デビットカードのOverdraft Fee回避法

アメリカの銀行に口座を開設すると、大半はデビットカードを発行してもらえます。クレジットカードと同じように使えて便利なデビットカードですが、口座残高が低飛行することが多い人にとっては、残高不足になるとチャージされるOverdraft Feeがかさばって、毎月の生活を大きく圧迫するかもしれません。

Overdraftの仕組みについてはこちらから

お金はあるの!お給料も入ってくるの!でも使いすぎてしまうこともあるの!

そんな人は、Overdraft feeを回避する方法がおすすめです。

  1. Saving Accountとリンクさせる
  2. クレジットカードで払う

1.Saving Accountとリンクさせる

Checking Accountにリンクしているデビットカードを使いすぎて残高不足になった場合、容赦なくOverdraft Feeがチャージされます。銀行によって手数料は違いますが、一回あたり、もしくは1日ごとに$10~$25と、決して安くはありません。

それを回避する解決方法の一つに、Saviing Accountとリンクさせる方法があります。Saving Accountに十分な残高が入っていることが条件ですが、これを設定しておけば、Checking Accountの残高が不足したら、不足分を自動的にリンクしているSaviing Accountからトランスファーしてくれるという便利なサービスです。

注意:使いすぎてしまう人は、Saving Accountの残高まで使い切ってしまうリスクがあるので注意してください。

2.クレジットカードで払う

クレジットカード払いにすれば、全てが後払いになるので、銀行残高に関係なく使えますし、Overdraftの心配もありません。

その月に使った分をまとめて支払うのは金額の面で心配という人は、

  • クレジットカードで払う→家に帰ったら同額を銀行口座からカードへ支払う
  • 毎月使いそうな金額を、あらかじめクレジットカードへ払いこむ設定をする

などがおすすめです。

注意:クレジットカードは残高に対して利息が発生するので、毎月完済しなければ、利息によって支払い額が増えます。注意してください。

日本の銀行口座はアメリカに報告する?しない?

アメリカのTax Filing(Tax Returnとも呼ばれている)では、海外から収入があったり、海外に銀行口座を持っている人は、全員ではありませんが、報告しなければいけません。

日本から得た収入は、「海外で稼いだ収入」として報告しなければいけない、というのは、誰でも分かりそうなものです。

しかし、日本に持っている銀行口座の残高についても、実は報告義務がある事はご存じですか?

報告義務があるのは誰?

  • 日本に持っている銀行口座の残高の合計が、年間を通して1回でも$10,000を超えたことがある人

一つの口座の残高が$10,000を超えなければ大丈夫というわけではなく、複数の口座を持っている人は、全部の口座の合計が$10,000を1セントでも越えたら、その年は「海外資産あります」という申告が必要となります。

また、口座の合計が$10,000以上というのは、年間を通して平均ではなく、年末時点の残高というわけでもなく、毎年1月1日~12月31日の間で、1日でもこの金額を超えた時点で、あなたには申告義務が発生します。注意してくださいね!

例外もある

ただし、日本国内に複数ある米軍基地の中にある銀行の残高は、カウントせずにOKです。その理由は、基地の中はアメリカという扱いになるからですね。

申請方法は簡単

お金のことなんだから、申請はTaxと一緒にすればいいよね、と考えている人、注意してください!

海外の銀行口座の申告は、

  • 毎年のTax Filingで Form 8938を提出(アプリやソフトでは自動生成してくれます)
  • FBAR をオンラインで申請 →自分でやらなければいけません

毎年のTaxでしっかり税金を払っているから大丈夫と思っても、FBARは完全に別の手続きで、ターボタックスなどでは対応していません。はい。もう一度言います。自分で別途で申請しなければいけません。

FBARの申請はこちらから

年によって、$10,000を超えるかどうかは変動するので、FBARは毎年、該当する人が申請しなければいけません。

もうやってる?アメリカでできる節税術7選

アメリカでは、会社から源泉されている人も個人事業主も、そしてバイトやパートで収入が少ない人でも、一定レベル以上の収入がある人は全員、年始から始まるTax Filingの時期には確定申告なるものをしなければいけません。

所得税は、収入の金額に応じて計算されますが、工夫することでIRSへ払う税金の金額を減らすこともできます!

