合には、電圧が高くなるため、故障の原因となってしまいます。
2.コンセントの形も違う

アメリカと日本では、プラグやコンセントの形も若干異なります。日本の場合には、左右平行に2本のコンセントが主流です。しかしアメリカの場合、左右平行のプラグでも、左右の長さが若干異なるため、そのまま日本のコンセントに差し込もうとしても、入りません。
変換プラグは不要
プラグをコンセントに差し込むだけであれば、日本から持参したプラグは、スッとアメリカのコンセントに差し込めます。プラグ変換器などは必要ありません。
ただし、アメリカで使っていた電化製品を日本に帰国してからも使い続けたい時には、コンセントの形が違うので、そのままでは使えません。コンセントの変換プラグが必要です。
3.日本から持参した電化製品をアメリカで使うとどうなる?
アメリカの電圧は日本よりも高いため、日本の電化製品をアメリカで使い続けると、本来持てるパワーよりも過剰に稼働した状態となってしまい、故障の原因となります。イメージとしては、日本で使うよりもパワフルになり、ヘアドライヤーやヘアアイロンは持ち手が熱くなりますし、電気湯沸かし器なども、60度の設定温度なのにパワフルすぎて沸騰状態が続く、なんてこともあります。発熱するタイプの電化製品は、アメリカで使用すると危険かもしれませんね。
時計やタイマーはNG

日本から目覚まし時計やタイマーなどを持参しても、残念ながら使えません。時間を正しく表示しないことが多く、意味をなさなくなってしまいます。
私は日本から、電磁波時計や、コンセントに差し込んで使う目覚まし時計、コンセントに差し込むタイプのタイマーなどを持参しましたが、全滅でした。
電池タイプのものやiPhoneのようなユニバーサル設計になっているものは大丈夫ですが、そうでない時計やタイマーなど時間を表すものは、移住するなら日本の家族や友人に譲ったり、留学や駐在なら日本でお留守番させておくのが良いでしょう。
豆知識:アメリカの電化製品は日本で使える?
アメリカの電化製品は、変換プラグを使えば日本のコンセントに差し込んで使用可能です。しかし、ユニバーサル仕様でない限りは、本来持っているパワーよりも弱くなってしまうので、使用してても「何となく弱いな」と感じることがあるかもしれません。
私の経験では、ヘアドライヤーやアイロンは、日本で使うとパワー弱め。湯沸し器みたいなものも、イマイチ温度が低めとなってしまいました。
日本からアメリカへもっていくと、パワフルすぎて故障
アメリカから日本へもっていくと、パワーが弱くてイマイチ
と覚えておくと良いですね。
4.延長コードはそのまま使っても大丈夫?
日本で販売されている延長コードには、日本国内で使用することを前提とした100vのみ対応のものもあれば、ユニバーサル設計として100v-250vまで幅広く対応できるもの藻あります。
もしも日本から延長コードを持参したい場合には、購入価格は少し割高になりますが、ユニバーサル設計のものを選ぶことをおすすめします。