日本でも、昭和の時代にはお正月にはほぼすべての店がクローズしていたので、世間のお母さんたちはおせち料理の材料を買うだけでなく、お店が閉まっている期間に消費する食料を買いだめしていたものです。
アメリカのお正月は、新年のカウントダウンをするだけで、他は「ほぼ平日」です。店も通常営業するところが多いですよね。
しかしそんなアメリカには、全国ほぼすべての店が一斉にクローズする日があります。11月の最終木曜日に訪れるサンクスギビングデーもその一つです。
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数年前までは、庶民の味方Walmartですら、この日には店をクローズしていました。しかし近年では、「ほかの店がクローズしている時こそ客を根こそぎゲットしよう」という商魂たくましい店がチラホラ出ており、夕方ぐらいにオープンする店舗もあります。
またサンクスギビングデーにも営業する店が少しずつ増えており、今後もこの傾向が続きそうな雰囲気です。
1.営業している店
どんな店がオープンするのかというと、
- Albertson系列のスーパー
- Kroger系列のスーパー
- Whole Foods(スーパー)
- Wegmans(スーパー)
- The Fresh Market(スーパー)
- Michaels(手芸)
- Old Navy(アパレル)
- Walgreens(ドラッグストア)
- CVS(ドラッグストア)
- Kmart(総合店)
- Bass Pro Shops(アウトドアの店)
- Family Dollar(ディスカウントショップ)
- Dollar General(ディスカウントショップ)
- Big Lots(ディスカウントショップ)
などがありますね…他にも探せばありそうです!
飲食店も、けっこう営業しています。
- スターバックス
- ダンキンドーナツ
- ドミノピザ
- バーガーキング
- マクドナルド
- ポパイ
- ソニック
- デニーズ
- IHOP
- Golden Corral
- Hardee’s
- バッファロー・ワイルド・ウィングス
- Apple Bee’s
- TGIフライデー
- ワッフルハウス
- Romano’s Macaroni Grill
などがあります。もちろんその他にも、サンクスギビングデーの朝だけオープンとか、午後からオープン、夜になってオープン、なんて店もあるかもしれません!
2.サンクスギビングデーに営業するメリットとデメリット
サンクスギビングデーのように国民的な祝日に店を営業することには、賛否両論のようです。
営業するメリット
- 祝日なんて関係ねーという人にとっては営業してもらうとありがたい
- 店にとっては売上アップが期待できる
営業するデメリット
- 従業員をシフトに入れると恨まれる
- 祝日手当など普段よりも人件費が多くかかる
- 店によっては期待するほど客が来ない可能性もアリ
などがあるでしょうか。
ちなみに、サンクスギビングデーの翌日は、年一番の大セール、ブラックフライデーです。サンクスギビングの日にクローズしていたお店の多くは、ブラックフライデーには通常よりも早めに開店し、目玉商品を狙う客が深夜や早朝から店の前に長い列を作ることもあります。
私はサンクスギビングデーにあえて買い物に出かけようという気にはなりませんが、万が一体調を崩してドラッグストアに行きたい!なんて時には、空いている店があるというだけでも安心感があるかもしれませんね。