プラスチックバッグ有料化!アメリカはどうなってる?

日本では2020年ごろからスーパーやコンビニで出していたプラスチックバッグが有料化されました。マイバッグを持っている人は、お店でプラスチックバッグを購入しなくても良いですが、持っていくのを忘れてしまうと、1枚いくらとしてプラスチックバッグの料金を支払わなければいけません。

この有料化は、アメリカでも去年あたりからスタートしました。と言っても全国レベルではなく、州ごとに大きな違いがあります。日本のように、プラスチックバッグを有料化した所もあれば、環境に優しい素材なら良いですよという州もあります。また、「そんなの関係ねぇ」と制度を見送っている州もあります。

目次

  1. 州ごとに自主的に決めたルール
  2. 法の穴をくぐろうとした店側
  3. アメリカのマイバッグは日本と違う!

1.州ごとに自主的に決めたルール

アメリカには、プラスチックバッグの使用禁止という法律はありません。しかし州によっては自主的に、それぞれのルールを定めています。大きく分けると、

  • プラスチックバックの使用を全面的に禁止
  • プラスチックバックの使用を軽減する目的で有料化
  • 何もせず、これまで通りプラスチックバックを出し放題
プラスチックバッグの取り組み状況:Canvas Artより抜粋

に分けることができます。州全体で一貫したルールを決めた所もあれば、州は何もしないのでCityなどの自治体ごとにルールを定めた所もあります。このあたりが、とてもアメリカらしいかもしれませんね。

すでにプラスチックバッグの使用に関するルールを定めた州を見ると、

アラスカ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止したり有料化。
サモアプラスチックバッグは全面的に使用禁止
カリフォルニア州プラスチックバッグは全面的に使用禁止。紙袋は1枚10セント。
コロラド州2023年からプラスチックバッグの有料化。2024年から使用禁止。
コネチカット州プラスチックバッグは全面的に使用禁止
デラウェア州大型チェーン店ではプラスチックバッグは全面的に使用禁止。紙袋と分厚いプラスチックバッグは10セント。
DC有料化。プラスチックバッグは1枚5セント。
グアムプラスチックバッグは全面的に使用禁止
ハワイ州島ごとに異なる対応。オアフは化学成分を含むプラスチックバッグは禁止。生分解性ならOK。
イリノイ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止したり有料化。
メイン州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止したり有料化。
メリーランド州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止したり有料化。
マサチューセッツ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
ミネソタ州有料化。1枚5セント。
ニュージャージー州プラスチックバッグに加えて使い捨て紙袋も禁止。
ニューメキシコ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
ニューヨーク州プラスチックバッグは全面的に使用禁止。紙袋には5セントチャージ。
ノースカロライナ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
オハイオ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
オレゴン州プラスチックバッグは全面的に使用禁止。紙袋には5セントチャージ。
ペンシルバニア州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
ロードアイランド州プラスチックバッグは全面的に使用禁止。
サウスカロライナ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
テキサス州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
ユタ州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
バーモント州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
バージニア州州全体のルールはナシ。自治体ごとに5セントチャージ。
ワシントン州プラスチックバッグは全面的に使用禁止。紙袋は8セント。
ワイオミング州州全体のルールはナシ。自治体ごとに禁止措置。
州ごとのプラスチックバッグへの取り組み

「自分が住んでいる州がないけれど、どうして?」という人がいるかもしれません。上記に掲載していない州は、州全体手のルールがなく、自治体ごとのルールを作った街もない、という事です。つまり、これらの州に行くと、10年前や20年前と同じように、お店では大量のプラスチックバッグを無料で出してくれます。

2.法の穴をくぐろうとした店側

私が住んでいる町は、州全体では「禁止」のルールが作られました。何月何日からプラスチックバッグが出ないという情報は前もって流れていたので、私はスーパーへマイバッグを持参しました。

すると、なんとお店で出していたのは、使い捨てではない分厚いプラスチックバッグだったのです。お店の言いたいことは、瞬時に理解できました。

「使い捨てのバッグじゃなければ良いんでしょ?」

という事だったのでしょう。無料で提供されていて、お客さんはセルフチェックで使いたい放題。私も買い物に行くたびに5枚ほど使い、自宅に帰ってきてはごみ箱の中に入れたりして使っていました。使い捨てタイプの薄いプラスチックバッグと比べると、破けづらいので、正直、とても気に入っていました。

しかもこれ、まるでショップの経営者たちが示し合わせたように、Countyというか地域全体がそうでした。

その後、まあ予測できたことですが、「分厚いプラスチックも禁止」となりました。薄かろうが分厚かろうが、プラスチックバッグは全面禁止となったのです。

ここで大人しくプラスチックバッグを出さないという決断をしないのが、私が住んでいるエリアです。なんと、ほかの州や自治体では有料化されている紙袋をふんだんに無料で提供してくれるようになりました。

もちろん、無料なんてことはあるはずがなく、商品の値上げ分に含まれていることは周知の事実です。

私が思うに、おそらくどうしても客のマイバッグではなく店のバッグを使いたい意図は、万引き防止ではないかと思います。マイバッグを持ち込まれると、中に何を詰められても、なかなか確認しづらいのでしょう。特に万引き天国状態となっているWalmartやTargetなどの店では、できるだけマイバッグを持ち込ませないような工夫をすることで、

万引きのリスク < エコ違反のリスク

を天秤にかけたのではないかと思います。

SDGsにの取り組みに従いながらも、店は事業利益を守らなければいけない。商売って難しいものですね。

3.アメリカのマイバッグは日本と違う!

