日本から現金はいくら持っていく?

目次

  1. アメリカドルはどこでゲットできる?
  2. こんな方法もアリ

1.アメリカドルはどこでゲットできる?

アメリカへ行く際には、現地通貨のアメリカドルをいくらかゲットしておくと安心ですよね。アメリカドルを手に入れる方法には、

の4通りがあります。それぞれメリットとデメリットがあるので、ニーズに合わせて使い分けるのがおすすめです。

日本国内の銀行に行く

飛行機に乗る前にアメリカドルをキャッシュで持っていたいという人におすすめの方法です。都市銀でも地方銀行でも、基本的にはアポなしで両替することができます。

国際空港なら、空港内にも両替できる窓口があります。両替レートは若干割高かもしれませんが、搭乗ギリギリでやっぱりキャッシュが欲しいという時には安心ですね。

ただし、大金を持ち歩くのは危険なので、両替するのは渡米1週間から2週間に必要な金額に留めておきましょう。

日本国内の両替ショップへ行く

両替ショップや金券ショップでも、日本円かアメリカドルへの両替ができます。近年では、外貨両替宅配サービスなどもあって、ネットで両替の申し込みができる業者も多いですよね。

基本的には銀行とあまり変わらないレートですが、中には銀行よりレートが良い業者もあります。渡米までに期間がある人なら、どこがお得かリサーチするのも楽しいですね。

アメリカ国内のATMから引き出す

長期間アメリカに滞在する人や、移住や転勤などで生活の拠点をアメリカに移した人におすすめの方法です。日本の銀行で発行されたデビットカード、もしくはクレジットカードにvisaやMasterのロゴが入っていることが条件となりますが、アメリカ国内のATMに日本のカードを入れて、その時の為替レートでドルを引き出せます。

ただし、ATMごとに1日あたりの引き出し限度額が決められていて、その金額以上は引き落とすことはできません。上限は500ドル程度のところが多く、日本のATMとは使い勝手の良さが大きく違いますね。

ただ、レートはイマイチです。長期間アメリカで暮らす人なら、背に腹は蹴られないと諦めもつきますけど、短期間の留学だと、迷ってしまいますよね。

アメリカ国内の銀行へ行く

ATMで引き出せる上限額よりも大きな金額が欲しい時には、アメリカの銀行で両替するという方法があります。ただし、銀行の窓口へ日本円を持参する必要があるので、日本円を持っていることが条件となりますね。

この方法も、レートはよくありません。なので、アメリカに到着してすぐに車を買うなど目的がはっきりしているなら、日本で両替を済ませた方が賢明かもしれません。

2. こんな方法もアリ

アメリカはキャッシュレスが進んでいるので、日常生活で現金が必要になることはほぼありません。ウォルマートなどの大型チェーン店はもちろん、個人店でもほとんどがカード払いを受け付けていますし、自動販売機もカードが使えます。

そのため、日本で発行されたクレジットカードを使って支払いをし、利用分が日本の口座から引き落とされるという使い方もできますね。

クレジットカードの多くは、visaやMasterのロゴがついています。そのクレジットカードを使って、ATMからお金を引き出すという方法もできます。

この場合には、海外での使用ということで、カードによっては手数料がかかることがありますが、キャッシュアドバンスの扱いではなく、ショッピングの扱いになるので、キャッシュアドバンスの利用枠が小さい人でも安心ですね。

ただし、アメリカで日本発行のクレジットカードを使う際には、注意点もたくさんあるので、気を付けてください。→注意点はこちら

日本から送金したい!どうしよう?

目次

  1. 日本からアメリカへ送金する方法
  2. おすすめの業者
  3. 日本でアメリカの口座を作れる?

日本からアメリカへ送金する方法には、いくつかの方法があります。

1.日本からアメリカへ送金する方法とは?

銀行送金

日本にいる家族に銀行に行ってもらい、アメリカの口座へ海外送金してもらうという、従来の送金方法です。銀行に来店して送金を依頼するという点で安心感を感じられるという人はいますが、手数料が割高なので、コスト面ではあまりおすすめではありません。

銀行送金の場合、銀行が決めている為替レートでの送金となり、1ドルごとに手数料が何円か上乗せされています。それだけでも割高感がありますが、そこに為替変動のリスクが上乗せされてしまいます。例えば1ドル=100円のレートで1万円を送れば、手数料を考えなけえればアメリカ側では100ドルを受け取ることができます。しかしレートが円安になって1ドル=130円ぐらいになってしまうと、1万円送ってもアメリカ側で受け取れるのは76ドル程度です。

しかも、銀行送金では、送金手数料がかかります。新生銀行だと海外への送金手数料は2,000円でリーズナブルですが、為替レートに含まれている手数料+為替変動のリスク+海外送金の手数料を考えると、決してお得な送金方法とは言えません。

