世界最大のガソリンスタンドはアメリカにある!

アメリカのガソリンスタンドは、全般的に日本よりも広い所が多いですね。私が普段、安いという理由で通っているサムズのガソリンスタンドでも、12基24ポンプがすべてセルフサービスで設置されています。

しかし!アメリカには、全米で最大規模を誇るガソリンスタンドチェーンのバッキーズ(Buc-ee’s)があり、2023年にはテネシーに世界最大のスタンドをオープンさせ、なんと2024年には、さらにその上を行く新世界最大スタンドがテキサスにオープンしました。

このガソリンスタンド、テキサスのサンアントニオから東に1時間ほど走った場所にあり、なんとポンプ数は、60基120ポンプもあります!

ちなみに、ここはガソリンスタンドだけではなく、動画を見ると分かりますが、中には巨大なフードコートがあって飲食もできますし、ショッピングもできます。ちょっとしたショッピングモールのような感じで、わざわざこのガソリンスタンドに遊びに来る家族連れもいるのだとか。

運転免許証がアプリになった!これ、どこで使えるの?

DMVが発行してくれる運転免許証は携帯するプラスチックタイプです。

しかし最近は、スマホのアプリとしてIDを格納できるデジタルIDなるものが登場していますし、場合によっては、そのデジタルIDをApple Walletに保管することもできます。

そうなると、いよいよ財布を持たずに外出できる時代が到来した!

と期待したくなりますが、実際の所、このデジタルIDはどこで使えるのでしょうか?

路上で警察官に免許証の提示を求められた時にも使えるのか?

空港のセキュリティチェックで提出してもOKOなのか?

いろいろ疑問が残ります。

そこで今回は、デジタルIDがどこで使えて、どこで使えないかをリサーチしてみました!

Walletに入れる方法は難しくない

スマホのWalletに運転免許証をデジタル保存する方法は、難しくありません。デビットカードやクレジットカードをWalletに登録するのと同じ要領で、登録できます。

使える州が少ない

2024年現在、使える州は少ないという大きなデメリットがあります。州ごとにデジタルIDアプリを使っているとはいえ、スマホのWalletに入れられるかどうかは、その州によって大きく違うようですね。

ちなみにIDを現在ウォレットに格納できる州は、Apple Walletを見ると、

  • アリゾナ
  • カリフォルニア(試験中)
  • コロラド
  • ジョージア
  • ハワイ
  • メリーランド
  • オハイオ

に限定されています。それ以外の州は、各州のアプリを使いながら、スマホのWalletに格納できる日が早く来るのを夢見ながら、辛抱強く待つしかありません。

使えると無限に便利

既にWalletにIDを格納できる州では、すでに便利すぎて狂喜乱舞する人が続出しているようです。

  • お酒を買うときの身分証提示
  • コンサートなどでの身分証提示
  • 空港での身分証提示

など、従来の免許証を提示する場所で、問題なく使えるようです。

ただし、デジタルIDを受け入れるかどうかに関しては、受け入れる側が決めています。そのため、空港によっては「デジタルはダメ、プラスチックのIDを見せて」という所もあるようです。

全米でデジタルIDが一般になるまでは、もうしばらく財布の中にIDを携帯し続けたほうが良さそうです。

その車両、覆面パトカー?それとも犯罪者?見分けることはできる?

日本にもアメリカにも、覆面パトカーはあります。覆面パトカーは多くの場合、潜入捜査や尾行,張り込みなど重大な任務に就いているため、道路を走っている一般車両のスピードオーバーなどの違反を取り締まるほど暇ではありません。任務が異なるからです。

犯罪大国のアメリカでは、夜間にパトカーらしき車に止められたけれど、実際には警察ではなく強盗だったりレイプ犯だったり、中には殺人犯だったなんてこともあります。そのため、自分が住んでいる州で、覆面パトカーに与えられている権限を知っておくことはとても大切です。