アメリカでも、マイバッグは販売されています。しかし日本よりも1袋のサイズが大きくて、スタイルも大きく違いますね。日本のようにコンパクトに折りたたんでバッグの中に収納できるという機能はなく、スーパーに入る時に皆さん車の中からおもむろにこのバッグを数枚取り出して、小脇に抱えて入っていきます。

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私も何枚か持っていますが、どれもチープな素材で重たいものをいくつも入れると取っ手がちぎれそうな品質です。もしもスーパーに行った後、電車で移動するのなら、チープな素材よりもキャンバス地のしっかりしたものを使ったほうが、安心かもしれません。

アメリカで日本食を買うためのガイド

アメリカに来た日本人が、最初に探すものといえば、やっぱり日本食料品が売ってるショップですよね。その地域によって大きな差があり、日本人が比較的多いカリフォルニア州では、Walmartなど大型スーパーでも、お味噌やお米などが販売されていることはあります。

しかし、そうでなければ話は違います。私の経験を含めて、日本食料品はどこに行けば買えるのかをご紹介しましょう。

目次

  1. 近所のスーパーに売ってる日本食には何がある?
  2. 日本の食料が充実したスーパーってないの?
  3. オンラインでは買える?お値段はどう?
  4. アメリカで日本食糧品を買う際の注意点

1.近所のスーパーに売ってる日本食には何がある?

ローカルなスーパーやWalmartの中には、Asian Foodというコーナーが設けられています。決して広いエリアではなく、しかもAsianというように、日本食だけではなくて、韓国や中国、タイの食材などをエリアを共有しています。

こうした場所で販売されているものは、

  • 醤油
  • わさび
  • からし

などの調味料が多いですね。醤油なら、KIKKOMANとかもあります!しかし、アメリカのしょうゆは、残念ながら日本の醤油とは違う別物だと考えたほうが良いと思います。日本の醤油にある「だしの風味」などはなく、どちらかと言えば酸味が強めの味となっています。アメリカ人にとっては、それでも「ジャパニーズ醤油」なのですが、日本人の私たちにとっては、すこし微妙です。

最近のスーパーでは、なぜかポッキーが置かれています。しかも、私が通う店では、普通のポッキーに加えて、オレオクッキー味、ストロベリー味もあります。お値段は、細めの箱に入ったものが$1.20ぐらいなので、日本よりも若干高めかな、と思いますね。

お米はある?

残念ながら、日本で収穫された白米は、アメリカのローカルスーパーでは私は見たことがありません。よく見かけるのは、中国米かカリフォルニア米です。これらはShort Grainで、タイ米のようなLong Grainではないので、比較的食べやすいですし、炊飯器で普通に炊けます。

日本米とカリフォルニア米・中国米の違いは、噛んでも甘みが出てこない事。一言でいうなら、お米の味がするけれど、噛んでも深みのない味です。

ちなみに、ローカルなスーパーでも販売されているNISHIKIというお米のブランドは、日本ブランドではありません。味が違います。でも私は、他のお米ブランドよりもおいしいような気がするので、自宅に常備してます。

2.日本食が充実したスーパーってないの?

アメリカには、日本食をメインとしたスーパーが都市部にあります。日本人の駐在が多いカリフォルニアやニューヨークエリアには、いくつか選択肢がありますが、それ以外のエリアでは、Japanese Foodで見つけるのは大変なので、Asian Groceryとして探すしかありません。

Mitsuwa(ミツワ)

日本の食品をメインに取り厚い勝っているスーパーで、カリフォルニア州に7店舗、イリノイ州シカゴに1店舗、ニューヨークのマンハッタンkらハドソン川を渡った所にあるニュージャージ店、そしてTOYOTA自動車の移転と共に登場したテキサス州1店舗があります。

取り扱っている商品は、日本が懐かしくなるような品ぞろえで、醤油やみりん、酒や焼き肉のたれなどの調味料はもちろんのこと、お米も充実しています。また、アメリカでは手に入りづらい薄切り肉や生魚なども、ミツワに行けば手に入ります。

Marukai(マルカイ

カリフォルニアに5店舗を展開している日本食料品のスーパーです。以前では、カリフォルニアに住んでいない人のためにオンラインでの注文も受け付けていましたが、現在では廃止となっています。きっと注文が殺到して、追いつけなくなってしまったのかもしれませんね。

カリフォルニア州にある店舗は、日本のイオンスーパーを彷彿させるほどフロアが広く、商品も充実しています。イキイキしたサンマも販売されていたりするので、日本人としての食をアメリカに来てからも維持したい人は、要チェックです。

H Mart(Hマート)

韓国系のスーパーですが、日本食も取り扱っています。しかし、ミツワやマルカイほど商品が充実しているわけではないですし、お値段もかなり高めです。覚悟しておきましょう。ミツワやマルカイに足を延ばせない人にとっては、Hマートが日本食をゲットできるスーパーとなりますね。

私も以前は、Hマートに足しげく通っていました。

Hマートは、店舗数という点では多いのですが、フランチャイズなのか、店舗によって品ぞろえや店の広さが大きく変わります。コンビニサイズの店もあれば、イオンのような広い店舗もあります。

3.オンラインでも買える?お値段はどう?

