夫が死んだら住宅ローンなくなる保険ってある?

日本で住宅ローンを組むと、団体信用生命保険という保険があり、稼いでくる世帯主(ローンの契約者)が死亡すると、住宅ローンの残債がもれなく免除されて家族が路頭に迷わずに済みます。

アメリカに来て住宅を購入する人の多くは、この保険を探したのではないでしょうか。そして大半は、専門知識を持たない不動産仲介業者やローン会社から「何それ?」的な返しをされ、「アメリカにはそういうのはないんだ・・」とあきらめていたかもしれません。少なくても、私はそうでした。

しかし!つい先日、こういう保険があることを見つけました!

目次

  1. Mortgage Protection Insuranceとは?
  2. メリットとデメリット
  3. 生命保険 vs Mortgage Protection Insuranceどちらがおすすめ?

1.Mortgage Protection Insuranceとは?

ローンの名義人が死亡したときに住宅ローンの返済免除される保険は、アメリカではMortgage Protection Insuranceと呼びます。住宅ローンを組む時に頭金20%払えない人のためのPMI(Private Mortgage Insurance)とは違います。

このMortgage Protection Insuranceは、住宅ローンを組む時に自動的についてくるわけではありません。ローンオフィサーが親切に「つけますか?」と聞いてくれることもありません。

任意で加入する保険商品なので、加入したい人は保険会社へ問い合わせる必要があります。

2.メリットとデメリット

このMortgage Protection Insuranceには、メリットとデメリットがあります。

メリット

  • 残債がいくらでも契約した金額までならローン残債が免除される
  • 生命保険に加入できない人にとっては助かる
  • 年齢が若ければ保険料も安い

デメリット

  • ローン完済までの30年をまるまるカバーできるわけじゃない。
  • 早ければ1年ごと、長くても数年ごとの契約更新で料金が上がる
  • 保険商品によっては年齢が一定以上だと加入できないことも多い
  • 生命保険より割高感があるかも
  • 契約した金額をまるまる受け取れるわけじゃなく、ローン残債額しかもらえない

3.生命保険 vs Mortgage Protection Insuranceどちらがおすすめ?

アメリカで住宅を購入した人の多くは、世帯主に万が一のことがあった場合に備えて、住宅ローンを完済できる金額の生命保険に加入しているのではないでしょうか。

ただし、必ずしも住宅ローン完済を目的に生命保険に加入しているというわけではありません。ただシンプルに、家族が路頭に迷わないためという目的で加入している人も多いですよね。

我が家もそうでした。稼ぎ頭の夫と、ついでに稼ぎが鼻くそな私にも生命保険がかかっており、私が死亡したら息子様の学費分ぐらいがゲットでき、夫が死亡したら住宅ローンを完済とまではいかなくても、大半を返済できる金額をゲットできます。

生命保険の契約をした時には、住宅ローンは持っていなかったため、保険会社のアドバイス通り、年収の5年分を目安に加入しました。

ただ実際にはあれから20年近く経っており、年収もアップしているし住宅ローンも抱えているしということで、もうちょっと保険額を上げたいところではありますが、すでに夫婦そろって50代。払い込む金額が劇的にアップしそうなので無理です。

もしこの年齢でMortgage Protection Insuranceへ加入すると、毎月の保険代が数百ドルになってしまい、生命保険と比べて割高です。

だから我が家では、若い頃に加入した生命保険で、万が一の時には対応しようと思っています。

私の個人的な意見ですが、生命保険かMortgage Protection Insuranceかを迷ったら、まずは生命保険を検討するのが良いと思います。それで納得できる金額なら、できるだけ若い年齢で加入しておけば、金銭的にはお得度は最強になります。

それに生命保険なら、住宅ローンの有無や残債に関係なく、契約した保険金をまるまる受け取ることができます。

しかし持病があるとか肥満とか、さまざまな健康上の理由で生命保険に加入できない人なら、Mortgage Protection Insuranceを検討するのが良いと思います。そうすれば、少なくても世帯主がなくなっても家族はその家で住み続けることは、一応可能となります。

自動車事故で保険を請求したい!プロセスは?

数か月前になりますが、大学のキャンパスで暮らしている息子様から連絡があり、車で事故ったと言われました。あいにく他人を巻き込んだものではなく、細い交差点を曲がる際にブラックアイスにタイヤが滑り、道路の横にあった溝へ落ちたとのことでした。

私や夫ならともかく、息子は事故の経験もなければ、自動車保険の請求をしたこともありません。しかし、とりあえず自分で車から這い出して警察へ連絡したとのこと。

私に連絡してきた時には、警察と一緒にレッカー待ちの状況でした。

目次

  1. 事故ったら最初にすること。それは警察を呼ぶこと。
  2. 相手のいない自損事故は保険でカバーされる?
  3. 事故った時の保険手続き
  4. 自動車保険を使う際に注意すること

1.事故ったら最初にすること。それは警察を呼ぶこと。

事故を起こしたら最初にすることは、警察を呼ぶことです。警察を呼ぶと、直ちに現場へ来てくれて、ポリスレポートなるものを作成してくれます。

ポリスレポートには、事故の場所や日時、現場の様子などが書かれるわけですが、自損事故でも保険を使って修理する場合には、ポリスレポートはあった方が良いです。

仮にポリスレポートがない場合には、保険会社から連絡が来て、その時の状況を詳しく口頭で説明することになります。そして、事故として処理できるかどうか、ただの摩耗や消耗によるメンテナンスではないかなどを判断することになります。

事故後も普通に走行できた

息子の車は、道路の左側にある溝に斜めに落ちたような感じで、自力で這い出すことはできない状態でした。

ダメージは、落下の衝撃で左側のミラーがもげ落ちた以外は、左側ボディに凹みやかすり傷ができていました。

レッカーで引き揚げてもらった所、エンジン回りは無事だったらしく、問題なく自走できたそうです。現場に来てくれた警察官も、修理費はおそらく1,000ドルぐらいじゃないかな、と予想してくれました。

実際の事故現場

2.相手のいない自損事故は保険でカバーされる?

自損事故のように、自分の車を自分の保険で修理する場合には、Collision(車両保険)の補償を付けていることが大前提となります。日本でもアメリカでも、ローンを払い終わった車や古い車だと、Collisionはつけない選択をする人が意外と多いです。この場合、多少の凹みは直さずに乗るというスタンスになりますね。Collisionは意外と高額な月額料金なのも、つけない人が多い理由だと思います。

もしもCollisionがついていなければ、残念ながらダメージの修理にかかる料金は、全額が自費となります。ただしレッカー代に関しては、保険会社がRoadside補償みたいな感じでつけてくれていることが多く、Collisionとは別途でカバーされるチャンスはあります。

3.事故った時の保険手続き

保険会社によって手続き方法は異なります。しかし近年ではアプリを使って事故の申告ができる保険会社が増えており、とても便利です。

私達が加入している保険会社では、

  1. アプリで事故りましたと報告→電話しても、アプリを使えと言われます。
  2. 車のダメージを遠隔見積もりするため、写真やビデオをスマホで撮影してアプリにアップロード。→どこをどのように撮影するかはアプリで指示されます。
  3. 数日中に、見積もりを出してくれる。→写真と動画を提出していれば迅速でした。
  4. 見積もりをプリントアウトして、それをもって近くの自動車整備工場へ行く。
  5. かかる修理費用については、整備工場と保険会社の間でやり取りしてくれる。
  6. 修理が終わったら、自身のDeductibleを支払って車を受け取る。
  7. 整備工場は保険会社へかかる費用を請求。直接保険会社から支払われる。