目次

  1. 州ごとの違い
  2. 覆面パトカーを見分けることができるメリット
  3. 覆面パトカーか不明な車に止められたら911

1.州ごとの違い

State覆面パトカーに対する法律
Alabama覆面パトカーで交通違反の取り締まりができる
Alaska覆面パトカーによる取り締まりは違法ではないが、緊急時以外は推奨されていない。
Arizona覆面パトカーで交通違反の取り締まりができる
Arkansas覆面パトカーで交通違反の取り締まりができる
California覆面パトカーによる交通違反の取り締まりは禁止
Colorado覆面パトカーで交通違反の取り締まりができる
Connecticut市民の安全が脅かされている時以外は、推奨しない
Delaware覆面パトカーで交通違反の取り締まりができるが、実例無し。
District of Columbia交通違反の取り締まりは禁止。
Florida覆面パトカーで交通違反の取り締まりができる
Georgia取り締まりは違法ではないが、取り締まり業務だけに覆面パトカーを使うのは禁止。よって、ほぼなし。
Hawaii覆面パトカーで交通違反の取り締まりができるだけでなく、警察官は青いライトを搭載した自身の車で取り締まってもOK。
Idaho覆面パトカーによる交通違反の取り締まりは禁止。しかし現在、法律を緩くしようと計画中。
Illinois取り締まりだけでなく逮捕することも許可されている。しかし、覆面パトカーだけでのカーチェイスはNG。
Indiana交通違反の取り締まりができる
Iowa法律では認められているけれど実例無し
Kansas交通違反の取り締まりができる。覆面パトロール車両によってできる職務が制限。
Kentucky緊急時にサイレンやホーンを使った場合のみ取り締まり可能
Louisiana交通違反の取り締まりができる
Maine継続的でなければ交通違反の取り締まりをしてもOK
Marylandサイレントライトを使えば取り締まり可能
Massachusetts交通違反の取り締まりができる
Michiganオペレーション・ゴーストライダーで職務が規定。覆面パトカーはパトロールを行い、連絡を受けて急行した警察車両が取り締まる。
Minnesota覆面パトカー車両によって職務制限あり。緊急時には取り締まり可能。
Mississippi交通違反の取り締まりができる
Missouri取り締まる際には、サイレンとライトの両方を使うことが義務。
Montana一般市民の交通違反を覆面パトカーが取り締まることは稀
Nebraska覆面パトカーはパトロールを行い、連絡を受けて急行した警察車両が取り締まる。
Nevada交通違反の取り締まりは可能。しかし覆面パトカー自体が少ない。
New Hampshire交通違反の取り締まりができる
New Jersey覆面パトカーはパトロールを行い、連絡を受けて急行した警察車両が取り締まる。
New Mexico覆面パトカーによる交通違反の取り締まりは禁止。
New York覆面パトカーはパトロールを行い、連絡を受けて急行した警察車両が取り締まる。
North Carolina取り締まりは可能だが、覆面パトカーの車両が少ない。
North Dakota覆面パトカーはパトロールを行い、連絡を受けて急行した警察車両が取り締まる。
Ohio覆面パトカーによる交通違反の取り締まりは禁止。
Oklahoma交通違反の取り締まりができる。日常的でもOK。
Oregon覆面パトカーが交通違反を取り締まるには特別許可が必要。
Pennsylvania覆面パトカーはパトロールを行い、連絡を受けて急行した警察車両が取り締まる。ただし犯罪発生時は別。
Rhode Island交通違反の取り締まりができる
South Carolina覆面パトカーによる交通違反の取り締まりは禁止。
South Dakota交通違反の取り締まりができる
Tennessee制限なし。覆面パトカーは警察車両と同じ位置付け。
Texas警察バッジを掲示すれば取り締まり可能。容疑者が逃亡したら、許可を取って追跡OK。
Utah交通違反の取り締まりができる
Vermont交通違反の取り締まりができる
Virginia交通違反の取り締まりができる
Washington州警察はOK。ローカルPDは禁止。
West Virginia交通違反の取り締まりができる。日常的でもOK。
Wisconsin車両にフラッシュするライトが搭載されていれば取り締まりOK。
Wyoming緊急時を除いては覆面パトカーによる交通違反の取り締まりは禁止。

2.覆面パトカーを見分けることができるメリット

覆面パトカーを見分けられると、犯罪の被害に遭わずに済むかもしれません。

例えばアメリカで決して少なくない犯罪の一つに、警察車両を装って一般市民の車を止め、強盗やレイプなどするという悪質な手口があります。

高速道路を走行している時に、背後からライトをフラッシュされたとしましょう。普通の人は、警察に止められらと思いますよね。それに通常の場合には、警察にこれをされたら路肩に止まらなければいけません。

しかし暗い夜道、車の通りも少ない場所だと、「止まるけれど、ここは怖いので嫌だ」と思うかもしれません。

そんな時、バックミラーに映る車が警察車両なのかどうか、覆面パトカーの可能性はあるのかどうか、といった情報を知っていれば、速やかに対応できるのではないでしょうか。

3.覆面パトカーか不明な車に止められたら911

警察っぽいけれど警察車両ではない、覆面車両なの?と不安になったら、速やかに911へ電話してください。

この時、車を止めてはいけません。ゆっくりと走行してください。車から降りるのはNGです。

スマホから911へ電話をして大体の場所を告げれば、オペレーターが該当する警察車両が現場にいるかどうかを確認してくれます。それと同時に、何をするべきか、何をしてはいけないかという点も教えてくれます。

覚えておきましょう。911は善良な市民を守るためにあるのです!

