強盗に遭わないための10か条

日本でもアメリカでも、強盗リスクはあります。しかしアメリカの場合、強盗が銃を持っている場合が多く、怒らせるとキレて発砲されるリスクがとても高いのです。平和な国で生まれ育った私達にとっては、強盗に遭うなんて考えただけでも末恐ろしいですし、できれば強盗に遭わないまま毎日を送りたいですよね。

ここでは、強盗に遭わないために知っておきたいことをまとめてみました。

目次

  1. 一人で歩かない
  2. ヤバイ場所には行かない
  3. 逃げ道を常に確保する
  4. 夜はできるだけ出歩かない
  5. 派手な服装は危険
  6. 飲んだら一人歩きはNG
  7. 時間を聞かれても無視
  8. 道を聞かれたらどうする?
  9. 自分は弱いと知る
  10. 監視カメラはあてにならない
  11. それでも強盗にあったら?

1.一人で歩かない

強盗は、2人以上で歩いている人よりも、1人で歩いている人を確実に狙います。強盗罪で服役している囚人の多くは、獲物を狙う時には、性別とか年齢とか体格よりもまず先に、1人でいるかどうかで決めるのだそうです。

2.ヤバイ場所には行かない

ヤバい場所というのは、人通りが少ない場所や暗い場所です。人通りが多い場所で強盗をすることは、強盗にとっては賢明ではありません。できるだけ人目につかず、襲いやすい場所を狙ってきます。

その点では、トンネルとか、ガラガラの地下鉄のホームなどはNGです。

どうしても一人で歩かなければいけない時には、こうした場所は全力で避けてください。できるだけ人通りが多い大通りを選ぶとか、明るい場所を選ぶのが得策です。

もしも距離があるなら、迷うことなくUberやLyftを利用しましょう。

3.逃げ道を常に確保する

強盗に襲われたとしても、カールルイス(古くてごめんなさい)ぐらいの俊足なら、ワンちゃん逃げ切れるチャンスがあります。そんなことは、強盗も知っています。

強盗にとって襲いやすい場所の一つには、地下鉄の車内があることも覚えておきましょう。特にガラガラの車内はとても危険です。

なぜなら、強盗に襲われても走行中の車内なら逃げ場所がないからです。

もしも地下鉄に乗っていて車内に自分しかいないと気づいたら、別の車両に移動するか、車掌が乗っている先頭の車両に座ることをおすすめします。

4.夜はできるだけ出歩かない

昼よりも夜が危険というのは、全世界の人が知っている常識です。しかし、安全だからといって朝から酒を飲んでパーティをすることはできませんよね。人生を楽しむためには、暗くなってから外出することもあるでしょう。

しかし夜間に出歩く時には、必ず危険な時間帯だという認識を持ちましょう。

その中でも特に危険なのは、ナイトクラブやバーなどが多い歓楽街の付近です。飲んだ後、店の外で友人と別れ,一人で歩いて帰宅する人を、強盗は狙うことが多いのです。

5.派手な服装は危険

派手な服装をしている人は、金目の物を持っていると思われます。だから危険です。ブランドのロゴが大きく見える服も、カネを持っていると思われるので危険です。

実際に強盗罪で服役している囚人の多くは、派手な服装をしている人と狙うと答えています。

それでは、どんな服装なら狙われないのか。それは、ジム帰りの服装です。はい、金目のものはすべて外してワークアウトをする人が多いので、ジム帰りの人を襲っても金目のものは盗めません。だから安全、というわけですね。

6.飲んだら一人歩きはNG

もしもお酒を飲んだ帰りなら、短距離でも一人歩きはとても危険です。お酒を飲んでハイになっているだけでも、瞬発力や機敏さは鈍ります。強盗にとっては、格好の獲物に見えてしまいます。

飲んだら乗らない、ではなく、飲んだら(UberやLyft)に乗りましょう。

7.時間を聞かれても無視

強盗が狙っているのは、金目のものです。最近は現金を持ち歩く人は少ないので、その代わりに貴重品や高そうなものを狙います。コンパクトなサイズで高額に売り飛ばせるアイテムと言えば、時計なのです。

金持ちはお高い時計を身に着けていることが多いため、強盗はまず時間を聞いてその人の腕時計を確認します。これはとても多い手口なので要注意です。

また、時間を教えてあげるために立ち止まって視線を時計に向けると、その瞬間は無防備になってしまいます。これもまた、強盗にとってはチャンスです。

もしも知らない人に時間を聞かれたら、もしかしたらそれは強盗かもしれないと考えましょう。

一番いいのは、知らない人に話しかけられても無視。聞こえないふり。はい、聞こえません。

8.道を聞かれたらどうする?

知らない人に道を聞かれたら、おせっかい心や親切心が出てしまい。道を教えてあげたくなってしまう人は多いですよね。

しかし、これも強盗の手口かもしれません。

ベストな対策としては、聞こえないふり。可哀想ですが無視です。

しつこく聞かれたり、すぐそこだから教えてあげたいという場合には、決して立ち止まらずに、かなりの早歩きであるきながら、指でソコとかアッチという風に指示を出しましょう。

立ち止まってスマホを取り出してGoogle Mapを使うなんてのは、NGです。

9.自分は弱いと知る

どんな強盗でもそうでしょうけれど、自分よりも明らかに強そうな人を襲ったりはしません。実際に強いか弱いかは別として、自分よりも弱そうに見える人を襲うものです。

強盗対策としては、自分は弱いのだと認識して、万が一に備えて笛とかペッパースプレーを持ち歩いたり、叫ぶなどの対策を準備しておくことです。

ペッパースプレー
笛も人気

万が一にも、自分の強さを見せてやろうなんて変な気持ちは起こさないようにしてください。ほぼ確実に、あなたは負けます。

10.監視カメラはあてにならない

近年では、街のいたるところに監視カメラがあります。でも、あてになりません。もしも強盗に襲われて殺されたりすれば、自分が死んだ後に警察が犯人捜しのために監視カメラをチェックすることはあるでしょう。でもその時には、

「お前はすでに死んでいる」

です。意味がありません。監視カメラがたくさん設置されている場所だからと言って、侮ることはできません。

11.それでも強盗にあったら?

