アメリカで妊娠育児をするならWICを活用しよう!

アメリカには、自分で調べなければ分からない福祉制度がたくさんあります。WICとはNutrition program for Women, Infants, and Childrenのことで、略してWIC(ウィック)とと呼ばれています。

目次

  1. WICとは?
  2. WICは誰が利用できる?
    • 世帯収入がいくら以下なら受給できる?
    • 自動的にWIC受給対象となるケースもある
    • こんな人も受給対象
  3. WICの申請方法
    • ずは電話予約
    • 申請面接では血液検査もアリ
  4. WICでは何をもらえる?
  5. WICの利用方法

1.WICとは?

WICとは、妊娠している女性や、小さな子供を抱える女性がシッカリと栄養補給できるように、という福祉プログラムのことです。妊娠6週目ぐらいの妊娠初期から、子供が5歳になるまで受給できます。

WICについてはこちらから

2.WICは誰が利用できる?

WICは、妊娠している人や、小さな子供がいる人なら全員が利用できるというわけではありません。福祉制度の一つなので、やはり経済的な弱者であることが必要条件となります。WICを利用できる条件としては

  • 妊娠している女性(妊娠6週目から出産するまで)
  • 子供が1歳未満で母乳育児をしている女性
  • 母乳育児ではないけれど、子供が生後6か月までの女性
  • 子供が1歳未満の母親
  • 5歳未満の幼児
  • 世帯収入が政府が定める基準以下

となります。妊娠している女性や母乳育児をしている女性、また産後すぐの女性なら、女性に対してWICが支給されます。しかしそれ以降は、5歳以下の子供に対して支給されることになります。ちなみに、アメリカで生まれる新生児のなんと53%は、WICを受給しているのだとか。

世帯収入がいくら以下なら受給できる?

WICの受給資格は、州ごとに基準が決められているわけではなく、アラスカとハワイを除くすべての州で一律の基準となっています。そのため、物価が高くて収入も高めのにニューヨークやカリフォルニアなどでは、そうでないノースダコタやアーカンソーなどと比較すると、受給しづらい傾向にありますね。

政府が定める受給資格の世帯収入はこちら

ここで注意したいのは、WICには所得制限は設けられていますが、必ずしもフードスタンプを受給できる所得上限と一致するわけではありませんし、貧困層だと定義される所得というわけでもありません。

また、州ごとに独自のWICラインを設けている州もたくさんあります。連邦政府が決める所得上限を超えていても、州ごとの上限を超えていなければ、WICを受けられます!

州ごとの受給資格の世帯収入はこちら

州によって多少の差はありますが、目安としては、母子家庭のような2人世帯だと、年収3万ドル以下、3人世帯だと4万ドル以下ぐらいが目安となります。

自動的にWIC受給対象となるケースもある

WICは低所得世帯向けの福祉プログラムなので、既に別の低所得世帯向けの福祉制度を利用している人なら、自動的に受給対象となることもあります。例えば、

  • SNAP(フードスタンプ)やメディケイドを既に利用している人
  • 家族がメディケイドを利用している人
  • 州政府が提供する福祉制度を利用している人

こんな人も受給対象

アメリカでも、妊婦さん検診があり、妊娠すると定期的に病院へ行って検診を受けることになります。その際、医師や看護師、もしくは栄養士から危機的な栄養状態にあると判断された人は、WICの受給対象となりますね。例えば、極度の貧血とか、妊娠しているのに体重が増えていないとか、また劣悪な栄養状態にある人は、医師の判断でWIC対象となります。

まずは、自分がWICの対象となるかどうかをチェックしてみましょう。

WIC PreScreening Toolはこちらから

3.WICの申請方法

WICを申請するためには、ローカルオフィスで面接を受ける必要があります。面接と言っても難しいことはなく、妊娠や育児で困っていることを相談しながら、どんなアイテムがオススメかという点をアドバイスしてくれたり、書類の確認をします。

申請に必要なモノ

  • 母親の身分証明書(運転免許証など)
  • 世帯の収入を証明するための書類(給料明細や雇用主からの収入証明レターなど)
  • 子供の出生証明書
  • 現住所を確認できるもの(運転免許証でOK)

まずは電話予約

以上の書類を揃えたら、まずは足を運びやすいロケーションにあるローカルオフィスへ電話をしましょう。面接には予約が必要です。

WICローカルオフィスの検索はこちらから

申請面接では血液検査もアリ

WICのローカルオフィスには、看護師が常駐しています。そして、書類をチェックしなら血液検査も行います。この血液検査では、主に貧血で内科をチェックするのが目的です。

面接では、栄養士の人と木綿男子、どんな食事を心がけたほうが良いのかという説明を受け、WIC制度についての説明も受けます。

結構時間がかかり、アポをとった時間からの所要時間は3時間ぐらいかかったという人も多いですね。

4.WICで何がもらえる?

WICでは、妊娠中の妊婦さんに必要な栄養成分、そして乳児や幼児に必要な栄養成分をしっかりとれるような食品を受け取ることができます。ただし食品なら何でもOKというわけではなく、お菓子とかスナックなどは、ありません。主に、乳製品と考えると良いでしょう。

粉ミルク牛乳チーズヨーグルト
豆乳ベビーフードベビー用シリアル
ピーナツバター缶詰に入ったお魚全粒のパンやパスタ100%フルーツジュース
野菜フルーツ全粒のトルティーヤ玄米

具体的に、このプログラムで何がもらえるのかは、州によって若干異なります。

詳しく知りたい人はこちらから

ちなみに、粉ミルクの支給は、子供が1歳になるまでとなっています。

5.WICの利用方法

WICを利用する場合には、3ヶ月に1回、WICオフィスに足を運び、子供の検診をしたり、育児の相談をしながら、スーパーで商品に交換できるクーポンや、プリペイドタイプのカードを受け取ります。

粉ミルクやベビーフードなどは、クーポンを提示してお店で交換してもらうというシステムですが、野菜やフルーツなどの食品に関しては、WICオフィスが事前にチャージしてくれたプリペイド式のカードを受け取り、それで自分たちでショッピングをします。

アメリカのスーパーでは、WICが使える商品にはマークが付けられているので、何を選べばよいかが分かりやすくなっています。ただし、食料品なら何でも買えるわけではなく、お米とかシリアルなどのカテゴリーごとに、毎月いくらまで使えるかという点は決められています。

フードスタンプの仕組みと利用方法

アメリカには、低所得世帯向けの支援制度がたくさんあります。フードスタンプと呼ばれるものも、その一つです。

「無職になったらフードスタンプをもらって生活する」

「生活に困っているの?フードスタンプはもらっている?」

など、低所得の人を食料の面で支援しようというのが、フードスタンプの役割りです。

目次

  1. フードスタンプとは?
  2. フートスタンプの背景
  3. フードスタンプは誰がもらえる?
  4. フードスタンプは月にいくらもらえる?

