アメリカのクレジットカード!毎月ちょっとだけ返済すればOKって本当?

日本のクレジットカードも、近年ではリボ払い的に、使った金額を全額支払わなくても良い支払方法がありますね。でもアメリカのクレジットカードシステムは、ずいぶん昔から、ミニマムペイメントと呼ばれる支払い方法が採用されていて、毎月しっかり完済する人は、もしかしたらそれほど多くないかもしれません。

今回は、このミニマムペイメントと呼ばれるシステムについて、ご紹介しますね。これからアメリカで生活する人は、必見です!

目次

  1. ミニマムペイメントとは?
  2. 毎月どのぐらいを支払えば良いの?
  3. メリットとデメリット

1.ミニマムペイメントとは?

ミニマムペイメント(Minimum Payment)とは、アメリカで発行されるVisaやMasterのクレジットカードで多く採用されている返済方法です。

アメックスに関しても、利用規約を熟読すると、ミニマムペイメントのシステムはあるような感じですが、

「うちは金利が高いので、毎月完済することを強くおすすめします」

と謡われています。

2.毎月どのぐらいを支払えば良いの?

具体的にミニマムペイメントがいくらなのかは、カード発行会社によって異なります。例えば、同じ$3,000の残高があるクレジットカードを持っていても、こちらのカードは最小返済額が$50なのに、こちらのカードは$100ということも、もちろんあります。

具体的に、残高に対して何パーセントの支払いが必要かは、カードを作った時に発行される利用規約に書かれています。目安としては、2%ぐらいだった気がします。借り入れの残高が少ない人は、$25ぐらいが最低支払額に設定されているカードが多いですね。

3.メリットとデメリット

クレジットカードのミニマムペイメントは、メリットとデメリットがあります。

メリット

  • すぐに完済する必要がないので、余裕をもって返済できる
  • 使いすぎた月でも、引き落としにビビる必要がない
  • 出費が多い月などは助かる

デメリット

  • ミニマムでは、支払う利息+元本ちょっと、というレベルなので、完済まで気が遠くなるほどの期間がかかる
  • 日常的にカードを使う人だと、残高がどんどん増える

アメリカ人の中には、ミニマムペイメントだけを払えばオーライ、なんて考えている人もいます。クレジットカードの残高がどんどん膨らみ、ミニマムペイメントの金額もどんどん上がり、そこで初めて「しまった、けっこうキツイ」と自覚するわけですね。

個人的には、ミニマムペイメントだけの支払いは、おすすめしません。なぜなら、元本がほとんど減らないからです。おそらく、毎月しているミニマムペイメントの半分近くは、利息の支払いとして徴収されており、思っているほど元本への支払いには充てられていないと思います。

毎月しっかり完済できる金額を計画的に使うのが、クレジットカードの使い方としては理想的です。

しかし完済できない場合でも、計画的に完済までどのぐらいの期間がかかるのかを把握しながら利用することが、借金まみれにならないためのコツかもしれませんね。

アメリカにもある債務整理!メリットとデメリットとは?

借金大国アメリカでは、無計画にお金を使いまくって借りまくり、首が回らなくなってしまう人が後を絶ちません。そのためでしょうか、日本では弁護士に相談したりして手間がかかりそうな債務整理も、一般人がネットで簡単に利用できるシステムとなっています。

目次

  1. 債務整理(Debt Consolidation)とは?
  2. 債務整理のメリット
  3. 債務整理のデメリット
  4. 債務整理は誰におすすめ?

1.債務整理(Debt Consolidation)とは?

アメリカの債務整理は、Debt Consolidation Programと呼ばれています。イメージとしては、多重債務を一つにまとめて毎月の支払い負担を軽減するというものですね。

例えば、複数のクレジットカードや医療費の分割払い、車のローンなど複数の借り入れがあると、それらすべてに対して毎月支払いをしなければいけません。多重債務者の場合、多くは借り入れの利率も高めなので、利息の支払いだけでも毎月大変という人もいるでしょう。

せめて返済先を1つにしたい、という人に便利なのが、このDebt Consolidationプログラムです。

2.債務整理のメリット

債務整理のメリットは、

  • 借入の金利が低くなる可能性がある
  • 毎月の返済を1カ所にまとめられるので、管理しやすい
  • 金利が下がることで返済額の合計も低くなり、完済までの期間も短くなる
  • 真面目に返済するとクレジットスコアが上がる

などが挙げられます。

3.債務整理のデメリット

債務整理を利用する際には、デメリットについても知っておかなければいけません。

  • 借金をまとめる際に手数料がかかるかもしれない
  • この返済を遅延すると地獄が待っている可能性が大
  • 必ずしも金利が低くなるとは限らない→借入の金利はクレジットスコアで決まる
  • クレジットカードを解約する必要がないので、また使ってしまうリスク大
  • 根本的な解決にはならない

4.債務整理は誰におすすめ?