別の州から持ってきた車を登録したい!手続きとかかる費用は?

我が家は転勤族なので、州をまたぐ引越しの時にも、基本的には車を全て持っていきます。そして、その度に激おこプンプンとなることがあります。それは、

登録料がクソ高い

という事です。

州によって、どんな手続きが必要かは若干異なりますが、

  • その州の運転免許証
  • 州が課している車の検査をしましたという紙
  • 州内に住んでいますという証拠(家の契約書、光熱費など)
  • 自分がオーナーだという証拠(買ったばかりなら購入した契約書やTitleなど)

などが一般的です。

もしも引越してきたばかりで、運転免許証と車の登録をどちらも手続きしなければいけない場合には、最初に免許証、それから車の登録、という順序になります。

DMVによっては同じ日に手続きできる事もありますが、これは州によって異なるので、住んでいる州もしくは引越し先の州のDMVの公式サイトで確認することをおすすめします。

他州からの切り替えは登録料がクソ高い

新車でも中古車でも、車を買って登録する時には、安くても数百ドル、高ければ数千ドルという新規登録費用がかかります。

ディーラーで車を買うと、この登録料は契約費用に含まれていることが多いので、気づかない人も多いかもしれません。でも、契約書を見てください。払っています。

登録にいくらかかるかは州によって違いますし、車の年式や価値によっても変わります。

しかしどういうわけか、他州のプレートを付けた車を持ってきてDMVで切り替えの手続きをしようとすると、再びこのクソ高い新規登録手数料を課されます。

数年前、別の州から今住んでいる場所へ車を3台持ってきて、ナンバープレートの変更手続きをするべくDMVへ行ったら、登録手数料として2,000ドル以上払う羽目になりました。3台分とはいえ、高すぎて驚きのあまり文句を言いそうになってしまいました。

この登録料を決める要素は、

  • 車両価格(DMVによっては冊子が置いてあって、それに基づいて決める)
  • 車種(事故りやすい車だと高めの設定)
  • 保険会社(評判が悪い保険会社だと登録料が高くなる)
  • 何処で車を購入したか(ディーラーより個人売買だと登録料がなぜか高くなる)

などがあります。DMVではただ自動車の登録をするだけじゃなく、面倒を掛けそうな車や持ち主だと、若干割高なチャージをしているようですね。。

廃車宣告から保険金入金、最短どのぐらい?

少し前のブログで、自動車の自損事故を起こすと、自分の意志に関わらず保険会社が勝手に廃車を宣告してしまうことがあるというエピソードをご紹介しました。

こちらから

保険会社が廃車を宣言すると、その車はもう自分の手元には返却されません。保険会社が買取って処理という形になるので、私達は車がない状態で保険会社からお金が送られてくるのをひたすら待たなければいけません。

今回は、廃車宣告を受けてから次の車を買うまでのプロセスとかかる時間を、経験を元にご紹介します。

目次

  1. 整備工場から保険会社へ見積もりが送られる。そして保険会社が廃車を宣告
  2. 車はレッカーされる
  3. レッカー先で全損車としての価値が計算
  4. 車のTitleを郵送で送る
  5. Titleが受理されたら保険会社へ、お金あげてもいいよと連絡
  6. 保険会社から支払いがある
  7. お金をもらって終わりじゃないかもしれないぞ!
  8. 廃車宣告から入金まで、かかる日数は?

