私たちが店舗へ足を運んでショッピングをした場合、そのお店がある場所の消費税がかかります。例えば、DCに住んでいる人が消費税ゼロのデラウェア州で買い物をすると、住んでいる場所の消費税ではなく、店がある場所の消費税がかかるので、消費税はゼロ、とってもお得なショッピングができるわけですね。
それでは、オンラインショップの場合にはどうでしょうか?近年では、店舗を持つショップでもオンライン販売に力を入れていますし、個人店でもネット販売をしている所が増えています。
ネットショップの場合には、残念ながら店があるロケーションの消費税ではなく、配達場所に合わせた消費税がかかります。
例えば、DCに住んでいる私が、消費税ナシのデラウェア州にある店のオンラインを利用して、サンフランシスコで暮らす息子様へ発送してもらうとします。
この場合、消費税は配達先のサンフランシスコの消費税がかかります。お金を払う私がDCにいるから消費税もDCに合わせる、という事はありません。
実はこのルール、それほど歴史は長くありません。ネットショップの最強王者アマゾンは、いろいろな戦略で消費税がかからない工夫をしていました。しかし狙った獲物は絶対に逃がさないIRSの働きかけて法律が変わり、2017年からアマゾンでのショッピングにも消費税がかかるようになってしまいました。