1.フードスタンプとは?

フードスタンプとは、スーパーなどで食料品と交換できる無料のクーポンのことです.。正式名称はSNAP(Supplemental Nutrition Assistant Program)です。

スタンプと言っても、スタンプを押してもらえるカードのようなタイプではなく、近年ではデビットカードのような電子カードに支給額があらかじめ入金されていて、それをスーパーでショッピングする際に使える仕組みとなっています。

このカードはEBT(Electronic Benefit Transfer)と呼ばれています。

ちなみに、フードスタンプは食料を購入するための支援制度なので、そのカードを使ってコスメを買ったり服を買ったりするのはNGです。

2.フードスタンプが始まった背景

フードスタンプの制度が始まった背景には、1964年に行われた政府の貧困対策がありました。施行された当初は、それほど知名度もなく、自分が利用できることを知らない人も多かったのですが、1990年代以降には、選挙の度にフードスタンプの話題が上がり、急激に需給を希望する人が増えていきました。

現在では、国内で4700万人がフードスタンプを受給していると言われています。一方で、フードスタンプをターゲットとした詐欺や犯罪も増えているのも事実。数年前には、低所得層のためのフードスタンプを受給しながら、なんとマイカーはポルシェだった、なんて驚愕的な女性がいて、アメリカでも話題となりました。

政府は、そうした悪用防止のための対策にも追われています。

3.フードスタンプは誰がもらえる?

フードスタンプは、誰でも希望すれば受給できるものではありません。日本の生活保護と比較すると、ずっと受給しやすく、ハードルは低く設定されています。受給のための条件としては

  • 世帯の年収が$16,744以下であること
  • 預貯金を合わせた資産額が$2,250~$3,500以下であること

だけ。実際に受給額がいくらになるかという点については、現在の収入や家族構成、妊娠しているかどうか、などによって決まります。年齢による制限はないので、「働く意思があれば、ガテン系の仕事できるだろ!」というような若い人でも、受給することはできます。また定年したシニア世代でも、所得制限の条件を満たせば、フードスタンプを受給できます。

ただし、働ける状態にある人は、週に1度ボランティアをするとか、職安に足を運んで仕事探しをするなどの義務が発生します。

このフードスタンプの制度は、アメリカ人だけでなく、外国人でも利用できます。駐在や留学で渡米している人は、この条件を満たすケースは少ないですが、移住したけれど予想に反して仕事が見つからなかったり、就職したけれどレイオフされたという場合には、フードスタンプを申請できます。

ただし、アメリカに合法的に滞在している人が対象となるので、観光客で所持金が少ないからフードスタンプを下さいと言っても、それは認められません。また、合法的なビザを持たずに不法滞在している人も、残念ながら対象外です。

フードスタンプの申し込みはこちらから

4.フードスタンプは月にいくらもらえる?

フードスタンプの受給額は、さまざまな要因によって複雑な計算が行われます。目安としては、

世帯の人数毎月の受給額
単身世帯$192まで
夫婦2人$352まで
3人家族$504まで
8人家族$1,153まで
8人以上8人を超える分は1人あたり$144を$1,153に追加

フードスタンプとは?制度の全貌

アメリカには、低所得世帯向けの支援制度がたくさんあります。フードスタンプと呼ばれるものも、その一つです。

「無職になったらフードスタンプをもらって生活する」

「生活に困っているの?フードスタンプはもらっている?」

など、低所得の人を食料の面で支援しようというのが、フードスタンプの役割りです。

目次

  1. フードスタンプとは?
  2. フートスタンプの背景
  3. フードスタンプは誰がもらえる?
  4. フードスタンプは月にいくらもらえる?

1.フードスタンプとは?

フードスタンプとは、スーパーなどで食料品と交換できる無料のクーポンのことです.。正式名称はSNAP(Supplemental Nutrition Assistant Program)です。

スタンプと言っても、スタンプを押してもらえるカードのようなタイプではなく、近年ではデビットカードのような電子カードに支給額があらかじめ入金されていて、それをスーパーでショッピングする際に使える仕組みとなっています。

このカードはEBT(Electronic Benefit Transfer)と呼ばれています。

ちなみに、フードスタンプは食料を購入するための支援制度なので、そのカードを使ってコスメを買ったり服を買ったりするのはNGです。

2.フードスタンプが始まった背景

フードスタンプの制度が始まった背景には、1964年に行われた政府の貧困対策がありました。施行された当初は、それほど知名度もなく、自分が利用できることを知らない人も多かったのですが、1990年代以降には、選挙の度にフードスタンプの話題が上がり、急激に需給を希望する人が増えていきました。

現在では、国内で4700万人がフードスタンプを受給していると言われています。一方で、フードスタンプをターゲットとした詐欺や犯罪も増えているのも事実。数年前には、低所得層のためのフードスタンプを受給しながら、なんとマイカーはポルシェだった、なんて驚愕的な女性がいて、アメリカでも話題となりました。

政府は、そうした悪用防止のための対策にも追われています。

3.フードスタンプは誰がもらえる?

フードスタンプは、誰でも希望すれば受給できるものではありません。日本の生活保護と比較すると、ずっと受給しやすく、ハードルは低く設定されています。受給のための条件としては

  • 世帯の年収が$16,744以下であること
  • 預貯金を合わせた資産額が$2,250~$3,500以下であること

だけ。実際に受給額がいくらになるかという点については、現在の収入や家族構成、妊娠しているかどうか、などによって決まります。年齢による制限はないので、「働く意思があれば、ガテン系の仕事できるだろ!」というような若い人でも、受給することはできます。また定年したシニア世代でも、所得制限の条件を満たせば、フードスタンプを受給できます。

ただし、働ける状態にある人は、週に1度ボランティアをするとか、職安に足を運んで仕事探しをするなどの義務が発生します。

このフードスタンプの制度は、アメリカ人だけでなく、外国人でも利用できます。駐在や留学で渡米している人は、この条件を満たすケースは少ないですが、移住したけれど予想に反して仕事が見つからなかったり、就職したけれどレイオフされたという場合には、フードスタンプを申請できます。

ただし、アメリカに合法的に滞在している人が対象となるので、観光客で所持金が少ないからフードスタンプを下さいと言っても、それは認められません。また、合法的なビザを持たずに不法滞在している人も、残念ながら対象外です。

フードスタンプの申し込みはこちらから

4.フードスタンプは月にいくらもらえる?

