夫がついに定年退職!

アメリカで、少し早めの定年退職を決意した夫とともに、リタイヤを考えたら最初に何をすべきかを簡単に分かりやすくまとめています。

  1. 自分の定年は自分で決める
  2. リタイヤを考えたら最初にすること
  3. リタイヤの計画は算数

1.自分の定年は自分で決める

夫が今年いっぱいで、定年退職を決意しました!

私は日本の定年退職については全く経験がないので知りませんが、アメリカでは基本的に「何歳で定年しろ。会社を辞めろ。」という制度はありませんし、肩をポンポンされて「そろそろですね」なんて言われることもありません。

基本的に皆さん、定年したくなるまで働きます。

ちなみにソーシャルセキュリティ年金(アメリカの公的年金ですね)の受給は一番早くて62歳からなので、そこまで働いて定年する、という人は多いです。

もう少し働ける、働きたい、という人も一定数いますし、年金の受給年齢を遅くすればするほど、頂ける受給額は高くなります。

ちなみに夫の場合ですが、仕事は昔からストレスまみれ、おまけに転勤族、しかもそろそろ異動=引越しの時期、年齢的に定年が可能、といくつかの理由がありました。そして、経済的にも定年退職して問題なさそうだったので、リタイアを決意したというわけです。

あ、夫は60歳なので、決してFIREというわけではありません。少しだけ早い定年です。

2.リタイヤを考えたら最初にすること

定年といえば、やっぱり心配なのはお金のことですよね。

数年前からリサーチをしましたが、「貯金がいくらあればリタイヤできるのか?」「毎月いくらあれば快適なリタイヤメントといえるのか?」という不安に対しては、具体的で客観的な数字はありません。

家庭によって、何にいくらかかるかが全く違うからです。

毎月$2,000あれば余裕という人もいるでしょうし、毎月$9,000あっても赤字、という世帯もあるでしょう。

だから定年しようかなと考え始めたら、まず最初にしなければいけないことは

毎月必ず必要な出費はいくらか

を計算することですね。

家賃、光熱費、芝刈りなどのサービス、テレビなどのサブスク、そして食費。いろいろあります。ローン返済額もしっかり計算に含めてください。

これら必要最低限の費用を毎月の年金でカバーできれば、ひとまずはリタイアしても、その辺で野たれ死んでしまうことはなさそうです。

もちろんその他も、医療費とか、屋根の修理とか、車の修理とか、生きていればいろいろなことにお金はかかるので、それに対する準備も必要です。

年金で、どこまで出費をカバーできるのか。

貯金や投資の元本を崩さずに生活できるのか。←(もう少し複雑な計算が必要)

3.リタイア計画は算数

リタイアの計画は、算数に始まって算数に終わると言っても過言ではありません。

なんとかなる、というポジティブな人もいるでしょうけれど、どうにもならずに最悪な状況になっている人を、私はこのアメリカ生活の中で何人も見てきました。

だから、事前にしっかりと何度も計算に計算を重ねるのです。

そして、大丈夫だと不安を解消してから、職場へリタイアメントの書類を提出しましょう。

我が家の場合ですが、職場や国から頂く各種年金で、生活に必要な費用は全て賄えます。なんならお釣りも出ます。しかも夫が亡くなるまでだけじゃなく、私が死ぬまで頂けるので、世間で言われている「何ミリオンの貯金」がなくても生きていけます。

しかしですね、全ての職場に手厚い年金制度があるわけではありません。

年金制度がない環境で働いている人もいます。息子様の職場も、「年金制度はないけど、その分給料をたくさんあげてるでしょ?」というスタンスです。

そんな人たちは、これまで頑張ってきた投資とか貯金が、毎月どのぐらいの「利回り」を生み出すのかも考えながら、老後の資金計画を立てるのが良いかもしれません。

「これまで築いた資産を切り崩すのがリタイア」

と考える人も、もちろんたくさんいます。間違ってはいません。

でも、80歳まで生きると仮定して計算したのに、やたら健康で100歳を超えても一向にお迎えが来る気配がない、、なんて人もいるわけですよ。

そういうことも考えなければいけないので、老後の資金繰り計画って、一筋縄ではいきません。

遅かれ早かれ、全員が迎えることになる「老後」。今から少しずつでも周囲を観察したり、ネットで情報収集をしたり、どこかのセミナーへ参加したりするのも良いかもしれません!(私は10年以上かけて全部やりました)

IRAの管理会社を変えたい!どうすればよい?かかる期間は?