という順序です。

4.自動車保険を使う際に注意すること

自動車保険の申請は、ある程度流れが決まっているので、指示に従っていればパニックになることはありません。しかし場合によっては、こんなはずじゃなかったとなることがあるので、注意も必要です。

  • 修理のタイミングでアップグレードはできない
  • 安く修理してもらって保険金で利益を出してはいけない
  • 保険を使って修理すると、毎月の保険金が上がる

中でも注意したいのは、保険を使って修理すると、翌月から保険料がアップするという点です。いくら上がるかは保険会社によって違いますが、「1回目は上がりません」という特約が付いていない限りは、上がると考えて間違いないでしょう。

しかも、1回目は上がりませんという特約も、対物補償に限定されていたりするので、Collisionで自分の車を修理する場合には、容赦なく上がったりもします。もしも保険金が上がると困る人は、保険会社から見積もりを出してもらった上で、保険を使うかどうかを判断するのがおすすめです。

息子の保険は事故リスクを想定したDeductibleだった

すっかり忘れていましたが、息子の車についているCollision補償のDeductibleは、$150でした。おそらく息子がメインに乗ると分かった時に、事故るリスクは私や夫よりも高いだろうなと予測して、万が一に備えていたのだと思います。

修理にかかる費用の見積もりは$4,300超でしたが、自己負担分はたったの$150。まあ、来月からの保険金が値上がりすることは覚悟するとして、使うために加入している保険なので、今回は遠慮なく使わせていただきました。

健康保険のせいで給料ゼロ?アメリカどうなってるの?

日本では、健康保険は社会保険料の一部として組み込まれていて、有無を言わせずに毎月のお給料から天引きされますよね。細かい計算式については、都道府県によって異なるものの、収入に対して何パーセントという計算をするのが一般的です。だから、所得が高ければ、健康保険料も驚くほど高額になりますが、所得が低い人は稼ぎにあった負担分を払えばよいということになります。

しかし、アメリカは違います。何がどう違うのか、ご紹介しますね。

目次

  1. アメリカの健康保険はショッピング式
  2. 「医者には行かない。健康だし」という人は多い
  3. 無保険の人が病気になると、どうなるの?

1.アメリカの健康保険はショッピング式

アメリカでも、税金をはじめとする社会保険に関しては、収入に対して何パーセントという計算をします。しかし、健康保険に関しては、まったく計算方法が異なります。

アメリカの健康保険は、言うならショッピング方式となっていて、プランごとにすでに価格が決められています。それを見て、加入するかどうか、どのプランに加入するかを従業員が決める仕組みとなっています。

例えば、毎月800ドルの健康保険プランがああったとしましょう。この金額は、毎月の手取りが1,000ドル(12万円程度)の人でも1万ドル(120万円程度)稼ぐ人でも変わりません。月に1万ドル稼ぐ人にとっては、健康保険料800ドルと言われても、それほど大打撃にはならないでしょう。しかし、手取りが1,000ドルの人にとっては、保険代で給料のほぼ全てがなくなってしまうと、家賃が払えなくなってしまうかもしれません。

「健康保険に加入したくても無理」という人が存在するのは、アメリカのこんな健康保険のお値段にも原因があります。

2.「医者には行かない。健康だし」という人は多い

日本でもアメリカでも、頻繁に医者に行く人って少ないですよね。特に若くて健康な人なら、健康保険には加入しているけれど、医者に行くのは健診のために年に1回ということもあるでしょう。

もしも自分の所得が少なくて、健康で医者に行かなくても平気だと考えられる年齢なら、健康保険には加入しないという選択をする人が多くても、それはごく自然なことかもしれません。

それが「金額的に無理」という理由なのか、それとも「月に800ドルも払いたくない」という理由なのかは人によって違うでしょう。しかし長い間アメリカでは、こうした健康保険は「個人に与えられた選択の自由」として認められてきました。

3.無保険の人が病気になると、どうなるの?

自分が無保険だからと言って、病気にならないという保証はどこにもありません。若い頃には、おそらく毎月800ドルの健康保険代を節約しても、それほど痛手はないでしょう。しかし、健康保険には加入しない、医者にもいかないという生活に慣れてしまい、そのまま年齢を重ねるとどうなるのでしょうか?

病気になっても、基本的に病院や医者は、無保険者の面倒は見てくれません。残念ながら、人命第一ではありません。多くのクリニックでは、受診の前に健康保険の確認をされますし、支払い方法を確保するためにクレジットカードの番号を控えられたりもするでしょう。

病院へ入院する場合でも、病室利用料ぐらいは前払いで徴収されることが多いものです。

別の記事でもご紹介しましたが、私の夫は先日、開腹手術で1週間入院しました。その時に受け取った治療費は、健康保険に加入していなかったら$140K(2000万円近く)でした。→記事はこちらから

払えない場合、少額ずつ分割で払う以外には、債券回収業者に回されて嫌がらせを受けるか、それとも破産の手続きをとるか、ぐらいの選択肢しかありません。もしくは、募金を募って見知らぬ他人に助けてもらおうという戦略もあります。ちなみに個人が募金を募るサイトGo Fund Meでは、こうした「医療費が払えないので助けて!」というお願いをよく見かけます。寄付をするかしないかは、完全にあなた次第です。

1週間の入院で$140K(1,800万円)超!アメリカの病院について知っておくべきこと

アメリカは医療費がとても高いので、日本と比べると入院はできるだけしない方向、しても短期間の傾向があります。私はこれまで何度か自分自身や家族の病気やケガを経験しましたが、骨折ぐらいなら日帰り手術です。日本だと最低2週間の入院期間と言われている内臓系の開腹術でも、アメリカでは入院期間は3日程度。

つい先日、夫が入院を経験したので、その時のエピソードも含め、アメリカの入院事情を分かりやすくまとめてみました。

目次

  1. 入院に至るまでのプロセスは本当に長い
  2. チェックインは手術の直前
  3. 入院期間は短い!
  4. 病院食はどう?
  5. 退院はある日突然訪れる
  6. 支払は基本的に後払い

1.入院に至るまでのプロセスは本当に長い

何度か経験している入院までのプロセスの中で、何度経験してもややこしいのが、入院までに至るプロセスです。

かかりつけ医からスタート

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緊急事態で救急車で運ばれたという場合を除いて、多くの場合には体調が悪くなると最初に足を運ぶのは、Primary Doctorと呼ばれているかかりつけ医です。医師のオフィスは病院以外のロケーションにあり、イメージとしては「街にあるクリニック」です。

そこでアポを取って相談すると、「じゃあ血液検査しましょう」「CTも取りましょう」「専門医を紹介しましょう」など、いろいろなWork Orderと呼ばれる紙をもらうことができます。

例えば、足を骨折した場合には、日本なら内科に行かずに、そのままイエローページなどで調べて整形外科へ直行しますよね?もしくは、大きな病院に行く人が大半だと思います。

しかしアメリカの場合、加入している健康保険によっては、最初のかかりつけ医からの紹介でなければ「健康保険を適用しません」という判断をすることもあるのだとか。そのため、明らかに「内科に行っても意味がない」と感じながらも、健康保険を使うためにまずはかかりつけ医を受診して、そこから整形外科を紹介してもらうというプロセスになる人もいます。

先日夫が入院した時には、かかりつけの医師に相談し、専門医へアポを入れてくれました。しかしそのアポ、なんと半年も先。6か月です。ドクターが忙しいから、という理由でしたが、緊急性のある病気だったら、たぶん、死んでますね。

検査はそれぞれ別の施設へ

two test tubes

かかりつけ医から紹介された専門医の元へ行くと、こちらも街のクリニック風のオフィスです。検査機器がほぼゼロ、が多いです。問診を受けてから、「この検査をしましょう」というさらなるWork Orderを受け取ります。

