失敗率意外と高い!アメリカで失敗しないシーツ選びのコツ!

日本は全般的に、高品質なシーツが多い気がします。お手頃なお値段でも、まぁ満足できるレベル、というか不満を感じないクオリティが普通ですよね。

アメリカにも高品質なシーツはたくさんあります。でもチープすぎて憤慨する粗悪なものもあるので要注意です。品質と値段の幅は日本よりも格段に広いので、種類があり過ぎて何を基準に選べば良いか分からない!という人は多いかもしれません。それに、選び方を知らずに買って後悔することもあるかも。

素敵なデザインのシーズがたくさん揃っているアメリカですが、シーツは何を基準に選べば良いのでしょうか?

目次

  1. シーツの種類
  2. スレッドカウントをチェックしよう
  3. シーツの「高さ(Depth)」とは?
  4. シーツはセットで買うのがおすすめ

1.シーツの種類

アメリカのシーツは、マットレスを覆う敷シーツはFitted Sheetと呼ばれていて、体の上にかける掛シーツは、Flat Sheetと呼ばれています。敷シーツは、四角いマットレスをすっぽり覆うので、角の部分や下部にゴムが入っているのが特徴です。一方の掛シーツは、ゴムは入っておらず、その名の通りフラットです。

アメリカでは、シーツはセットとして販売されていることが多いのですが、ショップによってはセット購入以外でも単品購入できるところはたくさんあります。シーツ以外に枕カバーなども同じ素材とデザインでセットになっていれば、枕カバーは毎日洗いたいから多めに買っておこうとか、敷シーツは掛シーツよりも早くダメになるから2枚買っておこうかな、なんて工夫もできますね。

ちなみに、シーツはそれぞれ、アメリカのベッドサイズに合わせたサイズ設定となっています。

アメリカのベッドサイズについてはこちらから

Twin、Full、QueenやKingサイズは、縦と横のサイズは決まっているので、ベッドが変わっても同じです。しかし、マットレスごとに高さは異なります。そのため、シーツを選ぶ際には、マットレスの高さも考慮しなければいけません。詳しくは下でご説明しますね。

2.スレッドカウントをチェックしよう

スレッドカウント(Thread Count)というのは、一言でいうなら、生地の密度です。1インチ四方の面積の中に、縦糸と横糸が何本使われているかによって、数字で表示されています。

スレッドカウントの数字が高ければ、それだけ生地の密度がしっかりしているということで、肌触りが良く滑らかな質感となります。しかし、お値段は高めです。一方で、スレッドカウントの数字が小さなものは、ザックリとした質感ですが、洗濯した時には早く乾くというメリットがあったり、お値段もリーズナブルなものが多いです。

スレッドカウントの目安ですが、高い満足度を期待するなら400ぐらいが目安と言われています。私が渡米したばかりの頃には、スレッドカウントはまだまだ全般的に低くて、「できるだけスレッドカウント200を選びましょう」的な宣伝が多かったです。しかし近年では、スレッドカウント400ぐらいがスタンダードになっているような気がします。繊維業界でもさまざまな技術革新が起こっているらしく、スレッドカウント800とか1,000という高密度なタイプも登場しています。

スレッドカウント=品質、とは限らない

スレッドカウントとシーツの品質や快適さは、ある程度の目安にはなります。しかし、必ずしも比例するわけではありません。その理由は、使われている糸によって細さや品質が違いますし、織り方も変わるからです。また生地の強度を高める目的で、2本の意図を重ねて1本にする双糸もありますし、4本ぐらいをよって1本にしていることもあります。

スレッドカウントでは、2本の糸がよられて1本となっていても、使われている糸は2本なので、カウントは2となります。同じように生地でも、1本の糸が複数本でよられて要れば、スレッドカウントは必然的に高くなる仕組みなのです。

