日本で使っていたお気に入りのシーツ、そのままアメリカにも持って行けるかな?と考える人は多いと思います。私もそうでした。しかもご丁寧に、アメリカで使うためにシーツを日本で購入したり、なんてこともしたほどです。しかし、そうした手間はすべて徒労に終わりました。だって、日本とアメリカとでは、ベッドのサイズが微妙に違うのですから。
目次
1.日本のベッドのサイズ
日本のマットレスのサイズは、
ベッドの種類 | サイズ(幅x長さ)cm |
シングル | 97 x 195 |
セミダブル | 120 x 195 |
ダブル | 140 x 195 |
ワイドダブル | 150 x 195 |
クイーン | 160 x 195 |
キング | 180 x 195 |
私達が知っているサイズだと、独身の人は普通はシングルサイズ、リッチな感じのベッド夫婦の寝室にベッドを2台置くならセミダブル。夫婦で同じ布団で寝る場合にはダブルぐらいの幅が欲しいかな、というイメージではないでしょうか。
2.アメリカのベッドのサイズ
アメリカのマットレスのサイズは、どうなっているのでしょうか?
ベッドの種類 | サイズ(幅x長さ)cm |
Twin(ツイン) | 96 x 190 |
Twin XL(ツインエクストラロング) | 96 x 210 |
Full(フル) | 135 x 195 |
Queen(クイーン) | 152 x 203 |
King(キング) | 193 x 203 |
California King(カリフォルニアキング) | 180 x 210 |
多くの場合、子供のベッドはTwinサイズが多いですね。大学の寮では、身長が高い子に配慮してTwin XLサイズがデフォルトになっています。
日本と同じ呼び方のクイーンサイズやキングサイズもありますが、サイズは異なります。つまり、同じクイーンサイズやキングサイズでもマットレスのサイズが違うので、シーツもフィット感が違うとか、入らないという事態が起こります。
3.日本からベッドやシーツを持って来ても使えない?
日本から数年だけの駐在で渡米するなら、ベッドも使い慣れたものを持ってきたいと考えるかもしれません。もしもベッドを持ってくるのなら、合うシーツも持参することをおすすめします。
もしもベッドをアメリカで調達するなら、あえて日本からシーツを持参する必要はありません!アメリカの方がリーズナブルに購入できると思います。
ただし、既に日本で使っていたシーツを、アメリカのマットレスにフィットしないからポイ捨てする、というのはもったいないですよね。正確なサイズは多少違いますが、マットレスの厚さによってはシーツがフィットする可能性はゼロではありません。なので、一応持って来て、現地のマットレスに合わせてみてから考える、というスタンスでも良いと思いますね。
4.アメリカでベッドの選び方
アメリカでは、いろいろなところでベッドのマットレスが販売されています。多くの場合、

↑のように、マットレスの下にはボックスと呼ばれるものがあり、その下には床との隙間を作るフレームがあります。それぞれベッドのサイズごとにボックスやフレームのサイズも違うので、買うときには注意してください。
このタイプは、ベッドに高さが欲しい人におすすめです。特にマットレスはそれ自身にさまざまな厚みがあります。へたれにくいという点では、私は厚めのマットレスが好きです。
便利なアイテムBed Riser
もしも購入したベッドの高さがイマイチと感じている人や、ベッドの下にボックスなどを置いて収納スペースにしたいという人なら、Bed Riserというアイテムが便利です。
このアイテムは、ベッドのフレームの足の下に入れる台座のようなもので、プラスチックのような素材ですが、かなり頑丈です。我が家も何セットか持っていて、子供部屋ととゲストルームのベッドに使っています。ベッドに高さが出るだけで、なんとなく気持ち的に高級感が出ると感じるのは、私だけでしょうか。。
Bed Riserを選ぶポイントは、
- Heavy Dutyであること(耐荷重が表示されていればなおよし)
- フレームの足がRiserにフィットすることを確認。、フレームの足は丸型と四角があります。
- ほとんどは4客で1セットとなっていますが、ベッドのサイズによっては2セットが必要なこともあります。要チェック。
- Riserにも高さがいろいろ。チェックしてください。
近年のトレンドはローベッド

最近人気急上昇中なのが、↑のようなタイプのベッドです。これは、ボックスがベッドのフレームに内蔵されているのが特徴で、主に高級ホテルに置かれているイメージです。日本のベッドは、このタイプに近いですね。
低めのベッドは、部屋が広く見えるというメリットがあります。部屋全体のインテリアをオシャレにすれば、低めのベッドの方が落ち着くという声も多いです。
5.ベッドはどこで買う?
ベッドは、結構どこででも販売されています。Bed Bath&Beyondのようなショップなら、快適で高級ブランドのベッドが、割高な価格(ごめんなさい)で販売されています。リーズナブルに購入したいなら、Sam’sとかCostcoでも販売されています。
普段は何でもオンラインで購入してしまう私ですが、マットレスだけはオンラインでは買いません。その理由は、寝心地をチェックしてからお金を払いたいから。人間は人生の3分の1をベッドの上で過ごすわけですから、マットレス選びでは失敗したくありませんよね。そのため、街の家具ショップのようなところに足を運び、実際にベッドの上に横になって寝心地を確認してから選んでいます。
買い替えなら古いマットレスを引き取ってもらえる
もしもマットレスを買い替えるなら、新しいマットレスを配達してくれる時に、引き換えに古いマットレスを回収してもらうことができます。無料というわけではありませんけど、確か数十ドルぐらいでリーズナブルな費用設定だったと思います。
大手ブランドは失敗しない
マットレス大国と呼ばれているアメリカには、たくさんのマットレスブランドがあります。その中でも、Sealy(シーリー)やSerta(サータ)、そしてSimmons(シモンズ)は大手ブランドです。価格の面では若干割高感はありますが、失敗しませんね。
近年、テレビのCMなどで増えているのが、ベッドの右側と左側とでフカフカさとか位置を調整できるという高級マットレスです。SllepNumberに代表されるブランドが増えていて、公式ホームページでも価格は公表していないほど。多分、数千ドルと言うレベルの価格なのだと思います。
いかがでしたでしょうか?これからアメリカで生活する人、もっと快適な睡眠を手に入れたい人、ベッドのニーズはいろいろな所にあると思います。次の買い替えでは、ぜひこの記事を参考にしてくださいね。