さらにアメリカの銀行では、海外送金を受け取るための手数料がかかるケースも少なくありません。送金受取手数料は銀行ごとに異なっていて、目安としては20ドルから30ドルぐらいなのですが、少額を頻繁に送金したい人にとっては、こうした手数料がかさむことで、かなり割高感が大きくなってしまうかもしれません。

アプリを使っての電子マネー送金

手数料が安くて素早い送金ができるおすすめの方法は、スマホのアプリを使っての電子マネー送金です。PayPalやWiseなどがよく知られていますよね。

こうしたアプリを使った海外送金では、

  1. 日本でアカウントを開設し、日本国内の銀行口座とリンクさせる。
  2. アメリカで別アカウントを開設する。そして、アメリカ国内の銀行口座とリンクさせる。
  3. 日本からアプリで送金。
  4. アメリカ側のアプリに入金される。
  5. アプリからアメリカの銀行口座へ支払いをする。

という流れで送金ができます。送金にかかる日数はアプリによって異なりますが、1日~3日程度が多く、銀行送金よりも迅速です。手数料も比較的リーズナブルな業者が多いので、まとまった資金を送金したい場合でも、頻繁に送金したい場合などにも便利です。

PayPalについての詳細はこちら

2.おすすめの海外送金業者は?

おすすめ業者1:Wise(ワイズ)

手数料が安く、為替レートもバツグンに優秀という点で人気なのは、Wiseです。イギリスのロンドンを拠点とする海外送金業者で、近年では日本でもたくさんの人が利用しています。

  • 世界900万人が利用しているから安心。
  • 60以上の国や地域に送金が可能
  • 為替レートに上乗せなしのリアル為替レートを適用

おすすめ業者2:PayPal(ペイパル)

海外決済のためのアプリですが、海外送金サービスにも対応しています。日本からアメリカへの送金だけでなく、ネットショップの決済方法としても使い勝手が良いですね。

  • 海外送金だけでなく、オンライン決済にも使える
  • 送金手数料は499円とリーズナブル
  • 為替レートに含まれた4%の手数料がデメリット

住所確認が必要

私も以前、PayPalを使っていました。アカウントを開設して送金できる体制が整えば、スマホ一つで送金できるので、とっても便利です。しかし、PayPalは、アメリカ側でアメリカの銀行口座にリンクしたアカウントと、日本側で日本の銀行口座にリンクした2つのアカウントが必要です。同じメールアドレスではNGなので、メールアドレスを1つしか持っていない人は、もう一つ作る必要があります。

そして、PayPalで10万円以上(1回につき10万円ではなく、生涯送金額の合計)を送金するためには、住所確認が必要です。特に日本側の住所確認はかなり厳しくて、運転免許証やパスポートなどの他に、光熱費や携帯大の請求書など、実際にそこに住んでいなければ入手できない書類の提出を求められます。

日本の実家を使って日本側のアカウントを作ろうと思っても、里帰り中にササッと片付ける、ということは残念ながらできません。

もしもこれから渡米予定の方は、まず日本でPayPalの口座を開設しておくことをおすすめします。

おすすめ業者3:楽天銀行

銀行からの送金なら、ネット銀行として大人気の楽天銀行がおすすめです。送金する金額にかかわらず、海外送金にかかる手数料はたったの750円。銀行によっては5,000円以上の手数料がかかるので、比較すると圧倒的なリーズナブルさが魅力です。

  • 銀行からの送金では最安
  • 中継銀行手数料1,000円がかかる。

口座を作るのがとても大変

楽天銀行はネット銀行なので、口座を作る手続きや必要な書類が、他の銀行よりも多いです。運転免許証がなければパスポートでもOKですが、海外在住ではないかと疑われると、(例えばスミス花子のように苗字がカタカナだったり)、納税証明書の提出を求められます。

そのため、これも里帰り中にサッと片付けようかな、ということはできません。

しかも楽天銀行では、キャッシュカードを定期的に送ってくれるのですが、転送はしてくれません。しかも、本人のみ受け取り可能な郵便で送ってきます。もしも住所が違うと、住民票を提出しなければいけませんし、そこで海外在住かもと疑われると、再び納税証明書を出せと言われてしまいます。

3.日本でアメリカの口座を作れる?

少し前は無理でしたが、2021年現在は、できます!

渡米前にアメリカの銀行の口座を開設しておけば、とりあえず渡米してからしなければいけないことが1つ減りますよね。

日本でアメリカの口座を開設するためには、まず三菱UFJ銀行に口座を作る必要があります。三菱UFJ銀行は、世界各国に支店を展開しているユニオンバンクと提携していて、渡米前に口座開設ができます。

日本でユニオンバンクの口座を開設する方法はこちらから

どんどん増えてる!アメリカのスーパーの無人レジ!

