ワンストップで貯金と投資ができるAcornについて解説!

以前のブログでご紹介しましたが、私は息子様が大学生になったタイミングで、積立信託を始めました。それが、Acornという投資プラットフォームでした。

積み立てを始めたきっかけはこちらから

もともとは、投資に興味があった息子様のために開設した口座でした。

少額をコツコツ積み立て続けることで得られる複利(Compound)のメリットや、積み立てによるリスクヘッジを理解してもらいながら、元本が保証されていない投資でも継続することで増える喜びを知ってもらいたいというのが、きっかけでした。

その後、なんだか面白くて私もすっかりハマり、現在では投資口座だけでなくCheckingやSavingの口座も開設しています。

そこで今回は、Acornのメリットやデメリットを客観的な目線で解説します!

目次

  1. Acornがラインナップしている商品
  2. メリット
  3. デメリット
  4. Acornはどんな人におすすめか?

1.Acornがラインナップしている商品

AcornのWebサイトへ

Acornからラインナップされている商品は、

  • 積み立て型の信託投資 →特定の株式を売買するのではなく、リスクレベルを選んで後はお任せ
  • Traditional IRAとRoth IRA →個人年金。
  • 将来の子供の学資積み立て
  • Checking Account →Checkingでも年利3%がつく
  • Saving Account →こちらは年利5%

です。

ここで注目したいのは、Acornは投資信託オンリーという点です。自身で特定の株式を売買するわけではありません。

息子様は当時、Appleの株が欲しいとか、Facebookの株を買いたいなどと言っており、信託は視野に入っていませんでした。そのため、私が口座を開設しても全く嬉しそうではなく、ほぼ完全放置でした。

でもあれから数年がたち、完全に忘れ去っていたものが数千ドルになっていたことに、彼はどうやら軽い感動を覚えたようです。

そう、これが積み立て型投資の醍醐味なのです!

おっと、話がそれました。

Acornでは最初に、リスクを大中小の3択から選びます。そして後は、Acornのプロにお任せというスタイルです。投資をしたいけれど減るのが嫌だという人や、何を買えばよいか分からないという人にとっては、信託は一押しです。

また、これは積み立て型の投資なので、毎週何ドルを入金するかを自分で決めます。何ドルを積み立てるかは自由ですが、選択肢が$3とか$5ぐらいで少額なので、多くの場合には、引き落としがかかってもほぼ気づかないレベルです。

ちなみに、毎週の積立はしません、という選択もできます。ただこれだと全く増えないので、おすすめはしません。

2.メリット

私が実際にAcornを使ってみてメリットだと感じた点は、

  • 少額の積み立て →知らない間に勝手に増える
  • 普段の買い物で出るお釣りの端数($0.98なら2セント)が投資に回る
  • Checking口座でも利子がつく →ほとんどの銀行はつかない
  • Saving口座だと年利は5% →少額でもつくのは魅力
  • 給料の振込ができる
  • Checkingアカウントならデビットカードが出る
  • ポイント制度があり、ネットショッピングの利用金額に応じてポイントという名のボーナス投資がついてくる

です。店舗を持つ金融機関ではありませんが、Routing#とAccount#があれば、ネットでチェックブックを作ることはできます。

3.デメリット

メリットだけではありません。もちろんデメリットもあります。

  • 毎月の利用料金がかかる →$3, $6, $12があり、利用できるサービスの内容が変わる
  • ATMからのDepositができない
  • 受け取ったチェックのDepositがスマホでできない
  • 店舗がない。カスタマーサービスは基本的にネット。

この点から、Acornをメインバンクにするのは、おすすめではありません。給料の振込はできるものの、手元の現金やチェックを入金しづらいというのは、Acornに限らず、最近のネットバンクには多く見られるデメリットのような気がします。

4.Acornはどんな人におすすめか?

私と息子様とでは、ライフステージは全く異なりますが、個人的にはどちらにもAcornはメリットがあると思っています。

私→家計に全く負担をかけることなく、息子様に何かプラスで残したい

息子様→知らない間に勝手に資産が形成されていたら、将来きっと嬉しい

毎日の生活に負担を掛けず、精神的にもストレスを感じることなく、少しずつコツコツ資産を形成できますよというのが、Acornの醍醐味だと思いますね。そう考えると、

  • ネットオンリーのサブバンクを探している人
  • まとまった金額の投資は無理だけれど、毎月数ドルならできるという人
  • 小銭を貯めてコツコツと資産形成をしたい人
  • 20年、30年というスパンで手を付けずに積み立てできる人
  • すぐに下ろせるCheckingやSavingでも利子がついたら嬉しいという人
  • 子供に実践的な金融教育をしたい人(毎月$12だと子供向け口座やアプリがあります)

もう一度言いますが、家族のメインバンクをAcornにすることは、おすすめしません。面倒なデメリットがあるからです。

しかし、すでにメインバンクはあって、夫に内緒で小銭をプールして増やしたい人や、専業主婦だけれど将来子供にまとまった資産を残したい人にとっては、Acornは気軽に始めることができて、いろいろ便利なプラットフォームだと思います。

Acornの口座開設はこちらから

20年で元金が勝手に2倍!専業主婦や学生におすすめの少額積立投資はコレ!

