アメリカのランチ、みんな何を持ってくる?

日本の学校では、キャラ弁を筆頭に、箸をつけることがもったいなくなるようなアートなお弁当を作るお母さんがたくさんいますよね、キャラ弁歴0日の私としては、見るたびに感動と尊敬の嵐です!

さて今回は、アメリカの学校に通う子供たちがどんなランチを持ってくるのかをご紹介してみます。

スクールランチvsホームランチ

息子様が通っていた学校では、カフェテリアが提供するランチをスクールランチと呼び、自宅から持ってくるランチをホームランチと呼んでいました。

別の記事でもご紹介しましたが、息子は長い学校生活の中で、カフェテリアのランチを食べたことは指を数えるぐらいしかありません。

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スクールランチとホームランチ、どちらを食べている子供が多いかは、学年が低い時はランチを家から持参するこの割合が高く、大きくなるにつれて学校が提供するランチをいただく子が増えていました。おそらく小さい時には好き嫌いがあったりして、親がわざわざ手間と時間をかけてランチを準備していたのだと思います。しかし大きくなると「不味くても食べろ」という親が増えたり、また親が共働きで朝にランチを作る時間がない人が増えたのかな、と推測しています。

ホームランチ、皆は何を持ってきてる?

それでは、ホームランチは皆さん、何を持ってくることが多かったのでしょうか?

主役はやはりサンドイッチ

圧倒的に多かったのはサンドイッチですね。ハムとチーズ、レタスが入ったものもあれば、ピーナツバターを塗っただけのものを持ってくる子もいました。しかし学校によっては、ピーナツアレルギーの子に配慮して、ピーナツバターの持参は一切禁止というルールの所もありますね。そんな時には、ジャムを塗ったパンを2枚重ねにしてサンドイッチにしたり、という子もたくさんいました。

お腹いっぱいにならないランチャブルも人気

小学校低学年の頃には、スーパーで販売されているランチャブル(Lunchable)も人気がありました。

このランチャブル、私が購入していた15年ほど前でも1パック1ドルしました。今はきっと、もう少し値段がアップしているような気がします。

見た目はなんとなく楽しいランチャブルですが、正直、これでお腹を満たそうというのは無理があるなという感がありました。いくつか種類はありますが、クラッカーに小さくカットされたハムやチーズを乗せていただきます。食後のデザートにキャンディがついていたり、まぁ楽しい工夫はされているものの、小学校低学年が限度なアイテムかなと思いますね。

ドリンクはジュースボックスと水

ホームランチを持参する場合、ドリンクも持参しなければいけません。水道に行けば水を飲めますが、ランチを食べながら飲む飲料水は提供されないからです。息子の場合には、リンゴジュースやフルーツパンチが入ったジュースボックスに加えて、ミネラルウォーターのミニボトルを入れていました。

成長するにつれて、ジュースボックスがなくなってミネラルウォーターのボトルは500ml入りとなりましたが、持参するというスタンスはずっと同じでした。

チーズスティックも大人気

正直、まったく栄養価値がなさそうなものばかりをランチボックスに入れて子供に毎日持たせることには、少しばかりの罪悪感もありました。でも周囲の子供たちを見ていると、皆さんそんな感じ。なので、栄養は朝食と夕食で取ることにして、昼は「なんでも食べればOK」という考え方に変えました。

そんなお菓子に毛が生えたようなメニューが多いアメリカのランチですが、そんな中でもチーズスティックはキンダーから始まってハイスクールを卒業するまでほぼ毎日入れ続けたアイテムです。

チーズスティックの良い所は、個別分包になっているという点。ランチタイムまで常温保存なので、食べるころにはぬるーくなってますが、真空パックなので、とりあえず安心でした。

フルーツや野菜を持ってくる子も多かった

リンゴやグレープを容器に入れたものや、セロリやニンジンを長細くカットして持ってくる子も、たくさんいました。しかし息子様の場合には、どちらも却下されたので、活躍する機会はゼロでした。

冷凍食品が大活躍

ホームランチでは、チンするだけの冷凍チキンナゲットとか、春巻きを持ってくる子もたくさんいましたね。チンするだけで親は時間も手間もかかりません。朝早くに子供のランチづくりに時間をかけようという気がゼロだった私も、冷凍ものはとても重宝しました。

カップラーメンを持ってくる子もいた

小学校低学年ではありませんが、高学年の頃に一度だけ、カップラーメンを持ってきた子を見たことがあります。どこでお湯をゲットしたのかは分からないものの、彼はカップラーメンをいただいていました。周囲の子は、その大人びた行動に「おー、すげー」的な視線を送っていたのが印象的です。

日本式のお弁当箱は活躍できる?

これは、住んでいる場所によって二極化すると思います。日本人が多い地域では、キャラ弁を持って行って先生に褒められた、なんていう話も聞きますが、そうでない地域では、白米や海苔の臭いに対して「くっさー」と酷評されることもあります。

我が家の場合には、日本人はおろかアジア人がとても少ない地域ばかりに住んでいたので、日本式のお弁当を作ったことは1度もありませんでした。まぁ、キャラ弁とか運動会に持参するようなゴージャスなお弁当を作ってと言われても無理でしたが。