アメリカでは、ワンルームのアパートでも、キッチンがある場所には食洗器がビルトインでついています。アメリカの食洗器にも大小さまざまなものがありますが、フロントオープンで、バスケットは上下2段となっているのではないでしょうか。
私は日本で食洗器なるものを使ったことは一度もありません。私が日本で一人暮らしをしていたのは昔過ぎて、食洗器なんてものはぜいたく品でした。
しかし、日本で暮らす食洗器ユーザーによると、洗浄力がイマイチだから食洗器に入れる前に予備ア洗いが必要だとか、容量が小さくて大きな皿や鍋が入らないなど、イマイチ使い勝手が良くないという声もあるようです。
今回は、食洗器について日米の比較をしてみました!
目次
1.容量が大きく違う
日本とアメリカの食洗器を比較すると、先ず最初に気づくことは、容量が大きく異なるという点かもしれません。


例えば食洗器の幅が同じでも、アメリカ製の方がに日本製よりもたくさんのものが入ります。日本ブランドは7人分~10人分程度の食器が入るものが一般的ですが、アメリカの食洗器は12分~15人分程度とたっぷり入り、大きな皿や鍋、フライパンなどもはいるので、一度にたくさん洗えるというメリットがあります。
しかもフロントオープンタイプなので出し入れしやすく、使い勝手が良い点もまた、アメリカの食洗器が人気の理由かもしれませんね。
2.洗浄力が違う
日本の食洗器ユーザーの多くは、予備洗いをしなければ汚れが落ちないと感じています。これは、日本の食洗器ユーザーが神経質だというわけではなく、残念ながら洗浄力がイマイチという事なのかもしれません。
反してアメリカの食洗器は、予備洗いは必要なく、どんなにギトギトなものでも油汚れなら食洗器がすっきり洗ってくれます。食べ残しなどの固形物は、さすがにつまりの原因となるので食洗器へ入れる前にゴミ箱へ捨てますが、ギトギト汚れなら、予備洗いなんてしている人は見たことがありません。
ちなみにかなり前ですが、アメリカでも高級ブランドとして知られているドイツのボッシュからラインナップされた食洗器は、固形物さえ落とすことなくそのまま入れてもすっきり洗えるというCMをしていました。どんな仕組みで固形物を食洗器が処理してくれるのか気になるところですが、面倒な作業が必要ない点は、とても優秀だと思います。
3.乾燥機能はどう?
ヨーロッパブランドの食洗器の中には、エコ思考から乾燥機の機能がついていない食洗器も多いようです。しかしエコにはあまり神経質ではないアメリカブランドは、もちろん乾燥機能がついています!かなりの高温で皿を乾かしてくれます。
日本メーカーの食洗器も乾燥機能は標準装備されているものが多いようです。
4.アメリカの食洗器に入れてはいけないもの
洗浄力が強くて、手洗いよりも高温でしっかり油汚れを落としてくれるアメリカの食洗器ですが、入れてはいけないものがいくつかあります。これを守らないと、お高い食器が台無しになってしまうので、注意してくださいね。
- 木製のまな板や調理器具 →カサカサになったり曲がったりカビが生えやすくなる
- ナイフやハサミ →鈍くなる
- キャストアイロンやアルミ、銅、セラミックの調理器具や食器 →全損
- 圧力なべの蓋 →爆発リスク
- ノンスティックのフライパンや鍋 →近年ではDishWasher Safeが増えてる
- アクリル素材のお皿やボウル →何回か使うと割れたり色落ち
- 断熱機能が付いたグラスや容器
- 手描きの皿やグラス → 1回の洗浄で全落ち
- 金箔がついている食器 →はげる
- ビンテージ素材の食器類 →割れる
5.日本の箸はどうしてる?
私達日本人は、アメリカでも箸を使った食事をすることが多いですよね。木製の箸は食洗器NGですが、プラスチックのような軽量の箸でも、食洗器に入れてフルサイクルにかけると、曲がってしまうことがあるので注意が必要です。
我が家では、箸を洗うときには乾燥機能は使わずに高温で洗うだけにしています。そうすると、素材が熱でグンニャリ曲がることはないので、とりあえず安心です。