フードスタンプの受給額は、さまざまな要因によって複雑な計算が行われます。目安としては、

世帯の人数毎月の受給額
単身世帯$192まで
夫婦2人$352まで
3人家族$504まで
8人家族$1,153まで
8人以上8人を超える分は1人あたり$144を$1,153に追加

アメリカ移住前に知るべき6つの現実

ハリウッド映画やオシャレなテレビドラマなどで、アメリカに憧れを持つ人は少なくありません。何を隠そう、20代の頃の私も、アメリカって素敵な国なんだろうな、という憧れを持っていました。

確かに、アメリカは経済や医療の面では世界をリードし続けますし、「強い国」というイメージがありますよね。

しかし、アメリカは良い所ばかりではありません。日本と比べると、治安の面や文化の面で、日本人の私たちにとってはいろいろ不便なことや、困ったこともたくさんあります。

ここでは、これからアメリカへ移住したいなと考えている人、また移住することが決まった人、留学や駐在などでアメリカで数年間を過ごす人にとって、まず最初に知っておきたいコトをいくつかご紹介します。

目次

  1. 観光と生活は違う
  2. 誰もが経験する「孤独」
  3. 合法的に滞在するためのステータスが必要
  4. 日本人にとっては厳しい就職事情
  5. 就職できても安心できない!レイオフが横行する社会
  6. 税金や年金、保険が複雑
  7. まとめ

1.観光と住むことは、完全に違う

アメリカに観光でやってくると、多くの人はアメリカの魅力に魅稜されてしまいます。

「食事のボリュームがすごい!しかも安い!」

「細かいことにうるさくない、なんておおらかな人たちなんだ!」

など、素晴らしい経験ができますよね。これは、アメリカ旅行をする醍醐味です。

しかし、実際にアメリカに住んでみると、いろいろなギャップを感じたり、現実が見えてきます。

  • 誰でも自由に銃を持てる社会。キレたらマジで命の危険アリ。
  • 深夜に自由に外出できないのが窮屈
  • レストランでのサービスが普通以下なのに、チップを要求される
  • こちらが言わんとする事が伝わらない。ジレンマを感じる
  • 車がなければ生活できない。
  • 置き引きや盗難、スリがすごい。被害妄想になってしまうレベル。
  • 弱肉強食そのものの文化
  • 人がいい加減すぎる。業者に電話してもすぐに来てくれない。

など、実際に生活してみなければ分からない現実が見えてきます。長期滞在でも、観光なら日本という帰る場所がありますよね。留学や駐在でも、何年間という期間限定なら、嫌な部分は見ずに我慢することもできるでしょう。しかし移住となると、もう帰る場所はありません。

その覚悟、ありますか?

2.誰もが経験する「孤独」

渡米して、日本にいたころと同じように快適な生活を最初から送れる人は、それほど多くありません。生活する中で、仲の良い友人ができたり、職場などで少しずつ心を許せる知り合いができるわけですが、その家庭では全ての人が多かれ少なかれ「孤独」を経験します。

日本にいた時には、友人や家族がすぐそばにいますよね。価値観が違っても、同じ言葉を話し、同じ文化の中で生活する日本人同士として、相手を理解しようとすれば、ハードルはそれほど高くはないでしょう。

しかし移住してまだアメリカ生活に慣れていない時には、そうした心の平穏がありません。業者に電話をしても、言葉が通じなくて切られたり、スーパーに行って店員に質問しても、意味不明な表情を浮かべて立ち去られたり、人によっては自分の存在価値そのものを疑うようなトラウマ的な経験をすることもあります。

アメリカ人と一緒に働く職場でも、自分の英語力に自信がないから、人の会話になかなか入っていけず、孤独を感じてしまうことはあるでしょう。また、自分だけに声をかけてもらえない、なんて経験をする人も少なくありません。

具体的にどんな経験をするかは、人によって異なります。孤独を感じるレベルも、一人でいることが苦痛でない人なら、それほどツラいとは感じないかもしれません。しかし人によっては、渡米して数カ月しかたっていないのに、日本が恋しくてたまらない、ホームシックな状態になってしまうこともあります。

3.合法的に滞在するためのステータスが必要

アメリカに短期間だけの観光で渡米するなら、ビザなどは一切必要ありません。90日間以内の滞在なら、日本のパソポートがあれば、ビザなしでも滞在できます。

しかしアメリカへ移住するとなると、話は別ですよね。留学手も駐在でも、また移住でも、合法的にアメリカに滞在するためのステータスが必要となります。つまり、ビザがなければいけません。

アメリカへ留学するなら、留学先の学校がスポンサーとなって、学生ビザを発行してくれるでしょう。また駐在なら、企業がスポンサーとなって、駐在ビザや就労ビザを発行してくれるので、心配ありません。

しかし、なんとなくアメリカに移住して、そこから人生をやり直したい!という壮大な夢を持っている人の場合には、そう簡単にはいきません。なぜなら、移住するためには移民ビザが必要になるからです。そして、移民ビザは、「欲しい」という理由だけで発行してもらえるわけではありません。

アメリカで就労ビザや永住権を申請するためには、いくつかの条件があります。

  • アメリカ人もしくは永住権保持者と国際結婚をして渡米する
  • 親戚や家族がアメリカに既に住んでいて、保証人になってくれる
  • アメリカの企業に雇用される
  • 100万ドル以上の投資ができる投資家になる
  • アメリカで起業して、10人以上のアメリカ人を雇用する
  • 年に1回行われる永住権の抽選に当選する

これらの条件に当てはまれば、アメリカへ片道切符を手に入れることができます。実際の所、ハードルはかなり高めです。

4.日本人にとっては厳しい就職事情

アメリカの景気は、2008年のリーマンショック以降、少しずつ回復しているとはいいつつも、失業率はまだ高いままですし、企業もサバイバルをかけて事業縮小などを行っています。

