日本でも最近では、一括0円とか実質0円と言った「もってけドロボー」価格のスマホは消滅してしまったようですが、ずいぶん前にはスマホだろうがガラケーだろうが、購入代金を24ヶ月払いにすると、同額をキャンペーンとして返金してくれる、なんていう実質無料のスマホがごく普通にありました。
しかしアメリカでは、無料で配布しているスマホもありませんし、実質無料となるようなスマホも見かけません。
私が利用しているT-mobileでも、新しいスマホを購入する時に古い機種をトレードインすれば、その分の買取価格を24ヶ月にわたってチビチビと請求額から引いてあげますよ、的なサービスはあります。しかし、残念ながら実質無料にはなりません。毎月50ドルぐらいの機種代が、古い機種をトレードインしたことで40ドルになる、ぐらいなものです。
スマホって、購入すると結構なお値段がしますよね。最新のiPhoneじゃなきゃ絶対に嫌だという人は別ですが、機種は問わないのでとにかく安くスマホが欲しいという人には、どんな選択肢があるのでしょうか?今回は、無料に近い価格でゲットできるアメリカのスマホをリサーチしてみました。
目次
1.スマホを無料でゲットする方法は、ある!
スマホを完全無料でゲットする方法は、結論から先に言うと、あります。もちろん、最新のiphoneではありません。便利でみんなが憧れるような機種でもないと思います。しかし、無料です。スマホが欲しい人、お金をかけずにスマホが欲しい人にとっては、要チェックですね。
ざっとネットを見渡した限り、無料でスマホがゲットできるのは、
- Metro(格安プリペイドのスマホが人気)→T-mobileの回線を利用
- Qlink(政府による低所得世帯のためのスマホ福祉プログラム)
- Whistle Out(iphoneが無料のプリペイド) →Verizon回線を使用
あたりでした。政府の公的支援制度を利用すれば、Qlink以外でもたくさんのサービス業者から無料でスマホをもらえます。ただし、誰でも気軽に利用できるわけではなく、世帯収入の面で一定の条件を満たさなければいけないので、意外と狭き門かもしれません。
2.大手キャリアの「無料」って本当に無料?
ネットでスマホを探すと、$0、つまり無料のスマホが大手キャリアからもたくさんラインナップされていることに気づきます。
しかしこれは、初期費用は無料で良いですよという意味で、無料でスマホがもらえるわけではありません。機種によってもキャリアによっても何回の分割払いかは異なりますけれど、買うときには頭金なし、そしてあとは24回の分割払いで毎月XXドルを払う、と言ったシステムになっています。
まとまった金額を準備しなくても最新のスマホを買えるという点では、こうしたサービスはとても便利ですよね。
知っておくべき注意点
我が家でも、大手キャリアでスマホを買っており、分割で払っても利息が付かないので、毎月の利用金額にプラス$40ほどの分割払いにしています。大きな出費にならずに済むという点はメリットなのですが、こういう買い方をする際には、いくつか注意点があります。
1つ目は、他のキャリアに乗り換える際には完済を求められるという点ですね。残金がいくらあるかに関係なく、完済しないとキャリアの乗り換えには協力しませんという所が大半です。
ただしキャリアの中には、乗り換える際に前業者から請求される分はXXドルまでなら負担しますよ、と謡っているキャリアもあります。そこにどんな落とし穴があるのかは分かりませんけれど、キャリアを乗り換えたいけど機種代を完済するお金がないという人にとっては、嬉しいメリットかもしれませんね。
2つ目の罠は、早めに完済すると損をすることもあるという点です。古い機種をトレードインした場合、トータルで$400~$500ぐらいのクレジットがもらえます。しかし、このクレジットは一気にもらえるわけではなく、毎月支払う機種代からクレジット分を引くという面倒な形になっていることが多いのです。
そして、視力が悪い人だと絶対に読めないようなFine Printを見ると、早く完済したらクレジットはそこでストップします、と言った文言があったりもします。だから、24回払いにしたなら、おとなしく毎月24回払うのが、トータル的にはベストと言えそうですね。