あれ?かかりつけ医からもWork Orderもらいましたが?と思いませんか?かかりつけ医から受け取るWork Orderは、大抵は専門医を受診する前に済ませておきましょうというWork Orderです。血液検査が多いですが、場合によってはMRI、CTスキャン、超音波検査などもあります。

つまり、かかりつけ医→検査をする→結果を持って専門医、という順番です。

最初から専門医を受診すると、専門医→検査をする→もう一度専門医、となります。ただし整形外科などは、オフィス内にレントゲンを導入している所が多いので、初診で診断してもらえますし、治療もスタートできます。

専門医が出してくれるWork Orderは、「抗生物質を1週間飲んでみて、炎症が引いたかどうかを確認するために、もう一回CTを取りましょう」的なものです。

一つの施設でこれらの検査がすべてワンストップでできるなら楽ですし、医療費が安ければ、さらに良いと思います。しかしアメリカでは多くの場合、血液検査は専門施設へ、CTは別の施設へ、と異なるアポを複数取らなければいけません。正直、とっても面倒です。医療費も、その度にかかります。

我が家の場合、医者に行くたびに発生するCo-Payと呼ばれる自己負担は、30ドルから40ドル程度(3,000円~4,000円)です。医者の顔を見れば、話をするだけでもこの料金が自動的にかかります。検査については、健康保険がほぼ全額をカバーしてくれるので自己負担はありませんでしたが、保険によっては検査のたびに費用は発生するでしょう。

アメリカの高額医療費についてはこちらから

入院が決定、そこからは超多忙

アメリカの病院では、「とりあえず入院して様子観察しましょう」ということは、あまりありません。だって、医療費が信じられないぐらい高額なので、病院で寝ているだけなら自宅ででもできますよね、というスタンスなのです。

入院患者の多くは、手術を受けて、術後の様態がとりあえず落ち着くまで入院している患者さんばかりです。

医師が入院しましょうと決めると、その場で手術日が決定されます。ただしこの時、日程は決定されますが、手術の時間や入院するべき日時などは、この時点ではまだ決まりません。それについては、医師のクリニックではなくて、入院する病院のスタッフから、後日連絡が入ることが多いです。

そこから入院までの期間は、2週間~1ヶ月ぐらいが一般的でしょうか、とても忙しくなります。病院側では、手術に備えての血液検査(輸血に備えるなど、準備があるのだそうです)、入院に備えての連絡や持ち物、入院費がいくらになるかと言った見積もりを出してくれます。

同時に、専門医のクリニックからも、どんな手術をするという説明を受けたり、同意書にサインをしたり、何回か足を運んで検査を受けることになります。ワンストップではなく、医師からの連絡、そして入院施設からの連絡は別々です。

2.チェックインは手術の直前

数か月前に夫は大腸系の疾患で、手術を受けました。大腸憩室症という病気で、簡単に説明すると腸壁に複数のポケットができ、そこに食べ物が詰まったりして炎症が起こるという病気ですね。どうやら慢性化していたらしく、開腹して大腸切除術、場合によっては人工肛門の可能性もアリ、と事前に説明を受けました。

大腸の手術では、当然ですが術前には腸をできるだけ空っぽにして綺麗な状態にする必要があります。アメリカでは、浣腸したりバリウムを飲む作業は、全て自宅で前日に行うように指示されます。

大腸検査(Colonoscopy)の際には、処方箋の薬を使って腸を綺麗にしたのですが、手術の時には市販の薬を指定されました。それを、何時にどのぐらい飲むように、という細かい指示を受けました。手術前日には、夫はほぼ1日をトイレで過ごしてました😭

病院へ入院するのは、手術を受ける2時間前です。しかも、術前に病室に行くことはなく、手術の後初めて病室へ案内されるという仕組みとなっています。夫が手術を受けた際にも、手術開始の2時間前にチェックインで、待合室へ直行しました。

待合室のボード。患者ごとに番号があり、待っている家族に手術状況を教えてくれます。

術後、患者の目が覚めたら医師はチェックアウト

基本的に、手術の後、患者の目が覚めた時点で、医師はその病院をチェックアウトします。管理は病院付きの看護師が引き継ぎます。

3.入院期間は短い!

アメリカの入院期間は、上記の通り、日本と比べると驚くほど短期間です。例えば出産の場合、自然分娩なら出産した翌日に退院は珍しくありませんし、帝王切開でも3日程度しか入院しません。

開腹手術を受けた夫も、入院期間は当初3日~4日の予定でした。ただ夫の場合、術後の経過がイマイチで高熱を出したため、入院期間は容赦なく延長、しかしそれでも、術後7日目に退院しました。

入院生活自体は、日本と大きく変わらないと思います。多くの場合、病室は2人部屋となっていて、トイレは各病室についています。夫が入院していた病院では、病床ごとにテレビがあり、ボリューム小さめで皆さん好きなテレビ番組を見ていました。そして、病室にWiFiもあるので、スマホと充電ケーブルがあれば、YouTubeなどを見ることもできましたね。

4.病院食はどう?

私がアメリカの病院で驚いたことの一つに、病院食があります。日本の病院食と比べると、量も質もかなりヘビーです。私が以前、婦人科系の疾患で開腹手術をした時には、麻酔から覚めたばかりで気分がすぐれないのに、巨大なチキンのもも肉骨付き、その上にヘビーなクリームソースがかかっているもの、ドリンクは炭酸のコーラが食事でした。

夫の場合、大腸切除をしたため、最初の2日間は液体でした。これは想定内です。どんな液体かというと、チキンブロスやビーフブロス、要は「だし」ですね。それと、リンゴジュースとかグレープジュースもいただけました。

術後3日目にいきなり登場した普通の朝食
術後3日目のランチ

液体食が最初の2日、その次は柔らかめの流動食が来るだろうと思いますよね?しかし驚いたことに、3日目にはいきなり、普通食が出てきました!本当に食べても良いのか、患者である夫の方が不安になったほどです。ちなみに、その日の夕食メニューは、ローストビーフにクリームソースがかかったもの。ビーフリブなんかも選べたそうです。

術後4日目のディナーはフルーツサラダをチョイス。あっさり美味、しかし血糖値が爆上がりしました。

そうした病院食と合わせて飲むのは、なんと炭酸飲料。コーヒーや牛乳も、問題なくOKと言われました。日本ではNGなのですが。

5.退院はある日突然訪れる

日本の病院では、退院する時には最低でも前日には教えてもらえると思います。入院している患者さんおよび家族が前日に分れば、心の準備もできますし、迎えの手配もできますよね。

しかし夫の場合には、朝9時ごろに夫から私に電話があって、「今から退院するから迎えに来て」というのです。今から、です。もちろん行きましたけれども。

病院から私への連絡は、ありませんでした。もしかしたら、夫が「自分で連絡できます」と言ったからかもしれませんが、今から迎えに来いというので行ったところ、車いすに乗せられた夫が搬出されてきました。

6.支払は基本的に後払い

医療費の支払いは、基本的に帰宅してから自宅へ郵送で請求書が届きます。日本のように、退院前に窓口へ行って支払いを済ませることはありません。

今回の夫の入院では、病院から↓のような請求書を受け取りました。保険がなかった場合のお値段、ざっと$140K (1400万円)也。驚愕な金額です。

我が家に届いた保険会社からのEOB

画像は保険会社から届いたEOBです。退院後、病院が保険会社へ保険の請求をし、保険会社が金額を調整した額を払います。その際に、患者の自己負担額も計算されるので、病院はそこに明記されている患者自己負担額を、私達へ請求するという流れです。