アメリカ生まれでネイティブな英語を話し、アメリカの大学や大学院を卒業した人でも、実際に自分に合った就職先を見つけることは、決して簡単ではありません。言葉のハンデを持ち、しかも価値観や考え方がアメリカ人とは違う私たち日本人が、アメリカで就職するためには、

  • 日常会話レベルでは不十分。ビジネスレベルの英語力
  • 日本語を生かせるバイリンガルなマーケットで勝負
  • アメリカ人と互角に交渉ができるスキルや度胸
  • この人材を採用したいと思わせる、秀でた才能や知識
  • これまで築き上げた人脈

などが必要不可欠となります。日本人なら必ずしも、日本語を生かせるマーケットでなければ就職できないということはありません。しかし、アメリカ人と同じ土俵で戦うということは、日本人にとってはあらゆる面で不利になることが多いもの。だからこそ、自分が持っているノウハウや知識、そして日本語という言語を武器として戦える土俵を見つけることが大切ですね。

アメリカでの仕事探しはこちらから

5.就職しても油断大敵!レイオフが横行する社会

日本社会でも、終身雇用が崩壊し、大企業でも終身雇用を守れないと宣言する企業が増えていますよね。もともと終身雇用という概念を持たないアメリカでは、いろいろなハードルを越えてようやく就職できても、そこで安心はできません。社会全体を通して、レイオフや解雇が日常的に行われているからです。

レイオフや解雇をされると、ある日突然仕事を失い、収入が途絶えてしまいます。自分自身に問題がある場合もあるでしょう。しかし、企業の事業縮小などの理由で、部署ごとなくなったり、数十人、数百人という単位で解雇する企業も少なくありません。

そうしたレイオフ嵐のアメリカ社会において、「この人だけは残したい」と思わせたり、解雇されてもすぐに次の職を見つけられる自分になるためには、

  • 企画が良くても企業の利益には繋がらない。とにかく結果を残すこと。
  • 頑張ってますアピールも大切。見えないところで努力する美学は、アメリカにはありません。
  • 結果がだめでも、自分はこんなに努力や工夫をしたというアピールをする。

などを肝に銘じておきましょう。日本の企業モラルと、アメリカのそれとでは、根本的な価値観が異なります。企業同士のM&Aを見ていても通じるところがありますが、企業で働くなら、とにかくその企業にとって利益をもたらすことが、企業に必要だと思われる人材になるためのコツなのです。

アメリカのテレビドラマを見ていても、そういうシーンは多いですよね?法律ギリギリのことをやったり、あるいは法律違反をしてもバレなきゃOKという振る舞いをしたり、最終的にそうした非モラル的な行為がどうなるかはケースバイケースですが、そうしたことはドラマの中だけではありません。

6.税金や年金、保険が複雑

アメリカの税金や年金制度、保険制度は、日本とは大きく違います。そのため、渡米してきた日本人の多くは、その複雑さに頭を抱えてしまいます。私も渡米したばかりのころにはそうでした。当時はインターネットも今ほど発達していなかったので、いろいろな書籍を読み漁り、独学でそれなりに知識を習得しました。

留学や駐在なら、遅かれ早かれ日本へ帰国するので、老後の心配は必要ありませんよね。しかし移住の場合には、老後もアメリカなので、できるだけ早めに年金や保険などの仕組みを理解して、適切な対策をする必要があります。

日本では、老後資金は、老齢年金や厚生年金などの公的資金に頼るのが一般的です。貯蓄もしますけれど、公的資金に頼らずに貯蓄だけで老後を乗り切れる人は、ほんの一握りではないでしょうか。

しかしアメリカでは、公的資金だけで生活することは、簡単ではありません。多くの場合、職場が提供する職域年金に加入したり、個人で老後に備えるための貯蓄をすることが必要不可欠です。

7.まとめ

どこか海外へ移住したい!という人は、たくさんいますよね。その中でも、心の距離が日本と近いアメリカへの移住は、人気があります。アメリカへの移住を考えている人は、バラ色の生活だけを夢見るのではなく、しっかりと現実を見据えた上で賢明な判断ができるように、事前にしっかりと準備することをおすすめします。

どんな土地でも住めば都。悪い所もあればよい所もあるさ、とフレキシブルに考えられる人なら、アメリカへの移住でもきっと幸せを手に入れることができます!

医療費請求書が高すぎる時の対処法

アメリカでは、約4300万人が医療費未払と言われています。日本と比較して高額すぎる医療費が悪いと言えばそれまでなのですが、実際に自分の元へ、信じられない金額の医療費請求が来たら、パニックになってしまいますよね?そんな時には、どうしたら良いのでしょうか?

目次

  1. アメリカの医療費はいつ払う?
  2. 医療機関からの請求書を見てびっくり!払えない!どうする?
  3. アメリカ人の平均医療費未払額はいくら?

1.アメリカの医療費はいつ払う?

アメリカで医療機関を受診すると、加入している保険によって、窓口で診療前に払う人もいれば、その場では払わずに後日、請求書が送られてくる人もいます。

HMOプランという自己負担分がすでに分かっている場合には、病院に行って受付をする際に、その場で請求されることが多いですね。

「2時にアポが入っているメアリー・スミスです」

「はい、スミスさんね。お会計は、Co-payで40ドルになります。」

のような感じですね。この時の支払は、現金でも良いですし、大抵のクリニックではクレジットカードやデビットカードでも払えるので、多くの場合にはカード払いが多いのではないでしょうか。

一方、PPOプランの場合には、年間の自己負担額や保険のカバー率など、ややこしい計算が必要となります。この計算をするのは医療機関ではなくて保険会社なので、医療機関はその場で患者さんの正確な自己負担額を出すことはできません。だから、後日、郵送で請求書が送られてくるわけですね。

医療機関によっては、HMOプランでも、いつ払うかを選べることがあります。クリニックごとに、「受付の時に支払いが必要」というルールの所もあれば、「後から請求するのもアリ」と、患者に選択させてくれる所もありますね。

いずれの場合でも、払わなければいけないことに変わりはないので、私はいつも、窓口でサッとCo-Payをカード払いしています。

2.請求書を見てびっくり!払えない!どうする?

健康診断やちょっとした風邪など、医療費がそれほど高くならないだろうと予測できる時には、後から請求書が送られてきても、それほど不安や恐怖を感じることはないと思います。しかし、超音波検査とかCTスキャンなどの検査を行った場合には、医療費の請求がどんどん高額になってしまいます。

もしも医療費請求を受け取って、金額が高すぎて払えない!という時には、どうしたら良いのでしょうか?