IRAとは、個人が自由に金融機関に口座を持って積み立てられるリタイヤメント用の口座です。近年ではアメリカでも金融機関のM&Aが活発になっているためでしょうか、それとも各金融機関が経営の立て直しを必死に図っているからでしょうか。自分が持っている金融口座を管理する金融機関が、なぜか知らないうちにチェンジしていた、なんてことがよく起こります。

先日、私がIRA口座を持っていた金融機関から、お手紙が来ました。読むと、

「当社では、IRAの管理するのをやめました。つきましては、XXXという金融機関が管理を全て引き継ぐことになったので、後はよろしく。」

的な内容でした。

目次

  1. 管理会社が変わると何が困る?
  2. 金融機関を変えることはできるのか?
  3. 手続き方法

1.管理会社が変わると何が困る?

IRAの管理会社が、金融機関の都合でチェンジになると、私達ユーザーにとっては困ることがいくつかあります。

  • 持っていた投資信託などはすべて売却されたうえでの残高以降となる。→底値で手放されてしまうこともある。
  • チェンジ先の金融会社で再び信託などを買い直さなければいけない
  • チェンジ先の金融会社によっては、サイトやアプリの使い勝手が悪い

などは、私が実際にこれまでに経験してきたデメリットです。

思い起こせば遠い昔、リーマンショックで株価が大暴落した時、会社からある日メールが届きました。

「社員の皆さん!弊社では、皆さんのリタイヤメント口座の管理会社をXXX社へ乗り換えることにしました!今後ともよろしく!」

という内容だったのですが、経済情勢などを全く考慮せずに、ただ手持ちのシェアを全て売却して流動化した上での移行となったため、社員は大ブーイングでした。我が家でも、数万ドルという単位で損をしたことは、今でも忘れません。

2.金融機関を変えることはできるのか?

私がIRA口座を開設する際には、金融機関のサイトやアプリの使い勝手は結構重要な判断基準です。普段はスマホで資産照会をするので、アプリがない金融機関はできれば避けたいと考えています。

そんな私のもとに、去年、IRA口座を持っていた金融機関からお手紙が来たのです。IRAの管理会社が変わるという内容だったのですが、チェンジ先の金融機関は、サイトやアプリが正直、使いづらくて仕方ありません。

しばらくは我慢していたのですが、緊急の時に速やかに引き落とすことすらできないのは困ると思い、IRA口座をそっくりそのまま別の金融機関へ引っ越そうと考えました。

3.手続き方法

IRA口座の移行は、基本的に現在口座を管理している金融機関Aから、チェンジ先の金融機関Bへ直接お金が流れます。私たちの手元は通りません。

金融機関AのIRA口座を解約し、手元に一度資金を得てから金融機関Bへ預け直すという方法もできますが、いくつかの条件を満たさなければ、解約して手元に入ってきた分がすべて「引き落とし」と見なされてしまいます。

引き落としの扱いになると、それがIRSにとっては収入と見なされてしまい、そこに所得税がかかります。大変ですよね。なのでIRAに関しては、金融機関の間でお金が流れるような手続きをするのが安心だと思います。

それでは、具体的な手続き方法をご説明しますね。

  1. 自分で見つけた金融機関BにIRA口座を開設する→大半はオンラインで完結します
  2. 金融機関AからIRAを丸ごと移したいという申請書をBへ提出→オンラインで完結
  3. 金融機関BからAへ申請の手続きをしてくれる
  4. 書類不備があれば、AとBから連絡が入る
  5. 申請してから手続きが完了するまでにかかる日数は2,3週間程度

預け入れているIRA口座内で、Mutual Fundを持っていると、Fundごとに口座番号をかけと言われたり、少しだけ手続きが面倒になりますが、難しいことはありません。

金融機関側の事情で、預けているはずの金融機関が勝手にチェンジされてしまうことは、仕方ありません。しかし、気に入らない金融機関に大切な資産を保管する必要はありません。チェンジされた先が気に入らなければ、自身で口座を別の所へ移行すればよいのです!

ちなみに多くの金融機関では、こうしたチェンジの際には、半年ぐらいの猶予がついており、猶予期間中なら移行手数料はかかりません、という配慮がされています。