アメリカに住んでいると、日本のようにしっかりとした対応が懐かしくなることは多いです。なぜなら、いい加減な業者がとても多いから。もちろん、アメリカにも素晴らしい業者はたくさんありますし、日本にもいい加減な業者はあります。しかし、普通に生活している中で、いい加減な業者にあたる確率という点では、アメリカの方が圧倒的に高いです。
目次
1.水漏れ事件

少し前に、壁の中にある水道管から水漏れが起こり、壁から水が漏れだしてしまったことがありました。水回りのトラブルは、時間との戦いです。放置するとどんどん被害が広がり、修理費用が天井高となってしまうからです。
すぐに業者へ連絡しました。誰も出なかったため、メッセージを入れたのですが、それだけでは十分ではないと思い、メールも送っておきました。なんとなくいやーな予感がしたので、別の業者へも連絡しました。そこはすぐに対応してくれて、当日中に職人を送ってくれるとのこと。その言葉通りに職人がしばらくして来てくれて、問題を解決してくれました。
最初に電話をした水道業者、その後どうしたと思いますか?そうです、私の嫌な予感が見事に的中して、電話も折り返してくれず、メールへの返信もなく、完全スルーされました。もしもその業者だけをひたすら待っていたら、もう大変なことになっていたと思います。
日本だと信じられない事態なのですが、アメリカでは、少なくても私が住んでいるエリアでは、これは全く驚くに値しない日常茶飯事です。
2.外壁洗浄NoShow事件

去年の夏に、外壁洗浄をしてくれる業者をネットで見つけました。すぐ近所で作業をしていたらしく、立ち寄ってくれて、見積もりをその場で取ってくれました。そして、数日後にアポを入れたのですが、なんとこちら、No Show。
No Showとは、土壇場でキャンセルするドタキャンですらなく、行くと言って何も言わずに現れない、すっぽかすという状態のことを指します。
口頭でアポを入れたけれどスケジュールを見たら都合が悪かったのか、それともメモしなかったから忘れたのか、その辺はわかりません。電話をしても出ませんし、いい加減な業者を待っても意味がないことは私も承知しているので、速やかに別の業者へ依頼しました。
しかし、その時間ずっと家で待っている私の身にもなってもらいたいものです。
3.自慢に終始した信じられない奴もいた

数年前にスプリンクラーシステムの修理が必要となり、業者を呼びました。見積もりを取りにやってきたのは良いのですが、まったくスプリンクラーとは関係ない彼のサイドビジネスに関する自慢を延々1時間以上も聞かされる羽目に。その間、車に同乗してきた女性はずっと暑い車の中で待たされ続けていました。
そして最終的にアポを取ってその日はようやく解放。
しかし、アポの日になっても音沙汰がありませんでした。自慢男、お前もか。
4.私が学んだ教訓とは?
いろいろと嫌な経験をしてきた私が学んだことは、アメリカでは業者が作業を終えるまでは信用してはいけないという点です。来るといって来ないことはありますし、私は実際に経験したことはありませんが、途中まで施行して戻ってこない詐欺まがいの業者などもあるようです。
もしもアメリカに住んでいる人が業者トラブルを抱えたなら、
- 候補は必ず複数(価格を比較するためではなく、施工してくれる業者を確保するため)
- 電話に出ない業者は、あてにしてはいけない。
- 電話のメッセージやメールは、無視されるものと思うべし
- アポが取れても施工を完了するまでは気を抜くな
を実践することをおすすめします。なんだか病んでいる人の被害妄想という感があるものの、これをしないと半永久的に、アメリカで流れるゆったりとした時間の中で気をもみながら待ち続けることになります。私は待つことが大嫌いなので、私と同じペースで作業してくれる業者を見つけて、依頼するように心がけています。