ここでは、今すぐに始めることができて難しくないアメリカ版節税術をご紹介しますね。

目次

  1. IRAを最大限に活用しよう
  2. 会社の401Kへはマスト!
  3. 副業を申告すれば経費が使える!
  4. 自営業ならホームオフィスも控除できる!
  5. トラベルも経費です!
  6. 教育費は子供の学費だけじゃない!
  7. 寄付も控除できます
  8. まとめ

1.IRAを最大限に活用しよう

IRAとは、会社とは別に、個人が金融機関に開設できるRetirement用の口座です。

IRAの種類についてはこちらから

高額所得でない世帯なら、Traditional IRAへ預金することで、課税対象所得から預金した分を引いてもらえます。

高額所得世帯でも、1馬力で片方が専業主婦(主夫)なら、無収入の人が収めたTraditional IRA分は満額が課税所得から控除されます。

注意:共働きで高額所得世帯の場合には、TraditionalでもRothでも税金控除の恩恵は期待できません。

2.会社の401Kへはマスト!

多くの企業では、401KのようなRetirement投資サービスが福利厚生としてついています。勤務時間が少ないパートだと加入は難しいかもしれませんが、

もしも加入できるなら、ぜひぜひぜひ、加入しましょう!

401Kへ加入すると、

  • 毎月の給料から引かれる金額が、Traditionalタイプなら課税所得から引かれる
  • Company Mathcingと呼ばれる特典がある。

このCompany Matchingというのは、給料に含まれていない「タダでもらえるお金」です!例えば、Company Matchingが5%なら、あなたのお給料5%までの金額を上限として、あなたが401Kに入れた金額と同額を、会社があなたの401Kへ追加で入金してくれる、という特典です。

3.副業を申告すれば経費が使える!

アメリカでは、副業が禁止されているお仕事は少なく、多くの人はサイドビジネス的に副業収入を得ています。

副業収入は源泉されないので所得税がかかりますが、多種多様な経費が税金控除の対象となるので、活用しない手はありません!

注意:法人化していない副業はSchedule-Cと呼ばれるTaxフォームで申告しますが、監査対象となる確率は高いので、きちんとレシートを保管しておくことをおすすめします。

4.自営業ならホームオフィスも控除できる!

会社員の場合には、残念ながらホームオフィスにかかる経費は控除できません。職場からリモートワークやテレワークの許可が出ていても、残念ながら職場からW-2を発行される従業員だと控除対象外です。

しかし!自営業の人や副業で収入を得ている人なら、ホームオフィスにかかる経費は、控除の対象となります!家賃や光熱費なども、家の中でオフィスとして使っている面積の割合に合わせて経費申告できますし、デスクやPCなど、ビジネスにかかった経費は幅広く経費対象となります!

5.トラベルも経費です!

会社命令の出張で自己負担があった場合、もちろんこれは経費として、税金控除の対象です。

しかし!プライベートで旅行に行った時、万が一のために会社のPCを持っていったら、運悪くバケーション先で仕事をする羽目になった、、Orz、、、なんて時には、仕事をした時間が旅行全体に対してどのぐらいの割合だったかに応じて、プライベートの旅行にかかった費用から控除することができます!

もちろん、5分10分電話した、なんてのはNGでしょう。しかし、3日間の旅行で半日は仕事のミーティングにズーム参加した、なんて時には、仕事をしましたという証拠を保管しておくことをおすすめします。

6.教育費は子供の学費だけじゃない!

子供の高等教育にかかる費用は、全額ではありませんが、税金控除項目になっているので控除できます。

しかし大人の場合でも、仕事のためにセミナーを受けたとか、資格取得のために学校へ通った、なんて時には、Lifetime Learningという控除枠で、控除対象となるチャンスがあります!子供の学費ほど控除枠は大きくありませんが、少しでも税金が減るなら超ラッキーですよね!

