アメリカでは運転免許が必要!

日本から渡米したばかりの時には、1年間有効の国際運転免許証でも、問題はありません。しかし移住や駐在となると、1年以上アメリカで暮らすことになるので、やはり現地での運転免許証はあったほうが良いですね。

目次

  1. アメリカは車社会。場合によっては必要不可欠。
  2. 運転免許はどうやって取れるの?
  3. 運転免許取得に必要な書類とは?
  4. 免許の取り方
  5. 運転免許の有効期間は何年?
  6. 州を超えて引っ越したら、免許はどうなるの?

1.アメリカは車社会。場合によっては必要不可欠。

アメリカと言っても国内はとても広く、ニューヨークシティやサンフランシスコ、ロサンゼルスやシカゴなどのように、都市部では地下鉄やバスが発達していて、マイカーがなくても生活できる場所はあります。そして、そうしたダウンタウンに住む人の中には、マイカーを持たずに生活している人もいます。

しかし、そうした一部の都市部を除いては、アメリカは日本よりもずっと車社会です。バスなどは通っていても、マイカーがなければ日常生活が信じられないぐらい不便にいなってしまうことは少なくありません。そのため、留学などの短期勘だけの渡米でも、運転免許を取得することはマストだと考えたほうが良いかもしれません。

日本の免許証からの切り替えは無理

日本で取得した免許証を、アメリカの免許証に書き換えることができたら、とても便利ですよね。しかし残念ながら、それはできません。すべての州で、無理です。

2.運転免許はどうやって取れるの?

日本では、運転免許を取得するためには教習所や合宿所などに通わなければいけません。しかし車社会のアメリカでは、日本と比べると信じられないほど簡単に、そして短期間で免許を取ることができます。基本的に、日本の運転免許証をアメリカの免許証に書き換えることはできないので、日本で免許を持っていなくても、問題ありません。

18歳未満のハイスクール留学に関しては、運転免許証の取得方法は州によって異なります。しかし、18歳以上の場合と比べて取得までにかかる期間が長くなるので、場合によっては免許なしでの生活を考えたほうが現実的かもしれません。

しかし18歳以上なら、とっても簡単です。まず視力検査と筆記試験は、特にアポも必要なく、免許センター(DMV:Department of Motor Vehicle)と呼ばれる施設に行ってその場で受けることができますし、教習などは一切なく、実技も一発実践のみです。もしも不合格でも、自分で練習して再試験を受ければOKです。

日本で運転経験がある人なら、問題なく免許を取得できます!

3.運転免許取得に必要な書類とは?

アメリカで運転免許を取得する際に必要となる書類は、

パスポートに関しては、日本のパスポートでもOKです。特にアメリカ入国から何日しないでなければいけないという制限もありません。

また、アメリカに合法的に滞在していることを示す書類が必要です。留学の人なら、学生ビザみたいなものを提示すれば問題ありませんし、移住の人なら入国の際にパスポートに押してもらったスタンプ(グリーンカードが手元に届くまで合法的な滞在であることを示すもの)を提示すればOKです。

申請書は、DMVに置かれているものに記入して窓口へ提出するという州もあれば、オンラインで記入できる州もありますし、必要な書類があれば申請書は不要という州もあります!州によってさまざまなので、くわしくは、各州のDMVサイトを参考にしてくださいね。

各州のDMVはこちらから

4.運転免許の取り方

  1. 最寄りのDMVへ行く
  2. 申請の手続
  3. いよいよ実技試験

1.最寄りのDMVへ行く

DMVは、各州に複数あります。この住所ならこのオフィスでなければいけないということはないので、足を運びやすいロケーションのDMVを探してくださいね。

DMVに行くと、多くの場合には受付があり、運転免許なのか自動車のライセンスプレートなのかによって窓口が異なるので、適切なチケットをもらいます。オフィスによっては待ち時間が5分以内という所もあれば、2時間も待たされるなんてところもあります。

短時間でサッと済ませるためには、できるだけ空いている時間を狙うのがおすすめです。DMVのオフィスがオープンする5分ぐらい前に到着すれば、スムーズに受付を済ませることができますし、名前を呼ばれるまでの時間も最短にできます。

基本的にアポなしでOK

運転免許証の最初の申し込みは、基本的にどの州でもアポなしOKです。

2.申請の手続

受付でもらったチケットの番号が呼ばれたら、対応する窓口に行きましょう。まず最初に必要な書類の内容が確認されて、問題がなければ視力検査を行います。視力検査は各受付のデスクに設置されていて、その場で行います。

次に、筆記試験を受けます。筆記試験を受けるための別室があり、そこで受けます。制限時間はありませんが、きちんと事前に準備していれば10分から20分ぐらいで解けます。筆記試験は、パソコンを使って解く所もあれば、ペーパーテストの場合もあります。

また、日本人が多い州では、日本語で受験できるところもあるようですね。ただし口コミによると、日本語テストの方が難易度が高いという噂もあるので、注意したほうが良いかもしれません。

筆記試験の正答率は、だいたい8割ぐらいが目安です。20問出題されたら4問まで間違えて良いという計算となります。

試験の結果は、その場でわかります。もしも不合格でも大丈夫。どんな問題が出題されるかの傾向が分かったわけですから、自宅でしっかり準備をして臨めば、次はきっと合格できます!

3.いよいよ実技試験

筆記試験に合格したら、いよいよ実技試験を受けます。これは予約制となっていて、週によっては筆記試験に合格してから2週間以上間を開けなければいけないといったルールがあります。

実技試験では、試験に使う車は自分自身で準備しなければいけません。もしも留学などでホストファミリーのお世話になっている人なら、ホストファミリーから車を借りるという方法が良いでしょう。もしも渡米したばかりで知人もおらず、運転免許がないからマイカーも買っていないという場合には、教習所によってはレンタカーを貸してくれることもあります。

実技試験では、実際に路上を走ります。運転経験がある日本人にとっては、難しいことはありません。しかし、3ポイントターンと呼ばれる切り替えしや、パラレルパーキング(並列駐車)は、意外と難しいので、事前に練習しておくと良いでしょう。ちなみにパラレルパーキングは、DMVの敷地内に建てられている2本のポールの間に車を駐車するという課題なので、現地に足を運んで何回か練習するのがおすすめです。

なお、実技試験の結果も、その場でわかります。

実技試験に通ったら、DMVの窓口に戻り、最終的な免許発酵の手続を行います。多くの州では、2週間程度で郵便で郵送されるという受け取り方となりますが、その場で発行してくれるという州もあり、州によって様々ですね。

5.運転免許の有効期間は何年?

ようやく手にした運転免許証!何年間有効か、とっても気になりますよね?

州によって、運転免許証が何年有効かは異なります。カリフォルニア州なら5年間、ワシントンDCなら8年間、バーモント州では2年~4年間です。

各州の運転免許期限はこちら

多くの州では、免許更新の手続きは、オンラインと対面を採用しています。例えば、最初の手続はオンラインでもできるけれど、前回の更新でオンラインを使った人は次の更新は窓口に行かなければいけない、と言う感じですね。

免許証の更新は、有効期限の3か月前当たりにDMVからお知らせが来ます。ただ、郵便事情などでお知らせが来ないこともあるので、自分で有効期限はチェックしておくことをおすすめします。

6.州を超えて引っ越したら免許はどうなる?

アメリカで生活している中では、お仕事の転勤などで州を超えて引っ越すことがありますよね。私もこれまで、複数の州に引越ししてきました。

アメリカの運転免許証は、州が発行しているものなので、異なる州へ引越したら、その週で免許の書き換えをする必要があります。

書き換えをする際には、必要書類と有効な免許証を持参すれば、視力検査だけでその州の免許証をゲットできます。何度もDMVに足を運ぶ必要がないので、手続きはそれほど難しくありません!