支払いはすべてクレジットカードに対応しているので、チェックを郵送しても良いですけれど、カード払いが便利だと思います。

もし払えない場合には、分割払いなどいくつかの選択肢があります。

今回の入院では、病院の施設利用料だけは後払いではなく前払いで、「手術を受ける前までに払ってください」と言われました。これは、もしかしたら踏み倒しを予防するための病院の対策なのか、それとも夫が入院した病院だけの独自ルールなのでしょうか。金額的には、この自己負担額全額ではなく、病院に1泊した時のCo-Payのみでした。このあたりは、病院ごとに対応は違います。

アメリカの医療保険についてはこちらから

ちなみに自己負担額は、どの健康保険に加入しているかによって、大きく変わります。我が家では、HMOプランという自己負担額が少ないプランに加入しているので、7日間の入院でも合計1,500ドル程度でした。しかし20年ほど前に加入していた健康保険はPPOプランで、当時私が手術+3日間の入院をした時には、請求書は3,000ドルでした。

海外だからこそ安心感が欲しい!生命保険の種類と加入方法

アメリカにも、生命保険はあります。結婚している人、そして子供がいる人にとっては、配偶者の万が一に備えて自分と子供を守るための生命保険、もしくは自分に万が一の時には家族を守るための生命保険にぜひ加入したいものです。アメリカには、どんな生命保険があって、どのように加入すれば良いのでしょうか?

目次

  1. 生命保険の種類
  2. 生命保険への加入方法
  3. こんな保険には気を付けよう
  4. 生命保険の選び方

1.生命保険の種類

アメリカの生命保険は、大きく分けると4種類あります。

Term Life(掛け捨ての生命保険)

Term Lifeとは、期間限定の掛け捨てタイプです。期間は10年とか15年、20年などがよくありますが、他の保険と比べるとリーズナブルな保険料で加入できるのが魅力です。掛け金は、年齢及び健康状態、受け取り保険金の額によって異なります。

掛け捨てタイプは、

  • 加入の期間が最初に決まっていて、後から変更できない
  • 毎月の保険料がリーズナブル
  • 掛け捨てなので、満期を迎えても手元には何も戻ってこない
  • 保険加入期間及び支払総額が決まっているので、最初に一括で払い込んでもOK
  • 子育て期間中だけなど、一時的にニーズが高まる時に便利

などの特徴があります。

誰におすすめ?

この保険は、生命保険に加入したいけれど掛け金が高いのは困るという人におすすめです。我が家でも、子供が生まれたことをきっかけに、夫と私とでTerm Lifeへ加入しました。20年で満期を迎えるTerm Lifeで、当時私も夫も30代でしたが、$150,000の保険が毎月20ドル程度、$100,000は毎月10ドル程度で加入できました。

子育て世代にも、Term Lifeはおすすめだと思います。子供が成人するまでは、世帯主が亡くなると家計は危機的な状況となってしまいます。仮に専業主婦の妻が亡くなっても、デイケアなどの負担が大きくなることで、経済的に困窮しそうです。そのため、子供が成人するまではしっかり保障したいという目的でTerm Lifeに加入する人は多いですね。

Whole Life(終身保険)

このタイプは終身保険で、一度加入すると年齢に関わらず、加入者が死亡する時点で満期を迎えるというタイプの保険です。掛け捨てタイプと比較すると、毎月のの保険料は割高ですが、貯蓄性があるという点が魅力です。

  • 加入期間は名義人が死亡するまでずっと続く(保険料を払い続けてもよし、途中でストップすることも可能)
  • 最後は必ず保険金を受け取ることができる
  • 毎月の保険料は割高
  • 解約すると、部分的に返金してもらえる
  • 一定期間以上保険料を納めると、払い込みを辞めても保障が一定期間は続く
  • 家族に必ず何か残したい人におすすめ

という特徴があります。

我が家では、Whole Lifeにも加入しています。正直、加入した当時には生命保険の種類や違いをよく知らず、保険の人にすすめられるまま加入してしまいました。やはりTerm Lifeと比較すると保険料は割高で、夫の場合には$150,000の受取金で毎月の保険料は70ドル程度です。

Whole Lifeは貯蓄性があり、途中で解約しても部分的に返金してもらうことができます。我が家の場合、年に1回ステートメントが送られてきて、払い込み70ドル分の使用用途が詳細に記載されています。70ドル分のうち、返金対象となるのは約20ドル程度で、残りの50ドル分は、生命保険に加入している手数料や安心料ということで、解約しても返金はされません。

Universal Life

ユニバーサル保険というのは、もともとアメリカで考案された生命保険のタイプで、基本的にはWHOLE LIFEタイプと同じです。保険によっては、Universal Whole Lifeという商品になっていることもあります。万が一の時には安心できる保険料を受け取れるだけでなく、毎月の保険料から少額が貯蓄に回されているため、貯蓄性があるという点が、ユニバーサル保険の大きな特徴です。

ユニバーサル保険と終身保険の大きな違いは、毎月の保険料のうち、どのぐらいを保険保障に回すか、そしてどのぐらいを貯蓄に回すかという点を、自由に決められるという点です。全てのユニバーサル保険が加入者にカスタマイズさせてくれるのかは不明ですが、毎月の保険金出費を抑えながら、安心感と貯蓄のどちらもしたいという人におすすめの保険商品です。

ちなみに我が家が加入しているのは、ステートメントをチェックした所、Universal Whole Lifeというタイプでした。私達が自由に貯蓄がいくら、と決めたわけではありませんが、終身型、そして保険という安心感と貯蓄の両方のメリットがある保険商品ということですね。

Variable Life

アメリカの保険には、一般的ではありませんが、変額年金というものがあります。これはユニバーサル保険の一種で、払い込んだ保険の運用を、いろいろなファンドに投資することによって積極的に増やそうという保険です。充実した選択肢の中から自由にファンドを選び、保険加入者が投資のような感覚で生命保険を組み立てられるという点が、大きな魅力なのでしょう。

ただし、運用がうまくいかない場合には、加入した時の満額受け取り保険金が低くなってしまうリスクがあります。残された家族への安心感という意味では、あまり理想的ではないかもしれません。

2.生命保険への加入方法

アメリカで生命保険に加入する方法は、とても簡単です。たくさんの保険会社が多種多様な保険商品をネットで販売しているので、自分で見つけて見積もりを取ることができます。

見積もりを取る際に注意したい事は、生命保険の掛け金は、加入者の年齢だけによって決まるわけではないという点です。加入に当たっては、Risk Assessmentなる健康診断を行い、保険会社が低リスクと判断した人ほど、保険料は安くなります。

この健康診断は、以前では保険会社が看護師を派遣してくれて、自宅で血圧をチェックしたり、採血をしたほか、体重や健康状態などを総合的に判断していました。私が生命保険に加入した時にも、看護師が自宅にやってきました。

近年でも、もしかしたらそういうプロセスはまだあるのかもしれません。しかし近年増えているのは、数か月以内の健康診断の記録を保険会社へ送るという方法です。具体的にどんな項目をチェックしなければいけないかという点は、保険会社から指定されますが、体重や既往症、そして高血圧や糖尿病などのリスクがないかをチェックするという点では、以前と判定基準はそれほど大きく変わっていないのだと思います。

ちなみに、健康状態によっては、保険会社から加入拒否されることもあります。例えば、体重が一定以上の人だと、ハイリスクとみなされて、いくら健康でも加入拒否されます。この場合、健康であることを証明して保険会社を説得できれば、加入させてもらうことは可能ですが、保険料はかなり高めになることが多いです。

