今回は、ショッキングな内容です。心臓が弱い方や不眠症の方は、読まずに退出されることをおすすめします。現実社会に何が起こっているのかを直視して対策を取りたい人のみ、勇気を振り絞ってお読みください。
少し前に、高速道路のサービスエリアの洗面所に、こんなサインを見つけました。
このサービスエリアは、息子様の大学へ向かう高速道路沿いにあり、私は結構頻繁に利用していました。去年まではこうしたサインはなかった気がするのですが、2023年に入り、手を洗う鏡の表面、しかも意識しなくても目に入る場所に何枚も貼られていたのです。
これって、Human Trafficing、つまり人身売買がアメリカで横行しているということです。
目次
1.人身売買が起こる背景
人身売買は、世界中で毎年100万人が犠牲になっているという統計があります。中でもアメリカは性的な目的のための人身売買が活発で、世界中から性奴隷が売られてくるのだとか。ちなみにこの性的な目的での人身売買は、世界規模でみても割合はとても多く、全体の58%程度を占めています。
人身売買は、もちろん違法です。当たり前です。自分はパスポートを持ってないから平気、なんて甘いことは言ってられません。海にも陸にも、そして空にも人身売買のルートは無数に存在していて、目的地まで迅速に輸送されてしまいます。
人身売買が起こる背景は、さまざまです。誘拐のように、最初から被害者の意に反して売買されたり、被害者自身が犯罪に巻き込まれていると理解しているケースは、もちろんあります。しかし、そうではないケースも少なからずあるようですね。
夢の国で暮らせるという甘い言葉に乗せられて、自身は移民のつもりでアメリカに来たら実際には、、と言うケースも少なからずあります。偽のパスポートやビザなどが発行されることもあり、気づきにくいのだとか。
もちろん、背景は他にもあります。
- 戦争や宗教による迫害による難民
- 貧困から抜け出したい
などが考えられます。
2.人身売買された人の行く末
人身売買は違法行為ですし、アメリカへ売られてきた人は、もちろん合法的な滞在資格などはありません。あったとしても、パスポートは没収されてしまいます。
多くは、ただ物理的にアメリカに連れてこられ、逃げられない状況の中で奴隷のような扱いを受け続けているわけです。
具体的に、どんな労働を強いられるのでしょうか?
- 性奴隷(売春、ポルノなど性産業への従事)
- 強制労働(工場、農業、ホテルやレストラン)
- 犯罪(詐欺や窃盗、麻薬取引をさせられる)
- 臓器売買
などが挙げられます。売られる場所や状況によっては、訓練も受けずにいきなり兵士となり、戦場へ送られることもあるようです。
3.人身売買は利益率が高いビジネス
人身売買のビジネスは、ここ数年で始まったわけではありません。犯罪組織にとって儲かるビジネスと言えば、麻薬の取引、そして武器の取引がありますが、実は人身売買は3番目に儲かるビジネスとして知られています。
4.人身売買の被害に遭わないために私たちができること
どんなに注意していても、犯罪の被害者になることを避けられないケースは、もちろんあると思います。でも、できることもたくさんあります!
- 甘い話に乗らない。うまい話には裏がある。
- 外を歩く時には常に警戒する。ぼーっと歩きスマホはNG。
- 他人の話を無条件に信じない。必ず自身でクロスチェックする。
- 悪い予感がしたら、すぐに外部へ助けを求める
- 社交の輪を広げすぎない。広く浅くより、狭く深くの友人関係を築く。
- よく知らない人と閉鎖された空間に入らないように意識する。エレベーターや自宅など。
- ホームセキュリティを活用する
- 貴重品や現金、武器は見えるところに置かない
- ベビーシッターやハウスキーパーなどを利用する際には、疑ってかかる
- 毎日決まったルーティンは危険。特に通勤の時間やルートは変える。
- 財布やバッグ、スマホを友人に預けてはいけない。
などがあります。
人身売買に関する相談やレポートは、以下で受け付けています↓
1-888-373-7888 もしくはスマホのテキストでBeFree(233733)
また、公共の場で助けを求めている人の手話も、理解しておきましょう!