足を運べる距離に上記のような店舗がない場合には、オンラインで必要最低限の食料は購入できます。私が渡米したばかりの時には、インターネットそのものが今ほど充実していなかったので、我慢するか、長距離を何時間もかけて運転して、日本食を求めて旅するしか選択肢がありませんでした。でも今は、Amazonでも買えますし、アジア食品を取り扱うショップなどもあるので、たくさん選択肢があります。

お値段はどのぐらい高め?

日本食品をアメリカで販売する場合、日本から船でアメリカのカリフォルニアまで輸送します。さらにそこから、他の地域へと陸送されます。そのため、輸送にかかるコストが、食料品の価格に含まれているため、どうしても高くなってしまいます。日本で販売されている価格と同じ価格で販売されているものって、私は残念ながら見たことがありません。

例えば、私が大好きな日清のラ王というカップラーメンを例にとると、

日本国内では、ショップによって若干の違いはありますが、1つ230円ぐらいで購入できます。

あまりに美味すぎて売り切れ続出というわけではなく、アメリカでは販売されているショップはほとんどありませんし、私が通っているMitsuwaでも取り扱ってません。

ネットで調べたところ、レアすぎてプレミア価格となっているのか、1個500円とか、中には800円ぐらいもするショップもあったりします!

多くの場合、個別売りではなくて6個セットとか12個セットでの販売となっていますが、1ダース買うと100ドルということもあるわけなんですよね。

4.アメリカで日本食品を買う際の注意点

アメリカで日本食料品を購入できることは、ほんとうに日本人にとっては、ありがたいことです。しかし、いくつか注意点があるので、購入する際には気を付けてください。

賞味期限を見てはいけない

賞味期限を見てしまうと、正直、何も買えなくなってしまうかもしれません。日本から長い時間をかけて輸送してくるので、おそらくアメリカ国内の店舗の棚に並ぶことには、賞味期限がギリギリになっているか、もしくは切れているなんてことも、普通にあります。賞味期限を気にしていると、買えるものがなくなるので、私はあまり気にしないようにしています。

でも先日、カップラーメンの賞味期限が1か月後だと表記されていたのには、正直驚きました。

ネットショップなら送料に注意

日本食を購入できるネットショップを利用する際には、どこから発送してくれるのかは要チェックです。Amazonのプライムメンバーなら、醤油1本買って送料無料、ということもできます。しかし、送料がかかるショップを利用する時には、やっぱりまとめ買いをする人が多いですよね。気を付けないと、送料だけで1万円超となることもあるので、必ず送料をチェックした上でショッピングを始めてください。

ちなみに、カリフォルニアから発送してくれるネットショップの場合には、送料はそれほど高くないことが多いです。多くの場合には、$50買ったら送料無料、みたいなルールとなっているので、私はいつも送料無料になるように買い物をしています。

しかし、ネットショップの中には、業者が日本国内にあって、日本から海外発送してくれる店もあります。この場合、気を付けないと送料が$100超となってしまうことがあります。そういう業者でも、たまに顧客獲得のキャンペーンで、いくら以上購入すれば送料無料、なんて出血大サービスなキャンペーンをしていることがあります。そういうタイミングを狙って、どんとまとめ買いするのがお得です!

アメリカのスーパーにおける量り売りの特徴

日本のスーパーでも、たまに量り売りのお店はあります。しかし、大きなスーパーではそう言ったショップは少なく、1袋当たりいくらとか、1個もしくは1本当たりいくらという価格設定になっています。アメリカでも、そういう販売方法はもちろんあります。しかし、フルーツや野菜などの生鮮品では、大型のスーパーでも「量り売り」のシステムを採用している所が少なくありません。

目次

  1. 量り売りとは?
  2. LBって何?
  3. 量り売りの生鮮品は、どうやって買えばよい?
  4. 量り売りの注意点

1.量り売りとは?

量り売りとは、lb(パウンド)当たりの単価が決められていて、どのぐらいの重さがあるかによって購入価格が変わるというシステムです。アメリカのスーパーでは、キャベツや白菜、スイカなどのように、比較的重さがある野菜に多く採用されています。

ちなみに、lbは日本ではポンドを発音しますが、アメリカではパウンド(Pound)と言います。

1lb=453.59237g

のコトですが、ザックリと2kgで1lbと覚えているだけでも、普段の生活の中では役立つと思います。

kgとlbの換算はこちらから

アメリカでは、他にも日本とは違う単位がたくさんあります。例えば、重さの単位ならパウンドの他にOz(オンス)もありますし、長さならメートルじゃなくてFootとかYard(ヤード)、Mile(マイル)なんかもありますよね。

アメリカに行ったら全部覚えたほうが良いの?と不安になる人はいるかもしれません。でも大丈夫。それがどのぐらいの単位だってザックリした概念を持っているだけでも困りません。正直、私は1オンスがどのぐらいなのか知りませんけれど、生活の中で困ったことはありません。それに、アメリカ人でも知らない人は結構いるらしく、「分からない!」「私も知らん!」ということは、わりと普通です。

2.lb(パウンド)って何?