アメリカ自動車保険の基礎知識

アメリカで自動車を購入する際には、自動車保険に加入していることが必要不可欠です。日本で加入する自動車保険と大きな差はありませんが、日本の保険とは異なる点がいくつかあります。

目次

  1. 日本でアメリカの自動車保険の見積もりは取れる?
  2. アメリカの自動車保険は割高
  3. 対物の無制限補償は少ない
  4. ローン中の自動車は車両保険がマスト?
  5. 知っておきたい用語集
  6. 留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ
  7. 保険を見直す際には、何を節句すれば良い?

1.日本から自動車保険の見積もりはとれる?

日本の自動車保険では、住んでいる都道府県や住所に関係なく、どこでも保険料金は同じ計算方法が採用されます。フリート等級などのディスカウント精度はありますが、引っ越したことで自動車の保険料が2倍になった、なんてことはありませんよね。

しかしアメリカでは、住んでいる場所によって、保険料が変わります。そのため、車を駐車しておく場所の住所がなければ、保険の見積もりを取ることはできません。自動車保険の見積もりに必要な情報は、

  • ドライバーの名前や住所、免許書番号
  • 車のメーカーやモデル、年式も(セキュリティシステムの有無なども)
  • 車を普段駐車しておく環境(ドライブウェイか車庫内かなど)

上記の情報が全く分からない渡米前の人は、自動車保険の契約をすることはできませんし、見積もりを取る事すら難しいのです。

2.アメリカの自動車保険は割高

アメリカには、マサチューセッツ州のようにドライバーの無事故歴によって保険料がディスカウントされることはありますが、大半の週には、無事故歴によるディスカウント制度はありません。(ただし、保険を使って自動車を修理すると、保険料は上がります)

全米に、自動車保険会社は3000社以上あると言われています。保険会社によってかかる保険料は異なりますが、渡米したばかりの「アメリカで運転歴が浅いドライバー」は、保険料がとても高くなってしまうことが多いです。

アメリカの自動車保険で受けられる主な割引制度には、

  • 複数台の自動車保険を契約することで受けられるMulti Car Discount
  • 同じ金融機関で銀行口座などの預貯金口座があることで受けられるDiscount
  • 自動車に搭載されているセキュリティ装備によるDiscount(アラームや追跡機能など)
  • 駐車環境によるDiscount(敷地ないか、公共の駐車場か、鍵付きのガレージ内か、など)
  • 過去に受けたドライバー教習
  • 高校生なら、学校の成績(GPA)
  • 大学生の子供なら、自動車を実家に置きっぱなしならDiscount

などがあります。

アメリカの自動車保険は、6か月間の契約となっているのが特徴です。月払いをしても良いですし、6か月分をまとめて一括払いで払うこともできます。

ちなみに全米の平均保険料を見ると、毎月1台当たり$125~$150程度が相場ですね。

アメリカの自動車保険の見積もりはこちらから

アメリカの大手保険会社

利用者が多い大手保険会社は、バラエティ豊かな保険商品がラインナップされている他、全米どこに住んでいても加入できるというメリットがあります。それぞれ、保険料金が異なるだけでなく、カスタマーサービスなども違います。そのため、住んでいる州におけるその保険会社の口コミをチェックした上で、加入するかどうかを決めましょう。

GEICOの見積もりはこちらから

eSuranceの見積もりはこちらから

Allstate insuranceの見積もりはこちらから

Progressiveの見積もりはこちらから

保険の加入方法

アメリカで自動車保険に加入する場合、まず最初に複数の保険会社から見積もり(Quote:クォート)を取りましょう。上記のリンクから見積もりをリクエストできるので、ぜひ活用してくださいね。

見積もりを撮るのは無料ですし、比較してから契約となるので、見積もりを出したからそこで決めなきゃ行けないと言うことはないです。

多くの場合、見積もりには有効期限がついていたり、契約の際にもう一度事故歴などを調べます。見積もりを出してからは、素早く保険選んで契約するのが良いと思いますね。

3.対物の無制限補償は少ない

日本の自動車保険では、対物対人どちらも無制限補償を付けることができます。アメリカでも、対人補償については無制限を選択できますが、対物補償で無制限というのは、かなりレアかもしれません。無事故・無違反を前提に対物も無制限でつけさせてくれる保険会社はあるようですが、保険料はさらに割高となることが多いため、多くの人は、保険料と補償内容のバランスを見ながら決める、というスタンスですね。

4.ローン中なら車両保険がマスト?

自動車を一括購入ではなくてローンで購入した場合には、ローン会社から、完済までは車両保険に加入することがマストにされることが少なくありません。車両保険というのは、万が一の事故の際には、相手の車ではなくて自分の車のダメージを修理するための補償でですね。

この車両保険は意外と高いため、ローンを完済した人や、車の年式が古くなってきた場合などには、あえてつけないという選択をする人もたくさんいます。

5.知っておきたい用語集

Liability Coverage 強制保険
Bodily Injury Liability対人損害賠償保険
Property Damage Liability対物損害賠償保険
Medical Payment搭乗者傷害保険
Personal Injury Protection No-Fault Coverage無過失の際の傷害補償保険
Uninsured Motorist無保険車への傷害保険
Optional Coverage任意保険
Comprehensive包括車両保険
Collision衝突車両保険
Towing&Labor牽引サービス補償
Car Rental Reimbursementレンタカー補償

運転中に小石が飛んできて、フロントガラスにひびが入った

この場合には、事故を起こした相手がいるわけではないため、Comprehensiveの補償を使います。Complehensiveの補償は、Deductibleを何段階かから設定できますが、No Deductible(自己負担なし)にしてもそれほど高くないので、No DedctibleもしくはDeductible $50ぐらいがおすすめです。

事故で車が整備工場へ。通勤に車が必要なのだけれど。

事故で車の修理が必要になると、整備工場で車が送られたまま、何日も手元に戻ってこない期間が発生することが多いですよね。この時、自宅に複数台の車があり、別の車で身の回りの生活や通勤ができるなら、Car Rental Reimbursement補償を付ける必要はありません。

しかし、夫婦共働きで自分専用の車がないと困るという場合や、世帯に自動車が1台のみという場合には、Car Rental Reimbursement補償を付けることで、レンタカーの利用代を部分的に補償してもらうことができます。

雪道で滑り、道路わきの岩にぶつかった

この場合には、事故の相手はいませんが、Collision補償を使って修理することになります。もしもCollision補償を付けていない人は、修理代は全額が自己負担となってしまいます。

6.留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ

期間限定でアメリカ生活を送っている留学生や駐在の人なら、万が一の時には日本語で対応してくれるカスタマーサービスが設置された保険会社を選ぶのが安心です。

例えばLGISのアメリカ自動車保険紹介サービスでは、日本語で対応してくれるだけでなく、国際免許証でもかにゅうできたり、日本での運転歴を考慮した保険料の設定など、渡米したばかりの日本人にとっては、とても頼れる保険会社です。

自動車保険の選び方を日本語でサポートして欲しいという人は、AIG Travel Assist社のサービスがおすすめです。緊急時には24時間いつでも日本語対応してくれる点も、大きな安心感ですね。

日本語によるチャットサポートが人気のMHH保険では、サービス対象となる州は日本人の駐在が多い州に限られているものの、選択肢の一つとしてぜひ覚えておきたい保険会社です。

7.保険を見直す際には何をチェックする?

