サンクスギビングというと、アメリカ人の家庭ではおそらくほぼすべての家庭で、ターキーをはじめとする年に1度のごちそう大会を繰り広げます。確かにお祭り気分で参加するのも良いのですが、ターキーという肉、そして丸ごとの肉は、日本ではなかなかお目にかかることがない代物です。アメリカにいるからという理由だけで、それを美味しく調理しろと言われても、ハードルはかなり高いのではないでしょうか。
我が家では、ターキーは夫の係です。私は、スーパーで冷凍ターキーを買うだけなので、何をどうすればターキーが美味しくなるのかは、まったくわかりません。夫が突然他界したら、私のサンクスギビングからはターキーが確実に消えます(笑)。
目次
1.増えるテイクアウトサービス
アメリカ人なら全員がターキーを美味しく調理できるわけではありません。それに、調理にやたら時間がかかるしコストもかかるサンクスギビングの調理を面倒だと感じている人も、少なからずいます。特に子供が自立して老夫婦だけになったりすると、作るのが面倒だという人は増えるようですね。
そんな人たちにオススメなのが、サンクスギビングディナーのテイクアウトです。
これは、15年ぐらい前から始まったサービスで、近年ユーザーが増えており、今年から参加する店もたくさんあるのだとか。
イメージとしては、お節料理のテイクアウトような感じです。
テイクアウトのサンクスギビングは、
- 手軽に利用できる
- 一人暮らしや二人暮らしなら作るよりもたぶん格安
- 作る手間もかからず、おいしいディナーを楽しめる
- ターキーだけじゃなくコースでのテイクアウトができる
- 全て調理済みなので、家でチンするだけ
- 店によってはセットで購入できるだけでなく、単品での購入も可
- 後片付けが不要
などのメリットがあります。
2.どの店がおすすめ?

サンクスギビングのテイクアウトは、大きく分けると
- スーパー
- レストラン
- グルメ店
で提供されています。近年ではスーパーならどこでもテイクアウトをしていますが、レストランやグルメ店の場合には全店でサンクスギビングのテイクアウトをしているわけではありません。その点は、注意が必要です。
スーパー
スーパーのテイクアウトは、メニューの違いは多少ありますが、どの店でもだいたい定番なサンクスギビングのメニューを購入できます。ターキーに加えてマッシュポテトやマカロニチーズ、そのほかグリーンビーンズや芽キャベツのキャセロール的なものがついていることが多いですし、パンやデザートがついてくるセットもあります。
例えばホールフーズやボストンマーケット、カーマインズなどは、オリジナルなメニューがあるのでサンクスギビングのテイクアウトでも人気が高いのだそうです。
日本人に大人気のトレーダージョーズやコストコでも、やってますよ!
レストラン
ファストフード店やレストランは、その店のオリジナルの味やメニューが楽しめます。例えばケンタッキーと並んで人気のあるポパイ(Popeye’s)でもテイクアウトをしていますが、ここのターキーは、ポパイならではのケイジャンスタイルです。店舗によっては店内でのピックアップができたり、中には自宅までデリバリーしてくれる店もあるのだとか。
ローカルなレストランでもテイクアウトをしている店は多いですし、シズラーやボブ・エヴァンズなどでもしています。お気に入りの店がある人は、チェックしてみると良いかもしれません。
グルメ店
我が家がサンクスギビングの際には毎年利用しているHoney Baked Hamでも、数年前から少しずつサンクスギビングディナーのサービスを始めました。ほしいサイドディッシュを選んで購入しても良いですし、セットとして購入もできます。
グルメな肉で大人気のオマハステーキでも、やってます!もともとの商品がお高いので、サンクスギビングのディナーもお高いのですが、コチコチに冷凍された状態で配達してくれるので、近所にお浜ステーキの店舗がない人でも安心です。
3.テイクアウトで気を付ける点
サンクスギビングのテイクアウトで気を付ける点は、いくつかあります。
- 予約が必要(当日に行っても買えません)
- サイズをチェック(2~3人用とか、4~6人用などがあります。多めがベター)
- 受け取り方をしっかり確認(ピックアップの時間と場所を確認しましょう)
サンクスギビングの当日に、ふらりと店に行っても、買えない可能性は高いです。スペシャルなメニューなので、店側はオーダーが入った人の分だけを準備するからですね。要予約となっていることが大半ですし、オーダーの締め切り日などもあります。
多くの店では、この日はクローズです。クローズする店でもテイクアウトのピックアップサービスをしていることはありますが、その場合には朝何時から何時までの受け取り、のように時間を指定されていることもあります。要チェックです。
また、ディナーのセットはサイズごとに価格が違います。アメリカンサイズは大きめですが、サンクスギビングのディナーに関しては、それほど大きめではありません。3人でいただこうと3人用サイズを注文すると、「え?足りない。。」という事態になる可能性もあります。若干大きめのサイズをオーダーすることをおすすめします。
我が家では、まだサンクスギビングのテイクアウトは利用したことがありません。しかし今年は、自宅でターキーは調理しますが、サイドディッシュに関しては、テイクアウトするものもあります。作らずに済むというのは便利ですし、他人が作ったものを美味しくいただけることに感謝しようと思います。