糖尿病や高血圧、高脂血症などを持っている人もまた、ハイリスクとみなされることが多いです。

実は私の夫も、30代の時には生命保険に問題なく加入できました。しかしアラフィフになると、やはり体重がヘビー級になってしまい、健康だったのですが、別途加入しようと思った保険会社からは、加入拒否されてしまいました。

健康保険に加入するなら若いうちが良いというのは、そういう理由があるのかもしれませんね。

3.こんな保険には気を付けよう

生命保険と謡われている商品の中には、Accidental Life Insuranceなるものがあります。アクシデント保険とか、事故保険なんて呼ばれているかもしれません。

この保険も、確かに生命保険であることは変わりません。しかし、死亡理由がアクシデント、つまり事故でなければ保険金が下りる対象にならないという点が大きな特徴です。交通事故などの事故なら、保険は満額がおりますが、病気で亡くなった場合には、対象外となってしまいます。

アクシデント保険は、掛け捨て保険が多く、保険料は比較的リーズナブルです。車社会のアメリカなので、毎日マイカーで長距離を通勤する人や、自動車の運転をすることが多い人等、ガテン系の仕事をする人は、加入することで大きな安心感を得られるかもしれませんね。

4.生命保険の選び方

アメリカの生命保険は、保険商品ごとに毎月の保険料が大きく異なります。そのため、加入する際には、複数の商品を比較検討することをおすすめします。

保険金はいくらが目安?

保険金の金額が大きくなると、当然ですが毎月の保険料は高くなります。どのぐらいの保険金にするのが目安なのか、分からないという人は多いかもしれません。保険アドバイザーの話によると、目安は世帯の収入の5倍なのだそうです。つまり、年収が5万ドルの世帯なら、保険金の目安は$250,000ということになりますね。

ただし、アメリカの生命保険は、万が一の時に自宅のMortgage(住宅ローン)を完済できる金額を目安にすることも多いです。アメリカの住宅ローンには、世帯主がなくなった時にローン残債がゼロになるという保険はないため、多くの人はその安心感を生命保険でカバーしています。

そう考えると、年収が5万ドルの家庭の場合、生命保険の目安は$250,000ですが、住宅ローンの残債が$400,000残っているなら、保険金は払い込み料と相談しながら$400,000にできるだけ近い金額にするのが賢明かもしれません。

保険料がディスカウント?

アメリカの金融機関では、銀行口座やローン商品、また保険商品を同じところで契約すると、マルチディスカウントとして保険料がディスカウントされるシステムがあります。全ての金融機関ではありませんが、マルチディスカウントの可能性も視野に入れた上で、生命保険をどこで契約するかを比較しましょう。

ただし、ディスカウントしてもらえるのは、生命保険ではなく、自動車保険となることが多いです。我が家でも、同じ金融機関に銀行口座を持ち、住宅ローンや自動車ローンを持ち、自宅のProperty Insuranceや自動車保険など、複数の商品を契約しています。そのため、自動車保険の料金は、本来の半額以下の金額で契約させてもらっています。

保険が高いアメリカにおいては、こうしたディスカウントでも家計にとっては大きなメリットだと思います。

医者に行って1億円⁉アメリカの医療費と健康保険の仕組み

アメリカにも、健康保険制度はあります。しかし、日本の仕組みとかなり違うので、慣れるまでは戸惑ってしまう人が多いですね。ここでは、アメリカの医療費の仕組み、健康保険の種類などについてご紹介します。

目次

  1. アメリカの健康保険制度は複雑
  2. 保険会社が加入拒否?
  3. 健康保険のプランは大きく分けて3種類
  4. 医療費の自己負担分が計算される仕組み
  5. かかる医療費をできるだけ安く抑えるコツ

1.アメリカの健康保険制度は複雑

日本の健康保険制度といえば、職場の組合を通して加入する社会保険課、市役所を通して加入する国民健康保険、どちらかに加入しなければいけません。税金の一つなので、加入しないという選択肢はありませんよね。これは、日本が、国民皆保険制度を採用しているからです。

しかしアメリカでは、オバマ政権によって大きく変わりましたが、基本的には国民は健康保険に加入する義務はありません。つまり、加入するかどうかを選択できる仕組みとなっているのが特徴です。もちろん、加入しなければ病院に行った時にかかる費用がびっくりするほど高額になりますが、それでも「僕は健康、保険なんて必要

なし」という人がたくさんいます。

アメリカで健康保険に加入するには、

という方法があります。

職場を通して健康保険に加入する

仕事をしている人なら、職場を通して健康保険に加入するのが一般的です。日本の場合だと、健康保険と年金などをあわせて社会保険料として、収入によって決められた金額が源泉されますよね。高収入の人と低収入の人とでは、納める健康保険料は違います。

しかしアメリカの場合には、収入に関わらず、健康保険料はプランによって毎月の価格が決まっています。低収入の人も高収入の人も、同じ金額がかかるわけです。職場を通して健康保険に加入する場合には、保険料は源泉されますが、企業によってはかかる保険料の一部を会社が負担してくれるため、毎月の保険料は個人で加入するよりもリーズナブルになることが多いです。

しかし、ここで大きな問題があります!それは、収入が低い人にとっては、保険料が高すぎて払えない、いや、払いたくないというケースがあることですね。例えば、毎月のお給料が10万円で、健康保険料が8万円かかるとしましょう。ほとんどの人は、払いたくないという判断をするのではないでしょうか。だって、給料10万円から8万円が引かれたら、手元にはたったの2万円しか残りません。そこから家賃や食費を払うなんて、無理ですよね.

そこで、健康保険に加入しない人が生まれるわけです。基本的には加入するかどうかは選択なので、加入したくないという人もいれば、加入したいけれど高額すぎて無理、という人もいます。

保険会社が販売する商品を個人で購入する

健康保険は、職場を通して加入しなくても、保険会社がそれぞれ販売しているプランに加入するという選択肢もあります。よく知られている保険会社と言えば、

  • BlueCross BlueShield
  • Aetna
  • United Heathcare
  • Humana

などがあります。それぞれ複数の健康保険プランをラインナップしており、毎月かかる保険料や、どこまで健康保険がカバーしてくれるのかという点が異なります。個人で購入するタイプの保険はどれも、職場を通して加入する健康保険と比較すると、割高感があるプランが多いです。

しかも、同じ保険会社でも、州によって支社があり、プランが異なります。そのため、まずは住んでいる場所によってどんな健康保険の選択肢があるのかを知ったうえで、比較検討することが大切ですね。

人で購入できる健康保険はこちらから

メディケイドを利用する

オバマ大統領の医療保険制度改革法によって誕生したのが、通称オバマケアと呼ばれているメディケイド(Medicaid)です。これは、低所得者向けのリーズナブルな公的な健康保険プランとして注目されました。

このメディケイドが施行された2018年からは、アメリカも国民皆保険にしようという動きが高まり、健康保険に加入していない人には罰金が科せられました。(大人1人あたり$695,子供1人あたり$347と高額です)

このメディケイドは、その世帯の収入によって保険料が変わるというシステムとなっているため、これまで「加入したいけれど高額すぎて無理」だった人達にとっては、大きな救いの手となったわけです。

2.保険会社が加入拒否?