1.整備工場から保険会社へ見積もりが送られる。そして保険会社が廃車を宣告

保険を使って自動車の修理をする場合、自動車の整備工場が破損をチェックして、見積もりを保険会社へ送ります。

その見積もりを見て、保険会社が廃車を決定すると、整備会社及び車の所有者へ「廃車の通知」が来ます。郵便で送られてくるわけではなく、軽くメールで「直せないので廃車です」的に来ます。

そして車が修理されることを切望している私たちは、途方にくれます。

知っていると便利なこと

整備工場へ、「もしも廃車対象となりそうな場合には全額自腹で修理するかもしれないので、まずは保険会社ではなく自分たちへ連絡が欲しい」と伝えることはできます。違法でもなんでもありません。

保険を使わずに自己負担で修理をすると、保険は関係ないので、以下の手続きはなくなります。廃車扱いにもなりません。

2.車はレッカーされる

最初のステップは、車のレッカー移動です。多くは、保険会社がレッカー移動を手配してくれて、レッカー移動会社から所有者の元へ電話が入ります。

その電話は、「レッカー移動する前に車内から私物を除去してください」

という内容です。

ちなみに我が家の場合、レッカーするよと連絡が来たのは、保険会社が廃車を決めた翌日でした。

ここで注意したいのは、車から取り除くのは私物だけではなく、ナンバープレートもです。ドライバーで簡単に外れますし、車が修理業者などに保管されているのなら、業者の人がプレートを外してくれたりします。

※外したナンバープレートの使い道は、後ほど説明します。

3.レッカー先で全損車としての価値が計算

レッカー先では、全損車(Total Loss)としての価値が計算されます。

何のために、そんなことをするのか?

それは、全損の状態でもオークション市場で売れるからです。もちろん、全損なので修理をしても中古車と言う扱いにはなりません。Totaled CarとかSalvaged Car、つまり全損した経歴を持つ傷物という位置づけで売却されます。

その売却額を計算するわけですね。

もしも車の所有者が全損車をキープしたいと希望すると、事故直前の車体価値から全損価値が差し引かれた金額が、保険会社から送られてきます。

4.車のTitleを郵送で送る

全損車としてどのぐらいの価値があるかを計算する作業は、ケースバイケースで時間がかかります。

しかし、もしも全損した車を手放し、保険会社からお金をもらって別の車を購入しようと考えている人なら、レッカー先に伝えることで手続きがスピードアップします。

次のステップは、車の所有権があることを示すCertificate of Titleの原本を郵送するという手続きです。オフィスが近ければ直接持参するのもアリですね。送る先は車がある場所、つまりレッカー先です。

このCertificate of Titleは、車のローンが残っている場合には、ローン会社が持っているので所有者の手元にはありません。ローンを完済したら、郵送で送られてきます。

もしもローンを完済している人なら、手元にあるはずなので、それを指示された方法でレッカー先に送ります。

紛失したらどうする?

車のTitleは、車内に放置するものではなく、自宅の金庫あたりに入れておく書類です。引っ越しなどで保管場所が分からなくなってしまったり、金庫そのものが盗難にあったり、必要な時にTitleが見つからない!と言うことは、なきにしもあらず。

もしも見当たらない時には、DMVで再発行してもらうことができるようです。ローンを組んでいた金融機関では、Titleの原本をそのまま私達に郵送しているので、コピーをくれと言っても持っていません。

連絡先は、州のDMVです。

5.Titleが受理されたら保険会社へ、お金あげてもいいよと連絡

Titleを郵送で送る際には、ここに何を記入しろと言った細かい指示書に従って正確に記入しましょう。書類が不備だと、送った書類が返送されてきます。やり直せという事ですね。

そんなやり取りを何回も続けるうちに、時間ばかりが経ってしまいます。だから、指示通りにしっかり記入して、一発合格を目指しましょう!

Titleがレッカー先に受理されると、問題ないかどうかをチェックした上で、保険会社へ「問題ないのでお金払ってあげていいよ」という連絡が入ります。

6.保険会社から支払いがある

レッカー先から連絡が入ると、保険会社は私たちにお金を払う準備をして、チェックを郵送するか、もしくはDirect Depositで入金してくれるか、のどちらかで支払ってくれます。

このステップにかかる時間は保険会社によって異なりますが、我が家で加入している保険会社では、48時間以内とおっしゃってました。

7.お金をもらって終わりじゃないかもしれないぞ!

州によっては、保険金を受け取った後にも、廃車の手続きが残っていることがあります。注意しましょう。

それは、ナンバープレートの返却です。多くの州では義務化されていて、プレートを一定期間内に返納しなければ、その住所に登録されているほかの車両のナンバーや運転免許証が一時的に無効となってしまうペナルティが課せられています。

私も、レッカーの前に外したナンバープレートをDMVへ返却に行きました。手続きは難しくなく、本人確認をされたり、プレートを外した車がどうなったのかを聞かれたぐらいでした。

8.廃車宣告から入金まで、かかる日数は?

