電気がなければ生活できない現代の私達。停電が何日も続いたら、あなたはサバイバルできますか?
停電は、予期せぬタイミングでいきなりやってきます。電気がなくてもアウトドアを満喫すれば良いなんて余裕をかましているあなた、もしかしたら停電は極寒の真冬かもしれません。
スマホをして時間をつぶせば良いなんて思っているあなた、スマホで遊び続けれ場、あっという間にバッテリー残量がゼロとなり、しかも充電できません。
さぁ、どうしますか?
私は過去に、停電1週間という経験をしたことがあります。サバイバル能力がゼロだった私は、寒さの中で死にそうになったわけですが、友人の中には「お風呂に入れないけどほぼ通常運転できた」なんて言う兵もいました。
さてここでは、ある日突然停電がやってきたときの対処法を、いくつかご紹介しましょう。
目次
1.停電のエリアを調べよう
まず最初にすることは、停電しているのが自分の家だけなのか、近所もなのか、それとももっと広い地域なのかを調べましょう。東日本大震災の時には、東北地域すべてが停電となりました。自然災害が原因だと、そうした「にわかには信じられない事態」が起こることもあります。
2.使っていた電化製品をオフにしよう
停電になったら、できれば電化製品は可能な限りコンセントから抜いてオフにしておきましょう。差し込んでオンになったままだと、電気が復旧したときに、あれもこれもオンとなって大変ですし、場合によっては火災とかブレーカーが落ちるといったトラブルにもなりかねません。また、停電明けにショートして電化製品が壊れるという事故も起こります。
- パソコンやプリンターなどのオフィス機器
- 照明器具
- トースターや炊飯器、コーヒーメーカーなどの小型キッチン家電
- 洗濯機や乾燥機などの水回り
- ヘアドライヤーなど熱を出すアイテム
- 停電になった時に使っていた電化製品
などは、コンセントをさっと抜くだけなのでカンタンですし、こうしておけば停電明けにいきなり故障という事態にもならず安心です。なお、冷蔵庫や冷凍庫は、そのままでOKです。
3.照明と電力を確保しよう
数時間程度の停電なら、じっと耐えるというのも選択肢の一つかもしれません。しかし、何日も続く停電、いつ終わるか分からない停電の場合には、生活モードを通常運転から省エネ運転へ切り替えなければいけません。
夜は真っ暗。キャンドルを活用するべし
我が家には、キャンドルが大量にあります。香りを楽しむキャンドル以外に、無臭タイプのものを停電時に備えて備蓄しています。
停電になると、夜は真っ暗です。月光で若干目の前に何があるか見えるというラッキーなことはあったとしても、本当に何も見えずに歩くのも怖いという事態が起こります。
そんな時に、キャンドルが活躍してくれます。
停電に供えてキャンドルを購入する場合には、キャンドルの大きさは中ぐらいで良いので、できるだけ数を多くそろえたほうが、あちこちにおけるのでおすすめです。
ただし、キャンドルは倒れると火災のリスクがあります。カーテンのそばやベッドの上などでは、くれぐれも使わないように注意しましょう。
移動には懐中電灯が必須
停電中には家の中ですら真っ暗になるので、移動する際には懐中電灯が必須です。普段から、懐中電灯は家族分、すぐに取り出せる場所に、乾電池と共に保管しておくことをおすすめします。
万が一に備えたバッテリー、持ってる?
アウトドアの発電機と知られているジェネレーターに加えて、充電しておけば屋内使用ができるバッテリーなどは、長引く停電時には活躍してくれます。
例えば、停電時には1日中スマホで遊んで時間をつぶすなんていう電気の無駄遣いはできませんが、スマホがなければ現況チェックすらできません。そのため、できれば災害対策として、家庭に1台、充電タイプの家庭用バッテリーを常備しておくことをおすすめします。
4.食事はどうする?
停電の時には、食事も大きな問題となります。停電の場合、電気は使えませんが、ガスと水道は使えることが多いです。そのため、調理にはガスを使いましょう。
また洗い物がたくさん出ると大変なので、こういう時こそ鍋の中に肉も野菜も放り込んで煮るだけの料理がおすすめです。紙皿が自宅にある人は、洗うものを最小限に抑えるために、紙皿を使いましょう。
5.寒くて眠れない、どうすれば良い?
冬に停電がくると、夜は寒くて眠れないという悲しい事態が起こりかねません。私が停電を経験した時には、外は雪が降っていて、まさに地獄でした。
そんな時には、寝袋が活躍してくれます。寝袋の中に毛布と共に滑り込みます。頭は冷えるけれど、それは仕方ないのでニット帽でもかぶってしのぎましょう。
寝袋なんて持ってない!という人は、お湯を沸かして熱湯をペットボトルに入れたものを、即席の湯たんぽとして使えば、入眠までの間はとりあえず布団の中を温めることができます。
ペットや小さい子供がいるなら、ぜひ同じ布団で眠りましょう。お互いの体温で布団の中がポカポカになります。
6.冷蔵庫と冷凍庫はどのぐらい持つ?
もちろん季節や気温によっても変わりますが、目安としては、冷蔵庫は約3時間で庫内の温度が上がり始めるそうです。野菜などはそれでも問題ありませんが、乳製品や肉、魚は残念ながらポイしなければいけません。
冷凍庫に関しては、24時間から48時間は冷凍された状態を維持できます。
7.ガレージの扉があかない!
普段はボタン一つで開閉できるガレージの扉は、停電時には開きません。しかし扉は実は手動で簡単に開けることができます!
開け方については↓↓こちらをどうぞ↓↓
いかがでしたか?突然の停電で、いつまで続くか分からないという時には、どんなに快適な家に住んでいる人でも一気にサバイバルモードとなります。少しでも備えをしていれば、いざというときには不便さを最小限に抑えられると思います!