債務整理がおすすめなのは、

  • 真剣に借金まみれの生活から脱出したいと思っている人
  • 完済までは爪に火をともす生活をしても良いと覚悟を持っている人

ですね。誘惑に負けてしまいやすい人は、残念ながら債務整理をしても、さらに借金が膨らむ可能性があるので、首が回らなくなったら自己破産をした方が良いというケースもあります。

ただし、自己破産の手続きにはネットで簡単にできるわけではありません。しかる弁護士に相談してから、慎重に決めてください。

グリーンカード保持者の相続ガイド

アメリカでは、相続や贈与に関してはとても良心的なルールです。アメリカで相続を受ける場合、控除枠が$13ミリオンと見たこともないような金額で設定されているので、庶民なら相続税と考える必要がありません。アメリカであまり相続税の話題が上がらないのは、大半の人が相続税とは無縁だからなのです。

しかも、配偶者間の相続なら、基本的には控除枠なしの無制限です。何十ミリオンを持っている人でも、また何十ビリオンを持っているような人でも、配偶者からの相続には相続税は一切かかりません。

でも、ご存じですか?この無制限というのは、相続を受ける側がアメリカ市民だった場合のみです。

「えっ?何それ?グリーンカード保持者はどうなるわけ?」

と心配になる方もいるでしょう。

グリーンカード保持者の場合には、若干ルールが変わります。その理由は、配偶者が亡くなって巨額の富を相続した直後に本国へ永久帰国なんてされるとアメリカとしては困るから、です。

それでも資産が庶民レベル&アメリカで暮らしている人なら、グリーンカード保持者でも市民と同等レベルの控除を受けられるので、大きな心配は必要ないでしょう。

心配したほうが良いのは、

  • 夫婦がどちらもグリーンカード保持者の場合
  • アメリカ以外の国で暮らしている場合
  • 保有財産が2ミリオン以上ある富裕層の場合

です。

不動産の相続対象率が変わる

アメリカの不動産は、夫婦でジョイント、つまり共同名義になっていることが多いものです。共同名義の不動産は、夫婦のどちらもアメリカ市民の場合にはお互いに50%ずつの所有権と見なされます。専業主婦だから実質的にはすべて夫のお金で払っているとか、そうした事情は関係ありません。

例えば$500Kの不動産を所有しているなら、どちらの給料で家のローンを払っているかに関係なく、夫婦それぞれが半分ずつ$250Kずつ所有していると見なされます。

アメリカで暮らしているグリーンカード保持者の場合には、家の持ち分に関しては共同名義なら50-50です。この点は、アメリカ市民と同じですね。

ただし不動産評価額の半分相当の金額は、「相続」ではなく「アメリカ市民からグリーンカード保持者の妻へ贈与された」という扱いとなります。贈与税もアメリカでは控除枠が高いので、庶民ならそれほど心配する必要はないでしょう。しかし、無制限相続ではなくて贈与の扱いになってしまう点は、理解しておいた方が良いかもしれません。

また、アメリカに不動産を持っているけれど海外で暮らしているカップルの場合にも、注意が必要です。

上記の例に挙げた$500Kの不動産の場合、全額がアメリカ市民の資産だとカウントされます。グリーンカード保持者の資金をいくら投入したかを証明すれば、その分だけ相続資産から差し引いてもらうことはできるものの、証明できなければ共同名義でも100%がアメリカ市民の資産と見なされてしまいます。

じゃあどうする?