7.寄付も控除できます

現金での寄付、古着や家具などのモノを寄付した、という場合にも、一人当たり$300までが税金控除できます。

注意:Standard Deductionではなく、Itemized Deductionした人のみが対象です。

まとめ

税金控除の項目は、たくさんあります。毎年見直されているので、何がどのぐらいまで控除できるかについては若干の変動はありますが、控除できるものは積極的に控除することで、賢い節税対策ができそうですね。

アメリカから日本へ送金したら税務署が来るって本当?

税金のかかり方は、日本とアメリカで若干、いえ、大きく異なります。

  • アメリカ→外国人が海外で作ったお金には原則的に課税しない
  • 日本→自分で稼いだお金じゃなければ原則的に課税

となり、勘違いしているとある日突然、不快な経験をする羽目になりかねません。

アメリカから日本へ送金する際にも、注意が必要です。

自分名義口座(米)→自分名義口座(日)は非課税

アメリカの銀行から日本の銀行へ海外送金する場合、どちらも自分自身の名義なら、原則的には非課税です。

例えば

  • 海外駐在が終わったので、口座の残高を日本の銀行口座へ移す
  • 日本へ旅行や帰省でお金を使いたいので、海外送金をする
  • 日本へ永住帰国するので、アメリカの口座残高を日本の口座へ移す

などが該当するのではないでしょうか。

金額が多ければ、非課税の場合でも税務署が来ます。そして、面接を要求されます。

その場合には、口座間の資金移動だと証明できる書類を提出すれば、問題ありません。

送金側と受取側の口座名義が違うとどうなる?

ここで注意が必要なのは、アメリカ側の口座の名義と、日本側の口座の名義が異なる場合です。

アメリカで長く暮らしている人の中には、日本に銀行口座を持っていないという人もいますよね。そんな時には、親や兄弟の口座を借りて、とりあえずそこにお金を送金し、自身が日本に行ってから引き出す、という作業をする人がいるかもしれません。

これは、注意が必要です。

なぜなら、課税対象になる可能性があるから

日本から海外への送金、そして海外から日本への送金に関しては、税務署は目を光らせています。年間の送金額が100万円を超えると、銀行は税務署へ申告しなければいけませんし、100万円を超えなくても定期的に送金されている場合には、税務署へ通知がいきます。

もしも自分自身がアメリカで暮らしていて、日本で生活する親へ定期的に送金していると、年間の送金額が100万円を超えていなくても、それが親の収入だと見なされて、所得税がかかってしまいます。

しかも多くの場合、税務署は数年後にやってくるので、延滞金や追徴課税などがどんどん上乗せされて、ペナルティが大きくなってしまいます。

家族の口座を借りると贈与税がかかる場合があるので注意

帰省や帰国などで自分が使うお金だけれど、ただお金を移動するためだけに、家族や兄弟から日本の銀行口座を借りて送金するという人もいますよね。この場合にも、贈与と見なされて、贈与税の対象となる可能性があるので要注意です。

もしも自身が日本に口座を持っておらず、どうしても家族や兄弟の銀行口座を借りなければいけない時には、送金額が110万円(贈与税の控除枠)を超えないように注意しましょう。

もしも超えそうな場合には、別の口座に分けて送金するなどして、口座を使わせてくれる家族や兄弟に贈与税がかからないように配慮したほうが良いかもしれません。

口座の名義が同一でも課税対象となるのはこんな時

アメリカ側の口座名義と、日本側の口座名義が同じでも、日本へ送金された金額が課税対象となることもあります。

  • 日本に住み始めてから売却した海外の不動産利益
  • 海外のビジネスで得た収入
  • 海外で持っていた投資が生み出した利益

などが対象です。

もしも永住帰国するタイミングで、アメリカに持っていた不動産を売却しようと考えている人は、売却と帰国のタイミング次第では、不動産を売却して得た利益に税金がかかるかどうかが大きく変わるので、注意してくださいね。

Traditional IRAが税金控除されない?どういうこと?