アメリカの自動車保険は、6か月ごとの契約更新となっています。そのため、保険を見直すタイミングはとても多く、見直すことによって毎月何十ドルもの節約が可能になります。

渡米したばかりの時には、自動車保険の仕組みや補償がよく分からず、勧められるままに加入したけれど、見直したら無駄な補償がたくさんついていた、なんてことはよくあります。自動車保険は、ライフステージの変化に合わせて、定期的に見直すことをおすすめします。

Collision補償の有無を見直そう

自動車ローンを組んでいる人は、ローン会社から完済まではCollisionはマストだと言われているかもしれません。また、ローンを完済した後でも、年式が新しい車なら、Collisionはつけていたほうが安心ですよね。

しかし、自動車は毎年少しずつ古くなります。そのため、「もし事故を起こしたら、修理するより買い替えたほうが安いかもな」と思うようになったら、いっそのことCollision補償を外すという選択肢もアリかもしれませんね。

21歳未満のドライバーは保険料割高

留学生の場合には、年齢が21歳未満だと、どの保険に加入しても保険料は割高となってしまいます。21歳を超えると、保険料がガクンと安くなるので、それまではあきらめたほうが良いかもしれません。

21歳未満の保険料を少しでも安く抑えるコツは、「自走できるなら少しぐらいの傷は気にしない」と感じられるレベルの中古車を選び、キャッシュ一括で購入する事。こうすることで、保険の中でも割高な項目であるCollisionを付けずに済みます。

別の保険会社から見積もりを取ってみることもおすすめ

保険会社が変わると、補償内容が充実したのに保険料が安くなる、ということもあります。毎月の保険料が数十ドル節約できるのなら、こんなに嬉しいことはありません。一般的に、ローカルな保険会社よりも、GEICOのような大手保険会社の方が、保険料はリーズナブルになるケースが多いです。ぜひ複数社から見積もりを取り寄せて、保険料を比較検討しましょう。

アメリカでの自動車保険の選び方

アメリカで自動車を購入する際には、自動車保険に加入していることが必要不可欠です。日本で加入する自動車保険と大きな差はありませんが、日本の保険とは異なる点がいくつかあります。

目次

  1. 日本でアメリカの自動車保険の見積もりは取れる?
  2. アメリカの自動車保険は割高
  3. 対物の無制限補償は少ない
  4. ローン中の自動車は車両保険がマスト?
  5. 知っておきたい用語集
  6. 留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ
  7. 保険を見直す際には、何を節句すれば良い?

1.日本から自動車保険の見積もりはとれる?

日本の自動車保険では、住んでいる都道府県や住所に関係なく、どこでも保険料金は同じ計算方法が適用されます。フリート等級などのディスカウント制度はありますが、引っ越したことで自動車の保険料が2倍になった、なんてことはありませんよね。

しかしアメリカでは、住んでいる場所によって、保険料が変わります。そのため、車を駐車しておく場所の住所がなければ、保険の見積もりを取ることはできません。自動車保険の見積もりに必要な情報は、

  • ドライバーの名前や住所、免許書番号
  • 車のメーカーやモデル、年式も(セキュリティシステムの有無なども)
  • 車を普段駐車しておく環境(ドライブウェイか車庫内かなど)

上記の情報が全く分からない渡米前の人は、自動車保険の契約をすることはできませんし、見積もりを取る事すら難しいのです。

2.アメリカの自動車保険は割高

アメリカには、マサチューセッツ州のようにドライバーの無事故歴によって保険料がディスカウントされることはありますが、大半の州には、無事故歴によるディスカウント制度はありません。(ただし、保険を使って自動車を修理すると、保険料は上がります)

全米に、自動車保険会社は3000社以上あると言われています。そして、保険会社によってかかる保険料は異なります。渡米したばかりの「アメリカで運転歴が浅いドライバー」は、保険料がとても高くなってしまうことが多いです。

アメリカの自動車保険で受けられる主な割引制度には、

  • 複数台の自動車保険を契約することで受けられるMulti Car Discount
  • 同じ金融機関で銀行口座などの預貯金口座があることで受けられるDiscount
  • 自動車に搭載されているセキュリティ装備によるDiscount(アラームや追跡機能など)
  • 駐車環境によるDiscount(敷地内か、公共の駐車場か、鍵付きのガレージ内か、など)
  • 過去に受けたドライバー教習
  • 高校生なら、学校の成績(GPA)
  • 大学生の子供なら、自動車を実家に置きっぱなしだとDiscount

などがあります。

アメリカの自動車保険は、6か月間の契約となっているのが特徴です。月払いをしても良いですし、6か月分をまとめて一括払いで払うこともできます。一括払いでもディスカウントにならないことが多く、毎月の分割にする家庭が多いです。

ちなみに全米の平均保険料を見ると、毎月1台当たり$125~$150程度が相場ですね。

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アメリカの大手保険会社

利用者が多い大手保険会社は、バラエティ豊かな保険商品がラインナップされている他、全米どこに住んでいても加入できるというメリットがあります。それぞれ、保険料金が異なるだけでなく、カスタマーサービスなども違います。そのため、住んでいる州におけるその保険会社の口コミをチェックした上で、加入するかどうかを決めましょう。

GEICOの見積もりはこちらから

eSuranceの見積もりはこちらから

Allstate insuranceの見積もりはこちらから

Progressiveの見積もりはこちらから

保険の加入方法

アメリカで自動車保険に加入する場合、まず最初に複数の保険会社から見積もり(Quote:クォート)を取りましょう。上記のリンクから見積もりをリクエストできるので、ぜひ活用してくださいね。

見積もりをとるのは無料ですし、比較してから契約となるので、見積もりを出したからそこで決めなきゃいけないと言うことはないです。

多くの場合、見積もりには有効期限がついていたり、契約の際にもう一度事故歴などを調べます。見積もりを出してからは、素早く保険選んで契約するのが良いと思いますね。

3.対物の無制限補償は少ない

日本の自動車保険では、対物対人どちらも無制限補償を付けることができます。アメリカでも、対人補償については無制限を選択できますが、対物補償で無制限というのは、かなりレアかもしれません。無事故・無違反を前提に対物も無制限でつけさせてくれる保険会社はあるようですが、保険料はさらに割高となることが多いため、多くの人は、保険料と補償内容のバランスを見ながら決める、というスタンスですね。

4.ローン中なら車両保険がマスト?

自動車を一括購入ではなくてローンで購入した場合には、ローン会社から、完済までは車両保険(Collision)に加入することがマストにされることが少なくありません。車両保険というのは、万が一の事故の際には、相手の車ではなくて自分の車のダメージを修理するための補償でですね。

この車両保険は意外と高いため、ローンを完済した人や、車の年式が古くなってきた場合などには、あえてつけないという選択をする人もたくさんいます。

5.知っておきたい用語集

Liability Coverage 強制保険
Bodily Injury Liability対人損害賠償保険
Property Damage Liability対物損害賠償保険
Medical Payment搭乗者傷害保険
Personal Injury Protection No-Fault Coverage無過失の際の傷害補償保険
Uninsured Motorist無保険車への傷害保険
Optional Coverage任意保険
Comprehensive包括車両保険
Collision衝突車両保険
Towing&Labor牽引サービス補償
Car Rental Reimbursementレンタカー補償

運転中に小石が飛んできて、フロントガラスにひびが入った

この場合には、事故を起こした相手がいるわけではないため、Comprehensiveの補償を使います。Complehensiveの補償は、Deductibleを何段階かから設定できますが、No Deductible(自己負担なし)にしてもそれほど高くないので、No DedctibleもしくはDeductible $50ぐらいがおすすめです。

事故で車が整備工場へ。通勤に車が必要なのだけれど。

事故で車の修理が必要になると、整備工場へ車が送られたまま、何日も手元に戻ってこない期間が発生することが多いですよね。この時、自宅に複数台の車があり、別の車で身の回りの生活や通勤ができるなら、Car Rental Reimbursement補償を付ける必要はありません。