将来の相続のためにアメリカ市民権を取得する、という人はいるかもしれません。しかし、もしかしたら配偶者が帰国したら自分は日本へ永住帰国したいという人もいるでしょう。また、将来は何が起こるか分からないのでグリーンカード保持者のステータスを維持したい人もいると思います。

上記の通り、グリーンカード保持者でも心配したほうが良い人は、それほど多くないと思います。しかしどうしても不安な人や、すでに富裕層なので将来が心配でたまらないという人は、

  • QDOT(Qualified Domestic Trust)を作成して相続税を回避する
  • LLCを設立して資産はすべてそこへ投入 →LLCには贈与税がかからない
  • 生命保険へ加入する →Irrevocable Life Insurance Trustなら贈与税を回避できる

もちろん、素人であれこれ悩んでいても最善策は出ないかもしれないので、外国人の資産管理に詳しい税理士やファイナンシャルプランナーに相談するのもおすすめです。

日本の親からの贈与、贈与税ってどうなる?

アメリカと日本とでは、贈与を受けた際に誰が贈与税を払うかが異なります。

  • アメリカ →贈与者(あげた側)が贈与税を払う
  • 日本 →受贈者(もらった側)が贈与税を払う

例えば、アメリカで暮らす義両親から贈与を受けて贈与税を払わなければいけない場合には、贈与した側、つまり義両親が払うことになります。

しかし日本の両親から贈与を受けたなら、受け取った側の私たちが贈与税を支払わなければいけません。

でも、どこに?どうやって?と謎がいっぱいですよね。

親が日本にいて、私たちがアメリカにいると、日本の国税庁なのか、それともアメリカのIRSなのか、頭が混乱しそうです。

今回は、日本の親から贈与を受けた場合、贈与税をどうすれば良いかを検証してみました。

目次

  1. アメリカに住んでいても贈与税はかかる
  2. 贈与税はどこに払う?
  3. 納税管理人って何?
  4. 注意点

1.アメリカに住んでいても贈与税はかかる?

日本の国税庁

日本の国税庁のルールでは、日本で暮らす親からの贈与に対する贈与税は、私達が日本に住んでいてもアメリカに住んでいても発生します。日本に住民票を入れていなくても、また私たちがアメリカ国籍でもかかります。

なぜなら、贈与する側が日本で暮らしているからですね。

そのため、贈与を受けたら、日本へ贈与税を支払うことになります。

アメリカのIRS

一方アメリカのIRSでは、海外で暮らす親からの相続に対しては、基本的に税金はかからないルールとなっています。アメリカ国内で作られたお金ではないからです。→詳しくはIRSのページから

ただし、IRSに報告する義務はあるので、年始に行うTax Fileの時に合わせて申告してください。

これは申告するだけで、それが所得として扱われるわけではありません。所得税もかかりませんし、贈与税も控除枠がミリオン以上と太っ腹なので、おそらくかかりません。安心してください。

→アメリカでどのような手続きが必要かはこちらから

2.贈与税はどこに払う?

日本の親からもらった贈与に対する贈与税は、日本の税務署へ申告して納税します。

でも、住民票が入っていなかったり、ましては日本の国籍も持っていない人にとっては、税務署ってどこの??ってなるでしょう。

税務署は基本的に、海外に住んでいる私達と直接やり取りをするのはイヤなので、私達が海外に住みながら贈与税を納付しようと思っても、できません。日本国内に住んでいる誰かを「納税管理人」に定めて、その人を介して支払うことになります。

つまり、納付する税務署は、納税管理人が住んでいる住所を管轄する税務署となります。

国税庁のサイトで確認したいひとはこちらから

3.納税管理人って何?

納税管理人とは、納税しなければいけない人が海外に住んでいる場合、代理で納税の対応をしてくれる人を指します。特別な資格が必要というわけではないので、日本に親や兄弟がいるのなら、親族に任せるのが一般的ですね。そうすれば、費用がかかりません。

しかし、頼れる親や兄弟がいない場合には、税理士が対応してくれます。

納税管理人を決めたら、税務署へ納税管理人の届け出をしておけば、自分の所に送付されるべき納税納付書が、管理人の届きます。

納税管理人の届け出フォームはこちらから

4.注意点

納税管理人は、税務署とあなたとの間に入って手続きを代行するだけの役目しか持っていません。税金が高いだろおかしいだろと税務署へ交渉したり、期限内に急いで贈与税を払う義務があるわけではありません。

もしも納税管理人から納付書を受け取って「払いたくないから払わない」なんてケツまくりをしても、納税管理人はその言葉を税務署へそっくりそのまま伝えるだけです。

トラブルが起こった時には、納税管理人ではなくて弁護士に相談することになります。その点は、あらかじめ理解しておいた方が良いでしょう。

アメリカのクレジットスコア、900をとることは可能なのか?

