安楽死とは、人または動物に苦痛を与えずに死に至らせることである。一般的に、終末期患者に対する医療上の処遇を意味して表現される。
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日本では、安楽死は認められていません。ガンなどもう治らないことが分かっている病に侵されたとしても、自分の迫りくる最期を痛みに耐えながら待ち続けなければいけません。
アメリカでは現在、安楽死を認める動きが進んでいます。州によって法律が異なりますが、
- オレゴン (Death with Dignity Act)
- ワシントン (Death with Dignity Act)
- バーモント (Patient Choice and Control at the End of Life Act)
- カリフォルニア (End of Life Option Act)
- コロラド (End of Life Options Act)
- ワシントンD.C. (D.C. Death with Dignity Act)
- ハワイ(Our Care, Our Choice Act)
- メイン (Death with Dignity Act)
- ニュージャージー (Aid in Dying for the Terminally Ill Act)
- ニューメキシコ (Elizabeth Whitefield End of Life Options Act)
と、現在(2023年)では上記の州で安楽死が認められています。
その中でも最も早く安楽死を認めているオレゴン州では、安楽死を希望して別の州からオレゴン州へ引越ししてきた人でも、受け入れています。
死にたいから安楽死、ではない
安楽死が認められているとはいえ、死にたいから安楽死という安易な選択はできません。多くの州では、
- 治療が難しい病気。余命6カ月以内など余命の制限が設けられていることもある。
- 患者自身に判断能力があること(認知症はダメ)
- 州民であること、年齢は18歳であること、などの制限
を設けています。安楽死の先進国であるスイスでは、年齢制限や国民でなくても、安楽死のためにスイスへ飛行機で行き、そこで安楽死させてもらえるという選択肢も提供していますが、アメリカにはそうしたサービスはまだありません。
最期は医療機関?それとも自宅?
外国人でも受け入れているスイスの安楽死は、医療機関で専門家の立会いの下に行います。眠るように、確実に逝けるというメリットはありますが、大好きな自宅で最期を迎えたいという人にとっては、デメリットと言えます。
一方のアメリカでは、安楽死の認可が下りると、お薬が処方されます。それを服用すると10分程度でこん睡状態になり、4時間以内に心臓が止まるというわけです。
もともとは、この安楽死のお薬にSecobarbitalが使われていました。しかし価格が高くなってしまったので、代替薬として別のお薬が登場したらしいのですが、これがひどい粗悪品だったのでしょうか。昏睡しないどころか耐えられない激痛で叫び続ける人が続出したり、心臓が止まるまで何日もかかってしまうケースなどがあったりしたそうです。
ガンの末期などで、もう治らないと分かった時、自分がどのように最期を迎えたいかは、人それぞれだと思います。人生の幕を楽しく閉じたいと安楽死を選ぶ人もいるでしょうし、苦しむのも人生だと自然死を望む人もいるでしょう。
どちらも自分の人生。しかし私個人の意見としては、選択肢があることは嬉しいと思います。