アメリカの健康保険は、社会福祉という要素よりも、ビジネス的な要素が強いですね。日本の場合だと、基礎疾患を持っているとか、健康上でたくさんのトラブルを抱えている人でも、健康保険に加入することはできますよね。

しかしアメリカでは、職場を通して加入する場合には問題はないものの、保険会社が販売する保険商品に個人が加入する場合には、基礎疾患があったり、健康面でハイリスクと判断されると、加入拒否をされてしまいます。

病気がちな人こそ健康保険に加入するべき、という声が聞こえてきそうですよね。確かに、正義という点ではそうかもしれません。しかし保険ビジネスモデルとしては、健康保険をたくさん使いそうな人を加入させてしまうと、保険会社の損失が大きくなってしまうと考えるようです。そのため、健康保険に加入する際には、健康診断を求められることが多く、その結果次第では、加入したくても加入できない状態となってしまいます。

メディケアでは、基礎疾患がある人でも加入できる制度が確立されました。そのため、それまで健康保険が必要だったけれど加入できなかった人でも、安心して健康保険に加入できるようになったのです。

3.健康保険のプランは大きく分けて3種類

各保険会社が提供している健康保険、および職場を通して加入する健康保険は、大きく分けるとサービス内容によって3つのタイプに分類できます。

HMO保険会社が決めた医療機関を受診するプラン。これはネットワークと呼ばれていて、各保険プランごとに、どの医療機関が該当するか異なります。
HMOプランでは、医療機関を受診した際にかかる自己負担分(Co-Pay)があらかじめ決められていて、その金額のみを支払います。Co-Payはプランによって異なりますが、20ドル~40ドル程度と比較的リーズナブルです。
PPO患者自身が自由に医療機関を選べるプランです。ただし、年間の持ち出し負担分(Deductible)があり、その負担額をクリアするまでは、保険の適用はありません。このDeductible、年間で2000ドル~5000ドルと高めなので、健康な人だと、健康保険が適用されないままほぼ全額が自己負担となってしまうことも珍しくありません。
POSHMOとPPOの中間に位置するプランで、両者の良い所を抽出したハイブリッドタイプの保険商品です。ネットワーク内の医療機関を受診することを前提とするものの、それ以外の医療機関を受診しても、保険が適用されるという魅力があります。

おわかりでしょうか。健康保険のプランが変わると、同じ疾患で同じ医療機関を受診しても、自己負担分が大きく変わります。20ドルの自己負担分だけで済む人もいれば、300ドルを請求される人もいるわけです。

4.医療費の自己負担分はどう計算する?

アメリカの医療費の計算方法は、とても複雑です。日本のように、かかる医療費は病院が変わっても同じ、というわけではなく、医療機関ごとによって治療費の設定額は異なります。

もしも健康保険に加入していなければ、この医療機関が設定する金額を、そのまま請求されることになります。例えば、インフルエンザかなと思って病院に行き、簡単な検査を受けたとしましょう。無保険の場合には、病院が設定した「Office Visit代$300」を全額請求されます。

それでは、健康保険に加入していた場合にはどうでしょうか?どこで加入したかに関わらず、健康保険はプランごとに、提携価格があります。上記のOffice Visit代も、医療機関が設定した価格は$300ですが、プランの提携価格は$100だとします。この場合、医療機関は治療費をプランとの提携価格に修正しなければいけません。その結果、治療費は$100となります。

さぁここで、HMOやPPOによる違いが出ます。

この健康保険で、患者の自己負担額は$40というHMOプランに加入していた場合、患者さんに請求されるのは$40だけです。そして、健康保険会社が医療機関に対して支払うのは、残額の$60となります。

PPOプランはどうでしょうか?年間の自己負担額(Deductible)が$2000と設定されているプランなら、かかる$100は全額が患者さんの負担となります。

ちなみに、このDeductibleは、1月1日~12月31日までの自己負担分が蓄積されていきます。たくさん病院に行ってDeductible額をクリア(自己負担で$2000払ったということ)した後には、プランが定めるカバー率で、医療費の一部が健康保険によって負担されます。

5.かかる医療費を安く抑えるコツとは?

アメリカの医療費は、日本とは比較できないほど高額です。仮に無保険だったとすると、ケガや病気で入院すると、数日間の入院だけでも数万ドルという信じられない医療費を請求されることも珍しくありません。

そういえば、新型コロナウィルスで入院した場合、無保険だと医療費の請求が1億円ぐらいになる、という噂がまことしやかにささやかれました。本当かどうか、信じるのはあなた次第、なのですが。

それでは、医療費を少しでも安く抑えるコツには、どんなものがあるのでしょうか?

  • 健康保険は、家族の健康状態を見て決める。健康ならHMOプラン、基礎疾患がある人はPPOプランがオススメ
  • ER(Emergency Room)ではなくUrgent Careを利用する
  • 気軽に病院には行かず、まずは家庭で様子をみる

などがありますね。

アメリカ自動車保険の基礎知識

アメリカで自動車を購入する際には、自動車保険に加入していることが必要不可欠です。日本で加入する自動車保険と大きな差はありませんが、日本の保険とは異なる点がいくつかあります。

目次

  1. 日本でアメリカの自動車保険の見積もりは取れる?
  2. アメリカの自動車保険は割高
  3. 対物の無制限補償は少ない
  4. ローン中の自動車は車両保険がマスト?
  5. 知っておきたい用語集
  6. 留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ
  7. 保険を見直す際には、何を節句すれば良い?

1.日本から自動車保険の見積もりはとれる?

日本の自動車保険では、住んでいる都道府県や住所に関係なく、どこでも保険料金は同じ計算方法が採用されます。フリート等級などのディスカウント精度はありますが、引っ越したことで自動車の保険料が2倍になった、なんてことはありませんよね。

しかしアメリカでは、住んでいる場所によって、保険料が変わります。そのため、車を駐車しておく場所の住所がなければ、保険の見積もりを取ることはできません。自動車保険の見積もりに必要な情報は、

  • ドライバーの名前や住所、免許書番号
  • 車のメーカーやモデル、年式も(セキュリティシステムの有無なども)
  • 車を普段駐車しておく環境(ドライブウェイか車庫内かなど)

上記の情報が全く分からない渡米前の人は、自動車保険の契約をすることはできませんし、見積もりを取る事すら難しいのです。

2.アメリカの自動車保険は割高

アメリカには、マサチューセッツ州のようにドライバーの無事故歴によって保険料がディスカウントされることはありますが、大半の週には、無事故歴によるディスカウント制度はありません。(ただし、保険を使って自動車を修理すると、保険料は上がります)

全米に、自動車保険会社は3000社以上あると言われています。保険会社によってかかる保険料は異なりますが、渡米したばかりの「アメリカで運転歴が浅いドライバー」は、保険料がとても高くなってしまうことが多いです。

アメリカの自動車保険で受けられる主な割引制度には、

  • 複数台の自動車保険を契約することで受けられるMulti Car Discount
  • 同じ金融機関で銀行口座などの預貯金口座があることで受けられるDiscount
  • 自動車に搭載されているセキュリティ装備によるDiscount(アラームや追跡機能など)
  • 駐車環境によるDiscount(敷地ないか、公共の駐車場か、鍵付きのガレージ内か、など)
  • 過去に受けたドライバー教習
  • 高校生なら、学校の成績(GPA)
  • 大学生の子供なら、自動車を実家に置きっぱなしならDiscount

などがあります。

アメリカの自動車保険は、6か月間の契約となっているのが特徴です。月払いをしても良いですし、6か月分をまとめて一括払いで払うこともできます。

ちなみに全米の平均保険料を見ると、毎月1台当たり$125~$150程度が相場ですね。

アメリカの自動車保険の見積もりはこちらから

アメリカの大手保険会社

利用者が多い大手保険会社は、バラエティ豊かな保険商品がラインナップされている他、全米どこに住んでいても加入できるというメリットがあります。それぞれ、保険料金が異なるだけでなく、カスタマーサービスなども違います。そのため、住んでいる州におけるその保険会社の口コミをチェックした上で、加入するかどうかを決めましょう。