日本では、マイナス金利など金融に関してはあまり嬉しくない情報ばかりですが、アメリカの金融市場は、日本ほど悲惨なわけではありません。以前と比べると金利は全般的に少なくなっているものの、長期的なスパンならかなり高い確率で増えてくれます。

投資というと、

「まとまったお金がなければどうせ増えない」

「専業主婦だし、知識もないし、無理」

という人が多いと思います。簡単そうに見えて、現実的には意外とハードルが高いんですよね。ここでは、私が1年ほど前から始めて息子と一緒にしている「少額積立投資」をご紹介しますね。

目次

  1. 積立投資って何?
  2. 積立投資のメリットとデメリット
  3. 少額で始める人はコレで選ぶべし
  4. 超簡単、しかもほぼ放置、それでも増えるのはAcorns

1.積立投資って何?

積立投資とは、市場の変動に関係なく、週に1回とか月に1回という頻度で、定期的に一定額を積み立てるタイプの投資方法です。短期スパンではなく長期スパンで行うのが特徴で、10年後、20年後を見据えて大きなリターンが期待できます。

積立投資商品は、アメリカだけではなく、もちろん日本にもあります。少額で始められるものもあって、よく知られている所なら「積立NISA」などがあるのではないでしょうか。

積立投資の特徴は、

  • 自分で銘柄を選ぶ必要がない→専門知識がなくてもOK
  • 少額で始められる→積み立てていけばやがては大きな資金となる
  • 市場の動きを考える必要なく、どのタイミングでも始められる

などがあります。これまで投資に挑戦したことがない人にとっては、どれもプラスなメリットのような気がしませんか?積立投資は、専門知識がない人や、少額でコツコツ始めたい人のための商品だと思います。

2.積立投資のメリットとデメリット

メリット

  • 銘柄は投資のプロが選んでくれるので、私たちは選ぶ必要がない
  • 複数の銘柄が信託としてまとめられているので、分散投資ができる
  • 長期間コツコツ積み立てることで、時間分散効果もある
  • 市場の変動はほぼ気にならない。放置状態でもOK
  • 専門知識がなくても始めやすい
  • リスクが限りなくゼロに近い(投資である限り、ゼロにはなりません)

デメリット

  • サービス料がかかる→金融機関ごとに異なるので、上手く選べば問題なし
  • 短期間で解約すると、期待するほど増えないし、市場の状況によっては原価割れするリスクもある→長期間続ければ、このリスクは限りなくゼロになります
  • 自分で銘柄を選べない→AppleとGoogleだけに投資、ということはできません
  • 一度にまとまった金額を銘柄に突っ込むタイプの投資ではない
  • 株価が安い時に買っても、長期的にはほぼ意味がない
  • 金融機関が倒産すると、全てを失う→だいたいM&Aで乗り切るので心配不要

3.少額で始める人はコレで選ぶべし

株や投資に慣れていない人にとっては、正直、話を聞いているだけで眠くなると思います。私も最初はそうでした。でも大丈夫。アメリカにはたくさんの金融機関があって、その中には少額で積立投資したい人でも大きく増やせる商品が、いくつかあります。

積立投資を始める際には、いくつか注意点があります。何でもOKというわけではありません。これを知らないと、口座を開設して始めたけれど、不満ばかりが募る結果になるかもしれないので、注意してくださいね。

少額で始める人がまず最初にチェックすることは、

手数料ができるだけかからない商品を選ぶこと

が何よりも大切です。手数料のかかり方などは金融機関によって違いますが、積立投資商品の場合には、毎月いくらと言う感じで手数料がかかる所が多いです。例えば、5ドルを積み立てたのに、手数料が4ドル持っていかれたのでは、実質的に投資できる金額はたったの1ドルとなってしまいますよね。手数料が4ドルの金融商品は、毎月500ドル投資できる人にとってはリーズナブルかもしれませんが、毎月5ドルを積み立てたい人には、向いていないのです。

