アメリカのお取り置きサービス!Layawayって何?

black plastic hangers

お店にショッピングに行ったら、とても気に入った商品を見つけた!でもお金がなくて買えない。お金を貯めるまで待っていたら、きっとあの商品が売れてしまう。そんなジレンマを抱えている人におすすめなのが、アメリカならではの便利なシステム、Layaway(レイアウェイ)です。

どんな仕組みで利用でき、どんなメリットやデメリットがあるのでしょうか?

目次

  1. Layawayって何?
  2. Layawayの仕組み
  3. Layawayのメリットとデメリット
  4. Layawayが利用できるおすすめショップはココ

1.Layawayって何?

Layawayとは、1980年代に始まった「お取り置き」システムです、現在はクレジットカードがあれば、Layawayを利用しなくても、欲しい商品はお金がなくても購入できますが、クレジットカードが作れない人や、クレジットカードを利用すると利息がかかるから嫌だという人には人気があります。

Layawayがスタートしたのは、アメリカで起きた大恐慌の頃でした。どこの家庭でも家計がきつく、欲しいものが買えない状態に、国民はストレスを感じていたのです。そんな時に登場したLayawayですね。当時はクレジットカードなんてありませんでしたから、お金がなくてもショッピングができるという魅力はあっという間に国内に広がり、多くの人が利用するシステムとなりました。

現在でもLayawayをしているショップはたくさんあります。ニーズに合わせて利用してみてはいかがでしょうか?

2.Layawayの仕組み

Layawayの仕組みは、いたって簡単、そして単純です。クレジットカードのような審査はありませんし、Layawayに対応しているお店なら、いつでもどこでも、誰でも利用できます。

私も20年ほど前、お金がなかった頃に、何度か利用したことがあります。欲しかったのは子供向けのおもちゃで、金額的にはそれほど多額ではありませんでした。でも、夏に見つけたそのおもちゃは、クリスマスプレゼントとして買うには早すぎる、だけど待っていたら売り切れるかもしれない、という不安や焦りがあり、最終的にLayawayを利用して、クリスマスまでにピックアップするという計画を立てたのです。

Layawayの仕組みは、とてもシンプルです。欲しい商品を店にキープしておいてもらい、自分自身で分割払いをするのです。満額を支払ったら、その商品を店からピックアップできます。利息などはかかりませんし、欲しいサイズや色が売り切れになってしまうリスクもありません。自分が選んだ商品が、そっくりそのまま店がキープしてくれます。

分割払いは、基本的には自分自身で自由に決めることができます。お給料日ごとに、今回は20ドル払おうかなとか、今回は他に出費があってきついから10ドルだけにしようかなとか、クレジットカードのように最低返済額などはありません。分割にするのが面倒になったら、残額を支払ってピックアップすることも可能です。

ステップ1:ショップでLayawayをしているか確認

カスタマーサービスに行って、Layawayができるか確認しましょう。できなければクレジットカード払い、できるならLayawayを利用すれば、クレジットカードよりも利息分だけ安く購入できます。

ステップ2:欲しい商品をLayawayのカウンターに持っていく

Layawayは一言で言えばお取り置きです。気に入った商品をLayawayのカウンターに持っていくと、その商品をピックアップする日まで裏でキープしてくれます。

Layawayの際には、名前や電話番号、住所などを聞かれます。また、どの商品を店でキープするかが明記されたレシートみたいなものをくれます。この紙を保管しておけば、いつどの店で何をLayawayしたかが分かりますし、いくら払ったのかについても把握しやすいですね。

ステップ3:満額を払ったら、いよいよ商品をピックアップ

Layawayでは、消費税も含めた合計金額を満額払えば、商品をピックアップできます。例えば、家族のために購入した商品をLayawayするということも可能です。クリスマス前ギリギリにピックアップしたければ、最終の支払をクリスマスのギリギリ直前まで待てばよいのです。

クレジットカードで購入すると、買った商品をどこかに隠さなければいけませんし、クリスマスの前に本人に見つかってしまうと、せっかくのサプライズが台無しです。Layawayなら、商品の隠し場所は「店」なので、安心です。

3.Layawayのメリットとデメリット

Layawayのメリットは、

  • お金がなくても商品が買える
  • サイズや色が売切れる心配がない。欲しい商品を自分で選び、店が預かってくれる。
  • クレジットカードのように利息が付かない
  • サプライズのギフトに利用するなら、隠し場所を探す必要がない。
  • ピックアップの跡に返品してもOK

などがあります。一方のデメリットは、

  • 今すぐ持って帰りたい時には、クレジットカードの方が便利
  • 店の保管状況によっては、汚れたり壊されるリスクがある
  • 全ての店が対応しているわけではない
  • 頭金(Down Payment)が必要な所もある
  • シーズン性が高いものは無理
  • 店や商品によって、ピックアップまでの期間が決まっている

と言ったところでしょうか。

私も、これまでに何回かLayawayを利用しましたが、プラスチックのおもちゃなどは、どうやら保管状況が悪かったらしく、壊れたものをピックアップしたことがありました。残念ながら、それはピックアップした直後に返品し、これまでコツコツ払い続けてきたお金を全額返金してもらいました。

4.Layawayが利用できるおすすめショップはココ

全国に、Layawayができるショップはたくさんあります。その中から、多くの人が利用するショップを紹介しますね。

Baby Depot

赤ちゃん用品って、カーシートとかベビーベッドのように、意外とコストがかかりますよね。そういうアイテムは、クレジットカードを使って上限マックスに使うのではなく、Layawayでちびちび払うのがおすすめです。Baby DepotのLayawayでは、

  • 手数料は$1から$5とリーズナブル
  • ダウンペイメントは購入金額の20%
  • キャンセルしたらキャンセル料$10

という特徴があります。

Big Lots

家具など高額商品を取り扱っているBig Lotでも、Layawayができます。

  • 手数料は無料
  • 頭金も不要
  • キャンセルした時のキャンセル料は$5とリーズナブル

Hallmark Gold Crown

ショッピングモールの中に入店していることが多いHallmarkのお店。素敵なカードや置物などで人気がありますよね。このお店でも、Layawayをしていて、クリスマスに向けてのシーズンは大人気です。

  • Layawayできるのは7月から12月まで
  • 頭金は20%
  • 手数料はケースバイケース

Walmart

アメリカ国民の90%は日常的に足を運ぶと言われているWalmartでも、Layawayをしています。

  • 手数料は10%から30%と若干高め
  • 頭金は不要
  • 購入金額の合計が$155以上に限る

アメリカらしい生活を満喫したい人は、ぜひ一度ぐらいは経験するのも良いかもしれませんよ!

投稿者: samuraipassport

こんにちは!アメリカ在住のジャーナリスト兼ライターです。アメリカへの移住から生活まで初心者が知っておきたい情報を発信していきます!アメリカに住んでみたい人や海外に憧れている人にとっても役立つ情報が満載です!

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