GEICOの見積もりはこちらから

eSuranceの見積もりはこちらから

Allstate insuranceの見積もりはこちらから

Progressiveの見積もりはこちらから

保険の加入方法

アメリカで自動車保険に加入する場合、まず最初に複数の保険会社から見積もり(Quote:クォート)を取りましょう。上記のリンクから見積もりをリクエストできるので、ぜひ活用してくださいね。

見積もりを撮るのは無料ですし、比較してから契約となるので、見積もりを出したからそこで決めなきゃ行けないと言うことはないです。

多くの場合、見積もりには有効期限がついていたり、契約の際にもう一度事故歴などを調べます。見積もりを出してからは、素早く保険選んで契約するのが良いと思いますね。

3.対物の無制限補償は少ない

日本の自動車保険では、対物対人どちらも無制限補償を付けることができます。アメリカでも、対人補償については無制限を選択できますが、対物補償で無制限というのは、かなりレアかもしれません。無事故・無違反を前提に対物も無制限でつけさせてくれる保険会社はあるようですが、保険料はさらに割高となることが多いため、多くの人は、保険料と補償内容のバランスを見ながら決める、というスタンスですね。

4.ローン中なら車両保険がマスト?

自動車を一括購入ではなくてローンで購入した場合には、ローン会社から、完済までは車両保険に加入することがマストにされることが少なくありません。車両保険というのは、万が一の事故の際には、相手の車ではなくて自分の車のダメージを修理するための補償でですね。

この車両保険は意外と高いため、ローンを完済した人や、車の年式が古くなってきた場合などには、あえてつけないという選択をする人もたくさんいます。

5.知っておきたい用語集

Liability Coverage 強制保険
Bodily Injury Liability対人損害賠償保険
Property Damage Liability対物損害賠償保険
Medical Payment搭乗者傷害保険
Personal Injury Protection No-Fault Coverage無過失の際の傷害補償保険
Uninsured Motorist無保険車への傷害保険
Optional Coverage任意保険
Comprehensive包括車両保険
Collision衝突車両保険
Towing&Labor牽引サービス補償
Car Rental Reimbursementレンタカー補償

運転中に小石が飛んできて、フロントガラスにひびが入った

この場合には、事故を起こした相手がいるわけではないため、Comprehensiveの補償を使います。Complehensiveの補償は、Deductibleを何段階かから設定できますが、No Deductible(自己負担なし)にしてもそれほど高くないので、No DedctibleもしくはDeductible $50ぐらいがおすすめです。

事故で車が整備工場へ。通勤に車が必要なのだけれど。

事故で車の修理が必要になると、整備工場で車が送られたまま、何日も手元に戻ってこない期間が発生することが多いですよね。この時、自宅に複数台の車があり、別の車で身の回りの生活や通勤ができるなら、Car Rental Reimbursement補償を付ける必要はありません。

しかし、夫婦共働きで自分専用の車がないと困るという場合や、世帯に自動車が1台のみという場合には、Car Rental Reimbursement補償を付けることで、レンタカーの利用代を部分的に補償してもらうことができます。

雪道で滑り、道路わきの岩にぶつかった

この場合には、事故の相手はいませんが、Collision補償を使って修理することになります。もしもCollision補償を付けていない人は、修理代は全額が自己負担となってしまいます。

6.留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ

期間限定でアメリカ生活を送っている留学生や駐在の人なら、万が一の時には日本語で対応してくれるカスタマーサービスが設置された保険会社を選ぶのが安心です。

例えばLGISのアメリカ自動車保険紹介サービスでは、日本語で対応してくれるだけでなく、国際免許証でもかにゅうできたり、日本での運転歴を考慮した保険料の設定など、渡米したばかりの日本人にとっては、とても頼れる保険会社です。

自動車保険の選び方を日本語でサポートして欲しいという人は、AIG Travel Assist社のサービスがおすすめです。緊急時には24時間いつでも日本語対応してくれる点も、大きな安心感ですね。

日本語によるチャットサポートが人気のMHH保険では、サービス対象となる州は日本人の駐在が多い州に限られているものの、選択肢の一つとしてぜひ覚えておきたい保険会社です。

7.保険を見直す際には何をチェックする?

アメリカの自動車保険は、6か月ごとの契約更新となっています。そのため、保険を見直すタイミングはとても多く、見直すことによって毎月何十ドルもの節約が可能になります。

渡米したばかりの時には、自動車保険の仕組みや補償がよく分からず、勧められるままに加入したけれど、見直したら無駄な補償がたくさんついていた、なんてことはよくあります。自動車保険は、ライフステージの変化に合わせて、定期的に見直すことをおすすめします。

Collision補償の有無を見直そう

自動車ローンを組んでいる人は、ローン会社から完済まではCollisionはマストだと言われているかもしれません。また、ローンを完済した後でも、年式が新しい車なら、Collisionはつけていたほうが安心ですよね。

しかし、自動車は毎年少しずつ古くなります。そのため、「もし事故を起こしたら、修理するより買い替えたほうが安いかもな」と思うようになったら、いっそのことCollision補償を外すという選択肢もアリかもしれませんね。

21歳未満のドライバーは保険料割高

留学生の場合には、年齢が21歳未満だと、どの保険に加入しても保険料は割高となってしまいます。21歳を超えると、保険料がガクンと安くなるので、それまではあきらめたほうが良いかもしれません。

21歳未満の保険料を少しでも安く抑えるコツは、「自走できるなら少しぐらいの傷は気にしない」と感じられるレベルの中古車を選び、キャッシュ一括で購入する事。こうすることで、保険の中でも割高な項目であるCollisionを付けずに済みます。

別の保険会社から見積もりを取ってみることもおすすめ

保険会社が変わると、補償内容が充実したのに保険料が安くなる、ということもあります。毎月の保険料が数十ドル節約できるのなら、こんなに嬉しいことはありません。一般的に、ローカルな保険会社よりも、GEICOのような大手保険会社の方が、保険料はリーズナブルになるケースが多いです。ぜひ複数社から見積もりを取り寄せて、保険料を比較検討しましょう。

アメリカでの自動車保険の選び方

アメリカで自動車を購入する際には、自動車保険に加入していることが必要不可欠です。日本で加入する自動車保険と大きな差はありませんが、日本の保険とは異なる点がいくつかあります。

目次

  1. 日本でアメリカの自動車保険の見積もりは取れる?
  2. アメリカの自動車保険は割高
  3. 対物の無制限補償は少ない
  4. ローン中の自動車は車両保険がマスト?
  5. 知っておきたい用語集
  6. 留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ
  7. 保険を見直す際には、何を節句すれば良い?

1.日本から自動車保険の見積もりはとれる?