アメリカの公的な個人年金として知られているIRA。職場で提供している年金積立口座とは完全に別のもので、自身で金融機関にIRA口座を開き、そこに自分自身でコツコツと積み立てるというタイプの金融商品ですね。

このIRAには、Traditional IRAとRoth IRAとがあります。

このうち、Traditional IRAは、そこにお金を入れると、その金額分を課税対象所得から引いてもらえるというメリットがあるため、人気があります。

Traditional IRAとRoth IRAについてはこちらから

しかし、このTraditional IRAには、口座にお金を入金しても非課税にならないことがあります!せっかく税金対策としてTraditional IRAにお金を入れているのに、控除にならなければ意味がないじゃないか!という方のために、今回は、どんな場合に控除にならないのか、またその場合にはどうすれば良いのかをご紹介します。

目次

  1. 高額所得者は要注意
  2. 例外もある
  3. Non-Deductible Contributionの行方

1.高額所得者は要注意

控除されるはずのTraditonal IRAでも、以下の条件を満たすと、部分的に控除されなかったり、まったく控除されない、なんて事態が起こります。

  • 自分もしくは配偶者が、職場の年金プラン(401Kなど)に加入している
  • 所得が高額

詳しくは、↓↓をご覧ください。

Filing status2024 traditional IRA income limitDeduction limit
Single or head of household (and covered by retirement plan at work)$77,000 or less.全額が控除
More than $77,000, but less than $87,000.部分的に控除
$87,000 or more.控除なし
Married filing jointly (and covered by retirement plan at work)$123,000 or less.全額が控除
More than $123,000, but less than $143,000.部分的に控除
$143,000 or more.控除なし
Married filing jointly (spouse covered by retirement plan at work)$230,000 or less.全額が控除
More than $230,000, but less than $240,000.部分的に控除
$240,000 or more.控除なし
Married filing separately (you or spouse covered by retirement plan at work)Less than $10,000.部分的に控除
$10,000 or more.控除なし

2.例外もある

ちなみに、上記の条件を満たしてNon-Deductible扱いになってしまっても、例外的に控除してもらえる場合があります。それは、

配偶者が専業主婦(主夫)の場合

です。

稼いでいる側は、上記の条件を満たすとTraditional IRAへお金を入れても無慈悲に控除ナシの扱いになる可能性はありますが、配偶者が無収入なら、無収入の配偶者がTraditional IRAへ積み立てた金額に関しては、全額が控除されます。

例えば、

夫の収入が$150K、自分は専業主婦、で共に$7,000ずつTraditional IRAへ入れたとしましょう。この時、

夫のContribution分$7,000→控除ナシ

自分のContribusion分$7,000→全額が控除される

となります。

3.Non-Deductible Contributionの行方

もしもTraditional IRAへの積立が、Taxを申告するタイミングで控除されないと知った時、どうすれば良いのでしょうか?

控除されなくても、そのままTraditional IRAに積み立てるという方法もアリです。

しかし、控除されると思っていた積み立てが控除されず、しかもそれがTraditional IRAの場合には、将来いつか引き出す時に税金を払えと言われる可能性があります(もちろん打開策はあります)。

後から面倒な作業や手続きをするのはイヤだな、という人は、Traditional IRAへの積み立てが控除されないと知ったタイミングで、

Roth IRAへ切り替える

という方法がおすすめです。

IRA口座への出し入れは、1月1日~翌年4月15日まで、の期間が設定されています。つまり、税金の申告手続きをしながら、Traditional IRAへ入れたけれど気が変わったのでRoth IRAへ切り替えることも可能です。

Roth IRAに関しては、積み立てる際に税金の控除は一切ありません。しかし、増える利息に対して税金がかかることもなければ、引き出すときにTraditional IRAのように税金を課せられる心配もありません。