日本では、グラム(g)とかキログラム(lg)のメトリックを使うので、パウントを使う習慣はありません。世界各国を見ると、ほとんどの国では日本と同じグラムやキログラムを使います。そして、パウンドを使っているのは、実は世界にアメリカを含めて3国しかありません!それは、アジア圏にあるミャンマーと、アフリカのリベリアです。

このうち、ミャンマーとリベリアでは、キログラムのメトリックスを使う方向へと進んでいて、近い将来にはただアメリカだけがヤード・ポンド法に分類されるlb(パウンド)を使うことになりそうです。

ちなみに、アメリカのパウンドは、生鮮品の重さだけでなく、私達の体重にも使われています。何キロだと絶好調、何キロだとマズいかなと目安にしていた私にとっては、アメリカの体重計の表示にイマイチ危機感を持てず、築いた時にはなんと痩せていた時よりもプラウ15キロを達成していました。。。。あぁ絶句。

3.量り売りの生鮮品は、どうやって買えばよい?

スーパーの生鮮食品売り場には、1袋当たりいくらという価格設定になっている商品もあれば、1lbあたりいくらという商品もありますし、また1本いくらという設定のものもあります。予算内にしっかり納めたい時には、この販売単位を良くチェックした上で購入してください。

lb当たりいくらという量り売りの商品は、例えば「$2.99/lb」のような表示がついています。これは、1パウンド当たり2.99ドルということで、2パウンド分を購入すれば、支払う料金は5.98ドルということになります。

この量り売り、どこで重さを測ればよいのか迷ってしまう人がいるかもしれません。スーパーによって、生鮮売り場の所に秤が置かれている所もあれば、全く見当たらない店もあります。もしも、しっかり重さを測って買いたいひとは、秤のある店に行って購入するのが良いですが、私が知る限り、わざわざ図って買っている人は、見たことがありません。みなさん、悪くなる前に食べ切れる分だけを、目分量で購入してますね。

売り場に秤がない場合でも、売り場に置かれている秤で測った場合でも、最終的にはレジで支払いをする時に、もう一度測ることになります。

前回ご紹介したスーパーのセルフチェックで量り売りの生鮮品を購入する際には、野菜にくっついているバーコードをスキャンしたら、スクリーンに「商品をガラス台の上においてください」というメッセージが表示されます。そして指示通りに置くと、重さが計算されて、実際に支払う料金が出ます。

4.量り売りの注意点

量り売りで注意したい点は、パウンド当たりいくらという価格設定になっているものもあれば、1個いくらという設定ん会っているものもあるという点ですね。レジに行く前に明確にする必要はないわけですが、「これ1個いくらなんだろう?」と知りたい時には、欲商品の前の値段票をチェックすることをおすすめします。

私がよくやってしまいやすい失敗には、1本いくらだと思って購入した野菜が実はパウンド売りしているもので、予想以上に高くついてしまったということがあります。

先日は、アメリカでは珍しい、日本の梨(Asian Pear)を見つけました。とても嬉しくて「高くなければ買おうかな」と値段をチェックしたら、$2.19との表示が。きっと1個$2.19なのだろうと思ってセルフレジに行ったところ、スキャンした後に「商品をガラス台においてください」との表示が。

つまり、そうです。量り売りだったのです!意外と重量のある梨は、2個で4ドル近く払う羽目になりました。1個2ドルって、私的にはとても高いと思うのですが、皆さんはどうでしょう?

アメリカのスーパーで注意したい「量り売り」lb当たりの価格って何?

日本のスーパーでも、たまに量り売りのお店はあります。しかし、大きなスーパーではそう言ったショップは少なく、1袋当たりいくらとか、1個もしくは1本当たりいくらという価格設定になっています。アメリカでも、そういう販売方法はもちろんあります。しかし、フルーツや野菜などの生鮮品では、大型のスーパーでも「量り売り」のシステムを採用している所が少なくありません。

目次

  1. 量り売りとは?
  2. LBって何?
  3. 量り売りの生鮮品は、どうやって買えばよい?
  4. 量り売りの注意点

1.量り売りとは?

量り売りとは、lb(パウンド)当たりの単価が決められていて、どのぐらいの重さがあるかによって購入価格が変わるというシステムです。アメリカのスーパーでは、キャベツや白菜、スイカなどのように、比較的重さがある野菜に多く採用されています。

ちなみに、lbは日本ではポンドを発音しますが、アメリカではパウンド(Pound)と言います。

1lb=453.59237g

のコトですが、ザックリと2kgで1lbと覚えているだけでも、普段の生活の中では役立つと思います。

kgとlbの換算はこちらから

アメリカでは、他にも日本とは違う単位がたくさんあります。例えば、重さの単位ならパウンドの他にOz(オンス)もありますし、長さならメートルじゃなくてFootとかYard(ヤード)、Mile(マイル)なんかもありますよね。

アメリカに行ったら全部覚えたほうが良いの?と不安になる人はいるかもしれません。でも大丈夫。それがどのぐらいの単位だってザックリした概念を持っているだけでも困りません。正直、私は1オンスがどのぐらいなのか知りませんけれど、生活の中で困ったことはありません。それに、アメリカ人でも知らない人は結構いるらしく、「分からない!」「私も知らん!」ということは、わりと普通です。

2.lb(パウンド)って何?

日本では、グラム(g)とかキログラム(lg)のメトリックを使うので、パウントを使う習慣はありません。世界各国を見ると、ほとんどの国では日本と同じグラムやキログラムを使います。そして、パウンドを使っているのは、実は世界にアメリカを含めて3国しかありません!それは、アジア圏にあるミャンマーと、アフリカのリベリアです。

このうち、ミャンマーとリベリアでは、キログラムのメトリックスを使う方向へと進んでいて、近い将来にはただアメリカだけがヤード・ポンド法に分類されるlb(パウンド)を使うことになりそうです。

ちなみに、アメリカのパウンドは、生鮮品の重さだけでなく、私達の体重にも使われています。何キロだと絶好調、何キロだとマズいかなと目安にしていた私にとっては、アメリカの体重計の表示にイマイチ危機感を持てず、築いた時にはなんと痩せていた時よりもプラウ15キロを達成していました。。。。あぁ絶句。

3.量り売りの生鮮品は、どうやって買えばよい?