アメリカで生活する人にとっては、死活問題と言っても過言ではないクレジットスコア(Credit Score)。これは一般的にFICOスコアと呼ばれるもので、300~850で計算されます。

スコアによって、クレジットカードの審査に通るか落ちるかが変わる他、ローンを借りる際の金利もまた、スコアによって変わります。

例えば同じ価格の住宅ローンを組んでも、クレジットスコアが高い人は毎月の支払いが$2,000で済むのに、スコアが低い人は毎月$3,000払わなければいけないことも、当然あります。

そう。アメリカでより快適な生活を送るためには、クレジットスコアが良いことに越したことはありません。

クレジットヒストリーとFICOスコアに関してはこちらから

クレジットスコア900って何?

FICOスコアでは、最高850までとなっています。このシステムでは、何をどう頑張っても、スコア900を獲得することはできません。

しかし、自動車ローンを提供するような信販系の業者では、Vantage Scoreというシステムを採用していることがあります。Vantageスコアは計算方法が若干異なっていて、501~990で計算されます。

ただし、FICOの最高スコア850と、Vantage最高スコア990を単純に比較して、990の方が信用度が高いというわけではありません。

スコアの計算方法が違いますから、それぞれのシステムごとに、信用できるとされているスコアの範囲が異なります。

アメリカのカード受取方法の違い

クレジットカードやデビットカードが発送されると、日本では郵便配達員が大切そうに書留で配達してくれます。金融機関によっては、家族ですら受け取ることができず、本人が身分証明書を提示しなければ受け取れないというケースもあるようですね。

しかしアメリカでは、このカードの受け取り方が大きく違います。

なんと、カードはその辺の白い封筒に入れられて、ポストへポイと投函されるのです!

書留のように手渡してくれるわけでもなければ、ポストをチェックしなければ何日も放置されてしまいます。

アメリカで生活していれば慣れますが、初めてカードを受け取る時には、「ちょっとちょっと、ポストに投函なんてありえないでしょ!」と憤慨するかもしれませんね。

でも安心してください。アメリカでは、アメリカ流のセキュリティ対策がきちんと取られています。

カードの受け取り方

金融機関がカードを発送すると、1週間から2週間ぐらいで、自宅のポストへ投函されます。一応、金融機関は気を使ってくれており、銀行名とかクレジットカード会社名などは記載されていません。差出人が不明な感じの封筒で届きます。

ちなみに、追跡番号などはありません。紛失される可能性は、もちろんあります。

2週間ぐらいたってもカードが自宅に届かない場合には、連絡すると「紛失かなぁ。。じゃあもう一度別のカードを送るね」と言って再発送してくれます。

届いたカードはActivateしないと使えない

さぁ、自宅にカードが届きました。しかし、そのままカードを財布に入れて使おうと思っても、ダメです。アメリカでは、クレジットカードでもデビットカードでも、Activateの作業をしなければ、使えません。

この作業は、それほど難しくありません。

  • 登録しているスマホの番号から電話をする
  • 金融機関の公式サイトからアクティベートする
  • カスタマーサービスへ電話してアクティベートする

という3つの方法があります。アクティベートの作業では、カードが届いたことを確認するために、カードの裏面に記載されているセキュリティコードや、カードを受け取った本人のソーシャルセキュリティ番号のしも4~5桁などが必要です。

もちろん、本人なら問題なく答えられる質問なので、心配する必要はありません!