アメリカのシアトルにある「支払わなくても自動的に商品をスキャンして支払えるAmazonストア」が日本へ上陸することは、大きな話題となっていますよね。そこまで画期的なシステムではありませんが、アメリカではコロナの少し前あたりから、利用者がセルフで商品をスキャンして支払うという無人レジが増えています。

目次

  1. 無人レジとは?
  2. 無人レジでの支払い方法
  3. 無人レジの使い方
  4. 無人レジで困ったときにはどうする?

1.無人レジとは?

無人レジとは、買い物を終えて支払いをする際に、レジの所にスタッフがおらず、利用者が自身で商品をスキャンして支払いを済ませるという新しいショッピングのスタイルです。アメリカにあるすべてのショップがこの無人レジを導入しているというわけではなく、多くの場合にはWalmartやスーパーのようなチェーン店舗を持つ、大型の食料品店が多いです。

無人レジ機は、英語での会話に自信がない人にとっては、大きな味方です。アメリカのスーパーでは、スモールトークと呼ばれる「たわいのないおしゃべり」が一般的で、レジの人とお客さんが「元気?」「調子はどう?」なんて、正直どうでも良さそうな会話をします。英語に自信がない人にとっては、この会話がとてもストレスだ、ということもありますよね。そんな時、無人レジ機を使えば、英語でのコミュニケーションが不要になるので、精神的にとても楽です。

2.無人レジでの支払い方法

無人レジでの支払い方法は、クレジットカードやデビットカードなどのカード類、そして現金という支払い方があります。コロナの影響で不要な接触を避けるため、現金での支払い方法が選択できなくなり、カード払いのみとなった無人レジもありますが、これはカード社会のアメリカならでは、と言えますね。

もしもカード払いしか受け付けていないレジ機の場合には、商品のスキャンを始める前の一番最初の段階で、「現金の受付はしていません。それでも良いですか?」というスクリーンが出てくることが多いので、お金を支払う段階になって「現金が使えない!なんじゃこりゃ!」となることはありません。

ちなみに、無人レジ機の中には、キャッシュバック機能がついているものもたくさんあります。キャッシュバックというのは、ショッピングをした際にカード払いをした時に、お釣りとして現金を受け取るという仕組みです。

例えば、20ドルの現金が必要だけれど、お財布に入っていないとします。通常なら、銀行のATMに行って引き出しますよね?もちろん、その方法でもOKです。しかし、キャッシュバックという方法を使えば、ATMに行かなくても20ドルをゲットできます。

スーパーで買い物をする時、例えば15ドルのショッピングをして、20ドルをキャッシュバックしたいとリクエストします。そうすると、支払い総額は、買い物分の15ドル+キャッシュバック分20ドル=合計35ドルとなり、35ドルがカードにチャージされます。そして、キャッシュバックの20ドルが、お釣りという形で出されます。

無人レジ機でも、キャッシュバックに対応している所は多いです。スーパーとATMの2カ所に行くのは面倒だなという時や、近くに銀行のATMがなく、別の銀行のATMを使うと手数料がかかってしまうという時には、キャッシュバックをすることによって、手数料がかからずに現金を調達できます。

ただし、キャッシュバックはデビットカードだけです。クレジットカードで支払いをする際には、キャッシュバックはできません。

3.無人レジ機の使い方

無人レジ機の使い方をご紹介しましょう。

無人レジ機の前に立つ

スーパーの中には、無人レジ機が複数並んでいるエリアと、従来通りレジの人が商品をスキャンしてくれるエリアとがあります。無人レジの場合には、「Self Checkout]などの張り紙が出されていることが多いですし、通常は店舗の入り口付近にあるので、探したけれど見つからないという事態にはなりません。

無人レジ機は、混んでいると入り口のところで人が列を作って並んでいます。「 Are you in the line?」 (列にならんでいるのですか?」と聞いて、列に並べばOKです。

通常、無人レジと言っても、複数台の無人レジを管理しているスタッフが、すぐそばにスタンバイしています。トラブルが起こった時には、そのスタッフが対応してくれます。

商品のスキャンを始める前に

スーパーの中には、メンバーシップ会員になっていると、お買い得なディスカウントを利用できることがあります。無人レジでは、まず最初にメンバーシップのカードをスキャンしてくださいと画面に表示されます。レジの画面はすべてタッチパネルなので、分かりやすいですし、操作もしやすいですね。

メンバーシップのカードがない場合には、SKIPとかSCAN MY ITEMなどのボタンを押せば、すぐに商品のスキャンを始められます。

スキャンは簡単

商品のスキャンは、とても簡単です。無人レジ機の中央部分に、センサーを搭載した透明な窓口があるので、そこに商品のバーコードをスキャンさせます。スキャンすると、ピッと音が鳴り、スクリーンには、何をスキャンしたのかが表示されます。

スキャンしたものは、すぐ隣にある台の上に置き、次の商品をスキャンしましょう。

買い物バッグは有料?