スーパーの生鮮食品売り場には、1袋当たりいくらという価格設定になっている商品もあれば、1lbあたりいくらという商品もありますし、また1本いくらという設定のものもあります。予算内にしっかり納めたい時には、この販売単位を良くチェックした上で購入してください。

lb当たりいくらという量り売りの商品は、例えば「$2.99/lb」のような表示がついています。これは、1パウンド当たり2.99ドルということで、2パウンド分を購入すれば、支払う料金は5.98ドルということになります。

この量り売り、どこで重さを測ればよいのか迷ってしまう人がいるかもしれません。スーパーによって、生鮮売り場の所に秤が置かれている所もあれば、全く見当たらない店もあります。もしも、しっかり重さを測って買いたいひとは、秤のある店に行って購入するのが良いですが、私が知る限り、わざわざ図って買っている人は、見たことがありません。みなさん、悪くなる前に食べ切れる分だけを、目分量で購入してますね。

売り場に秤がない場合でも、売り場に置かれている秤で測った場合でも、最終的にはレジで支払いをする時に、もう一度測ることになります。

前回ご紹介したスーパーのセルフチェックで量り売りの生鮮品を購入する際には、野菜にくっついているバーコードをスキャンしたら、スクリーンに「商品をガラス台の上においてください」というメッセージが表示されます。そして指示通りに置くと、重さが計算されて、実際に支払う料金が出ます。

4.量り売りの注意点

量り売りで注意したい点は、パウンド当たりいくらという価格設定になっているものもあれば、1個いくらという設定ん会っているものもあるという点ですね。レジに行く前に明確にする必要はないわけですが、「これ1個いくらなんだろう?」と知りたい時には、欲商品の前の値段票をチェックすることをおすすめします。

私がよくやってしまいやすい失敗には、1本いくらだと思って購入した野菜が実はパウンド売りしているもので、予想以上に高くついてしまったということがあります。

先日は、アメリカでは珍しい、日本の梨(Asian Pear)を見つけました。とても嬉しくて「高くなければ買おうかな」と値段をチェックしたら、$2.19との表示が。きっと1個$2.19なのだろうと思ってセルフレジに行ったところ、スキャンした後に「商品をガラス台においてください」との表示が。

つまり、そうです。量り売りだったのです!意外と重量のある梨は、2個で4ドル近く払う羽目になりました。1個2ドルって、私的にはとても高いと思うのですが、皆さんはどうでしょう?

アメリカの無人レジとは?

アメリカのシアトルにある「支払わなくても自動的に商品をスキャンして支払えるAmazonストア」が日本へ上陸することは、大きな話題となっていますよね。そこまで画期的なシステムではありませんが、アメリカではコロナの少し前あたりから、利用者がセルフで商品をスキャンして支払うという無人レジが増えています。

目次

  1. 無人レジとは?
  2. 無人レジでの支払い方法
  3. 無人レジの使い方
  4. 無人レジで困ったときにはどうする?

1.無人レジとは?

無人レジとは、買い物を終えて支払いをする際に、レジの所にスタッフがおらず、利用者が自身で商品をスキャンして支払いを済ませるという新しいショッピングのスタイルです。アメリカにあるすべてのショップがこの無人レジを導入しているというわけではなく、多くの場合にはWalmartやスーパーのようなチェーン店舗を持つ、大型の食料品店が多いです。

無人レジ機は、英語での会話に自信がない人にとっては、大きな味方です。アメリカのスーパーでは、スモールトークと呼ばれる「たわいのないおしゃべり」が一般的で、レジの人とお客さんが「元気?」「調子はどう?」なんて、正直どうでも良さそうな会話をします。英語に自信がない人にとっては、この会話がとてもストレスだ、ということもありますよね。そんな時、無人レジ機を使えば、英語でのコミュニケーションが不要になるので、とても楽です。

2.無人レジでの支払い方法

無人レジでの支払い方法は、クレジットカードやデビットカードなどのカード類、そして現金という支払い方があります。コロナの影響で不要な接触を避けるため、現金での支払い方法が選択できなくなり、カード払いのみとなった無人レジもありますが、これはカード社会のアメリカならでは、と言えますね。

もしもカード払いしか受け付けていないレジ機の場合には、商品のスキャンを始める前の一番最初の段階で、「現金の受付はしていません。それでも良いですか?」というスクリーンが出てくることが多いので、お金を支払う段階になって「現金が使えない!なんじゃこりゃ!」となることはありません。

ちなみに、無人レジ機の中には、キャッシュバック機能がついているものもたくさんあります。キャッシュバックというのは、ショッピングをした際にカード払いをした時に、お釣りとして現金を受け取るという仕組みです。

例えば、20ドルの現金が必要だけれど、お財布に入っていないとします。通常なら、銀行のATMに行って引き出しますよね?もちろん、その方法でもOKです。しかし、キャッシュバックという方法を使えば、ATMに行かなくても20ドルをゲットできます。