犯罪対策はバッチリ

アメリカに限ったことではありませんが、カードを紛失したり盗まれたりすることもあれば、カードはずっと財布の中に入っているのに、どこからか個人情報が洩れて知らないチャージがされている、なんてトラブルは、アメリカに住んでいればそれほど珍しいことではありません。私自身、過去に何度も経験しています。

基本的には、身に覚えがないチャージに関しては、Disputeをすれば全額がしっかり返金されます。そして、カードもすぐに凍結してくれて、自宅へ新しいカードを送ってくれます。

ちなみに、このDisputeに関しては、必ず調査が入ります。金融機関によっては、まずチャージされた分を返金してくれてから調査をし、もしも正当なチャージなら再度チャージする、という順番の所もあれば、まずは調査をした上で、返金されるべきチャージなら返金しますよ、という順番の所もあります。

クレジットカードの場合には、不正利用の分を返金してもらうまでに時間がかかっても、それほど困ることは少ないと思います。しかしデビットカードの場合には、話は別。不正利用のせいで生活費が亡くなってしまうと、家賃が払えなくなってしまうリスクもありますよね。

そのため近年では、使うのはデビットカードではなくクレジットカードのみ、としている人が増えています。

海外在住者向け現金受取りガイド

親が日本で暮らしている海外在住者は、たくさんいると思います。その中には、国境を超えると相続がいろいろと大変だろうからという理由で、帰省するタイミングに合わせてアメリカドルを現金で準備していた、なんて親もいるかもしれません。

日本の相続においては、私たちが海外に住んでいても、アメリカ国籍を取得していても、手続きが部分的にでも免除されるとか、住んでいないからという点で優遇されるという事は、一切ありません。日本の法律に従って、粛々と手続を進めるしかありません。

もしも親が独断でアメリカドルを現金で準備していて、封筒に入れて「ほら、小遣いよ」だなんて渡されたとしたら、どうすれば良いのでしょうか?

金額によっては、小遣いとしてありがたく頂戴しても良いでしょう。

しかし、その小遣いが数百万円相当となれば、話は変わってきます。

目次

  1. 多額の現金、そのまま受け取るのは危険
  2. アメリカへ持ち込む際にはどうすれば良い?
  3. アメリカの銀行からIRSへ報告されるかも
  4. TAXでも申告しよう
  5. 安心なのは海外送金

1.多額の現金、そのまま受け取るのは危険

日本の税法では、年間に110万円を超えない贈与に関しては、贈与税はかかりません。そのため、この金額よりも低ければ、基本的には特にどこかに申告する必要はないので、ありがたく頂戴するという方法も、アリです。

しかし110万円を超えると、贈与税の対象となります。海外送金したとか現金で渡したといった贈与の証拠があれば、その人が受け取った贈与として取り扱われるでしょう。

お金の行先が分からず多額のお金が摩訶不思議にどこかへ消えたという場合には、相続の時に「使途不明金」として扱われます。しかしその場合でも、資産として持っていたものが誰かに贈与されたという想定の下に、相続税が計算されるようです。

2.アメリカへ持ち込む際にはどうすれば良い?

アメリカへ帰国する時に、日本の親から受け取った現金をそのまま手荷物として持ち込む場合には、金額によって税関で申告しなければいけません。

飛行機の機内で受け取るカスタムフォームには、

「現金で$10,000以上持っている人は申告してください」

と記述があります。1ドルが155円前後のこのご時世、仮に日本円110万円分をアメリカドルに換金しても$10,000にはならないので、おそらく問題はないと思います。

しかし、もしも$10,000を超える現金を持ち込む場合には、機内で受け取るカスタムのフォームに「私は現金を持ってます」と申告しましょう。

大丈夫、申告するだけです。

入国の際に申告したら、その場で多額の税金を徴収されるのではないか?とビビる人がいるかもしれません。でも大丈夫です。大半は、申告するだけです。

アメリカでは、海外の親から受け取る現金の贈与や相続に関しては、税金はかかりません。アメリカ国内で得た収入ではないので、所得税もかかりません。

しかし、犯罪を防ぐとかいろいろな目的があるため、申告はしなければいけません。

事前にフォームを準備したい人はこちら

3.アメリカの銀行からIRSへ報告されるかも

さて、親から受け取った多額の現金を、ようやくアメリカの自宅まで無事に運ぶことができました。ホッと一安心ですね。

しかし、それでおしまいではありません。

まさか大金をタンス預金する人は、アメリカにはいないと思います。危険です。

できるだけ早く、銀行へ持っていきましょう。

アメリカの銀行では、窓口で入金しても良いですし、ATMでも入金することはできます。多くのATMでは、一日に引き出せる金額には上限がありますが、入金に関しては上限はありません。だから、仮に$10,000でもATMから入金はできます。