同じ「スレッドカウント400」と表記されているシーツを使っても、コットンなら比較的快適ですが、化学繊維だとスカスカ感があったりして、私的には不快でした。

ちなみにアメリカでは、シーツを使ってみて不快だから返品したい!という要望にも応じてもらうことができます。肌に直接触れるものだから、と遠慮する必要はありません。

アメリカの返品事情についてはこちらから

素材も要チェック

同じスレッドカウントでも、できるだけ快適で高品質なシーツを選ぶなら、素材はインド綿やエジプト綿、もしくはスピーマコットンと呼ばれている素材が使われているものがおすすめです。たいていの場合には、こうした糸はラグジュアリーなので、商品の説明に「エジプト綿ですっ!」と明記されていることが多いので、分かりやすいと思います。

3.シーツの「高さ(Depth)」とは?

Fitted Sheetを選ぶ際には、かならずDepthをチェックすることをおすすめします。近年のマットレスは、どんどん厚みが増している傾向にあります。そのため、マットレスを買い換えたら持っていたシーツが入らなくなった、という事態は普通に起こります。

Fitted Sheetのスペック表記には、Depthがあります。これは、マットレスの高さに合わせて選びましょう。私はいつも、シーツが勝手に脱げてしまうのが嫌なので、実際にマットレスの高さを巻き尺などで測定した上で、プラス数インチ多めのシーツを選ぶようにしています。

ちなみに、シーツを購入する際には、同じデザインで多サイズが展開されており、自宅のベッドサイズに合わせて選べます。この柄はqueenサイズはあるけどkingサイズはない、と言うことは稀です。

しかし、シーツの高さに関しては、オプションはありません。このシーツの高さは20インチなど、すでにシーツの高さは商品ごとに決まっているので、シーツを探す時には自宅のマットレスの高さに合わせて商品を絞り込む必要がありますね。

シーツの高さが足りないと、どうなるのでしょうかFitted Sheetは、マットレスの四隅に引っ掛けて固定します。高さが足りないと引っ掛かりが悪く、シーツが勝手に脱げてしまいます。

その状態でも、寝相が良い人なら、朝起きた時に悲惨な状態になることは少ないかもしれません。でも毎日シーツのヨレを直すのは、結構面倒です。

シーツの高さが実際のマットレスよりも大きめだと、余裕ができます。余裕があり過ぎて困るということは、私は今まで経験したことはありません。余裕たっぷりの方が、シーツがずれにくいですし、何よりもマットレスに装着しやすいですね。

4.シーツはセットで買うのがおすすめ

シーツを購入する際には、セット購入が便利です。価格の面でも若干リーズナブルになることが多いので、まずはセットをチェックすることをおすすめします。

シーツセットを選ぶ際には、中に何がいくつ入っているかをチェックしてください。ただFitted SheetとFlat Sheetが1枚ずつ入っているというわけではありません。多くの場合には、同じ素材の枕カバーもついてきます。ただしベッドのサイズによって、入っている枕カバーの数は違うので、注意してくださいね。枕カバーが複数欲しい人は、枕カバーのみを単品で買うこともできます。

私はいつも、枕カバーは多めに購入しています。その理由は、毎日新しい枕カバーで寝たいからです。毎日洗濯するとは限らないので、予備に1セットを持っていると、だいたい間に合います。

Fitted SheetFlat Sheet枕カバー
Twin111
XL Twin111
Full112
Queen112
King112
California King112

コスパで選ぶならTarget

私はこれまで、いろいろなショップやブランドでシーツを購入してきました。正直、金返せ~というレベルのものもありました。日本には「安かろう悪かろう」という言葉がありますが、アメリカにも「You get what you pay for」という言葉があります。できるだけ高品質の商品を低価格で販売して欲しい私にとっては、正直、それは売る側の言い訳にしか聞こえません。。。でもシーツに関しては、販売価格と品質は、かなり比例しているような気がします。

私がこれまでいろいろ試行錯誤してきた中でも、満足できる品質とコスパの点でお気に入りなのは、Targetのシーツです。なんといってもFitted Sheetの深さがあるので、分厚いマットレスでもしっかりフィットしてくれます。おすすめなので、ぜひチェックしてみてくださいね❗️