しかし、夫婦共働きで自分専用の車がないと困るという場合や、世帯に自動車が1台のみという場合には、Car Rental Reimbursement補償を付けることで、レンタカーの利用代を部分的に補償してもらうことができます。

雪道で滑り、道路わきの岩にぶつかった

この場合には、事故の相手はいませんが、Collision補償を使って修理することになります。もしもCollision補償を付けていない人は、修理代は全額が自己負担となってしまいます。

6.留学生や駐在なら日本人向けの保険もアリ

期間限定でアメリカ生活を送っている留学生や駐在の人なら、万が一の時には日本語で対応してくれるカスタマーサービスが設置された保険会社を選ぶのが安心です。

例えばLGISのアメリカ自動車保険紹介サービスでは、日本語で対応してくれるだけでなく、国際免許証でもかにゅうできたり、日本での運転歴を考慮した保険料の設定など、渡米したばかりの日本人にとっては、とても頼れる保険会社です。

自動車保険の選び方を日本語でサポートして欲しいという人は、AIG Travel Assist社のサービスがおすすめです。緊急時には24時間いつでも日本語対応してくれる点も、大きな安心感ですね。

日本語によるチャットサポートが人気のMHH保険では、サービス対象となる州は日本人の駐在が多い州に限られているものの、選択肢の一つとしてぜひ覚えておきたい保険会社です。

7.保険を見直す際には何をチェックする?

アメリカの自動車保険は、6か月ごとの契約更新となっています。そのため、保険を見直すタイミングはとても多く、見直すことによって毎月何十ドルもの節約が可能になります。

渡米したばかりの時には、自動車保険の仕組みや補償がよく分からず、勧められるままに加入したけれど、見直したら無駄な補償がたくさんついていた、なんてことはよくあります。自動車保険は、ライフステージの変化に合わせて、定期的に見直すことをおすすめします。

Collision補償の有無を見直そう

自動車ローンを組んでいる人は、ローン会社から完済まではCollisionはマストだと言われているかもしれません。また、ローンを完済した後でも、年式が新しい車なら、Collisionはつけていたほうが安心ですよね。

しかし、自動車は毎年少しずつ古くなります。そのため、「もし事故を起こしたら、修理するより買い替えたほうが安いかもな」と思うようになったら、いっそのことCollision補償を外すという選択肢もアリかもしれませんね。

21歳未満のドライバーは保険料割高

留学生の場合には、年齢が21歳未満だと、どの保険に加入しても保険料は割高となってしまいます。21歳を超えると、保険料がガクンと安くなるので、それまではあきらめたほうが良いかもしれません。

21歳未満の保険料を少しでも安く抑えるコツは、「自走できるなら少しぐらいの傷は気にしない」と感じられるレベルの中古車を選び、キャッシュ一括で購入する事。こうすることで、保険の中でも割高な項目であるCollisionを付けずに済みます。

別の保険会社から見積もりを取ってみることもおすすめ

保険会社が変わると、補償内容が充実したのに保険料が安くなる、ということもあります。毎月の保険料が数十ドル節約できるのなら、こんなに嬉しいことはありません。一般的に、ローカルな保険会社よりも、GEICOのような大手保険会社の方が、保険料はリーズナブルになるケースが多いです。ぜひ複数社から見積もりを取り寄せて、保険料を比較検討しましょう。

アメリカでの車の引越し方法まとめ

アメリカは、日本よりも転職が盛んなため、州の外へ引越しする人がたくさんいます。引越しをする時には、車はどうやって持って行けばよいのでしょうか?ここでは、車のお引越しについて知っておきたい情報をご紹介いたします。

目次

  1. 車での引っ越し。マイカーで大陸横断はアリ?
  2. 車だけ輸送することは可能?
  3. 車を輸送するメリットとデメリット
  4. 車の輸送にかかる費用は?
  5. 輸送業者の選び方
  6. 車の引越し方法、プロセス

1.車での引っ越し。マイカーで大陸横断はアリ?

もしも遠く離れた州へ引越しすることになったら、車を業者に輸送してもらって、自分たちは飛行機で行くという方法もありますが、マイカーでそのまま新天地まで運転していくという方法も、もちろんアリです。業者に頼まずに自分たちで運転することには、たくさんのメリットがあります。

  • 新天地に行ってすぐに車をつかえる
  • 移動をしながら州ごとに異なる景色を楽しめる
  • 車の輸送よりリーズナブル
  • 高速道路沿いにモーテルやホテルを見つけやすい

などが挙げられますね。転勤などで、会社がマイカーの輸送や家族の飛行機代を負担してくれるなら、輸送という選択肢も検討できますが、自己負担で新天地まで引っ越すなら、マイカーでの移動が経済的です。

それでは、マイカーで遠距離の引越しをする事には、どんなデメリットが考えられるのでしょうか?

  • 体力的かつ精神的に疲れる
  • 年式が古い車だと、道中での故障や不調が心配
  • 時間がかかる

などがあります。車での引っ越しは、昼間に300マイルから400マイル程度を走行するのが、安全に運転するための目安と言われています。これは、渋滞などを含まない高速道路なら、6時間~7時間程度です。

しかし、西海岸~東海岸の大陸横断では3000マイル程度もありますから、一日300マイルしか運転しないのでは、移動に10日間もかかってしまいます。道中では外食や宿泊などにもコストがかかるので、もう少し多く走って早く到着したいという人もいるでしょう。その場合には、夫婦で交互に運転をするという方法がおすすめです。しかし、アメリカの高速道路は、基本的に街灯はついておらず、夜間には視界がとても悪くなります。それに、野生動物が高速道路に入ってくることもあり、危険です。できるだけ短期間で到着したい人でも、無理をしない旅のプランニングをしたいものです。

2.車だけの輸送は可能?

自分たちは飛行機で引越し、車だけ業者に輸送してもらうこともできます。1人1台の自動車を所有していると言われているアメリカでは、家庭に複数台の自動車があることも珍しくありません。そのため、1台に家族が乗っていき、残りは業者に依頼して輸送する、という選択肢をする人も多いです。

自動車の輸送は、アメリカではよく用いられているサービスです。ただし、日本とはサービス内容が大きく変わるため、利用する際には注意が必要です。

3.車を輸送するメリットとデメリット

引越しの際に車に乗っていかずに輸送するという方法は、メリットとデメリットがあります。

メリット

  • 複数台の車を持っている人にとっては便利
  • 長距離を運転しないので疲れない
  • 途中で車が故障したり、事故に遭うリスクがない
  • Door to Doorで業者が取りに来てくれる

デメリット

  • コストがかかる(大陸横断だと2000ドル~3000ドル程度)
  • 引き渡しと受け渡しの日時が直前まで分からない
  • 引越し先ですぐ使える車がない

4.車の輸送にかかる費用は?

自動車の輸送にかかる費用は、引き渡すロケーション、受け取るロケーション、そこまでのルートや距離、車のサイズ、屋外輸送かコンテナ内輸送課、などによって変わります。

これまで、何回か自動車の輸送サービスを利用していますが、西海岸から中西部までの輸送では、かかったコストが3000ドル(田舎町だったので、へき地手数料みたいなものが発生)程度かかりました。また、中西部から東海岸までは、1500ドル程度でした。同じ距離でも、業者によっても費用は変わるので、いろいろ比較検討するのがおすすめです。

大体の見積もりはこちらから

5.輸送業者の選び方

自動車の輸送業者は、全米にたくさんあります。しかし、自社で輸送トラックを持っている所はほとんどなく、多くの場合には長距離トラックと提携して、トラックの荷台スペースに輸送したい車を乗せてもらう、というスタイルが多いです。

輸送業者を選ぶ際には、どんな点に注意したら良いのでしょうか?