ただし、ATMごとに、一度に入金できるお札の数が決まっているので注意してください。私が利用している銀行のATMでは、一度に75枚のお札しか入りません。$100札を入れた場合でも、一度に入金できるのは$7,500までですね。

この場合には、何回か分けて入金すれば、問題ありません。

窓口で入金する場合には、もしかしたら「この現金はどこで手に入れたのですか?」と質問されます。

やましいことをしているわけではないので、正直に「日本の親がくれた」と言えば良いでしょう。

アメリカの銀行では、一定額以上の入金に関しては、IRSへ申告するルールになっています。そのため、もしかしたら私たちが帰った後でこっそりIRSに「この人、大金を手に入れたみたいです!」なんて報告されている可能性もありますね。

でも大丈夫。悪いことをしているわけではありません。

4.TAXでも申告しよう

さて、銀行にお金を入金したら、それで終わりというわけではありません。

海外からの贈与や相続で得た収入に関しては、IRSで報告する義務があります。この場合にも、上記の通り、アメリカ国外で作られたお金なので、所得税も相続税もかかりません。報告するだけ、です。

5.安心なのは海外送金

大きな金額を持ち歩くことは、アメリカではとても危険ですし、日本でもやはり心配なものです。もしも日本の親が海外で暮らす私たちのために贈与を考えているのなら、銀行でアメリカドルにするよりも、銀行の口座から海外送金するとか、ワイズやペイパルで送金する方が、安全だと思います。

ただし、海外送金する際には、金融機関に親がマイナンバーの登録をしなければいけません。それがどうしてもイヤだという人の場合には、今回紹介した方法も、選択肢の一つかもしれませんね。

アメリカの相続法と借金の影響

日本の相続では、預貯金や不動産などプラスの財産を相続するなら、借金などマイナスの資産も相続しなければいけないというルールがあります。アメリカでも、基本的には同じような考え方です。しかし、預貯金も不動産もほぼすべてがジョイントと呼ばれる共同名義のアメリカでは、借金の取り扱いは若干異なっているようです。

目次

  1. 基本的には被相続人の財産で精算
  2. 住宅ローンはどうなる?
  3. クレジットカードの借り入れは?
  4. 学生ローンの取り扱いは?
  5. 自動車のローンは?
  6. 医療の未払いなどはどうすれば良い?
  7. ちなみに我が家は。。

1.基本的には被相続人の財産で精算

借金や借入と言っても、どんなタイプの借入かによって、扱いは若干異なります。アメリカでは基本的に、自身の借り入れを配偶者や子供から強制的に取り立てることはありません。しかし死ぬ前に何か資産を持っていたのなら、そこから回収して精算されます。

アメリカでは誰かが亡くなると、その人がどんな資産を持っていたのかを検認という手続きで把握します。この期間内に、債権者(お金を貸していた側)は「返して欲しいです」と申告すると、亡くなった人が持っていた資産が返済に充てられることになります。

2.住宅ローンはどうなる?

もしも夫婦のジョイント名義で住宅ローンを組んでいる場合には、返済義務は残された側へ自動的に移行します。もしも亡くなった夫だけの名義で住宅ローンを借りていて、残された妻がそこで暮らしている場合には、夫の資産である住宅を売却してローンの返済に充てられることになり、当然ですが、そこで暮らす妻は追い出されてしまいます。

そうならないためには、住宅という不動産と住宅ローンという資産をどちらも妻が相続してローンを払い続けるという選択肢がベストですね。

「ちょっと待って、そんなの払えない!無理!」

となりそうな人は、とりあえず住宅ローンを返済できる金額の生命保険を相手にかけておくことをおすすめします。ふざけているわけでも冗談でもありません、アメリカ人の多くは、生命保険を使って住宅ローンの支払いを行います。

3.クレジットカードの借り入れは?

クレジットカードの残債も、名義がジョイント名義なら、残された側が支払うことになります。そのカードは夫しか使っていなかったという場合でも、ダメです。

ただしアメックスのように、共同名義ではなくてカードの契約者は一人で、配偶者や子供が「承認ユーザー」となっている場合には、話は別です。これは、ジョイントではないので、承認ユーザーに支払い義務は発生しません。

もしも亡くなった夫に相続できるような資産がない場合には、クレジットカードのローンは消滅します。ただし不動産や預貯金を残していたら、そこから精算されます。

4.学生ローンの取り扱いは?