廃車宣告から実際に入金があるまで、かかる日数はケースバイケースです。もしも事故の際に他人や他車を巻き込んでいれば、その調整などでも時間がかかるため、保険の支払いは遅くなってしまうでしょう。

揉めないケースでは、大半の場合には30日以内に入金があるようです。でも中には、とても速くて1週間以内に入金されたという人もいるので、本当にケースバイケースですね。

【アメリカあるある】アメリカは前向き駐車が主流!どうして?

日本にある駐車場の多くは、後ろ向きに駐車(Back-in)をします。少なくても、私が日本にいた頃には、そうでした。最近では、排気ガスが植え込みに害が出るという理由で前向き駐車をお願いしている店もあるようですが、そうした注意書きがなければ多くの人はきっと、当たり前のように後ろ向きに駐車することでしょう。

しかしアメリカでは、ほとんどの駐車場で前向き駐車(Head-in)をします。私にとっては、この駐車方法は簡単そうでとても難しく、ストレスでした。だって、真っ直ぐ入らないし、出る時にも後ろを気にしなければいけないので時間がかかりますし、何度もやり直すのも面倒です。今でも、前向きの駐車はあまり好きではありません。

しかし他のアメリカ人を見ると、皆さん上手に前向きに入れます。しかも、まっすぐに入ってる!

今回は、この前向き駐車について、少し調べてみました。

前向き駐車のメリット・デメリット

メリット

  • 駐車スペースに収めるために何回もやり直す必要がない
  • 駐車にかかる時間が短い
  • 後進する時にウッカリ車をぶつけたり人を轢く心配がない
  • トランクを開けやすく、荷物を出し入れしやすい
  • 車のナンバープレートが見やすい(州によっては前プレートが不要な所もある)

デメリット

  • 大きな車だと駐車しづらい
  • バックで出る時に事故が起こりやすい
  • 駐車スペースが広く必要(これは駐車場を作る側にとってのデメリット)
  • 駐車した状態で故障すると、エンジンルームへのアクセスが難しい

近年は後ろ向きに駐車する人も増えている

近年では、自動車にリアカメラが搭載されている車が多いので、アメリカでも自宅の駐車場などは後ろ向きに駐車する人が増えています。それに、後ろ向きの方が出る時に楽ですし時間もかからないので、朝はさっと出かけたいというときなどは、お尻から駐車しておくのが効率的で時間短縮にもつながりそうですね。

【SF訪問記1】無人の自動運転車に乗ってみた!

私は先日、息子様の引っ越しを手伝うため、少しの間サンフランシスコに滞在していました。そこでなんと、運転手がいない自動運転車に乗ることができました!今回は、その感想や気づいたことをご紹介します!

まずは、こちらをご覧ください。

私のX投稿

目次

  1. 私が利用したのはWaymo One
  2. Waymo Oneの利用方法
  3. 利用して気づいた点

1.私が利用したのはWaymo One

私が利用したのは、Waymo Oneという会社のものでした。Uberのように利用できるサービスを展開しており、2024年現在では、ロサンゼルスやサンフランシスコ、フェニックス、そしてテキサスのオースティンの4都市で展開されています。

私は、このうちサンフランシスコで利用したわけですけれど、サービスが網羅されているのは、サンフランシスコの中心部に限定されています。街のはずれにある空港からのタクシー替わりには、残念ながらできません。

2.Waymo Oneの利用方法

サンフランシスコでWaymo Oneで利用する際には、まずスマホにアプリをダウンロードした上で、都市を選択して登録します。しかし人気があるのでしょうか、登録してもすぐに利用できるわけではなく、ウェイティングリストなるものに名前を乗せて、順番が回ってくるのを待つ必要があります。

エリア外からの登録はできなかった

他のエリアはどうだか知りませんけれど、サンフランシスコの場合、サービスエリア外から登録しようとしても、「あなたの地域からは利用できません」という表示が出てしまい、ウェイティングリストに名前を乗せる事ができませんでした。

そのため、サンフランシスコへ到着してからウェイティングリストへ名前を乗せ、2週間ちょっと待ったぐらいのタイミングで、「はい利用できるようになりましたよ!」という通知をいただきました。

3.利用して気づいた点

気づいた点1:ルートはもちろん、どこで車線変更するかも乗車前に設定され、遵守

Waymo Oneは、基本的にUberやLyftと同じように、サービスを利用する際にはアプリ上で目的地を設定した上で、最初に値段が分かる仕組みとなっています。この段階で、走行するルートが決まります。