口コミで評価が高い業者

大切な自動車を、長距離で輸送してもらうわけですから、やはり信頼できる業者を選ぶことは、マストと言えるでしょう。信頼できない業者を選んでしまうと、いつ自動車が到着するのか分からないとか、なかなか連絡がつかないなど、イライラしてストレスが溜まってしまいます。

ダメージに対して補償がついている業者

私はこれまで、何回も自動車の輸送を経験していますが、車にダメージがついていたことは、ありません。しかし、どんな原因でダメージが起こるか分かりませんから、そうしたダメージに対して補償がついている業者を選ぶのが安心です。

Door to Doorのサービスを提供しているか

多くの信頼できる輸送業者は、依頼した自動車を指定した住所まで輸送してくれます。引越し前の自宅で引き渡し、引っ越し先の自宅やホテルで受け取る、ということも可能です。細かい受け取り日時を指定できるわけではないため、事前に「何日後にこの住所」という約束は、残念ながらできません。しかし、Door to Doorのサービスをしている業者なら、すれ違いというアクシデントが起こらないので安心です。

追跡できるか

自分のマイカーが、今どこにあるのかを追跡できるサービスがついている業者なら、高い安心度が期待できるでしょう。利用者がいつでも自由に追跡できるサービスを提供している所はそれほど多くありませんが、業者がトラックのGPSなどを管理しているので、万が一の際にはリアルタイムで輸送トラックがどこにいるかを追跡できます。

もしくは、自身でApple TagのようなGPS系タグを購入して、自動車の中に忍ばせておくという方法もアリです。

カスタマーサービスの丁寧さ

自動車の輸送サービスでは、カスタマーサービスは電話では繋がりにくいため、多くはメールやチャットでの対応となります。メールの場合には、リアルタイムでのレスポンスは難しいかもしれません。しかしチャットでは、できれば24時間必要な時にサッと相談や問い合わせができる業者を選ぶのが安心です。

人気の業者は?

ネットの口コミで高評価を受けている輸送業者は、たくさんあります。それぞれのサイトごとに、だいたいの見積もりを計算できる機能がついているので、まずはざっと見積もりを取ってみると良いでしょう。

Tiger Auto Transport

Road Runner Auto Transport

US SHIP

6.車の引越し方法、プロセス

自動車の輸送の、具体的なプロセスはどうなっているのでしょうか?

まずはネットリサーチで業者を見つけよう

ネットで、Vehicle Shipping Quoteなどのキーワードで検索すると、輸送業者がたくさんリストアップされます。その中でも、口コミで人気が高い業者、およびトップページに表示されるような業者をいくつかピックアップしたら、各業者から見積もりを出してもらいましょう。

見積もりを出す際には、引き渡しの住所、受け渡しの住所、輸送したい自動車のメーカーやモデル、希望する日時などの情報を入力します。引き渡し・受け取り場所については、自宅からのピックアップや、引っ越し先の自宅やホテルへのドロップオフができますが、個人宅でなく施設でもOKです。

支払いはクレジットカードがオススメ

自動車輸送の支払は、事前にクレジットカードで支払う方法と、車をピックアップに来たドライバーに対して現金で支払うという方法があります。

このうち、おすすめなのは、クレジットカード払いですね。数千ドルかかることもある費用をキャッシュで準備することに抵抗がある人は多いですし、後からトラブルになりたくないという人も、クレジットカード払いなら安心です。

また業者によっては、クレジットカード払いをすればディスカウントしてもらえたりするので、輸送費用の節約にもつながります。

ピックアップの希望日はあくまでも希望

自動車輸送では、ハッキリと何月何日の何時に業者が車を取りに来てくれる、という確約はできません。サービスを申し込む際には、希望する日程をリクエストできますが、あくまでもリクエストなので、確約ではありません。

その理由は、長距離のトラック運転手にとっては、どんなに早くても2,3日前、多くの場合にはピックアップ当日の朝でなければ、スケジュールがはっきりしないからです。例えば、カリフォルニアからやってきたドライバーが、まずアリゾナで自動車を下ろし、テキサスに立ち寄って別の車をピックアップして、フロリダへ向かう、なんてこともあります。「道中で車を拾ってくれる」ので、明確なスケジュールは直前にならなければ分かりません。

ピックアップの際には、ドライバーに自動車のカギを渡したり、車体に既存の傷やダメージがないかという確認作業が必要です。そのため、空港の駐車場に放置した車をピックアップしてもらう、ということはできません。希望日ににピックアップしてもらえない可能性を想定して、日程に余裕を持たせてリクエストするか、万が一の際には家族や知人に鍵を預けておくようにしましょう。

輸送にかかる日数はドライバーによりけり

輸送にかかる日数は、ドライバーによって異なります。「だいたい何日ぐらい」と言われていても、予想よりずっと早く到着する事も多いです。

長距離への引越しでは、ドライバーが受け取り場所に到着しても、自分たちがまだそこに到着しておらず、受け取れないというケースが起こりやすいものです。この場合には、指定した住所や駐車場に車を駐車してもらい、鍵を車内に残した状態でインロックし、外観の写真を背景と共に撮影してもらうことで、受け取り完了とする事ができます。

もちろん、引っ越し先に家族や知り合いなどがいれば、受け取りをお願いすることもできます。

アメリカの車引越し完全ガイド

アメリカは、日本よりも転職が盛んなため、州の外へ引越しする人がたくさんいます。引越しをする時には、車はどうやって持って行けばよいのでしょうか?ここでは、車のお引越しについて知っておきたい情報をご紹介いたします。

目次

  1. 車での引っ越し。マイカーで大陸横断はアリ?
  2. 車だけ輸送することは可能?
  3. 車を輸送するメリットとデメリット
  4. 車の輸送にかかる費用は?
  5. 輸送業者の選び方
  6. 車の引越し方法、プロセス

1.車での引っ越し。マイカーで大陸横断はアリ?

もしも遠く離れた州へ引越しすることになったら、車を業者に輸送してもらって、自分たちは飛行機で行くという方法もありますが、マイカーでそのまま新天地まで運転していくという方法も、もちろんアリです。業者に頼まずに自分たちで運転することには、たくさんのメリットがあります。

  • 新天地に行ってすぐに車をつかえる
  • 移動をしながら州ごとに異なる景色を楽しめる
  • 車の輸送よりリーズナブル
  • 高速道路沿いにモーテルやホテルを見つけやすい

などが挙げられますね。転勤などで、会社がマイカーの輸送や家族の飛行機代を負担してくれるなら、輸送という選択肢も検討できますが、自己負担で新天地まで引っ越すなら、マイカーでの移動が経済的です。

それでは、マイカーで遠距離の引越しをする事には、どんなデメリットが考えられるのでしょうか?

  • 体力的かつ精神的に疲れる
  • 年式が古い車だと、道中での故障や不調が心配
  • 時間がかかる

などがあります。車での引っ越しは、昼間に300マイルから400マイル程度を走行するのが、安全に運転するための目安と言われています。これは、渋滞などを含まない高速道路なら、6時間~7時間程度です。

しかし、西海岸~東海岸の大陸横断では3000マイル程度もありますから、一日300マイルしか運転しないのでは、移動に10日間もかかってしまいます。道中では外食や宿泊などにもコストがかかるので、もう少し多く走って早く到着したいという人もいるでしょう。その場合には、夫婦で交互に運転をするという方法がおすすめです。しかし、アメリカの高速道路は、基本的に街灯はついておらず、夜間には視界がとても悪くなります。それに、野生動物が高速道路に入ってくることもあり、危険です。できるだけ短期間で到着したい人でも、無理をしない旅のプランニングをしたいものです。

2.車だけの輸送は可能?