この点で、Roth IRAはとても便利ですね。

ま、まさか!?IRSから手紙が来た話

アメリカで最恐なお上と言えば、そうです。泣く子も黙るIRSです。日本語で言うと、国税とか税務署みたいなものですね。

アメリカでは毎年、2月から4月にかけて、Tax Returnと呼ばれる確定申告を行います。日本では、サラリーマンは副業などで収入がなければ、自分で確定申告をする必要はありませんが、アメリカでは、サラリーマンでも会社から発行されたW-2という源泉徴収票的な紙を握りしめ、確定申告の作業を行わなければいけません。

このTax Returnは、国と州に対して別々に申告するわけですが、オンラインでできるケースが大半なので、皆さんオンラインで、自宅からさっと行うわけですね。

そして、何も問題がなければ、数日後~数週間ぐらいで、登録した銀行口座へ多く払いすぎた税金が戻ってくる、という仕組みになっています。

しかし今年度は、なぜか申告してから半年も音沙汰がなく、税金も還付されませんでした。

どうしてだ、どうしてだ、、、と嫌な予感を感じながらも、変に催促して目を付けられたくないというビビりな気持ちもあり、じーっとフリーズした状態で還付を待ち続けていたのです。

そんなある日、なんと、まさか、IRSからお手紙がきたのです。

「あなたの確定申告は、フラグがたちました。つきましては、XXとXXを速やかにIRSまで送ってください。」

という内容でした。

ま、ま、まさか、Auditされたのか?

と思いながら、全てのことを中断し、大至急、送れと言われた書類をIRS様へ返送しました。

実はこのフラグ& Manual Reviewという作業は、Auditの手前にあるプロセスで、Auditとは異なります。

脱税を疑われている場合もあれば、ランダムに抽出されることもありますし、所得に対して納税額が少ないという場合や、無申告の所得をどこかに隠し持っていると疑われている場合にも、抜き打ち的にレビューの対象となるようです。

ネットをググると、書類を返送した後に迅速に税金還付の処理をしてくれれば超ラッキー、そのまま疑惑が濃くなってAuditに突入すれば超悲劇、という情報が出てきました。

Hope for the Best, Prepare for the Worst

の教えに基づき、私は万が一に備えてレシートの整理をし、スキャンし、エクセルにまとめて、次に何かを出せと言われたら速やかに提出できる準備をはじめました。

1週間後、IRS様は満足してくれたらしく、無事に税金の還付が我が家へやってきました。

ちっぽけなオチでごめんね!

ネットショップを利用すると、消費税はどうなるの?

私たちが店舗へ足を運んでショッピングをした場合、そのお店がある場所の消費税がかかります。例えば、DCに住んでいる人が消費税ゼロのデラウェア州で買い物をすると、住んでいる場所の消費税ではなく、店がある場所の消費税がかかるので、消費税はゼロ、とってもお得なショッピングができるわけですね。

それでは、オンラインショップの場合にはどうでしょうか?近年では、店舗を持つショップでもオンライン販売に力を入れていますし、個人店でもネット販売をしている所が増えています。

ネットショップの場合には、残念ながら店があるロケーションの消費税ではなく、配達場所に合わせた消費税がかかります。

例えば、DCに住んでいる私が、消費税ナシのデラウェア州にある店のオンラインを利用して、サンフランシスコで暮らす息子様へ発送してもらうとします。

この場合、消費税は配達先のサンフランシスコの消費税がかかります。お金を払う私がDCにいるから消費税もDCに合わせる、という事はありません。

実はこのルール、それほど歴史は長くありません。ネットショップの最強王者アマゾンは、いろいろな戦略で消費税がかからない工夫をしていました。しかし狙った獲物は絶対に逃がさないIRSの働きかけて法律が変わり、2017年からアマゾンでのショッピングにも消費税がかかるようになってしまいました。

アメリカは州ごとに消費税率が違う!