2020年あたりから、アメリカでは使い捨てのビニール袋の利用が禁止となりました。そのため、州によっては、何回でも使えるバッグを買い物袋の代わりに提供していたり、しっかりした紙袋を提供して、1枚0.5セントのように有料で販売している州もあります。州によっても店舗によっても、どんなバッグを無料・有料で提供するかという点は異なりますが、有料の場合には、最後に「バッグはいくつ使いましたか?」とスクリーンに質問が表示されて、数を入力すると、その分の料金が加算されます。

自身の買い物バッグを持参してもOKです。私は、普段車の中にアマゾンで購入したバッグを入れて置き、バッグが有料のショップで使うようにしています。店舗で購入するよりもリーズナブルですし、意外と頑丈なので、おすすめです!

重たいアイテムはハンディスキャナーが便利

水のケースやお米など、重たいアイテムをわざわざ持ち上げてスキャンすることは、正直とても大変ですよね。そんな時には、ハンディスキャナーを使うのが便利です。無人レジの多くにはハンディスキャナーがあり、それを掴んでスキャンしたい部分にかざしてボタンを押すと、ピッとスキャンしてくれます。

支払いは最後

商品のスキャンがすべて終了すると、いよいよ支払をします。支払いは、商品をスキャンしたガラスの窓口ではなく、無人レジ機のすぐ隣についているカード決済機を使います。

商品スキャンが終了したら、スクリーンの右下に表示される「FINISH&PAY]ボタンを押してください。そうすると、支払いをどの要するか、つまりキャッシュかカードかを選択するボタンが現れます。

キャッシュを選択すると、レジ機の右側(が多い)についているキャッシュの入れ皿部分が点灯します。そこに、お金を重ねて入れましょう。判別不明なお札は、同じところから戻されるので、向きを変えたりシワを伸ばしたりして、再チャレンジすればOKです。

キャッシュ払では、もちろんですがお釣りも出ます。ピッタリでなければいけないわけではないので、安心してくださいね。

カード払いの人は、レジ機のすぐ隣についている黒い小さなカード決済機にカードを挿入します。PIN(暗証番号)を入力しろと言った指示が、カード決済基に出るので、それを済ませればOKです。

支払いが済むと、レジ機からレシートが出てきます。出てくる場所は、キャッシュを入れた窓口のすぐそばが多いですね。マシンによって若干スペックが違うので、必ずしもすべてのマシンが同じ作りになっているというわけではありませんが、レシートがスーッと出てくるので、分かりやすいです!

トラブルや分からない時にはスタッフを呼ぼう

無人レジ機の使い方が分からないとか、レジがよく分からない反応をしていて次に進めない時には、無人レジ機を担当しているスタッフを呼びましょう。アイコンタクトをして手をあげれば、すぐに来てくれます。特に難しい説明をする必要がないケースが多く、「This just popped up(こんな画面になった)」とか「Could you fix this?(直してください)」など簡単な言葉だけで対応できます。

4.無人レジ機で困ったらどうすれば良い?

無人レジ機でスキャンしていたら、「スタッフの承認が必要です」とメッセージが出て、それ以上は先にすすめなくなってしまうことが、たまにあります。これはいくつかの理由があり、

  • アルコールなど年齢確認が必要なモノを買おうとした
  • 市販薬を買おうとした
  • スキャンの窓口で同時に複数をスキャンするなど、意味不明な行動をした

などが挙げられます。アルコールを買う際に身分証明書の提示が必要なのは、理解に難しいことはありませんが、アメリカでは市販薬を買う際にも、身分証明書が必要です。ということは、おそらく18歳未満は鎮痛剤などの市販薬でも、保護者なしでは買えないということなのでしょう。

また、無人レジ機のスキャンは、ガラス面にピッタリくっつけなくても、少し離れた場所のものもスキャンできるセンサーがついています。そのため、複数の商品が同時に感知されてしまうと、センサーが戸惑ってしまい、スタッフを呼べというメッセージが表示されるわけですね。

私は以前、右手に商品を持って、左手でスキャンをしながら袋に入れるという流れ作業をしていました。どこかのタイミングでショップのセンサー感度が高まり、私のこのマルチタスクは、どうやら不審な行動に写ったようで、何回もセンサーが戸惑ってスタッフを呼ばなければいけなかったことがありました。その度にスタッフがやって来ては、録画映像を確認して、「この商品はスキャンしたの?」などと質問(というより尋問)を受けましたね。3回も呼びつけられたスタッフのイライラに対して、私もイラっとしてしまい、「このマシンはマルチタスクには対応していないのね!」と悪態をついてしまいました(汗)