分割払いも可能

アメリカの医療費が高いことは、誰もが理解しています。そして、金額によっては一度に支払えないことに関しても、多くの人は理解を示してくれます。そのため、もしも請求書を受け取っても一括払いが無理という場合には、分割払いで払うという方法もアリです。

分割払いは、医療機関に相談して分割払いをアレンジしても良いですし、自分でその時に支払えるだけの金額を払うという姿勢でも、特に問題はありません。

2000ドルの請求書が来たのに200ドルしか支払わないなんて、さぞかし医療機関はご立腹に違いない、という不安を感じるかもしれませんよね。しかし、毎月それなりの金額を継続して払い続けているなら、医療機関は特に大事にすることなく、毎月請求書を送ってきます。ちなみに、分割払いにしたからと言って、クレジットカードのように利息が付くということはないので、安心してくださいね。

現金一括ならディスカウントもアリ

医療機関によって、そして請求された金額によってケースバイケースですが、請求された多額の医療費をディスカウントしてもらうことも可能です。

その方法は、請求書を持って医療機関の窓口へ行き、なんとか勉強してもらえないかとお願いするのです。安くしてもらえるなら一括払いも考えるから、と。

もちろん、交渉術は必要ですし、相手を怒らせてはいけません。しかし、何十万円、何百万円という医療費請求の場合には、病院側も回収できないよりもディスカウントして回収したほうがメリットがあると考えるので、いくらか割引いてもらえる可能性が期待できます。

3.アメリカ人の平均医療費未払額は?

アメリカ人の平均医療費未払額は、約1800ドル(21万円程度)と言われています。貯金という習慣を持つ人が少ないアメリカでは、21万円を一括で払えと言われても、「いや無理だから!」となってしまう人が多いのです。

この未払医療費は、毎月医療機関から送られてくる請求書に対して、クレジットカードで少額ずつを分割払いにする人が多いようです。

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アメリカの医療費の仕組み

アメリカの医療費はどうしてこんなに高い?

なぜアメリカの医療費はこんなにも高いのか

アメリカの医療費って、信じられないぐらい高いですよね!アメリカで自己破産する人の60%は、医療費が払えないことが原因と言われているほどですし、新型コロナウィルスで入院すると、1億円の医療費請求を受け取るという噂もまことしやかにささやかれています。

どうしてアメリカの医療費は、こんなに高いのでしょうか?気になりますよね?

目次

  1. アメリカの医療費が高い理由(1) 医療費は自由価格
  2. アメリカの医療費が高い理由(2) 医師が高給すぎる
  3. アメリカの医療費が高い理由(3) 人件費が高い

1.アメリカの医療費が高い理由(1) 医療費は自由価格

アメリカの医療費が高い1つ目の理由は、医療費は医療機関が自由に設定できる仕組みになっていることが考えられます。日本の場合には、同じ治療を受ける場合には、トド府県や病院が変わっても、かかる医療費は同じですよね?これは、厚生労働省が医療費を一元管理しているからです。

しかしアメリカでは、医療はビジネスという考えが根底にあるため、医療費は病院やクリニックがそれぞれ自由に設定できます。同じ治療を受けても、ニューヨーク州のマンハッタンだと治療費が2万ドル、しかしアーカンソー州の田舎町ではたったの500ドル、なんて雲泥の差が出てしまうことも、不思議ではありません。

2.医師が高給すぎる

アメリカの医師が稼ぐ給料は、他の先進国と比較しても驚くほど高額です。

日本を含めた先進国では、医師の平均給料は、870万円~1600万円程度です。もちろん、健康保険が適用されない美容整形の分野に行くと、アメリカのように治療費が医療機関ごとに自由設定となるので、私が大ファンの「イエス!」医師のように高給の医師もいますが、決して一般的ではありませんよね。

しかしアメリカでは、医師の平均給料は、なんと2200万円と超高給です。

医師が高給な背景には、学校のビジネス化がある

医師になるためには、大学や大学院などの教育機関でMedicalを専攻し、州のライセンスを取得しなければいけません。アメリカは医学部だけでなく、大学全体がとても高額で、社会問題にもなっていますが、その中でも医学部は特に高額な学部として知られています。

医師になるためには、この高額な学費を支払わなければいけませんよね。親が超リッチな富裕層なら良いですが、誰もが富裕層出身というわけではありません。庶民だと医師になるために多額の教育ローンを組み、卒業するまでに1000万円~2000万円のローン借り入れとなってしまうことは珍しくありません。

このローン、どうやって返済するのでしょうか?

ローン返済のためには、高給を稼げる仕事につくしかありません。医師の給料が少しずつ上がって現在の状況となっているのは、学費の高騰と連動しているのです。

訴訟対策にもお金がかかる

アメリカは、訴訟大国です。個人レベルでも簡単に訴訟できますし、訴訟とか裁判に対してハードルはとても低いですね。

アメリカの医療機関も、患者が望む結果にならなければ、訴えられるリスクを抱えています。医療ミスのような、明らかに病院側に問題がある場合だと、信じられないぐらいの高額な賠償金を支払うことになりますし、そうでなくても患者さんからの訴訟に対しては、常に不安が付きまといます。

そのため、アメリカの医療費には、この万が一の訴訟に備えた弁護士費用が含まれています。

また、アメリカの医療機関では、訴訟が嫌なので、患者に対して過剰なサービスや治療をする傾向があります。そうした過剰な治療に対して費用を支払うのは患者なので、結果的に医療費が高くなってしまうわけですね。

研究費にも巨額を投資

アメリカの医療機関の多くは、研究のために莫大な金額を投資しています。新薬の開発を始め、アメリカの医療技術が世界のトップレベルに君臨し続けているのは、こうした研究の結果によるものです。

その研究費は、どこから出ているのでしょうか?

そうです、私達、患者です。もちろん、いろいろな所から資金集めはしていますけれど、私達が支払う医療費の一部は、こうした研究費に回っているのでしょう。

3.アメリカの医療が高い理由(3) 人件費が高い

アメリカの医療現場には、医師だけでなく、看護師をはじめとするスタッフなど、たくさんの人が働いています。これらのスタッフには、全て人件費がかかります。アメリカは全般的に人件費が他の先進国と比較しても高額なため、これらの人件費が治療代の中に含まれていると考えると、必然的に医療費が高くなってしまうのも納得できるのではないでしょうか。

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アメリカの医療費の仕組み

英語力なしでもアメリカ移住可能?