車を運転していると、何車線もある道路から右折する際には、ソロリソロリとタイミングを計りながら右折車線へ移動した上で右折します。左折も同じです。

人間のドライバーなら、車線変更のタイミングは自分で決められるのですけれど、無人タクシーWaymoの場合には、どの場所で車線変更するかが、最初にルート設定されるときに決まります。マップ上にも表示され、本当にその場所で車線変更をします。

気づいた点2:Jウォーク飛び出しにも対応可能。

アメリカの郊外には、人が外を歩くということが少ないので、飛び出しに関してはあまり考慮する必要がないかもしれません。しかし都市部では、Jウォークと呼ばれる「横断歩道がない場所で勝手に人が道路を渡ろうとする行為」が普通に行われており、どこからでも人が飛び出してきます。

Waymoに乗っている時にも、横断歩道がない場所で人が飛び出してきました。この場合、自働車の全方位にセンサーがついているので急停止します。

それだけではありません。飛び出した人が「あっ、車だ!」と引っ込んだ場合、Waymoはそれも感知して再発進してくれます。人間が渡るまで永久に待ち続けるわけではありません。

気づいた点3:対向車アリの左折では、人間なら待つ場合でも待たずに行く

道路を左折(日本なら右折)する際には、対向車が来ていないことを確認してから曲がりますよね。Waymoも、これは同じです。

しかし、曲がってよいかどうかのタイミングを決めるのは、対向車との距離で決まるのでしょうか。対向車が結構なスピードで近づいてきても、距離的にOKと判断すれば、Waymoは曲がります。

それまでは「さすが無人タクシーは安全運転だな」と思っていたのですが、人間なら普通待つでしょココは、という場所でウィーンと曲がったので「必ずしも安全運転ではないな」と思いました。

気づいた点4:車種はジャガー。でも見た目はカローラ風

実はWaymoサービスに使われている自動車の車種は、ジャガーです。大きくて立派な高級車というイメージがあるジャガーですが、見た目はコンパクトなカローラサイズのジャガーが使われているので、ハンドルについているジャガー印を目にするまで、私はジャガーだと気づきませんでした。

気づいた点5:走りやすいルートが選択されるので、必ずしも最短とは限らない

無人タクシーなので、ルートを決める際にはできるだけ走行しやすいルートが選択されるのでしょう。私が利用した時にも、直進すれば10分程度の距離だったのですが、バスが通る混雑しやすい道だったからでしょうか、ルートではなぜか大回りで別の道路を走行することになっていて、乗車時間は15分となりました。

特定の場所に最短で行きたい場合には、もしかしたらWaymoはベストな選択ではないかもしれません。

おいおい、車のプレートが紙ってどゆこと?

アメリカの道路を走っていると、たまにナンバープレートが紙の車を見かけることがあります。これは、仮プレートと呼ばれるものですね。車の所有者が自分で作るとかプリントアウトするものではなく、多くは車のディーラーやDMVが配布してくれます。

仮プレートの有効期限

紙のプレートは、本物のプレートをゲットするまでの一時的なもので、記載されている有効期限までは有効です。多くの場合、記載されている有効期限までに本物のプレートを入手できますが、場合によっては有効期限が切れそうなのに本物がまだ来ないというケースはあります。そんな時には、ディーラーもしくはDMVで仮プレートの有効期限を延ばしてもらえます。

仮プレートはどんな時に必要?

仮プレートが必要なのは、

  • 新車や中古車をディーラーなどで購入した時
  • DMVに登録されていない車を運転する時(廃車になった車を検査場まで運転するときなど)
  • 州外や海外からも言ってきた車でまだ州に登録していない時

などです。

多くの州では、車のナンバープレートはDMVが大量に在庫を持っています。ディーラーなどに手続きを代行してもらうと、時間が永遠とかかってしまうことは多いのですが、例えば州外から車を持ち込んでDMVで直接登録する時などは、その場で車のプレートがもらえて迅速です。

仮プレート取得にかかる費用

仮プレートは、本物のナンバープレートの発行に時間がかかるからと言う理由で発行されます。そのため、仮プレート取得費用と言うものはありません。ディーラーなどで車を購入する場合には、DMVへ新規登録するために必要な手数料などはすべてディーラーから徴収されているので、後日DMVから請求書が送られてくることはありません。

仮プレート取得に必要な書類

仮プレートを取得するためには、本当に車を買ったという証拠と、その州に住んでいるという証拠が必要です。そのため、

  • その州の運転免許書
  • 自動車の売買契約書
  • 自動車の保険契約書
  • その州で決められている検査にパスしたという書類

などが求められます。

仮プレートの期限が切れた!どうする?