公的な学生ローンは、本人の死亡によって消滅します。亡くなった人が資産をたくさん持っていたとしても、家族に支払い義務はありませんし、資産を使って返済する必要もありません。

ただし民間の学生ローンは、上記の住宅ローンやクレジットカードの借り入れと同じように、連帯保証人やジョイント名義になっていることが多いため、残された人に返済義務が移行します。

5.自動車のローンは?

自動車のローンも、名義によって支払い義務があるかどうかが変わります。もしも車の名義が亡くなった夫のみで、ローンがたくさん残っているので払いたくないという場合には、その車をローン会社に差し押さえてもらうと良いでしょう。

ローンの名義が亡くなった人のみということは、遺族が売却したくても勝手にはできませんよね。そのため、差し押さえさせて車を持って行ってもらい、後はご自由にどうぞ、というスタンスができます。

ただし、亡くなった夫の形見の車をそのまま乗り続けたいという場合には、ローンの返済を引き継ぐことで車も残された自分のものになります。

6.医療の未払いなどはどうすれば良い?

医療費は、医療機関の采配によるところが大きいようです。

もしも未払いの金額が少なければ、医療機関はあきらめて口座をクローズしてくれることがあるようです。死んだので回収不能、という事ですね。

しかし金額が大きければ、話は別。死んだ人が何か資産を持っているだろうと予測して、検認の際に回収に来るかもしれません。

その場合には、亡くなった人が持っていた預貯金や不動産などの資産を使って精算を迫られます。

7.ちなみに我が家は。。

ちなみに我が家は、プラスもマイナスもすべての資産がジョイント名義なので、私が先に死んでも、夫が先に死んでも、そのまま支払いは通常運転となります。夫の方が圧倒的に稼いでいるため、もしも彼が先に亡くなると残された私には経済的な負担が重くのしかかるわけですが、その時のために生命保険にはしっかり加入しています。

帰国せずに日本からの相続手続きはできるのか?

相続は、親がなくなった時に発生するだけではありません。日本で暮らす兄弟が独身だった場合にも、自身が相続人となりますよね。親が亡くなればお葬式などで帰国するけれど、兄弟の場合にはちょっと分からない。。。という人は、きっと私だけではないと思います。

考えてもみて下さい。自身と年齢がそれほど違わない兄弟が亡くなるという事は、自分もそれなりの年齢になっています。80歳とか90歳になって、日本に誰も身寄りがいない状態でわざわざ日本へ帰国して、よく分からない相続の手続きをするだなんて、考えただけでも鬱になりそうです。

そこで今回は、日本からの相続が発生した場合、一度も帰国せずに手続きができるのかどうかを検証しました!

目次

  1. 帰国せずに相続はできる!
  2. 海外在住者が必要な書類とは?
  3. 頼るべき存在は司法書士、丸投げしよう!

1.帰国せずに相続はできる!

相続する私たちが海外に住んでいる場合でも、日本での相続手続きは変わりません。もしも相続人が自分一人になった場合でも、相続の手続きは同じです。

必要な書類がすべて揃っていて、日本に手続きをしてくれる人がいるのなら、私達は一度も帰国する必要なく、相続の手続きができるようです。実際にしている人もいるので、できないことはないと思います。

ただし、日本で手続きをしてくれる人が親戚でも司法書士でも、書類のやり取りなどは郵送ですることになるため、時間は気が遠くなるほどかかるという声は多いですね。

2.海外在住者が必要な書類とは?

海外在住者が日本での相続手続きをする際には、必要な書類がいくつかあります。

サイン証明書

サイン証明書は、アメリカ各地にある日本大使館で出してもらえる他、自身で作った証明書をローカルなUPSでNotarize(公証)してもらってもOKです。ただし、Notaryによっては、日本語で書かれた書類を公証することに抵抗があったり、外国語の書類に公証すること自体がNGとなっている地域もあるので注意が必要ですね。

在留証明書

不動産を相続する際には、在留証明書が必要です。在留証明書は、日本大使館で発行してもらいますが、日本に住民票が入ったままの人や、アメリカ市民権をとっている人には発行してもらえません。

アメリカ市民権をすでにとっている人は、まず国籍放棄の手続きをした上で下記の相続証明書を発行してもらうことになります。

相続証明書

海外で暮らす相続人がすでにアメリカ市民の場合には、在留証明書ではなくて相続証明書を発行してもらいます。これは宣誓供述書とも呼ばれているもので、自身が相続人ですと宣誓した上で自己申告をしたものを証明書にし、それを公証してもらうというものです。

国籍放棄の手続きをすると私達の戸籍は抹消されるため、相続人ですよという証明をしてくれるのが、この証明書というわけですね。

3.頼るべき存在は司法書士、丸投げしよう!