目次

  1. アメリカに移住したい!英語力はどのぐらい必要?
  2. 英語力がなくても移住できるの?
  3. 英語力をアップしてから渡米VS英語力は現地で覚える
  4. 英語力をアップするためのコツ

1.アメリカに移住したい!英語力はどのぐらい必要?

アメリカで生活する際に必要な英語力と言っても、どんな生活をするかによって必要なレベルは大きく変わります。例えば、日本語がペラペラなアメリカ人の旦那様と共にアメリカへ渡米するなら、英語力がほぼなくても、生活はできそうですよね。

しかし、そうした頼れる相手がいない場合には、自分自身の英語力がある程度なければ、アメリカにやって来てからツラい思いをしてしまうかもしれません。

結論から言うと、日常生活を自分でこなすレベルなら、TOEIC600点ぐらいが必要です。いきなりTOEIC600点と言われても、果たしてどのぐらいのレベルなのか分からん!という人は多いかもしれませんね。

TOEIC得点コミュニケーションレベル
860以上Non-Nativeとしては十分なコミュ力アリ
730-860完ぺきではないにせよ、どんな状況でも適切な対応ができるレベル
470-730平和な日常生活の中では、買い物など必要な作業はできるレベル
220-470最低限の日常会話はできるレベル。
220以下コミュ力が不安なレベル。移住する前にもう少しアップしたい。
TOEIC の目安

もしもまだ渡米まで時間があるなら、日本にいる間にTOEICを受験してみるという方法も、良いかもしれませんね。ちなみにTOEICは、非英語圏の人を対象としたテストなので、アメリカ国内で受験することはできません。

TOEICの申し込みはこちらから

2.英語力がなくても移住できる?

アメリカは、移民の国です。今も昔も、アメリカという国は海外からの移民を受け入れて文化を作ってきました。そうした背景があるので、アメリカでは英語を話さない人のためにも、さまざまなサポート制度があります。

ESL(English as Second Language)

ESLとは、英語を母国語としない移民のための、英語のクラスです。小中学校にはESLのクラスが設置されていて、海外からやってきた子供が受講できます。大人向けのESLなら、コミュニティカレッジと呼ばれる社会人のための大学で受講できます。

ESLのクラスは、英会話を中心としたカリキュラムとなっています。日本の学校で習った英語の授業のように、難しい文法や単語を覚えることはありません。毎日をサバイバルするために必要な、最低限のボキャブラリーを覚え、会話を中心としてリスニングとスピーキングを学びます。

ESLのクラスが必要なNon-Nativeの外国人でも、どの程度の英語力かという点は個人差がありますよね。そのため、多くのESLでは、レベル別にクラス分けがされています。そのため簡単すぎてつまらないということもなければ、難しすぎて意味不明、なんてこともありません。

また、学校でなくてもプライベートレッスンで英語力をアップしたいという人には、インストラクターもいます。お値段はコミュニティカレッジと比較すると割高ですが、マンツーマンで英語力を学べるので、上達も早そうですね。

プライベートESLインストラクターはこちらから

日本人が多いエリアなら日本語対応サービスもアリ

アメリカ全土を見渡すと、日本人はそれほど多いわけではありません。しかし、ロサンゼルスエリアやサンフランシスコエリア、またニューヨークシティエリアなどは日本人の駐在ファミリーも多く、日本人をよく見かけることができます。

そうしたエリアにある学校や公的機関では、日本語のサービスが充実しています。必ず全ての場所にある、というわけではありませんが、例えば運転免許を取得する際に、日本語で筆記試験を受けることができたり、病院では日本語の通訳がスタンバイしていたり、英語力がない人にとっては大きな安心感が得られるサービスがあります。

上記したTOEICの点数は、あくまでも目安。というか、このぐらいほしいよね、という理想です。実際には、私も過去にはそうでしたが、英語の読み書きは比較的できるけれど、スピーキングやリスニング、つまり英会話はからきしダメ、なんて人はたくさんいます。そういう人でも、実際にアメリカにやって来て生活をする中で、少しずつ英語力は高まります。だから、心配する必要はありません!

3.英語力をアップしてから渡米vs英語力は現地で覚える

毎日の生活に欠かすことができない言語だからこそ、自分の英語力に自信がないと、渡米そのものに対して不安が大きくなってしまうかもしれません。もちろん、英語力は高ければ高いにこしたことはありません。しかし、日本で生活していて、周囲には日本語を話す日本人ばかりの環境にいるのですから、英語力なんてなくても普通!と割り切る度胸も、持っていて損はしませんよね。

英語力を判断する要素には、いろいろなものがあります。学習した量はもちろん大切です。しかしそれだけではなく、環境という要素も、同じぐらい重要なのです。

例えば、普段は日本語しか話さない環境で、英語を自主的に勉強したとしましょう。英会話の講師を相手にコミュニケーションの練習をしたり、日本で暮らす日本語が分かる外国人を相手に練習をしても、残念ながら上達できる程度は限られています。

その理由は、相手が日本語を理解しているし、こちらが言わんとしていることを読み取ろうと努力してくれているから。

しかしアメリカに来ると、そういうわけにはいきません。英語しか話さず、他の言語には全く理解を示さない(ごめんなさい)アメリカ人もたくさんいます。そういう人にとっては、言わんとしていることを読み取ってほしいと思っても、なかなか伝わりませんよね。

そんな時には、やはり自分の言葉で、単語の羅列でも良いのです。言いたいことをなんとか自分で伝えようとする、その気持ちと熱意、そして追い込まれた環境が、自分自身の英語力を必然的に押し上げてくれます。

そう考えると、英語力がそれほど高くなくても、渡米してからなんとかなる、という気がしませんか?

4.英語力をアップするためのコツ

英語力をアップするためには、まずは普段の生活の中で、できるだけ英語を使う習慣を身に着けることから始めましょう。

言いたいことを英語で話してみる

目の前に相手がいてもいなくても、まずは自分が思ったことを英語で話してみてください。難しい文法はさておき、どんな単語を使うのがピッタリかを考えながら、英語で話す習慣を付けましょう。

テレビドラマや映画のセリフを真似する

テレビドラマや映画の中に出てくるセリフを真似することは、生きた英語を学ぶ上では、理想的な方法です。長いセリフを聞き取れるようになるには、それなりの時間がかかりますが、短いセリフなら、何度もリピートして聞けば、耳に入ってきますよね。それを、そのままコピーするのです。一つ一つの単語が聞き取れなくても、耳で聞いたとおりに真似すれば、相手には伝わります!