仮プレートの期限が切れると、残念ながらその車を運転するのは違法となってしまいます。警察に捕まったら最後、車は押収されることでしょう。

仮プレートの有効期限が切れそうになったら、DMVもしくはディーラーへ連絡して、期間の延長をしてもらってください。私が息子様の車を購入したCarMaxでは、期限が切れる3日前に来れば、期間の延長をすると言っていました。

車も30日間全額返金保証!CarMaxで車を買ってみた!

以前に自損事故を起こした息子様の車、結局のところ全損と判断され、保険会社からお金をもらいました。

そのお金を握りしめ、息子様と一緒に車を買いにショッピングへ行ったのですが、今回はその時のエピソードをご紹介しますね。

目次

  1. ネットで見つけたCarMax、その魅力とは?
  2. ネットで車を買う時代
  3. 買うと決めた瞬間に、保険を要求された
  4. 鍵を受け取る時には「金を見せろ」
  5. こんなサービスもあった
  6. CarMaxを利用した感想

1.ネットで見つけたCarMax、その魅力とは?

車を買うならディーラーへ、という考えは、もう古いのかもしれません。少し前に息子様の車を購入する必要があり、ネットで車を探しました。近所のディーラーでは、クソみたいな車が超割高な強気の価格で販売されており、げんなりしてしまいました。

そんな時、ネットで見つけたのがCarMaxだったのです。

CarMaxは、全米にネットワークを持っている中古車の売買業者です。コンパクトでお手頃な価格の車もあれば、ベンツやBMWなどの高級車も取り扱っています。

この業者の魅力は、

ネットで見つけた気に入った車は、自宅そばの店舗まで持ってきてくれること

でした。

配送はかならずしも無料というわけではないものの、もうほとんど買おうと心に決めた車なら、遠方からでも数百ドル程度の配送料を払って車体価格で何千ドルもお安く変えるのですから、それほど大きな損ではないと思います。

私が目を付けた車は、自宅から車で片道2時間ほど行った場所にある店舗に展示されていましたが、最寄りの店舗まで無料で持ってきてくれるとのことだったので、お願いしました。

配送を依頼すると、CarMaxが業者へ依頼して配送し、最寄りの店舗に届いたら点検整備をした上で連絡がくる仕組みとなっています。私の場合、配送を依頼してから3日目に「いつでもテストドライブできます」と連絡が来ました。

2.ネットで車を買う時代

日本だと、自動車を買う際には時間をかけて検討して買うという人は多いと思います。自動車は動産という資産だと考えるからですね。

しかしアメリカでは、車は資産というよりは、毎日の生活に必要な消耗品だと考える人が圧倒的に多いです。そのため、車を購入する場合にも、基本的に即決する人が多いく、中古車市場の回転はものすごく早い気がします。

ちなみにこのCarMaxでは、ネットで車を購入することもできます。提供されているExpress Checkoutなるサービスを使うと、すべての手続きを自宅のネットで行い、最終的に店舗のカウンターでお金を支払ったら鍵をもらえる、というとても便利なサービスでした。その場合には30日間の返金保証(詳細は下記)がついていて、その点もまたアメリカらしいサービスなのかもしれません。

息子様はテストドライブをしてから買うかどうかを決めたいと言ったので、今回はこのエクスプレス・チェックアウトは利用しませんでした。でも利用する人は多いらいく、店舗の前にはエクスプレス利用客のための駐車場がかなり多く確保されてました。

3.買うと決めた瞬間に、保険を要求された

息子様が購入した車は、1年落ちで走行距離も少なく、車内に入ると新車の香りがまだ残っているような車でした。テストドライブをする前から9割9分気持ちは決まっていましたが、テストドライブ後に本人が納得したので「買う」と決めました。

CarMaxの担当者に買うという意志を伝えた所、お決まりの購入プロセスが始まったわけですが、これまで利用したディーラーと明らかに異なることがありました。

それは、

契約書に署名する前に自動車保険に加入しなければいけない

と言う事でした。

私が知っているプロセスでは、

  1. 契約書を作りながらローンの話もする
  2. 契約書にサインをしたら、車の保険を持ってきたら乗って帰れるよ、となる
  3. 店舗で保険に加入しない限りは、後日のお持ち帰りとなる
  4. ナンバープレートはさらに後日