日本の消費税は、全国一律です。東京だけ消費税率が10%で、千葉県では消費税ゼロ、なんてことはありませんよね。

しかしアメリカでは、州によって消費税率が大きく変わるため、同じ商品を購入しても、どこで買うかによって支払う消費税の金額は違います!消費税がゼロの州もあれば、8%超の州もあるので、大きな金額のショッピングをすると、支払う税金にも大きな差が出ます。

しかも州税だけでなく、都市部ではローカル消費税なる別の消費税もあります。州の消費税がゼロでも、ローカルな都市ごとに消費税がかかるアラスカ州などもあるので、必ずしも州税がない州なら消費税を全く払わずに済むわけではありません。

消費税ナシの州

消費税がかからない州もあります。

  • アラスカ州→ローカルタックスは平均1.821%
  • デラウェア州 →ローカルタックスはなし
  • モンタナ州 →ローカルタックスはなし
  • オレゴン州 →ローカルタックスはなし

消費税率が高い州

州税が高い州は、以下の通りです。

  • カリフォルニア 7.5% →さらに都市税も上乗せ
  • インディアナ州 7%
  • ミシシッピ州 7%
  • ニュージャージー州 7%
  • ロードアイランド州 7%
  • テネシー州 7%

消費税率が高い都市

それでは、州と都市の消費税を合計したものが最も高いのは、どの都市になるのでしょうか?

  • ルイジアナ州モンロー、スターリントン 12.95%
  • アーカンソー州ギルハム 12.625%
  • アラバマ州アラブ 12.5%

など、ルイジアナ州やミズーリ州、アラバマ州の各都市がトップ20位を占めます。

12%は超えないものの、11%超の都市は、アリゾナ州のフローレンスやミズーリ州のセントルイス、カンザス州のリーベンワースなどがあります。

日本人が大好きな都市の消費税率は?

それでは、日本人が多く住んでいたり、日本からの観光客が多い都市は、どのぐらいなのでしょうか。

  • ハワイ 4.5%程度
  • ロサンゼルス 10.5%程度
  • サンフランシスコ 9.875%程度
  • ニューヨーク 8.875%
  • シカゴ 11.5%

州ごとの消費税率

消費税率市町村ごとの平均消費税率
Alabama4%5.289%
Alaska0%1.821%
Arizona5.6%2.779%
Arkansas6.5%2.948%
California7.25%1.601%
Colorado2.9%4.907%
Connecticut6.35%0%
Delaware0%0%
Florida6%1.002%
Georgia4%3.384%
Hawaii4%0.500%
Idaho6%0.026%
Illinois6.25%2.605%
Indiana7%0%
Iowa6%0.941%
Kansas6.5%2.154%
Kentucky6%0%
Louisiana4.45%5.113%
Maine5.5%0%
Maryland6%0%
Massachusetts6.25%0%
Michigan6%0%
Minnesota6.875%1.163%
Mississippi7%0.062%
Missouri4.225%4.160%
Montana0%0%
Nebraska5.5%1.468%
Nevada6.85%1.386%
New Hampshire0%0%
New Jersey6.625%-0.024%
New Mexico4.875%2.742%
New York4%4.532%
North Carolina4.75%2.246%
North Dakota5%2.041%
Ohio5.75%1.488%
Oklahoma4.5%4.489%
Oregon0%0%
Pennsylvania6%0.341%
Rhode Island7%0%
South Carolina6%1.499%
South Dakota4.2%1.911%
Tennessee7%2.548%
Texas6.25%1.950%
Utah6.1%1.149%
Vermont6%0.359%
Virginia5.3%0.471%
Washington6.5%2.878%
West Virginia6%0.567%
Wisconsin5%0.696%
Wyoming4%1.441%
District of Columbia6%0%

ちなみに、テレビやステレオなど、模試運びができるアイテムは、州税が安い場所で買うのがお得です。しかし自動車やバイクのように住んでいる場所へ登録しなければいけないアイテムは、州税がかからない州で購入しても、登録する時に消費税的なものを支払うシステムとなっているので、お得にはならないというカラクリがあります。

はぁ、うまくできているものですね。。

アメリカで離婚したい!何から始める?

愛する人と結婚して、遠いアメリカまではるばる引っ越してきた。私のこれからの人生は、Happily Ever After!