街に出て学んだ英語を積極的に使う

英語のボキャブラリーを学んでも、使わなければあっという間に忘れてしまいます。街に出た時には、意識的に学んだ英語を使うように心がけてみてください。

趣味のサークルに入る

英語力がないと、そこで友人を作ることはなかなかハードルが高いですよね。

しかし、自分の趣味や特技を生かせば、言葉の壁があっても意思疎通ができるチャンスはアップします。住んでいる自治体や地域のコミュニティカレッジなどには、たくさんのサークルがあるので、ぜひいろいろチェックして、趣味や特技を生かせそうなものを見つけて参加しましょう。

もしもサークルなどがなければ、ボランティアでも構いません。アメリカ国内にはたくさんのペットを保護するシェルターがあるので、ボランティアで働きながら、英語力を磨き、そして仲間を作ってはいかがでしょうか?

アメリカ移住に必要な英語力とは?

目次

  1. アメリカに移住したい!英語力はどのぐらい必要?
  2. 英語力がなくても移住できるの?
  3. 英語力をアップしてから渡米VS英語力は現地で覚える
  4. 英語力をアップするためのコツ
    • 言いたいことをまずは英語で話してみる
    • テレビドラマや映画のセリフを真似する
    • 街に出て学んだ英語を積極的に使う
    • 趣味のサークルに入る

1.アメリカに移住したい!英語力はどのぐらい必要?

アメリカで生活する際に必要な英語力と言っても、どんな生活をするかによって必要なレベルは大きく変わります。例えば、日本語がペラペラなアメリカ人の旦那様と共にアメリカへ渡米するなら、英語力がほぼなくても、生活はできそうですよね。

しかし、そうした頼れる相手がいない場合には、自分自身の英語力がある程度なければ、アメリカにやって来てからツラい思いをしてしまうかもしれません。

結論から言うと、日常生活を自分でこなすレベルなら、TOEIC600点ぐらいが必要です。いきなりTOEIC600点と言われても、果たしてどのぐらいのレベルなのか分からん!という人は多いかもしれませんね。

TOEIC得点コミュニケーションレベル
860以上Non-Nativeとしては十分なコミュ力アリ
730-860完ぺきではないにせよ、どんな状況でも適切な対応ができるレベル
470-730平和な日常生活の中では、買い物など必要な作業はできるレベル
220-470最低限の日常会話はできるレベル。
220以下コミュ力が不安なレベル。移住する前にもう少しアップしたい。
TOEIC の目安

もしもまだ渡米まで時間があるなら、日本にいる間にTOEICを受験してみるという方法も、良いかもしれませんね。ちなみにTOEICは、非英語圏の人を対象としたテストなので、アメリカ国内で受験することはできません。

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2.英語力がなくても移住できる?

アメリカは、移民の国です。今も昔も、アメリカという国は海外からの移民を受け入れて文化を作ってきました。そうした背景があるので、アメリカでは英語を話さない人のためにも、さまざまなサポート制度があります。

ESL(English as Second Language)

ESLとは、英語を母国語としない移民のための、英語のクラスです。小中学校にはESLのクラスが設置されていて、海外からやってきた子供が受講できます。大人向けのESLなら、コミュニティカレッジと呼ばれる社会人のための大学で受講できます。

ESLのクラスは、英会話を中心としたカリキュラムとなっています。日本の学校で習った英語の授業のように、難しい文法や単語を覚えることはありません。毎日をサバイバルするために必要な、最低限のボキャブラリーを覚え、会話を中心としてリスニングとスピーキングを学びます。

ESLのクラスが必要なNon-Nativeの外国人でも、どの程度の英語力かという点は個人差がありますよね。そのため、多くのESLでは、レベル別にクラス分けがされています。そのため簡単すぎてつまらないということもなければ、難しすぎて意味不明、なんてこともありません。

また、学校でなくてもプライベートレッスンで英語力をアップしたいという人には、インストラクターもいます。お値段はコミュニティカレッジと比較すると割高ですが、マンツーマンで英語力を学べるので、上達も早そうですね。

プライベートESLインストラクターはこちらから

日本人が多いエリアなら日本語対応サービスもアリ

アメリカ全土を見渡すと、日本人はそれほど多いわけではありません。しかし、ロサンゼルスエリアやサンフランシスコエリア、またニューヨークシティエリアなどは日本人の駐在ファミリーも多く、日本人をよく見かけることができます。

そうしたエリアにある学校や公的機関では、日本語のサービスが充実しています。必ず全ての場所にある、というわけではありませんが、例えば運転免許を取得する際に、日本語で筆記試験を受けることができたり、病院では日本語の通訳がスタンバイしていたり、英語力がない人にとっては大きな安心感が得られるサービスがあります。

上記したTOEICの点数は、あくまでも目安。というか、このぐらいほしいよね、という理想です。実際には、私も過去にはそうでしたが、英語の読み書きは比較的できるけれど、スピーキングやリスニング、つまり英会話はからきしダメ、なんて人はたくさんいます。そういう人でも、実際にアメリカにやって来て生活をする中で、少しずつ英語力は高まります。だから、心配する必要はありません!

3.英語力をアップしてから渡米vs英語力は現地で覚える

毎日の生活に欠かすことができない言語だからこそ、自分の英語力に自信がないと、渡米そのものに対して不安が大きくなってしまうかもしれません。もちろん、英語力は高ければ高いにこしたことはありません。しかし、日本で生活していて、周囲には日本語を話す日本人ばかりの環境にいるのですから、英語力なんてなくても普通!と割り切る度胸も、持っていて損はしませんよね。

英語力を判断する要素には、いろいろなものがあります。学習した量はもちろん大切です。しかしそれだけではなく、環境という要素も、同じぐらい重要なのです。

例えば、普段は日本語しか話さない環境で、英語を自主的に勉強したとしましょう。英会話の講師を相手にコミュニケーションの練習をしたり、日本で暮らす日本語が分かる外国人を相手に練習をしても、残念ながら上達できる程度は限られています。

その理由は、相手が日本語を理解しているし、こちらが言わんとしていることを読み取ろうと努力してくれているから。

しかしアメリカに来ると、そういうわけにはいきません。英語しか話さず、他の言語には全く理解を示さない(ごめんなさい)アメリカ人もたくさんいます。そういう人にとっては、言わんとしていることを読み取ってほしいと思っても、なかなか伝わりませんよね。

そんな時には、やはり自分の言葉で、単語の羅列でも良いのです。言いたいことをなんとか自分で伝えようとする、その気持ちと熱意、そして追い込まれた環境が、自分自身の英語力を必然的に押し上げてくれます。

そう考えると、英語力がそれほど高くなくても、渡米してからなんとかなる、という気がしませんか?