と言う流れです。なのにCarMaxでは、契約書を作成する前に自動車保険に加入しなければいけないと主張するのです。

えー?テストドライブの段階で保険に入る人なんているはずないじゃん

と思いました。

保険加入については、家のパソコンでのんびりやろうと思っていたので、今すぐここで加入しろと急かされた時には、正直イラっとしました。でも、すでに利用している保険会社に新しく車を追加するだけの作業だったので、面倒だなと感じながらもしました。

きちんと車が保険に追加されたことを私のスマホのスクリーンで確認してから、契約書を作ってくれました。

4.鍵を受け取る時には「金を見せろ」

契約書の作成は、あっという間に終わります。後はお金を払えばお持ち帰りできる状態になりました。

車の価格は分かっていたし、頭金の分はすでにチェックを書いていたので、残額はローンでという話でまとめようとしたところ、

「チェックに書かれている金額が本当に銀行口座に入っているか確認しなければいけない」と主張されました。

こんなの、はじめてです。え?あんた何言ってんの?となりましたね。

でも仕方ないので、その場で銀行のアプリにログインして担当者に見せました。

5.こんなサービスもあった

そんなCarMaxには、なんと

30日間全額返金保証

と言うサービスがついています。これは有料オプションとなるサービスなのですが、簡単なプロセスで購入できるので、後からやはり気が変わったから返品したいとか、買った車の調子が悪いから返品させてと言う人のために存在しているサービスのようです。

ちなみにこの30日間返金保証は、

  • 購入してから30日以内
  • 走行距離は1500マイル以下

という条件が付いています。もちろん、事故を起こさないことも条件です。

6.CarMaxを利用した感想

CarMaxを利用して良かったなと思ったことは、

  • もともと価格が安いので、割高かなと心配する必要がない
  • 変な保証や保険を勧められない
  • 書類がそろえば当日にお持ち帰りできる
  • 販売前に点検や整備はすべてしてあるし、ガソリンも満タン
  • 30日間の返金保証がついている

などでした。逆に、CarMaxがイマイチだなと感じた点は、

  • 売買のプロセスを知らないと、キツネにつままれたような感じになる
  • 自働車のローンや保険を全て決めておく必要がある
  • 銀行の残高を見せろと言われたりする
  • 価格の交渉はできない

ぐらいでしょうか。

ディーラーにも良さはあると思いますが、CarMaxでも中古車を買うなら十分だと思います!

高速道路で見かけるPark&Ride、何か知ってる?

アメリカの高速道路を運転していると、たまにPark&Rideのサインを見かけることがあります。たまにしか見かけないですし、土地鑑がない場所で多く見かけたこともあり、無知な私はてっきり、すぐそばに遊園地があって乗物で楽しめますよというお知らせなのかと思っていました。

しかし、もちろん実際には、そんなアホなサインが高速道路に出されているはずがありません。そこで今回は、このPark&Rideについて調べてみました!

目次

  1. Park&Rideとは?
  2. 欧米で広く使われている交通標識

1.Park&Rideとは?

Park&Rideは、大きく分けて2つの意味があります。

  • バス停とか駅があり、そこに車を駐車できる場所もついている
  • 都市部への通勤者が相乗りできるシェアライド乗り場となっている

どちらの意味でも、Parkとは、車を駐車するパーキングの意味で、Rideとは、バスや電車、相乗りの車に「乗る」という意味を持ちます。

2.欧米で広く使われている交通標識

Park&Rideは、アメリカだけでなくヨーロッパ各国でも広く使われている道路標識です。ヨーロッパもアメリカも、都市部へ通勤する人は、マイカーを会社まで持ち込むことはできません。どこかに車を駐車して、そこからバスや電車で通勤するというのが、「都会的通勤スタイル」なのです。

ちなみにチェコのププラハでは、メトロの駅ごとに広い駐車場を完備していて、それをPark&Rideと呼ぶそうです。まあ、使い方としては間違ってはいませんよね。

ちなみにDC近郊では、Park&Rideはシェアライドを意味することが多いです。DCのダウンタウンへ車で乗りこむのは至難の業で、すごい渋滞ですし駐車場の料金もクソ高い。かといってメトロが網羅しているのはごく一部の郊外だけです。

そのため、DCの郊外にはPark&Rideが複数設置されていて、通勤する人たちはそこに並んで相乗りさせてくれる人を待つのです。