自分たちは飛行機で引越し、車だけ業者に輸送してもらうこともできます。1人1台の自動車を所有していると言われているアメリカでは、家庭に複数台の自動車があることも珍しくありません。そのため、1台に家族が乗っていき、残りは業者に依頼して輸送する、という選択肢をする人も多いです。

自動車の輸送は、アメリカではよく用いられているサービスです。ただし、日本とはサービス内容が大きく変わるため、利用する際には注意が必要です。

3.車を輸送するメリットとデメリット

引越しの際に車に乗っていかずに輸送するという方法は、メリットとデメリットがあります。

メリット

  • 複数台の車を持っている人にとっては便利
  • 長距離を運転しないので疲れない
  • 途中で車が故障したり、事故に遭うリスクがない
  • Door to Doorで業者が取りに来てくれる

デメリット

  • コストがかかる(大陸横断だと2000ドル~3000ドル程度)
  • 引き渡しと受け渡しの日時が直前まで分からない
  • 引越し先ですぐ使える車がない

4.車の輸送にかかる費用は?

自動車の輸送にかかる費用は、引き渡すロケーション、受け取るロケーション、そこまでのルートや距離、車のサイズ、屋外輸送かコンテナ内輸送課、などによって変わります。

これまで、何回か自動車の輸送サービスを利用していますが、西海岸から中西部までの輸送では、かかったコストが3000ドル(田舎町だったので、へき地手数料みたいなものが発生)程度かかりました。また、中西部から東海岸までは、1500ドル程度でした。同じ距離でも、業者によっても費用は変わるので、いろいろ比較検討するのがおすすめです。

大体の見積もりはこちらから

5.輸送業者の選び方

自動車の輸送業者は、全米にたくさんあります。しかし、自社で輸送トラックを持っている所はほとんどなく、多くの場合には長距離トラックと提携して、トラックの荷台スペースに輸送したい車を乗せてもらう、というスタイルが多いです。

輸送業者を選ぶ際には、どんな点に注意したら良いのでしょうか?

口コミで評価が高い業者

大切な自動車を、長距離で輸送してもらうわけですから、やはり信頼できる業者を選ぶことは、マストと言えるでしょう。信頼できない業者を選んでしまうと、いつ自動車が到着するのか分からないとか、なかなか連絡がつかないなど、イライラしてストレスが溜まってしまいます。

ダメージに対して補償がついている業者

私はこれまで、何回も自動車の輸送を経験していますが、車にダメージがついていたことは、ありません。しかし、どんな原因でダメージが起こるか分かりませんから、そうしたダメージに対して補償がついている業者を選ぶのが安心です。

Door to Doorのサービスを提供しているか

多くの信頼できる輸送業者は、依頼した自動車を指定した住所まで輸送してくれます。引越し前の自宅で引き渡し、引っ越し先の自宅やホテルで受け取る、ということも可能です。細かい受け取り日時を指定できるわけではないため、事前に「何日後にこの住所」という約束は、残念ながらできません。しかし、Door to Doorのサービスをしている業者なら、すれ違いというアクシデントが起こらないので安心です。

追跡できるか

自分のマイカーが、今どこにあるのかを追跡できるサービスがついている業者なら、高い安心度が期待できるでしょう。利用者がいつでも自由に追跡できるサービスを提供している所はそれほど多くありませんが、業者がトラックのGPSなどを管理しているので、万が一の際にはリアルタイムで輸送トラックがどこにいるかを追跡できます。

カスタマーサービスの丁寧さ

自動車の輸送サービスでは、カスタマーサービスは電話では繋がりにくいため、多くはメールやチャットでの対応となります。メールの場合には、リアルタイムでのレスポンスは難しいかもしれません。しかしチャットでは、できれば24時間必要な時にサッと相談や問い合わせができる業者を選ぶのが安心です。

人気の業者は?

ネットの口コミで高評価を受けている輸送業者は、たくさんあります。それぞれのサイトごとに、だいたいの見積もりを計算できる機能がついているので、まずはざっと見積もりを取ってみると良いでしょう。

Tiger Auto Transport

Road Runner Auto Transport

US SHIP

6.車の引越し方法、プロセス

自動車の輸送の、具体的なプロセスはどうなっているのでしょうか?

まずはネットリサーチで業者を見つけよう

ネットで、Vehicle Shipping Quoteなどのキーワードで検索すると、輸送業者がたくさんリストアップされます。その中でも、口コミで人気が高い業者、およびトップページに表示されるような業者をいくつかピックアップしたら、各業者から見積もりを出してもらいましょう。

見積もりを出す際には、引き渡しの住所、受け渡しの住所、輸送したい自動車のメーカーやモデル、希望する日時などの情報を入力します。引き渡し・受け取り場所については、自宅からのピックアップや、引っ越し先の自宅やホテルへのドロップオフができますが、個人宅でなく施設でもOKです。

支払いはクレジットカードがオススメ

自動車輸送の支払は、事前にクレジットカードで支払う方法と、車をピックアップに来たドライバーに対して現金で支払うという方法があります。

このうち、おすすめなのは、クレジットカード払いですね。数千ドルかかることもある費用をキャッシュで準備することに抵抗がある人は多いですし、後からトラブルになりたくないという人も、クレジットカード払いなら安心です。

また業者によっては、クレジットカード払いをすればディスカウントしてもらえたりするので、輸送費用の節約にもつながります。

ピックアップの希望日はあくまでも希望

自動車輸送では、ハッキリと何月何日の何時に業者が車を取りに来てくれる、という確約はできません。サービスを申し込む際には、希望する日程をリクエストできますが、あくまでもリクエストなので、確約ではありません。

その理由は、長距離のトラック運転手にとっては、どんなに早くても2,3日前、多くの場合にはピックアップ当日の朝でなければ、スケジュールがはっきりしないからです。例えば、カリフォルニアからやってきたドライバーが、まずアリゾナで自動車を下ろし、テキサスに立ち寄って別の車をピックアップして、フロリダへ向かう、なんてこともあります。「道中で車を拾ってくれる」ので、明確なスケジュールは直前にならなければ分かりません。

ピックアップの際には、ドライバーに自動車のカギを渡したり、車体に既存の傷やダメージがないかという確認作業が必要です。そのため、空港の駐車場に放置した車をピックアップしてもらう、ということはできません。希望日ににピックアップしてもらえない可能性を想定して、日程に余裕を持たせてリクエストするか、万が一の際には家族や知人に鍵を預けておくようにしましょう。

輸送にかかる日数はドライバーによりけり

輸送にかかる日数は、ドライバーによって異なります。「だいたい何日ぐらい」と言われていても、予想よりずっと早く到着する事も多いです。

長距離への引越しでは、ドライバーが受け取り場所に到着しても、自分たちがまだそこに到着しておらず、受け取れないというケースが起こりやすいものです。この場合には、指定した住所や駐車場に車を駐車してもらい、鍵を車内に残した状態でインロックし、外観の写真を背景と共に撮影してもらうことで、受け取り完了とする事ができます。

もちろん、引っ越し先に家族や知り合いなどがいれば、受け取りをお願いすることもできます。

アメリカでの中古車購入ガイド

アメリカは、日本と比べると車社会です。ニューヨークなど一部の都市部では、車がなくても不便に感じませんが、大半のエリアでは車がなければ近所にも行けません。移住、駐在、また留学などアメリカにやってきた目的によって、どんな車が必要かは異なりますが、ここでは、アメリカで車を購入するプロセスをご紹介しましょう。

目次

  1. 車は即買いが基本?
  2. 中古車の購入にかかる費用は?
  3. 個人売買で買う方法
  4. アメリカで自動車を購入する際の注意点

1.車は即買いが基本?

