アメリカで生活していると、独身世帯は分かりませんけれど、結婚していたり子供がいる家庭では、とても高い確率でクリスマスにはツリーが登場します。クリスマスツリーは、毎年リサイクルできるフェイクタイプもあれば、クリスマスの後には処分しなければいけない本物のツリーもあります。
私はいつも思うのですが、このクリスマスツリーは皆さんいつ片付けるのでしょうか?
目次
1.ショップは12月26日からクリスマス色ゼロ
日本では、クリスマス=クリスマスイブですよね。そのためクリスマスの主役は12月24日となり、12月25日になるとほぼすべてのショップではクリスマスのデコレーションが外され、ツリーも撤去され、一気にお正月の装いとなります。きっと店員さんたちが徹夜で作業してくれているのでしょうけれど、あっという間に雰囲気が変わるスピード感はすごいの一言ですね。
アメリカでも、ショップはクリスマスが終わるとクリスマスアイテムは店の端っこに移動されて大セール品の扱いとなります。そして店舗の中心には、早々とバレンタインのアイテムが並びます。
どこよりも時代を先取りするなら、ショップを真似て12月26日に早々とツリーを片付けるのが良いかもしれません。他の家庭ではまだホリデー気分が抜けきれずにいるのを横目に、自分はさっさと新年の幕開けをするという過ごし方も、個人的には悪くないと思いますね。
2.一般家庭は1月上旬が多い
しかしアメリカの一般家庭で、12月26日にクリスマスツリーを片付けるという家は、私自身はこれまで見たことがありません。私自身、過去に一度だけこれを実践した故tがありますが、夫からも息子様からも大バッシングを受けました。
息子が隣で「えっ?」と絶句しているのを見ながら、他人よりも早くホリデー気分を一掃して新年へ向けてフレッシュな気持ちへと切り替えるのだという理由で、ツリーだけでなくクリスマスのデコレーションもすべて撤去しました。
ホリデー気分から素早く脱却するという点では、確かに大きなメリットはありました。しかし、できるだけ長くハッピーなホリデー気分でいたい家族からはとても不評で、私がホリデーを台無しにしたと今でも恨まれています。。
周囲を見ると、皆さん1月の1週目もしくは2週目ぐらいまでにはツリー及びデコレーションを片付ける家庭が多いような気がします。クリスマスごろから「ホリデー」と称して年明けまで休暇を取っていた人たちも、1月早々に会社へ戻ってきます。そうした人にとっては、家に帰ってホリデー気分が残っているよりも、シャキッと一年を始めたいのかもしれませんね。
3.伝統では1月6日が最終日
ちなみにイギリスでは、クリスマスは12夜続くという伝統があります。エピファニー(Epiphany)というものですね。詳しい由来は省きますが、12月25日のクリスマスから12日数えると、ちょうど1月5日となります。そのため、この日まではクリスマスと考えて、1月6日に一斉撤去するという風習があるのだとか。
もしもこの伝統に忠実に守るのなら、クリスマスツリーを下ろすのは1月6日ごろが理想的なのかもしれません。
4.生木は自治体が回収してくれる
アメリカの自治体の中には、1月の中旬から下旬にかけて、クリスマスツリーのピックアップをしてくれる所がたくさんあります。定期的なごみ収集とは別に、家の前にツリーを出しておくと、無料で引き取ってくれるという便利なサービスですね、
我が家では20年間ずっとフェイクなツリーを使用しているので、このサービスは利用したことがありません。しかし生木をツリーにしている家庭にとっては、捨てに行かなくて良いのですから、とても便利だと思います。