。。と思っていたけれど、何もかもが上手くいかなくて離婚を考えている、という人は、決して少なくありません。

どんな結婚でも、自身に仕事があれば離婚をすることはそれほど難しくないでしょう。生活の基盤が自身にあれば、自分の人生からクソ夫をリストラすればOKです。しかし自身が専業主婦の場合には、状況は大きく変わります。

安易な離婚をしてしまうと、地獄へ落ちるのは自分になってしまうから。

だからこそ、離婚をする際には、冷静に着々と準備に時間を費やす必要があるのです。

今回は、アメリカで離婚を考えている人は、何から始めたら良いのかをご紹介します!

1.最初にすること

最初にすることは、

  • 自分だけの名義で銀行口座を開設 →収入がなくても開設できます。ネットでもできます。
  • 自分だけの名義でクレジットカードを作る→専業主婦でも配偶者に収入があれば作れます。
  • とりあえずクレジットレポートを取得→できればモニターサービスへ登録(相手が勝手にあなた名義でローンやカードを作ろうとしたら通知が来ます)

この中で最も大切なことは、クレジットカードを作っておくという事です。

結婚していれば、自身に収入がなくても配偶者の収入が「世帯収入」となるので、自分名義のカードを作れます。でも離婚した後には、世帯収入がなくなるとカードは作れなくなります。

2.現在の状況を把握

現在、家庭にどのぐらいの貯金や資産があって、どのぐらいの借り入れがあるのか、プラスとマイナスの状況を把握することは、とても大切です。

だって、専業主婦なら離婚後にはAlimonyと呼ばれる経済的な支援を配偶者から受けることができます。子供がいれば、養育費だって必要でしょう。

早く離婚して自由になりたい気持ちはあっても、まずは冷静に現状把握した上で、離婚をした後にはどうやって生計を立てたら良いのかを、頭の中でシミュレーションしましょう。

  • 健康保険はどうするのか
  • 自動車はどうやって買うのか、ローンや保険はどうするのか
  • 携帯電話をはじめ、生活に必要な費用はどこから捻出するのか

を考えてください。

アメリカには、低所得者向けの公共の福祉がたくさんあります。

配偶者がお金を握っていて何も分からない場合にはどうする?

もしも配偶者がすべてを握っていて、自分は何も分からない。。。という人もいるでしょう。しかも、家庭の中に不穏な空気が漂っている事で、もしかしたら配偶者も離婚を考えている可能性もあります。

その場合、持っている資産を隠されてしまうリスクがあるので、注意が必要です。

できればそうなる前に資産状況を把握しておくのが良いのですが、すでにその状況に陥っているのでは仕方ありません。その場合には、

  • 自宅へ届く金融機関からの明細書(今はオンライン明細が多いので期待薄かも)
  • Tax Returnの1040と1099フォーム(配偶者の収入と給与以外の資産が分かる)
  • 自宅を所有している人は、購入時の書類(どこにどんな資産があるか分かる)
  • 高そうなコレクションがある場合には、動画や写真を撮影しておく
  • 自動車やボートなどのRegistration及びナンバープレートを写真撮影

などの情報を、コツコツと集めましょう。

ここで大切なことは、相手に気づかれてはいけないという事です。気づかれたら、資産を隠されたり、売却されたり、使われてしまうリスクが高くなり、離婚後の自分自身にとってはメリットが少なくなります。

マイナンバーがSSN化したら、日常生活はどうなる?

日本のマイナンバー制度、政府はいろいろなサービスと紐づけしたいようですが、「財産が丸裸にされるようで気分が良くない」という理由で国民の多くは猛反対していると聞きます。

しかしアメリカでは、ソーシャルセキュリティ番号(SSN)が1936年からすでにスタートしており、すでにアメリカで生活する市民にとっては、「命の次に大切で死守すべく存在」となっています。

ソーシャルセキュリティ番号は、国民一人一人に与えられるシリアル番号のようなもので、誰一人として同じ番号は持っていません。そして、公的機関や民間の機関でサービスを受ける際には、このソーシャルセキュリティ番号が必要不可欠です。

それでは、もしも日本のマイナンバーがアメリカのソーシャルセキュリティ番号と化したら、日本で暮らす一般市民の生活がどのように変わるのか、私の稚拙な妄想力で検証してみました。

