クレジットカードのデータは、すべてデジタルに管理されています。その中では、もちろんよく起こるわけではないものの、恐ろしいミスが起こることもあります!今回は、私が経験したクレジットカードのエラーによる最悪の経験をご紹介しますね。
信販系のカードは管理会社が変わる
私が過去20年近く持っているクレジットカードは、息子様の大学費用をキャッシュバック的にゲットできるUpromise系のカードです。年会費がなく、年利も低く、それでいて利用金額の何パーセントかを、息子の529プランへ自動的にキャッシュバックとして入金してもらえます。大学資金を少しでも大きく増やしたい私にとっては、とても便利なカードでした。
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しかしどんなに便利なカードでも、人為的なミスが起こることはあるものです。私は10年前に一度、これで大変な経験をしました。しかもちょうど、引っ越しのタイミングでした。
引っ越しのタイミングでカード完済
引っ越し先では家電を買いそろえたりするため、お金がかかります。このタイミングで一度クレジットカードを完済しようと思い、$10K (130万円程度)をオンラインで支払いました。
これで、カードの残高はゼロになるはず。でした。
ところがなんと、数日後に残高をチェックした所、残高が$20K となっていました。ゼロのはずなのに、へ?と思いました。
クレジットカードのステートメントを見ると、元の残高$10K に、さらに$10Kがチャージされているような感じでした。$10K – $10K = 0 なのに、$10K + $10K = $20Kとされたわけですね。
すぐにカード会社へ連絡しました。すると、カスタマーサービスをたらいまわしにされるだけで、全く問題が解決しません。それもそのはず、カスタマーサービスにとっては、まさかそんな問題が起こるだなんて夢にも思いませんし、きっと頭のおかしい利用者が意味不明なクレームをつけていると思ったのでしょう。
「$10Kも一気に支払う人なんているの?見たことないわ。」
「残高が$10K?それは、あなたが使ったからでしょ!」
などと言われ、埒が明かなかったので、責任者を出してもらいました。
事情を説明すると、最初は
「うちのシステムがそんな間違いするはずない」
と言っていた責任者も、私があまりにもしつこく引き下がらないので($10Kがかかっているので当然です)、調べてくれました。その結果、システムのエラーをようやく見つけたようでした。電話で保留にされること複数回、きっと電話の前に1時間以上座っていたと思います。最終的には、謝罪を受け、修正したものがオンライン上に反映されるまでに2日かかると言われました。
その2日後、問題なくカードの残高はゼロとなり、その後は問題なくカードを使えるようになりました。
この経験で学んだこと
私の経験は、頻繁に起こるわけではありません。おそらく99%ぐらいの人は、経験することはない嫌な体験だと思います。しかし、もしも私がタイムリーに金融機関側のミスを見つけなかったら?と考えると、末恐ろしくなります。20ドルや30ドルの話じゃなく、$10K です。
この経験で学んだことは、
- 金融機関、クレジットカード会社でもミスをすることはある
- クレジットカードの取引詳細をこまめにチェックすることは大切
- 問題があったら早めにアクションを起こす
- Statementや「支払いました」的なメールはすべて保存しておく
という事ですね。
アメリカで生活する上では必需品のクレジットカードですが、問題が起こった時の対応策を知っておけば、パニックになったり慌てずにさっと対処できるのかなと思います。