どんなに気を付けていても、強盗にあってしまう不運はあるものです。もしもそんな時には、知っておくことはただ一つ。

従う

ことです。抵抗すれば、殺されます。なんせ相手は腕力が強かったり銃を持っているのです。ほぼ確実に、殺されます。

財布を取られても、クレジットカードは再発行してもらえますし、悪用された分の支払い義務はありません。はい、とりあえず安心ですね。

スマホも、キャリアに電話すればすぐに新しいものを送ってくれます。スマホのデータは遠隔で削除できるので、中の個人情報が悪用されるリスクも、迅速に行動すれば最小限に抑えられます。

バッグや貴金属は、買い替えたら良いのです。強盗にくれてやれば、とりあえず命だけは助けてくれるかもしれません。

アメリカで爆増中の人身売買

今回は、ショッキングな内容です。心臓が弱い方や不眠症の方は、読まずに退出されることをおすすめします。現実社会に何が起こっているのかを直視して対策を取りたい人のみ、勇気を振り絞ってお読みください。

少し前に、高速道路のサービスエリアの洗面所に、こんなサインを見つけました。

2023年に出現したサイン

このサービスエリアは、息子様の大学へ向かう高速道路沿いにあり、私は結構頻繁に利用していました。去年まではこうしたサインはなかった気がするのですが、2023年に入り、手を洗う鏡の表面、しかも意識しなくても目に入る場所に何枚も貼られていたのです。

これって、Human Trafficing、つまり人身売買がアメリカで横行しているということです。

目次

  1. 人身売買が起こる背景
  2. 人身売買された人の行く末
  3. 人身売買は利益率が高いビジネス
  4. 人身売買の被害に遭わないために私たちができること

1.人身売買が起こる背景

人身売買は、世界中で毎年100万人が犠牲になっているという統計があります。中でもアメリカは性的な目的のための人身売買が活発で、世界中から性奴隷が売られてくるのだとか。ちなみにこの性的な目的での人身売買は、世界規模でみても割合はとても多く、全体の58%程度を占めています。

人身売買は、もちろん違法です。当たり前です。自分はパスポートを持ってないから平気、なんて甘いことは言ってられません。海にも陸にも、そして空にも人身売買のルートは無数に存在していて、目的地まで迅速に輸送されてしまいます。

人身売買が起こる背景は、さまざまです。誘拐のように、最初から被害者の意に反して売買されたり、被害者自身が犯罪に巻き込まれていると理解しているケースは、もちろんあります。しかし、そうではないケースも少なからずあるようですね。

夢の国で暮らせるという甘い言葉に乗せられて、自身は移民のつもりでアメリカに来たら実際には、、と言うケースも少なからずあります。偽のパスポートやビザなどが発行されることもあり、気づきにくいのだとか。

もちろん、背景は他にもあります。

  • 戦争や宗教による迫害による難民
  • 貧困から抜け出したい

などが考えられます。

テキサスの人身売買事情

2.人身売買された人の行く末

人身売買は違法行為ですし、アメリカへ売られてきた人は、もちろん合法的な滞在資格などはありません。あったとしても、パスポートは没収されてしまいます。

多くは、ただ物理的にアメリカに連れてこられ、逃げられない状況の中で奴隷のような扱いを受け続けているわけです。

具体的に、どんな労働を強いられるのでしょうか?

  • 性奴隷(売春、ポルノなど性産業への従事)
  • 強制労働(工場、農業、ホテルやレストラン)
  • 犯罪(詐欺や窃盗、麻薬取引をさせられる)
  • 臓器売買

などが挙げられます。売られる場所や状況によっては、訓練も受けずにいきなり兵士となり、戦場へ送られることもあるようです。

3.人身売買は利益率が高いビジネス

人身売買のビジネスは、ここ数年で始まったわけではありません。犯罪組織にとって儲かるビジネスと言えば、麻薬の取引、そして武器の取引がありますが、実は人身売買は3番目に儲かるビジネスとして知られています。

4.人身売買の被害に遭わないために私たちができること

どんなに注意していても、犯罪の被害者になることを避けられないケースは、もちろんあると思います。でも、できることもたくさんあります!

  • 甘い話に乗らない。うまい話には裏がある。
  • 外を歩く時には常に警戒する。ぼーっと歩きスマホはNG。
  • 他人の話を無条件に信じない。必ず自身でクロスチェックする。
  • 悪い予感がしたら、すぐに外部へ助けを求める
  • 社交の輪を広げすぎない。広く浅くより、狭く深くの友人関係を築く。
  • よく知らない人と閉鎖された空間に入らないように意識する。エレベーターや自宅など。
  • ホームセキュリティを活用する
  • 貴重品や現金、武器は見えるところに置かない
  • ベビーシッターやハウスキーパーなどを利用する際には、疑ってかかる
  • 毎日決まったルーティンは危険。特に通勤の時間やルートは変える。
  • 財布やバッグ、スマホを友人に預けてはいけない。

などがあります。

人身売買に関する相談やレポートは、以下で受け付けています↓

1-888-373-7888 もしくはスマホのテキストでBeFree(233733)

また、公共の場で助けを求めている人の手話も、理解しておきましょう!

このサインを見たら大至急で近くの店員かセキュリティに連絡