4.英語力をアップするためのコツ

英語力をアップするためには、まずは普段の生活の中で、できるだけ英語を使う習慣を身に着けることから始めましょう。

言いたいことを英語で話してみる

目の前に相手がいてもいなくても、まずは自分が思ったことを英語で話してみてください。難しい文法はさておき、どんな単語を使うのがピッタリかを考えながら、英語で話す習慣を付けましょう。

テレビドラマや映画のセリフを真似する

テレビドラマや映画の中に出てくるセリフを真似することは、生きた英語を学ぶ上では、理想的な方法です。長いセリフを聞き取れるようになるには、それなりの時間がかかりますが、短いセリフなら、何度もリピートして聞けば、耳に入ってきますよね。それを、そのままコピーするのです。一つ一つの単語が聞き取れなくても、耳で聞いたとおりに真似すれば、相手には伝わります!

街に出て学んだ英語を積極的に使う

英語のボキャブラリーを学んでも、使わなければあっという間に忘れてしまいます。街に出た時には、意識的に学んだ英語を使うように心がけてみてください。

趣味のサークルに入る

英語力がないと、そこで友人を作ることはなかなかハードルが高いですよね。

しかし、自分の趣味や特技を生かせば、言葉の壁があっても意思疎通ができるチャンスはアップします。住んでいる自治体や地域のコミュニティカレッジなどには、たくさんのサークルがあるので、ぜひいろいろチェックして、趣味や特技を生かせそうなものを見つけて参加しましょう。

もしもサークルなどがなければ、ボランティアでも構いません。アメリカ国内にはたくさんのペットを保護するシェルターがあるので、ボランティアで働きながら、英語力を磨き、そして仲間を作ってはいかがでしょうか?

アマゾンプライムの特典を徹底解説!

アメリカは国土が広く、いろいろなショップに素敵なアイテムがたくさんあります。然し、店舗によっては売り切れていたり、欲しいものが見つからないということは多いものです。品ぞろえがしっかりしていて、万年在庫切れなんてことが少ない日本から渡米してきた人にとっては、イライラしたりガッカリすることも少なくありません。

そんな人にぜひおすすめなのが、アメリカ人なら全員持っていると言っても過言ではないアマゾンプライムです!

目次

  1. アマゾンプライムとは?
  2. ビデオも見放題!しかも無料!
  3. 音楽好きにおすすめ!Prime Music
  4. Kindleだって読み放題
  5. 写真の保存もアマゾンプライム
  6. 会員限定のセールへ売り切れ前に参加できる

1.アマゾンプライムとは?

アマゾンプライム(Amazon Prime)とは、いわずもがなAmazonが提供している有料会員サービスです。日本版アマゾンでも、ありますよね?アメリカ版のアマゾンプライムの魅力は、なんといっても送料無料で最速宅配をしてくれるという点だと思います。広い国土なのに注文してから配達されるまでの日数はわずか2日。早ければ翌日に届く、なんてことができるのも、アマゾンプライムならではです。

しかも、アマゾンプライムを利用すると、送料がかかりません。最低利用金額がいくら以上でなければ送料無料、なんてルールはなく、1ドルとか2ドルのショッピングでも、送料無料で送ってもらえます!

Amazon Primeについての詳細はこちら

2.ビデオも見放題!しかも無料!

Amazon Primeのメンバーになると、動画のストリーミングサービスも無料で利用できます。映画やテレビドラマなどが約2万作品、いつでもオンデマンドで見放題です。

ビデオのストリーミングサービスというと、アメリカではNetflixとかHuluなどがよく知られていますよね。どちらも魅力的な作品が充実していますが、アマゾンプライムも負けていません!最新の映画はもちろん、レトロな作品まで、幅広く取り揃えています。

ただし、日本のアマゾンプライムが揃えている映画のラインナップとは異なるという点がデメリットですね。日本語には対応していないので、中には日本作品もありますが、全部というわけではないですし、かなーり少数となってしまいます。

アマゾンプライムのビデオは、スマホに保存すれば、携帯して外出中に楽しむこともできます。

3.音楽好きにおすすめ!Prime Music

アマゾンプライムには、音楽好きをうならせるPrime Musicというサービスも無料でついています。こちらもストリーミングサービスで、常時100万曲以上を無料で楽しめます。

しかも、アプリをダウンロードすれば、スマホやタブレットに音楽をダウンロードできるので、オフラインの状態でも音楽を楽しめるという特典もついています!

4.Kindleだって読み放題

アマゾンの電子書籍Kindleも、プライムメンバーなら読み放題です。全部の書籍が無料で読み放題というわけではありませんが、無料で読める作品はたくさんあり、中にはマンガなどもあります。しかも、マンガは10冊までは無料でレンタルができるので、10冊をまとめレンタルして、1冊読み終えたら11冊目を追加レンタルする、という必殺技も使えます。

また、毎月追加で$9.99を払えば、Kindle Unlimitedメンバーとなり、無料で楽しめる作品の数がさらにアップsます。

Kindle Unlimitedの申し込みはこちら

5.写真の保存もアマゾンプライム

アマゾンプライムでは、スマホやタブレットに保存されている写真やビデオを、Amazonが提供するクラウドで保存できるサービスも提供しています。ストレージできる容量は、なんと無制限。こちらは完全無料のサービスというわけではありませんが、毎月かかる料金はリーズナブルなので、ぜひおすすめです。

アマゾンフォトへこちら

6.プライムメンバーはセールへ早めに参加できる

アマゾンプライムメンバーになると、ブラックフライデーやAmazon Prime Dayなどビッグなセールに、他の人より30分早く参加できるという特典がついています。ビッグなセールにいち早く参加すれば、あっという間に売り切れてしまう商品でも、確実にゲットできそうですね。