日本で暮らす人でも、相続の手続きは書類がややこしかったりするので、司法書士や税理士、または弁護士に依頼することが多いようです。

特に問題はなくて法的な手続きだけを代行して欲しい→司法書士

税金面でも対応して欲しい→税理士

相続トラブルが起こっていて困っている→弁護士

と、誰に依頼するべきかは状況によって異なります。しかし、特にトラブルがなくても海外に住んでいると手続きが死ぬほど面倒になることは、容易に想像できますよね。

そのため、私自身は、将来その時が来たら司法書士の先生に丸投げしようと計画しています。

クレジットレポートを無料でゲットする方法!

アメリカで生活している人にとっては切っても切り離せないクレジットレポートとクレジットスコア。これは、国民に割り振られているシリアル番号的なソーシャルセキュリティ番号によって管理されている金融情報がレポートにまとめられたもの、そしてそのレポートの内容を元に信用度が数値化されたものです。

このクレジットレポートとクレジットスコア、20年ほど前にはなかなか無料で照会することが難しく、レポートを見るために20ドル程度を支払い、スコアを教えてもらうためにさらに20ドルぐらいを支払っていた記憶があります。

しかし近年では、いろいろな所でクレジットレポートやクレジットスコアを照会できるようになりました。クレジットカードを作ると、特典の一つとしてクレジットスコアがいつでも無料で照会できるというサービスは、よく知られているかもしれませんね。

そこで今回は、クレジットレポートを無料でゲットする方法をご紹介します!

1.Annual Credit Report.com

おそらくアメリカ国内で、無料のクレジットレポートの提供を始めた最初の機関はココじゃないかと思います。そしてここは、アメリカ政府のお墨付きも獲得しており、信頼できる機関としても知られていますね。

Annual Credit Report.comで無料のレポートを取得したい人はこちらから

クレジットレポートは、EquiFaxやExperian、そしてTransUnionの3つの機関が管理していますが、各機関のものを年に1回だけ無料で取得できます。

難しい手続きは不要で、自宅のパソコンから気軽に申請できますし、何なら取得したレポートをプリントアウトして内容を精査することもできます!また、パソコンが苦手な人は、電話(1-877-322-8228)でも申請できますし、郵送で申請してもOKです。

Annual Credit Report Request Service
PO Box 105281
Atlanta, GA 30348-5281

海外からアクセスはできない

以前、私が日本にいる時にアクセスを試みた所、海外からはアクセスができませんでした。アメリカで生活している人のためのサービスなので、セキュリティ上、海外からアクセスができなくても、まぁ仕方ないかもしれませんね。

無料はレポートだけ

このサイトで無料なのは、クレジットレポートだけです。クレジットスコアは無料ではありません。

2.Experianの公式サイト

アメリカ国民の信用度を管理している機関の一つであるExperianでは、公式サイトからレポートとスコアを無料で照会できます。

Experianの公式サイトはこちらから

3.Equifaxの公式サイト

Equifaxもまた、Experianと並ぶクレジットレポートの発行機関です。こちらでも、年に1度は無料でクレジットレポートを取得できます。

Equifaxの公式サイトはこちらから

4.Transunionの公式サイト

TransUnionも、上記2機関と並んで、クレジットレポートを管理発行する機関で、年に1度は無料でレポートを照会できます。

TransUnionの公式サイトはこちらから

5.他にも民間のサービスは多い

上記は最も信頼できる機関ですが、他にも民間のサービスでクレジットレポートやクレジットスコアを無料でチェックできるサービスはたくさんあります。

銀行が発行するクレジットカードにも、特典としてついていることが多いですし、自身の金融資産を管理するソフトやアプリなどでも、無料でクレジットレポートやクレジットスコアにアクセスできるものは増えています。