ディーラーで中古車を購入する場合、頭金があれば即日に車をゲットすることができます。まずネットなどで中古車情報を調べたら、実際に中古車ディーラーに足を運び、実際に車をチェックしましょう。アポは必要ありません。

気に入った車を見つける

まずは、気に入った車を見つけることから始めましょう。今すぐに車が欲しい人は、ディーラーに駐車されている中古車の中から見つけることが基本です。気に入った車を見つけたら、積極的に試乗をリクエストしましょう。

私が中古車を購入するときはいつも、ネットで気に入った車を何台かピックアップし、ネットで試乗の予約をしたうえで足を運びます。こうすることで待ち時間が短くなります。

中古車の試乗には、運転免許証が必要です。これは、車に乗ったまま逃亡されないための、ディーラー側の対策ですね。日本のパスポートと国際免許証でも、試乗させてもらうことはできます。

中古車探しのCars.comはこちら

中古車探しのCarFAXはこちら

頭金を入れれば即納も可能

欲しい車を見つけたら、購入方法やローンの手続を店内で行います。このあたりは、日本の中古車購入のプロセスと変わりません。

ローンが下りたり、キャッシュ一括購入など、支払いの面で手続きが終了すれば、その場で車に乗って帰宅できます。

頭金を入れる際には、キャッシュよりもチェックでの支払いがおすすめです。万が一のトラブルを避けることができますし、後からいくら払っとたか払わないと揉めることもなくなります。

私はいつも、チェックブックを持参して、買うと決めたら即日に頭金を入れています。のんびり考えていると、中古車はあっという間に売れてしまうので、スピードが大切です。

自動車保険もその場で加入できる

もしも既にアメリカで生活していて、自動車保険にも加入している人なら、現在加入している保険をこれから購入する自動車にも適用できます。もしも渡米したばかりで自動車保険はこれから、という人は、ディーラーで保険も紹介してくれます。後で保険を見直すにしても、とりあえず加入できる保険を紹介してくれることは、大きな安心感ですね。

リーズナブルな自動車保険探しはこちらから

車庫証明は不要

日本では、自動車を購入する際には、車庫証明を取らなければいけません。しかしアメリカでは、車庫証明の必要がないため、購入て続きでも、購入した自動車をどこに駐車する予定なのかを聞かれることはありません。

ナンバープレートは1週間~2週間かかる

中古車を購入する場合、ディーラーでナンバープレートの登録作業を代行してくれます。それまでは、紙の仮ナンバープレートで運転できます。

新しいナンバープレートが準備できたら連絡が来るので、ディーラーに足を運んで付け替えてもらいましょう。もしも待ち時間が発生するようなら、プレートを自宅に持ち帰り、DIYでつけるのもOKです。

ナンバープレートの着脱は難しくなく、日本のように封印もありません。プラスドライバーでネジ止めするだけで、初めての人でも簡単に作業できます。

2.中古車の購入にかかる費用は?

中古車を購入する際には、車体の値段に加えて、税金や諸経費が掛かります。

Sales Tax消費税州によって異なる7.5%~8.5%程度
Title Transfer Fee所有権移転費用$15程度
Registarion/TagFee登録料$50程度
Vehicle License Fee車両登録料車両価格の0.65%程度
Smug/Inspection Fee検査費用$10~$50

これらは、あくまでも目安です。州によって税率や法定費用は異なりますし、車両の大きさや価格によっても経費の合計は変わります。

3.個人売買で車を買う方法

アメリカでは、自動車の個人売買も盛んにおこなわれています。個人が中古車を手放す場合、ディーラーに下取りしてもらうことは可能ですが、ディーラーはそこに利益を上乗せした額で、中古車として販売します。

車を手放す側としては、再販売価格よりも若干リーズナブルにすれば、中古車を手放して利益も出せるのでは?と考えるわけですね。そして、自動車を購入する側にとっても、ディーラーで購入するよりリーズナブルに買えるので、個人売買は人気があります。

試乗はマスト

個人売買では、車の状態や品質が保証されているわけではありません。売手の言葉を信じるしかありません。そのため、当たりはずれがあるということは、最初に理解しておきましょう。

留学生のように、できるだけリーズナブルに購入できる中古車で、とにかく走ればそれで良い、という場合には、気軽に購入しやすい個人売買がおすすめです。

できれば事故歴も調べたい

個人間の売買では、過去にどんな事故歴があったかについても、できれば調べておきたいものです。売手を言葉を信用して購入したのに、故障ばかりで購入から半年で買い替える羽目になった、というトラブルも珍しくありません。

自動車の事故歴は、ネットで簡単に調べることができます。CarFaxにアクセスして、車体番号(VIN)を入力すれば、これまでの車歴をチェックできます。無料ではなく$39.99がかかるので、もしも可能なら、売手に「車歴(Vehicle History]を見せてほしいと言えば、売手が入手してくれるかもしれません。

ちなみに、このCarFaxは、中古車所情報も紹介しています。安心できる自動車を見つけたい人は、このサイトを利用してクルマ探しをするのが良いかもしれませんね。

手続きは自分でする事

個人売買では、名義変更などの手続は、ディーラーが代行してくれるわけではありません。全て自分で行わなければいけません。

しかし手続はそれほど難しくはなく、最寄りのDMVで名義変更の手続ができます。この手続きは、Title Register(タイトル・レジスター)と呼ばれています。

DMVの場所を探すにはこちらから

名義変更の手続きを行う際には、ナンバープレートを交付してくれるだけでなく、税金などもその場で支払います。現金オンリーではなく、クレジットカードやデビットカードでも支払いができるので、安心してくださいね。

かかる料金や経費としては、

  • 名義変更(Title Register)$100程度
  • 車両税(払うとステッカーを発行してくれるので、それをナンバープレートに貼ります) $100程度
  • 消費税 週によって異なり、約8%~9%程度が目安です。デラウェア州のように消費税なしの州もありますが、最も高いアラバマ州では14%となっています。

州ごとの消費税はこちらから

4.アメリカで自動車を購入する際の注意点

アメリカで自動車を購入する際には、いくつか注意点があります。

保証サービスは有料が多い

基本的に、中古車を購入する場合には、AS IS(その状態のまま)が条件となります。そのため、購入したらタイヤに穴があいてたとか、ライトが切れていた、なんて不具合が起こることは、珍しくありません。購入前に全ての機能をチェックした上で購入するということは難しいですが、ちょっとした不具合は、ディーラーで対応してくれるのかどうかという点は、購入前に訪ねておきたいものです。

中古車をディーラーで購入する場合、有料の保証サービスを進められます。けっこうお値段が高めの保証なのですが、

  • タイヤのパンクを補償してくれる $500程度
  • 車の不具合を補償してくれる $2000~$3000程度

などがあります。この保証は、例えば1万マイル以内の走行とか、3年以内という期間が決められていて、その期間内の不具合なら、無償対応してもらえるというものです。

また、中古車でも3年落ち以内なら、新車時から3年間ついているメーカー保証も利用できます。この期間内なら、不具合があってディーラーに持ち込むと、無償で修理してもらえます。

Vehicle Historyだけでは100%信用できない

Vehicle Historyは、事故を起こして警察に届け出が出されたもののみが記録されています。軽くぶつけたけれど修理はDIYや知り合いに頼んで、なんていう場合には、子の車歴には記載されていません。

アメリカの中古車購入プロセス

アメリカは、日本と比べると車社会です。ニューヨークなど一部の都市部では、車がなくても不便に感じませんが、大半のエリアでは車がなければ近所にも行けません。移住、駐在、また留学などアメリカにやってきた目的によって、どんな車が必要かは異なりますが、ここでは、アメリカで車を購入するプロセスをご紹介しましょう。

目次

  1. 車は即買いが基本?
  2. 中古車の購入にかかる費用は?
  3. 個人売買で買う方法
  4. アメリカで自動車を購入する際の注意点

1.車は即買いが基本?