日本の自動車保険では、住んでいる都道府県や住所に関係なく、どこでも保険料金は同じ計算方法が適用されます。フリート等級などのディスカウント制度はありますが、引っ越したことで自動車の保険料が2倍になった、なんてことはありませんよね。

しかしアメリカでは、住んでいる場所によって、保険料が変わります。そのため、車を駐車しておく場所の住所がなければ、保険の見積もりを取ることはできません。自動車保険の見積もりに必要な情報は、

  • ドライバーの名前や住所、免許書番号
  • 車のメーカーやモデル、年式も(セキュリティシステムの有無なども)
  • 車を普段駐車しておく環境(ドライブウェイか車庫内かなど)

上記の情報が全く分からない渡米前の人は、自動車保険の契約をすることはできませんし、見積もりを取る事すら難しいのです。

2.アメリカの自動車保険は割高

アメリカには、マサチューセッツ州のようにドライバーの無事故歴によって保険料がディスカウントされることはありますが、大半の州には、無事故歴によるディスカウント制度はありません。(ただし、保険を使って自動車を修理すると、保険料は上がります)

全米に、自動車保険会社は3000社以上あると言われています。そして、保険会社によってかかる保険料は異なります。渡米したばかりの「アメリカで運転歴が浅いドライバー」は、保険料がとても高くなってしまうことが多いです。

アメリカの自動車保険で受けられる主な割引制度には、

  • 複数台の自動車保険を契約することで受けられるMulti Car Discount
  • 同じ金融機関で銀行口座などの預貯金口座があることで受けられるDiscount
  • 自動車に搭載されているセキュリティ装備によるDiscount(アラームや追跡機能など)
  • 駐車環境によるDiscount(敷地内か、公共の駐車場か、鍵付きのガレージ内か、など)
  • 過去に受けたドライバー教習
  • 高校生なら、学校の成績(GPA)
  • 大学生の子供なら、自動車を実家に置きっぱなしだとDiscount

などがあります。

アメリカの自動車保険は、6か月間の契約となっているのが特徴です。月払いをしても良いですし、6か月分をまとめて一括払いで払うこともできます。一括払いでもディスカウントにならないことが多く、毎月の分割にする家庭が多いです。

ちなみに全米の平均保険料を見ると、毎月1台当たり$125~$150程度が相場ですね。

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アメリカの大手保険会社

利用者が多い大手保険会社は、バラエティ豊かな保険商品がラインナップされている他、全米どこに住んでいても加入できるというメリットがあります。それぞれ、保険料金が異なるだけでなく、カスタマーサービスなども違います。そのため、住んでいる州におけるその保険会社の口コミをチェックした上で、加入するかどうかを決めましょう。

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Allstate insuranceの見積もりはこちらから

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保険の加入方法

アメリカで自動車保険に加入する場合、まず最初に複数の保険会社から見積もり(Quote:クォート)を取りましょう。上記のリンクから見積もりをリクエストできるので、ぜひ活用してくださいね。

見積もりをとるのは無料ですし、比較してから契約となるので、見積もりを出したからそこで決めなきゃいけないと言うことはないです。

多くの場合、見積もりには有効期限がついていたり、契約の際にもう一度事故歴などを調べます。見積もりを出してからは、素早く保険選んで契約するのが良いと思いますね。

3.対物の無制限補償は少ない

日本の自動車保険では、対物対人どちらも無制限補償を付けることができます。アメリカでも、対人補償については無制限を選択できますが、対物補償で無制限というのは、かなりレアかもしれません。無事故・無違反を前提に対物も無制限でつけさせてくれる保険会社はあるようですが、保険料はさらに割高となることが多いため、多くの人は、保険料と補償内容のバランスを見ながら決める、というスタンスですね。

4.ローン中なら車両保険がマスト?

自動車を一括購入ではなくてローンで購入した場合には、ローン会社から、完済までは車両保険(Collision)に加入することがマストにされることが少なくありません。車両保険というのは、万が一の事故の際には、相手の車ではなくて自分の車のダメージを修理するための補償でですね。

この車両保険は意外と高いため、ローンを完済した人や、車の年式が古くなってきた場合などには、あえてつけないという選択をする人もたくさんいます。

5.知っておきたい用語集

Liability Coverage 強制保険
Bodily Injury Liability対人損害賠償保険
Property Damage Liability対物損害賠償保険
Medical Payment搭乗者傷害保険
Personal Injury Protection No-Fault Coverage無過失の際の傷害補償保険
Uninsured Motorist無保険車への傷害保険
Optional Coverage任意保険
Comprehensive包括車両保険
Collision衝突車両保険
Towing&Labor牽引サービス補償
Car Rental Reimbursementレンタカー補償

運転中に小石が飛んできて、フロントガラスにひびが入った

この場合には、事故を起こした相手がいるわけではないため、Comprehensiveの補償を使います。Complehensiveの補償は、Deductibleを何段階かから設定できますが、No Deductible(自己負担なし)にしてもそれほど高くないので、No DedctibleもしくはDeductible $50ぐらいがおすすめです。

事故で車が整備工場へ。通勤に車が必要なのだけれど。

事故で車の修理が必要になると、整備工場へ車が送られたまま、何日も手元に戻ってこない期間が発生することが多いですよね。この時、自宅に複数台の車があり、別の車で身の回りの生活や通勤ができるなら、Car Rental Reimbursement補償を付ける必要はありません。

しかし、夫婦共働きで自分専用の車がないと困るという場合や、世帯に自動車が1台のみという場合には、Car Rental Reimbursement補償を付けることで、レンタカーの利用代を部分的に補償してもらうことができます。

雪道で滑り、道路わきの岩にぶつかった

この場合には、事故の相手はいませんが、Collision補償を使って修理することになります。もしもCollision補償を付けていない人は、修理代は全額が自己負担となってしまいます。

6.留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ

期間限定でアメリカ生活を送っている留学生や駐在の人なら、万が一の時には日本語で対応してくれるカスタマーサービスが設置された保険会社を選ぶのが安心です。

例えばLGISのアメリカ自動車保険紹介サービスでは、日本語で対応してくれるだけでなく、国際免許証でもかにゅうできたり、日本での運転歴を考慮した保険料の設定など、渡米したばかりの日本人にとっては、とても頼れる保険会社です。

自動車保険の選び方を日本語でサポートして欲しいという人は、AIG Travel Assist社のサービスがおすすめです。緊急時には24時間いつでも日本語対応してくれる点も、大きな安心感ですね。

日本語によるチャットサポートが人気のMHH保険では、サービス対象となる州は日本人の駐在が多い州に限られているものの、選択肢の一つとしてぜひ覚えておきたい保険会社です。

7.保険を見直す際には何をチェックする?

アメリカの自動車保険は、6か月ごとの契約更新となっています。そのため、保険を見直すタイミングはとても多く、見直すことによって毎月何十ドルもの節約が可能になります。

渡米したばかりの時には、自動車保険の仕組みや補償がよく分からず、勧められるままに加入したけれど、見直したら無駄な補償がたくさんついていた、なんてことはよくあります。自動車保険は、ライフステージの変化に合わせて、定期的に見直すことをおすすめします。

Collision補償の有無を見直そう

自動車ローンを組んでいる人は、ローン会社から完済まではCollisionはマストだと言われているかもしれません。また、ローンを完済した後でも、年式が新しい車なら、Collisionはつけていたほうが安心ですよね。

しかし、自動車は毎年少しずつ古くなります。そのため、「もし事故を起こしたら、修理するより買い替えたほうが安いかもな」と思うようになったら、いっそのことCollision補償を外すという選択肢もアリかもしれませんね。

21歳未満のドライバーは保険料割高

留学生の場合には、年齢が21歳未満だと、どの保険に加入しても保険料は割高となってしまいます。21歳を超えると、保険料がガクンと安くなるので、それまではあきらめたほうが良いかもしれません。

21歳未満の保険料を少しでも安く抑えるコツは、「自走できるなら少しぐらいの傷は気にしない」と感じられるレベルの中古車を選び、キャッシュ一括で購入する事。こうすることで、保険の中でも割高な項目であるCollisionを付けずに済みます。

別の保険会社から見積もりを取ってみることもおすすめ

保険会社が変わると、補償内容が充実したのに保険料が安くなる、ということもあります。毎月の保険料が数十ドル節約できるのなら、こんなに嬉しいことはありません。一般的に、ローカルな保険会社よりも、GEICOのような大手保険会社の方が、保険料はリーズナブルになるケースが多いです。ぜひ複数社から見積もりを取り寄せて、保険料を比較検討しましょう。