アメリカのゴミ出し事情、どこまで分別してる?

assorted color plastic trash bins

日本では、ゴミの分別ってとても大変です。自治体によって何を分別しなければいけないかは異なりますが、最低でも可燃ごみや不燃ごみ、資源ごみや粗大ごみに分類しますよね。首都圏にいくと、多い所では7種類から10種類にも分けなければならず、ゴミ分別だけでキッチンスペースがなくなってしまうこともあるほどです。

目次

  1. アメリカはゴミの分別はしない?
    • 各家庭から収集するケース
    • Allyから収集するケース
  2. アメリカはいつでもゴミ出し放題!
  3. アメリカ式のごみ収集で困ることとは?
  4. 知っておくと便利な裏技
    • ペットのウンチは堆肥にできる
    • どうしてもクサくなったらBinを買い替える

1.アメリカはごみの分別はしない?

アメリカでも、「それなりに」ごみの分別をする地域はあります。しかし、日本ほど厳密ではなく、あくまでもザックリと、紙やプラスチックのリサイクルゴミとそれ以外、ぐらいな程度です。うっかり間違っても収集してもらえないということはありません。

アメリカのゴミは、自治体から各家庭にBinと呼ばれるごみ用容器が貸し出される場合と、家の裏にAllyと呼ばれる裏道があり、そこが収集場になっていて、数軒の家が共同で利用する、という2つのタイプがあります。

各家庭から収集するケース

引越しなどで新しいエリアにやってくると、自治体からごみ用容器が支給されます。レンタルで保証料が20ドル程度最初にかかることもあれば、無料で貸与してくれる自治体もあります。

この場合、各家庭でごみの容器を管理し、収集日に合わせて路肩まで出します。収集は週に1回が多く、同じ自治体でもこのエリアは月曜日、ここからここは火曜日、というようにエリアごとに収集日は変わります。

この容器、家庭ごとにガレージの外に保管する家もあれば、ガレージの中に入れておく家庭もあります。我が家の場合、引っ越してきた時に既に家の周囲に植木や花が植えられていたのでゴミ容器を置くスペースがありませんでした。そのため、ガレージの中に入れています。

冬は気温が下がるのでニオイはそれほどしませんが、夏になると、強烈です。

Allyから収集するケース

アパートやコンドミニアムなどの集合住宅で生活している人や、家の裏にAllyがある人は、そこが収集場所になっていることが多いです。私が以前に住んでいたテキサスでは、家の裏のAllyに写真のような鉄製のごみ収集容器があって、週に2回収集されていました。

かなり大きい容器で分別は不要。生ごみを捨てる人もいれば、使わなくなった椅子とかスーツケースを捨ててる人もいました。

ホリデーシーズンなどは、どこの家庭でもゴミの量が尋常じゃないぐらいに多くなりますが、捨て放題の収集形態は、とても便利でした。

2.アメリカはいつでもゴミ出し放題

日本でも、一戸建ての家なら、家の外にゴミ箱を置いて、そこで分別できるかもしれません。しかし多くの場合には、ニオイが近所迷惑になってしまうので、皆さん家の中でごみの分別をしてるのではないでしょうか。そして、収集日になると、朝早くにごみを持って収集所に置きに行くことになります。

アメリカでは、家庭から収集してくれるゴミでも、共同収集でも、基本的にはいつでも出せます。ゴミ容器には蓋がついていて、一応、ニオイ対策はされています。それに、一戸建てでも隣家との距離がそれなりにあるので、ニオイがクサすぎて近所迷惑になってしまうことはありません。

またAllyで収集するタイプなら、家のガレージにすらごみを置いておく必要がありません。ゴミが出たらすぐにAllyへ持って行ってポイ。いつでも出し放題なのです。

3.アメリカ式ごみ収集で困る事とは?

これまで私は、家庭用のゴミ容器を配布される収集も、Allyで収集してくれる形態も、どちらも経験しました。便利なのは、やはりいつでもゴミの量を気にせずに捨てられるAllyタイプですね。

各家庭に配布されるごみ容器も、結構な大きさがあるので、生ごみを捨てるぐらいなら、一杯になって入りきらないということはありません。しかし、季節ごとに植木を刈れば枝というゴミが出ますし、冬に刈り込まなければいけないバラやススキなどのごみも、全て同じゴミ容器に詰め込まなければいけません。

入りきらない時には、収集が来るタイミングに合わせて入りきらないごみを持って行くか、次回の収集まであきらめるか、の二択になります。ゴミ容器に入りきらないからと言ってゴミ袋を容器の外に積み上げていても、完全無視スルーされることが多いです。

4.アメリカのゴミで知っておくと便利な裏技

アメリカのごみ収集では、知っておくと便利な裏技があります。

ペットのウンチは堆肥にできる

ペットのウンチをゴミ容器に入れると、ビニール袋に入れてきつく縛っていても、残念ながら強烈なにおいがします。特に夏は最悪です。

そんな人におすすめなのが、ペットのゴミを堆肥に変えるという処理方法です。Composterという庭に埋め込むものを使うのですが、ゴミ容器の中の臭いが軽減できる他、庭にとっても良い堆肥となるので、芝生や植木の育ちが良くなるというメリットが期待できます。

どうしてもクサくなったらBinを買い替える

ゴミの容器は、引っ越すまで変えてもらうことはできません。そのため、クサくなったら洗ったりしながら、なんとか家庭ごとにニオイ対策をしています。しかし、やはり臭いは少しずつ蓄積されていくので、1年目よりも5年目の方が、ゴミ容器の匂いはクサくなってしまいますね。

どうしても耐えられな!となったら、思い切ってBinを買い直すという方法もアリです。Amazonなら、20ドルから30ドルぐらいで購入できます。

投稿者: samuraipassport

こんにちは!アメリカ在住のジャーナリスト兼ライターです。アメリカへの移住から生活まで初心者が知っておきたい情報を発信していきます!アメリカに住んでみたい人や海外に憧れている人にとっても役立つ情報が満載です!

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