スーパーで買い物をする時、例えば15ドルのショッピングをして、20ドルをキャッシュバックしたいとリクエストします。そうすると、支払い総額は、買い物分の15ドル+キャッシュバック分20ドル=合計35ドルとなり、35ドルがカードにチャージされます。そして、キャッシュバックの20ドルが、お釣りという形で出されます。

無人レジ機でも、キャッシュバックに対応している所は多いです。スーパーとATMの2カ所に行くのは面倒だなという時や、近くに銀行のATMがなく、別の銀行のATMを使うと手数料がかかってしまうという時には、キャッシュバックをすることによって、手数料がかからずに現金を調達できます。

3.無人レジ機の使い方

無人レジ機の使い方をご紹介しましょう。

無人レジ機の前に立つ

スーパーの中には、無人レジ機が複数並んでいるエリアと、従来通りレジの人が商品をスキャンしてくれるエリアとがあります。無人レジの場合には、「Self Checkout]などの張り紙が出されていることが多いですし、通常は店舗の入り口付近にあるので、探したけれど見つからないという事態にはなりません。

無人レジ機は、混んでいると入り口のところで人が列を作って並んでいます。「 Are you in the line?」 (列にならんでいるのですか?」と聞いて、列に並べばOKです。

通常、無人レジと言っても、複数台の無人レジを管理しているスタッフが、すぐそばにスタンバイしています。トラブルが起こった時には、そのスタッフが対応してくれます。

商品のスキャンを始める前に

スーパーの中には、メンバーシップ会員になっていると、お買い得なディスカウントを利用できることがあります。無人レジでは、まず最初にメンバーシップのカードをスキャンしてくださいと画面に表示されます。レジの画面はすべてタッチパネルなので、分かりやすいですし、操作もしやすいですね。

メンバーシップのカードがない場合には、SKIPとかSCAN MY ITEMなどのボタンを押せば、すぐに商品のスキャンを始められます。

スキャンは簡単

商品のスキャンは、とても簡単です。無人レジ機の中央部分に、センサーを搭載した透明な窓口があるので、そこに商品のバーコードをスキャンさせます。スキャンすると、ピッと音が鳴り、スクリーンには、何をスキャンしたのかが表示されます。

スキャンしたものは、すぐ隣にある台の上に置き、次の商品をスキャンしましょう。

買い物バッグは有料?

2020年あたりから、アメリカでは使い捨てのビニール袋の利用が禁止となりました。そのため、州によっては、何回でも使えるバッグを買い物袋の代わりに提供していたり、しっかりした紙袋を提供して、1枚0.5セントのように有料で販売している州もあります。州によっても店舗によっても、どんなバッグを無料・有料で提供するかという点は異なりますが、有料の場合には、最後に「バッグはいくつ使いましたか?」とスクリーンに質問が表示されて、数を入力すると、その分の料金が加算されます。

重たいアイテムはハンディスキャナーが便利

水のケースやお米など、重たいアイテムをわざわざ持ち上げてスキャンすることは、正直とても大変ですよね。そんな時には、ハンディスキャナーを使うのが便利です。無人レジの多くにはハンディスキャナーがあり、それを掴んでスキャンしたい部分にかざしてボタンを押すと、ピッとスキャンしてくれます。

支払いは最後

商品のスキャンがすべて終了すると、いよいよ支払をします。支払いは、商品をスキャンしたガラスの窓口ではなく、無人レジ機のすぐ隣についているカード決済基を使います。

商品スキャンが終了したら、スクリーンの右下に表示される「FINISH&PAY]ボタンを押してください。そうすると、支払いをどの要するか、つまりキャッシュかカードかを選択するボタンが現れます。

キャッシュを選択すると、レジ機の右側(が多い)についているキャッシュの入れ皿部分が点灯します。そこに、お金を重ねて入れましょう。判別不明なお札は、同じところから戻されるので、向きを変えたりシワを伸ばしたりして、再チャレンジすればOKです。

キャッシュ払では、もちろんですがお釣りも出ます。ピッタリでなければいけないわけではないので、安心してくださいね。

カード払いの人は、レジ機のすぐ隣についている黒い小さなカード決済基にカードを挿入します。PIN(暗証番号)を入力しろと言った指示が、カード決済基に出るので、それを済ませればOKです。

支払いが済むと、レジ機からレシートが出てきます。出てくる場所は、キャッシュを入れた窓口のすぐそばが多いですね。マシンによって若干スペックが違うので、必ずしもすべてのマシンが同じ作りになっているというわけではありませんが、レシートがスーッと出てくるので、分かりやすいです!

トラブルや分からない時にはスタッフを呼ぼう

無人レジ機の使い方が分からないとか、レジがよく分からない反応をしていて次に進めない時には、無人レジ機を担当しているスタッフを呼びましょう。アイコンタクトをして手をあげれば、すぐに来てくれます。特に難しい説明をする必要がないケースが多く、「This just popped up(こんな画面になった)」とか「Could you fix this?(直してください)」など簡単な言葉だけで対応できます。

4.無人レジ機で困ったらどうすれば良い?

