万引きは、アメリカだからとか日本だから、というものではありません。どの国にも万引きする奴はいます。しかし多くの場合、店員に捕獲されて通報されるとか、店の裏でボコボコにされるなど、万引き犯にとっては嬉しくない結末が待っているもの。
しかし近年のアメリカでは、万引き犯が爆増しており、そのせいで閉店に追い込まれる店も増えています。
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サンフランシスコやロサンゼルス、デンバーなどの大都市では、ひどすぎる万引きが横行しており、まともな人はもちろん、店員も警官も困り果てています。
どうして万引き犯が増えるのか
万引きが増える理由は、たくさんあります。
- 店は店員がケガすると困るので、万引きを阻止しない、犯人に触れない、と店員へ指示
- 週末に各地で開催される泥棒市には、新品未使用の盗品がずらりと並び、飛ぶように売れる
- カリフォルニア州では、$950以下の万引きは「逮捕する価値が低い軽犯罪」という法律もある
- こうしたことを万引き犯は周知しているので、堂々とやってくる
などが理由です。もしも「店の前に立っているセキュリティが万引き犯を銃で撃ち殺しても良い」というルールがあれば、きっとその店に近づく間抜けな万引き犯はいないと思います。
でも、法律でも取り締まれない、店員は指をくわえて万引きを見てるだけ、となれば、堂々と万引きを満喫する輩が増えてしまうのも、ある意味、民度の低い国では仕方ないのかもしれません。
犯罪組織も注目
万引きしても捕まらないのなら、犯罪を犯すことに全く抵抗がない人にとっては、盗みたい放題というわけです。犯罪組織もそんな万引き天国を見過ごすはずがなく、犯罪組織ぐるみで下っ端のパシリを万引きに行かせる、なんてこともあるのだそうです。
「罪を憎んで人を憎まず」
政治家の中には、罪を憎んで人を憎まずと宣い、どんどん悪化し続ける万引きに対して大きな対策も講じようとしないケースが少なくありません。万引き対策は店に任せているのでしょうけれど、店にとってはどうすることもできないわけですね。
だって、万引き犯も手ぶらで来るわけじゃなく、銃などを持ってくるのです。何されるか分かりません。
ウィンドウショッピングができない時代が到来?
アメリカと言っても広いので、万引き天国みたいなエリアもあれば、店のオーナーがちょっと自宅まで戻って店が空っぽでも、店内はいたって平和、なんてエリアもあります。
でも都市部を中心に万引きが日常化してしまうと、万引きに参戦する人は増えますから、治安はどんどん悪化することでしょう。
その結果、ショッピングはすべてネットだけ、という時代が来るかもしれませんね。
信じるか信じないかは、あなた次第です!