目次

  1. 銀行口座
  2. 金融記録も番号で管理
  3. 就職や転職にも関係する
  4. 医療はどうなる?
  5. アパートを借りる際にもチェック
  6. 脱税はできなくなる

1.銀行口座

アメリカでは、ソーシャルセキュリティ番号がなければ、銀行口座を開設することができません。(例外はあるのかもしれませんが、ごめんなさい、私は例外になったことがないので分かりません)

口座を開設する際にソーシャルセキュリティ番号は必要ですが、それを政府が管理しているというわけではありません。もちろん、必要な時には政府の権限ですべて記録を集めることはできるでしょう。しかし現在は、ソーシャルセキュリティ番号は国民の資産を透明化するとか一元管理する目的で使われているわけではないため、ソーシャルセキュリティレポートと呼ばれる金融記録には、銀行口座や預金などは記載されません。

もしかしたら日本でも近い将来には、「マイナンバーを提示しなければ口座は開設できません」と言われる日が来るかもしれませんね。

2.金融記録も番号で管理

ソーシャルセキュリティレポートで管理されていることは、主に借入です。住宅ローンや車のローン、学生ローンなど各種ローンはもちろんのこと、クレジットカードがいつ作られて返済状況はどうか、利用額の上限はいくらで残高はいくら残っているか、という点が、細かく記載されています。

ちなみに、この金融記録はクレジットレポートと呼ばれており、国民なら誰でもいつでも照会できます。

Annualcreditreport.comなら、年に1回は無料で照会できますが、アクセスできるのはアメリカ国内からのみと制限されています。

近年ではさまざまな金融機関から、クレジットレポートではなく、そのレポートの内容から計算したクレジットスコアなるものを無料で通知してくれるサービスを提供しています。

日本でも、すでに借り入れの金融記録は管理されています。ここにマイナンバーを紐づけすると、同じ都道府県に同姓同名の人が住んでいても、その人のせいで自身もブラックリストに載っているような扱いを受けるといったトラブルは起こりづらくなるでしょうね。

3.就職や転職にも関係する

就職や転職の際にも、SSNが必要です。これは、アメリカに合法的に居住しているかどうかをチェックするだけでなく、雇用しても会社のお金や情報を盗んだりしないか、という基本的なバックグラウンドチェックにも使われています。

日本でも、就職や転職はもちろんのこと、学校へ入学する手続きでもマイナンバーが求められたりする日が来るかもしれません。

4.医療はどうなる?

医療機関では、SSNは健康保険との紐づけや、患者のデータを管理する目的で使われています。

ただし、SSNカードを医療機関で提示する、なんてことはありません。というか、SSNカードは持ち歩かずに自宅の金庫で保管するべきものですし、子供でも自身のSSNは暗記しています。忘れないようにどこかにメモしたりするのは、安全上NGです。

日本でもいち早く取り組みが始まった医療分野との紐づけですが、事務作業をIT化するためのインフラ整備からスタートしなければいけない小規模なクリニックが多いという話も聞きます。今後どうなるのか、興味津々です。

5.アパートを借りる際にもチェック

ソーシャルセキュリティ番号は、アパートやマンションを借りる際にも、必要不可欠です。その理由は、貸主にとって借主が本当に家賃を払ってくれるのかが心配だから。アパートやマンションの中には、ソーシャルセキュリティ番号と紐づけされているクレジットスコアが一定レベル以上でなければ借りられないというルールが定められています。

日本でも、破産や債務整理などでブラックリストに載っている人は、アパートやマンションの賃貸契約はできないと聞いています。これがマイナンバーと紐づけされることで、審査の手続きが迅速化すると考えられます。

6.脱税はできなくなる

金融資産すべてがマイナンバーと紐づけされるという事は、収入も銀行口座などの資産もすべて、政府に丸見えという事です。確定申告が迅速かつ正確にできるようになるというメリットはあるものの、資産を隠したいといった脱税行為は、とても難しくなるでしょうね。