無人レジ機でスキャンしていたら、「スタッフの承認が必要です」とメッセージが出て、それ以上は先にすすめなくなってしまうことが、たまにあります。これはいくつかの理由があり、

  • アルコールなど年齢確認が必要なモノを買おうとした
  • 市販薬を買おうとした
  • スキャンの窓口で同時に複数をスキャンするなど、意味不明な行動をした

などが挙げられます。アルコールを買う際に身分証明書の提示が必要なのは、理解に難しいことはありませんが、アメリカでは市販薬を買う際にも、身分証明書が必要です。ということは、おそらく18歳未満は鎮痛剤などの市販薬でも、保護者なしでは買えないということなのでしょう。

また、無人レジ機のスキャンは、ガラス面にピッタリくっつけなくても、少し離れた場所のものもスキャンできるセンサーがついています。そのため、複数の商品が同時に感知されてしまうと、センサーが戸惑ってしまい、スタッフを呼べというメッセージが表示されるわけですね。

私は以前、右手に商品を持って、左手でスキャンをしながら袋に入れるという流れ作業をしていました。どこかのタイミングでショップのセンサー感度が高まり、私のこのマルチタスクは、どうやら不審な行動に写ったようで、何回もセンサーが戸惑ってスタッフを呼ばなければいけなかったことがありました。その度にスタッフがやって来ては、録画映像を確認して、「この商品はスキャンしたの?」などと質問(というより尋問)を受けましたね。3回も呼びつけられたスタッフのイライラに対して、私もイラっとしてしまい、「このマシンはマルチタスクには対応していないのね!」と悪態をついてしまいました(汗)

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どんどん増えてる!アメリカのスーパーの無人レジ!

アメリカのシアトルにある「支払わなくても自動的に商品をスキャンして支払えるAmazonストア」が日本へ上陸することは、大きな話題となっていますよね。そこまで画期的なシステムではありませんが、アメリカではコロナの少し前あたりから、利用者がセルフで商品をスキャンして支払うという無人レジが増えています。

目次

  1. 無人レジとは?
  2. 無人レジでの支払い方法
  3. 無人レジの使い方
  4. 無人レジで困ったときにはどうする?

1.無人レジとは?

無人レジとは、買い物を終えて支払いをする際に、レジの所にスタッフがおらず、利用者が自身で商品をスキャンして支払いを済ませるという新しいショッピングのスタイルです。アメリカにあるすべてのショップがこの無人レジを導入しているというわけではなく、多くの場合にはWalmartやスーパーのようなチェーン店舗を持つ、大型の食料品店が多いです。

無人レジ機は、英語での会話に自信がない人にとっては、大きな味方です。アメリカのスーパーでは、スモールトークと呼ばれる「たわいのないおしゃべり」が一般的で、レジの人とお客さんが「元気?」「調子はどう?」なんて、正直どうでも良さそうな会話をします。英語に自信がない人にとっては、この会話がとてもストレスだ、ということもありますよね。そんな時、無人レジ機を使えば、英語でのコミュニケーションが不要になるので、精神的にとても楽です。

2.無人レジでの支払い方法

無人レジでの支払い方法は、クレジットカードやデビットカードなどのカード類、そして現金という支払い方があります。コロナの影響で不要な接触を避けるため、現金での支払い方法が選択できなくなり、カード払いのみとなった無人レジもありますが、これはカード社会のアメリカならでは、と言えますね。

もしもカード払いしか受け付けていないレジ機の場合には、商品のスキャンを始める前の一番最初の段階で、「現金の受付はしていません。それでも良いですか?」というスクリーンが出てくることが多いので、お金を支払う段階になって「現金が使えない!なんじゃこりゃ!」となることはありません。

ちなみに、無人レジ機の中には、キャッシュバック機能がついているものもたくさんあります。キャッシュバックというのは、ショッピングをした際にカード払いをした時に、お釣りとして現金を受け取るという仕組みです。

例えば、20ドルの現金が必要だけれど、お財布に入っていないとします。通常なら、銀行のATMに行って引き出しますよね?もちろん、その方法でもOKです。しかし、キャッシュバックという方法を使えば、ATMに行かなくても20ドルをゲットできます。

スーパーで買い物をする時、例えば15ドルのショッピングをして、20ドルをキャッシュバックしたいとリクエストします。そうすると、支払い総額は、買い物分の15ドル+キャッシュバック分20ドル=合計35ドルとなり、35ドルがカードにチャージされます。そして、キャッシュバックの20ドルが、お釣りという形で出されます。

無人レジ機でも、キャッシュバックに対応している所は多いです。スーパーとATMの2カ所に行くのは面倒だなという時や、近くに銀行のATMがなく、別の銀行のATMを使うと手数料がかかってしまうという時には、キャッシュバックをすることによって、手数料がかからずに現金を調達できます。

ただし、キャッシュバックはデビットカードだけです。クレジットカードで支払いをする際には、キャッシュバックはできません。

3.無人レジ機の使い方

無人レジ機の使い方をご紹介しましょう。

無人レジ機の前に立つ

スーパーの中には、無人レジ機が複数並んでいるエリアと、従来通りレジの人が商品をスキャンしてくれるエリアとがあります。無人レジの場合には、「Self Checkout]などの張り紙が出されていることが多いですし、通常は店舗の入り口付近にあるので、探したけれど見つからないという事態にはなりません。

無人レジ機は、混んでいると入り口のところで人が列を作って並んでいます。「 Are you in the line?」 (列にならんでいるのですか?」と聞いて、列に並べばOKです。

通常、無人レジと言っても、複数台の無人レジを管理しているスタッフが、すぐそばにスタンバイしています。トラブルが起こった時には、そのスタッフが対応してくれます。

商品のスキャンを始める前に

スーパーの中には、メンバーシップ会員になっていると、お買い得なディスカウントを利用できることがあります。無人レジでは、まず最初にメンバーシップのカードをスキャンしてくださいと画面に表示されます。レジの画面はすべてタッチパネルなので、分かりやすいですし、操作もしやすいですね。