ディーラーで中古車を購入する場合、頭金があれば即日に車をゲットすることができます。まずネットなどで中古車情報を調べたら、実際に中古車ディーラーに足を運び、実際に車をチェックしましょう。アポは必要ありません。

気に入った車を見つける

まずは、気に入った車を見つけることから始めましょう。今すぐに車が欲しい人は、ディーラーに駐車されている中古車の中から見つけることが基本です。気に入った車を見つけたら、積極的に試乗をリクエストしましょう。

私が中古車を購入するときはいつも、ネットで気に入った車を何台かピックアップし、ネットで試乗の予約をしたうえで足を運びます。こうすることで待ち時間が短くなります。

中古車の試乗には、運転免許証が必要です。これは、車に乗ったまま逃亡されないための、ディーラー側の対策ですね。日本のパスポートと国際免許証でも、試乗させてもらうことはできます。

中古車探しのCars.comはこちら

中古車探しのCarFAXはこちら

頭金を入れれば即納も可能

欲しい車を見つけたら、購入方法やローンの手続を店内で行います。このあたりは、日本の中古車購入のプロセスと変わりません。

ローンが下りたり、キャッシュ一括購入など、支払いの面で手続きが終了すれば、その場で車に乗って帰宅できます。

頭金を入れる際には、キャッシュよりもチェックでの支払いがおすすめです。万が一のトラブルを避けることができますし、後からいくら払っとたか払わないと揉めることもなくなります。

私はいつも、チェックブックを持参して、買うと決めたら即日に頭金を入れています。のんびり考えていると、中古車はあっという間に売れてしまうので、スピードが大切です。

自動車保険もその場で加入できる

もしも既にアメリカで生活していて、自動車保険にも加入している人なら、現在加入している保険をこれから購入する自動車にも適用できます。もしも渡米したばかりで自動車保険はこれから、という人は、ディーラーで保険も紹介してくれます。後で保険を見直すにしても、とりあえず加入できる保険を紹介してくれることは、大きな安心感ですね。

リーズナブルな自動車保険探しはこちらから

車庫証明は不要

日本では、自動車を購入する際には、車庫証明を取らなければいけません。しかしアメリカでは、車庫証明の必要がないため、購入て続きでも、購入した自動車をどこに駐車する予定なのかを聞かれることはありません。

ナンバープレートは1週間~2週間かかる

中古車を購入する場合、ディーラーでナンバープレートの登録作業を代行してくれます。それまでは、紙の仮ナンバープレートで運転できます。

新しいナンバープレートが準備できたら連絡が来るので、ディーラーに足を運んで付け替えてもらいましょう。もしも待ち時間が発生するようなら、プレートを自宅に持ち帰り、DIYでつけるのもOKです。

ナンバープレートの着脱は難しくなく、日本のように封印もありません。プラスドライバーでネジ止めするだけで、初めての人でも簡単に作業できます。

2.中古車の購入にかかる費用は?

中古車を購入する際には、車体の値段に加えて、税金や諸経費が掛かります。

Sales Tax消費税州によって異なる7.5%~8.5%程度
Title Transfer Fee所有権移転費用$15程度
Registarion/TagFee登録料$50程度
Vehicle License Fee車両登録料車両価格の0.65%程度
Smug/Inspection Fee検査費用$10~$50

これらは、あくまでも目安です。州によって税率や法定費用は異なりますし、車両の大きさや価格によっても経費の合計は変わります。

3.個人売買で車を買う方法

アメリカでは、自動車の個人売買も盛んにおこなわれています。個人が中古車を手放す場合、ディーラーに下取りしてもらうことは可能ですが、ディーラーはそこに利益を上乗せした額で、中古車として販売します。

車を手放す側としては、再販売価格よりも若干リーズナブルにすれば、中古車を手放して利益も出せるのでは?と考えるわけですね。そして、自動車を購入する側にとっても、ディーラーで購入するよりリーズナブルに買えるので、個人売買は人気があります。

試乗はマスト

個人売買では、車の状態や品質が保証されているわけではありません。売手の言葉を信じるしかありません。そのため、当たりはずれがあるということは、最初に理解しておきましょう。

留学生のように、できるだけリーズナブルに購入できる中古車で、とにかく走ればそれで良い、という場合には、気軽に購入しやすい個人売買がおすすめです。

できれば事故歴も調べたい

個人間の売買では、過去にどんな事故歴があったかについても、できれば調べておきたいものです。売手を言葉を信用して購入したのに、故障ばかりで購入から半年で買い替える羽目になった、というトラブルも珍しくありません。

自動車の事故歴は、ネットで簡単に調べることができます。CarFaxにアクセスして、車体番号(VIN)を入力すれば、これまでの車歴をチェックできます。無料ではなく$39.99がかかるので、もしも可能なら、売手に「車歴(Vehicle History]を見せてほしいと言えば、売手が入手してくれるかもしれません。

ちなみに、このCarFaxは、中古車所情報も紹介しています。安心できる自動車を見つけたい人は、このサイトを利用してクルマ探しをするのが良いかもしれませんね。

手続きは自分でする事

個人売買では、名義変更などの手続は、ディーラーが代行してくれるわけではありません。全て自分で行わなければいけません。

しかし手続はそれほど難しくはなく、最寄りのDMVで名義変更の手続ができます。この手続きは、Title Register(タイトル・レジスター)と呼ばれています。

DMVの場所を探すにはこちらから

名義変更の手続きを行う際には、ナンバープレートを交付してくれるだけでなく、税金などもその場で支払います。現金オンリーではなく、クレジットカードやデビットカードでも支払いができるので、安心してくださいね。

かかる料金や経費としては、

  • 名義変更(Title Register)$100程度
  • 車両税(払うとステッカーを発行してくれるので、それをナンバープレートに貼ります) $100〜(購入価格の数%、もしくは市場価格の数%で計算されます)
  • 消費税 州によって異なり、約8%~9%程度が目安です。デラウェア州のように消費税なしの州もありますが、最も高いアラバマ州では14%となっています。

州ごとの消費税はこちらから

4.アメリカで自動車を購入する際の注意点

アメリカで自動車を購入する際には、いくつか注意点があります。

保証サービスは有料が多い

基本的に、中古車を購入する場合には、AS IS(その状態のまま)が条件となります。そのため、購入したらタイヤに穴があいてたとか、ライトが切れていた、なんて不具合が起こることは、珍しくありません。購入前に全ての機能をチェックした上で購入するということは難しいですが、ちょっとした不具合は、ディーラーで対応してくれるのかどうかという点は、購入前に訪ねておきたいものです。

中古車をディーラーで購入する場合、有料の保証サービスを進められます。けっこうお値段が高めの保証なのですが、

  • タイヤのパンクを補償してくれる $500程度
  • 車の不具合を補償してくれる $2000~$3000程度

などがあります。この保証は、例えば1万マイル以内の走行とか、3年以内という期間が決められていて、その期間内の不具合なら、無償対応してもらえるというものです。

また、中古車でも3年落ち以内なら、新車時から3年間ついているメーカー保証も利用できます。この期間内なら、不具合があってディーラーに持ち込むと、無償で修理してもらえます。

Vehicle Historyだけでは100%信用できない

Vehicle Historyは、事故を起こして警察に届け出が出されたもののみが記録されています。軽くぶつけたけれど修理はDIYや知り合いに頼んで、なんていう場合には、この車歴には記載されていません。