子供の誕生日パーティを開きたい!注意点は?

日本でも子供のお誕生日会はありますが、アメリカのバースデーパーティは日本のものと比べると、けっこう大がかりな雰囲気がありますよね。私も子供の誕生日会を何回か開いたことがあり、息子が呼ばれた時には同伴してきました。

ここでは、そんなアメリカの誕生日パーティで感じた「日本との違い」をいくつかご紹介します。

場所はどこでやる?

アメリカで誕生日パーティをできる場所は、たくさんあります。少人数なら自宅に呼んでも良いでしょう。親がついてこない子供だけのパーティなら、準備しやすいという点で便利な選択肢だと思います。しかし、狭い家の中に子供と一緒に親が同伴で来ることもあります。どう考えても家には入りきれない人数になりそうなこともあります。

そんな時には、自宅ではない場所でパーティを開催するという方法もアリです。これまで私が経験したパーティには、

  • 公園(何もなくても子供は走り回って楽しいらしいです)
  • 飲食店(チャッキーチーズ的な、遊べて食べれる場所が人気です)
  • ボーリング場
  • ペイントボール
  • 屋内のエンタメ施設(ローラースケートなどエンターテイメントが多い)
  • アパートについているコミュニティルーム(事前に予約が必要)

などがありました。

場所はどこででも、子供たちは十分に楽しめます。しかし会場の選び方によっては、かかる費用が大きく変わることは、あらかじめ理解しておくことをおすすめします。

招待状は出した方が良い?

招待状は、出した方が良いです。そして、RSVPと明記しておきましょう。もちろん、そう書いたって、来れるかどうかをしっかり返事してくれる几帳面な親は、それほど多くありません。

そんな時には、親が顔を合わせた時に、つかまえて直接聞くのが一番です。

開催する場所によっては、相手の親が「小さな弟や妹も連れて行っていいのかしら?」なんて考えてしまうことがあるかもしれません。そんな時には、Siblings are welcome!と一言添えておけば、みんな来るので盛り上がります。(ただしその場合には、お返しのグディバッグは多めに準備することをおすすめします)

親はドロップオフだけ?それともずっといる?

親にずっとそこにいてもらうかどうかは、子供の年齢や招待する子供との関係、またパーティを開催する場所によって決めると良いです。私の息子の場合ですが、キンダーぐらいまでは大体親もずっといました。そのあとは、心配だからいるという人もいれば、あとで迎えに来るという人もいました。

公共の場所とか混雑している場所でパーティをするなら、親にいてもらうのが安心だと思います。理由は、全員の子供に目が行き届かないから。自宅なら、途中でいなくなるなんて悲劇は起こりませんけれど、公共の場では分かりません。親にいてもらうことは、パーティをホストする側にとってはリスクヘッジです。

小学校低学年ぐらいだと、気が利く親だと招待状に「親も一緒にいてくれて歓迎ですよ!でもドロップオフだけでもOKよ!」と書いてあります。

ケーキは凝る必要なし

子供の誕生日パーティでは、ケーキには特別こだわる必要はありません。むしろ、変わった食材が入っていないベーシックなイエローケーキとフロスティングあたりが無難です。

食物アレルギーを持っている子がいると、ケーキを提供しても食べられず、とても可哀そうな思いをさせてしまうかもしれません。だから私はいつも、まったくこだわらないケーキにしてました。

賢い!と思ったアイデア

息子が参加したバースデーパーティの中には、ケーキのアイデアがとても優秀だと感心したものもありました。それは、

カップケーキをつなげたケーキ

カップケーキをずらりと長方形に並べ、その上にまとめてフロスティングを塗りたくる、

というものです。上から見たら、普通のケーキです。しかしカットする必要がなく、足りるかどうかを心配する必要もありません。

ただ塗りたくるのは嫌だという人なら、図のようにカップケーキを並べてモチーフを作り、そこに適当にフロスティングを乗せるという方法もアリです。

しかもこのケーキなら、上にキャンドルを立てて吹き消すという一大イベントもできますよね!

自信がなければ余興を入れる

子供同士のバースデーパーティでは、何もない所でも勝手に遊んでくれるので、子供は楽しい時間を過ごせます。しかし、それでは何となくつまらないかな、なんて自信がない人なら、余興を入れるという方法もアリです。

私は一度、長い風船でいろいろな形を作ってくれるピエロを呼んだことがあります。これは大成功で、ピエロの前に長い列ができ、風船でいろいろなものを作ってもらっては、子供たちはそれをもって走り回ったり奇声を上げたり(笑)してました。

その他にも、ペイントボールなどのアクティビティなら、ハイスクールぐらいの子をバイトで雇って、一緒に遊ばせてモチベーションを上げるという方法もアリかなと思います。

グディバッグはどうする?

日本でもそうだと思うのですが、お誕生日会の最後には、ホストからゲストに対してグディバッグ(Goody Bag)なるお土産を渡します。

中に何を入れれば良いか悩んでしまう人は多いかもしれませんね。基本的にはなんでもOKで、安いものだからいけないとか、役立つものを入れなければいけない、なんてルールはありません。もしもバースデーにテーマがあるなら、テーマに沿ったものを差し上げるというのも、大人の目線ではおしゃれかなと思います。ただし、子供はそんなことまったく気にしていません。

私がおすすめするグディバッグのショッピングは、

Oriental Trading

の一択です。ここは、ダラーショップにあるようなチープなグッズが山ほど販売されているショップなのですが、パーティグッズとか、スクールストアにあるようなものが、激安価格で売っています。私が小学校のスクールストアでボランティアをしていた時には、在庫はこのサイトから調達していました。

もちろん、チープなガラクタばかりではありません。グディバッグに使えそうな袋やバッグなどもありますし、それなりに見えるアイテムも見つかります。

日本と大きく違うのはコレ

日本の誕生日パーティは、パーティが終わればハイさよなら的なものが多いような気がします。もちろんアメリカのパーティも、子供の年齢が上がればそんな感じですが、子供が小さいうちには、パーティ後のアフターケアがとても大切です。

具体的に何をするかというと、サンキューカードを渡すわけですね。

しかも、ただ渡すだけじゃありません。

一人ひとりに

「とても楽しい飛行機をくれてありがとう!」

のように、くれたギフトを明記するのです!

正直この作業、私はとても面倒だなと思いました。でもアメリカ人の他のお母さんたちは、皆さん、どこかで隠しカメラでも置いてあるのでは?というほど、しっかりを誰が何を持ってきたかを覚えていて、サンキューカードでそれをズバリ当ててきます。

私はそういう細かい作業が苦手だったので、仲良しのママ友にお願いして、息子がギフトを開ける時に、誰が何を持ってきたかをメモってもらいました。

今ならきっと、その時間はスマホで録画して、誰が何を持ってきたのか軽く録音しておけば、メモる必要はないと思います。

いかがでしたか?子供の誕生日パーティは、親にとっては準備だけで気を遣って頭が剥げてしまいそうなイベントですが、子供の心にはずっと残る楽しい思い出です。年に何回も誕生日を迎えるわけではないので、子供のためにも張り切りましょう!