メンバーシップのカードがない場合には、SKIPとかSCAN MY ITEMなどのボタンを押せば、すぐに商品のスキャンを始められます。

スキャンは簡単

商品のスキャンは、とても簡単です。無人レジ機の中央部分に、センサーを搭載した透明な窓口があるので、そこに商品のバーコードをスキャンさせます。スキャンすると、ピッと音が鳴り、スクリーンには、何をスキャンしたのかが表示されます。

スキャンしたものは、すぐ隣にある台の上に置き、次の商品をスキャンしましょう。

買い物バッグは有料?

2020年あたりから、アメリカでは使い捨てのビニール袋の利用が禁止となりました。そのため、州によっては、何回でも使えるバッグを買い物袋の代わりに提供していたり、しっかりした紙袋を提供して、1枚0.5セントのように有料で販売している州もあります。州によっても店舗によっても、どんなバッグを無料・有料で提供するかという点は異なりますが、有料の場合には、最後に「バッグはいくつ使いましたか?」とスクリーンに質問が表示されて、数を入力すると、その分の料金が加算されます。

自身の買い物バッグを持参してもOKです。私は、普段車の中にアマゾンで購入したバッグを入れて置き、バッグが有料のショップで使うようにしています。店舗で購入するよりもリーズナブルですし、意外と頑丈なので、おすすめです!

重たいアイテムはハンディスキャナーが便利

水のケースやお米など、重たいアイテムをわざわざ持ち上げてスキャンすることは、正直とても大変ですよね。そんな時には、ハンディスキャナーを使うのが便利です。無人レジの多くにはハンディスキャナーがあり、それを掴んでスキャンしたい部分にかざしてボタンを押すと、ピッとスキャンしてくれます。

支払いは最後

商品のスキャンがすべて終了すると、いよいよ支払をします。支払いは、商品をスキャンしたガラスの窓口ではなく、無人レジ機のすぐ隣についているカード決済機を使います。

商品スキャンが終了したら、スクリーンの右下に表示される「FINISH&PAY]ボタンを押してください。そうすると、支払いをどの要するか、つまりキャッシュかカードかを選択するボタンが現れます。

キャッシュを選択すると、レジ機の右側(が多い)についているキャッシュの入れ皿部分が点灯します。そこに、お金を重ねて入れましょう。判別不明なお札は、同じところから戻されるので、向きを変えたりシワを伸ばしたりして、再チャレンジすればOKです。

キャッシュ払では、もちろんですがお釣りも出ます。ピッタリでなければいけないわけではないので、安心してくださいね。

カード払いの人は、レジ機のすぐ隣についている黒い小さなカード決済機にカードを挿入します。PIN(暗証番号)を入力しろと言った指示が、カード決済基に出るので、それを済ませればOKです。

支払いが済むと、レジ機からレシートが出てきます。出てくる場所は、キャッシュを入れた窓口のすぐそばが多いですね。マシンによって若干スペックが違うので、必ずしもすべてのマシンが同じ作りになっているというわけではありませんが、レシートがスーッと出てくるので、分かりやすいです!

トラブルや分からない時にはスタッフを呼ぼう

無人レジ機の使い方が分からないとか、レジがよく分からない反応をしていて次に進めない時には、無人レジ機を担当しているスタッフを呼びましょう。アイコンタクトをして手をあげれば、すぐに来てくれます。特に難しい説明をする必要がないケースが多く、「This just popped up(こんな画面になった)」とか「Could you fix this?(直してください)」など簡単な言葉だけで対応できます。

4.無人レジ機で困ったらどうすれば良い?

無人レジ機でスキャンしていたら、「スタッフの承認が必要です」とメッセージが出て、それ以上は先にすすめなくなってしまうことが、たまにあります。これはいくつかの理由があり、

  • アルコールなど年齢確認が必要なモノを買おうとした
  • 市販薬を買おうとした
  • スキャンの窓口で同時に複数をスキャンするなど、意味不明な行動をした

などが挙げられます。アルコールを買う際に身分証明書の提示が必要なのは、理解に難しいことはありませんが、アメリカでは市販薬を買う際にも、身分証明書が必要です。ということは、おそらく18歳未満は鎮痛剤などの市販薬でも、保護者なしでは買えないということなのでしょう。

また、無人レジ機のスキャンは、ガラス面にピッタリくっつけなくても、少し離れた場所のものもスキャンできるセンサーがついています。そのため、複数の商品が同時に感知されてしまうと、センサーが戸惑ってしまい、スタッフを呼べというメッセージが表示されるわけですね。

私は以前、右手に商品を持って、左手でスキャンをしながら袋に入れるという流れ作業をしていました。どこかのタイミングでショップのセンサー感度が高まり、私のこのマルチタスクは、どうやら不審な行動に写ったようで、何回もセンサーが戸惑ってスタッフを呼ばなければいけなかったことがありました。その度にスタッフがやって来ては、録画映像を確認して、「この商品はスキャンしたの?」などと質問(というより尋問)を受けましたね。3回も呼びつけられたスタッフのイライラに対して、私もイラっとしてしまい、「このマシンはマルチタスクには対応していないのね!」と悪態をついてしまいました(汗)