4.超簡単、しかもほぼ放置、それでも増えるのはAcorns

私がオススメするのは、実際に去年あたりに息子に紹介して、良さそうだったので私自身もその後始めたAcornsという積立投資商品です。これは、

積立は毎週5ドル~

この部分が、私が息子にAcornsをすすめた大きな理由の一つです。息子はまだ大学生ですが、アルバイトでわずかばかりの収入があります。働き始めたら安定した収入が入ってくるのでしょうけれど、それまでに投資や金融のざっくりとした仕組みやメカニズムを体感してもらいたかった、というのが私の考えでした。

毎週5ドルなら、月に換算しても20ドルです。このぐらいなら、学生でも十分に可能な金額ですし、「精神的に負担にならない金額」だと思います。積立投資に関しては、どんな時でも金銭的かつ精神的に負担が少なく家計を圧迫しない金額であることが、とても大切です。

ちなみに、私も息子から数か月遅れて始めましたが、毎週10ドルを積み立てています。このぐらいの金額なら、専業主婦の人でも十分にできると思いますし、もしかしたら旦那さんにもバレることなく財を築けるかもしれません(笑)。

「知らない間に勝手に貯まる」ことは、大きな魅力だと思います。

ちなみに20歳の息子が60歳まで続けた場合、日常生活の中でほぼ「忘れてた」積み立てが、なんと$100Kとなります。これはあくまでも平均的なリターンによってAcornが計算した予想ですが、60歳になった時に「大昔にママが勧めて初めたもの」がまとまった資金になることは、決してマイナスにはならないと思います!

手数料は月に3ドル~

手数料が毎月たったの3ドル~というのも、私がAcornsを気に入った理由ですね。上記しましたけれど、少額での積立をマックスに増やすためには、手数料を可能な限り減らすことが得策です。

Round-up制度

これはどういうものかというと、例えばスーパーに行って$49.50使ったとしましょう。$49.50を支払うと感覚的には$50払った気がする人は多いですよね。AcornsのRound-upシステムでは、この差額の$0.50を投資に回す、という仕組みです。週に1度、それぞれいくら使ったのかを計算して、Round-up分が定期的な積立とは別に、投資口座に入るのです。

ただしこれはオプションなので、毎週の積立金だけで良いという人は、する必要はありません。私自身は、このRound-up制度を利用していますが、息子は使っていません。

リタイアメント向けのIRAにすることもできる

基本的に、この積立投資は課税対象ですが、Traditional IRAやRoth IRAにしてもらうこともできます。私の場合、既に別の所で既にIRAはしているので、AcornsではIRAタイプにはしていません。

Checking Accountも作れる

Acornsは投資がメインの金融機関ですが、Checking Accountも作れます。その他には、子供の教育費を貯めたい人向けのサービスもあるようですね。

ちなみに近年では、金融機関の中には、給料日よりも1日とか2日早くお金を入金しますよ、という所が増えています。会社は何日も前にお給料の振込手続きをしているので、金融機関にとっては、それを1日や2日早めにリリースした所で、大きな痛手にはならないのでしょう。

Acornsでは、Checking Accountを作ってお給料の振込口座にすると、給料日よりも2日間早く入金してくれるというサービスがついています。

ちなみに、Acornsは店舗を持たないネット型の金融機関です。Checking Accountを開設すると、デビットカードを発行してもらうことができますが、ATMを利用した時にかかる手数料は、全て返金してくれるというサービスがついています。

それ以外にも、Overdraft Protection Feeがかからないという魅力もあります。大手の銀行だと、Checking Accountが残高不足になってOverdraft Protectionが発動すると、手数料が1日当たり12ドルかかる所があります。それがかからないということは、残高ギリギリでやりくりしている家庭にとっては、大きなメリットだと思います。

アプリが使える

アプリが使えると、時間のある時に「いくらぐらい増えているのかな?」と気軽にアプリで残高チェックができます。始めたばかりの頃には、それほど大きく増えませんけれど、何年も継続すれば、残高を見る度にワクワクするぐらい増えているはず。スマホを手放せない人が多い時代だからこそ、ワクワクできるアプリって大切です。

ちなみに、アプリを使うと、将来どのぐらい元金が増えるかという見通しを、グラフで表示してくれます。これは現在の市場動向に基づいたリターン予測ですが、それによると20年で元金とリターンが同額、つまり投資した元金が2倍に増えるという計算です。

日本の積立投資では、20年で元金が2倍には増えてくれません。そう考えると、アメリカにいるからこそ、アメリカ金融市場の旨味を少しぐらい味わいたいものです。

Acornsをチェックしてみたい人はこちらから