電話ハラスメントを受けたらどうする?

先日私は、アメリカではじめて業者からのハラスメント電話の被害を受けました。

息子様が夏に引っ越しをする計画だったため、半年前あたりから業者探しをはじめ、見積もりを取りながら比較検討をしました。

アメリカの業者だけでなく、おそらく日本の業者も似たような感じなのかもしれませんが、業者の中には、

  • 他業者の悪口しか言わない。優良な業者は自分だけだと主張する
  • 来週もしくは来月から値上がりして大変なことになるから、今すぐ決めろと急かす

などが数多くあります。

私はこれまで何度も転勤をしているので、引越しの作業がどれだけ大変かは心得ています。しかし夫の転勤による引越しは、業者を決める作業から支払いまで、すべて会社がしてくれるため、私達は自分で業者探しをする必要が一度もありませんでした。

しかし息子様の引っ越しでは、会社側はそこまで手配してくれず、基本的には自分たちで決めなければいけませんでした。

目次

  1. 決めようと思っていた業者。でもやめた。その理由は?
  2. ハラスメントの嵐
  3. 業者からのハラスメント電話、対策はあるのか?
  4. 電話するなリストに載せるのは少しだけ効果あり
  5. 最後の手段は警察へ通報。どうやればよい?

1.決めようと思っていた業者。でもやめた。その理由は?

私がのちにハラスメント攻撃を受ける羽目になった業者は、ファミリーでやってる引っ越しビジネスだと言っていました。引っ越しの仕組みや比較の仕方を詳しく教えてくれたりして、とても献身的だと私は感じたので、いくつか比較したらそこに決めても良いと8割決心していました。

しかし、土壇場で私は別の業者にしました。その理由は、

  • BBBのレビューが悪かった。契約したら音信不通になるというレビュー多数。
  • 急かし方がすごい。来月から値上がりするから、来週から値上がりするに変わり、挙句の果てには明日から高くなるから今ここで決めろとなった。しかも、いくら高くなるか聞いても知らないと言う始末。
  • 少し考えたいと言ったら、じゃあ明日の朝決めろをごり押し。
  • クロスチェックした所、話が違うことに気づいた。不信感が募った。
  • 引っ越す本人が息子なら、息子の電話番号を教えろと迫ってきた

でした。

引っ越し業者は春から夏にかけてが繁忙期です。それは知ってます。その時期に高くなることも、分かってます。でも、だからと言って今すぐ決めることはできないといったところ、半分キレ気味に、考えている間に値上がりするぞと脅してきました。

この時点で、辞めたほうが良さそうだなという勘が働きました。

そのため、大手の引っ越し業者へ見積もりを取り、交渉して値下げしてもらうことができたので、最終的にはそこに決めました。

その大手業者へは何度も電話をしていますが、夫婦がやっているイカサマ事業ではなく、きちんとカスタマーサービスに複数人が勤務しており、きちんと対応してくれているので、満足しています。

2.ハラスメントの嵐

別の業者へ決めて、引越しの準備も着々と進めていた頃、その業者から再び電話がかかってきました。

後から電話がくるのはフォローアップなので、よくあることです。ほかの業者からも、こういう電話はかかってきました。そして大半は、別の業者で決めましたと言えば、分かりましたと言って電話を切ります。

しかしその業者だけは、違いました。

「うちだって安いじゃないか、なんでほかで決めたんだ」

「どこの業者にしたのか教えてくれ!」

「嫌がらせの電話なんてしてないよ!」

と、行き場もなく解決策もでない文句の嵐です。

電話を切っても一瞬でかかってくる。ブロックしても別の番号からかけてくる。放置してもすぐかけ直してくるのです。結局、4分間で10本の電話がかかってきました。

4分間で10本の電話

電話を無視し続け、やんだ瞬間にブロックするという作業をしたところ、最後の2本はUnknown出かけてきましたけれど、私が電話に出る気がないとようやく理解したのか、電話はトータル10本で終わりました。

3.業者からのハラスメント電話、対策はあるのか?

こうしたハラスメント電話は、正直、私がアメリカに住んでから初めての経験でした。本当に嫌な気分というか、怒りがこみ上げてきましたね。

そんな時、冷静かつ迅速に的確で最も効果的な反撃をするためには、どうすればよいのかを知っているかどうかで変わります。

私は残念ながら、ハラスメント被害の経験がなかったので、どうすればよいか分からず、ただ怒りでワナワナするだけでした。

でも、次の万が一に備えようと、調べてみました!

鍵を握るのは電話会社

毎回同じ電話番号からハラスメント電話をかけてくるなら、ブロックすればそこでハラスメントは終わります。しかし私のように、ブロックしても別の電話番号からかけてくる場合は、エンドレスです。

この場合、電話番号に関係なくどこからかけてきたのかを突き止めて根本的にブロックしてくれるかどうかは、電話会社が鍵を握っているそうです。

ちなみに、スマホよりも固定電話の方がこうしたハラスメント対策はしやすいようです。

解決できないケースが大半

私のように、敵がいろいろな電話番号を使ってハラスメント電話をかけてくる場合、この方法なら絶対に解決できるという天才的な方法は、残念ながらありません。スマホのキャリア、そして警察がチームになって取り組んでも、難しいのだそうです。

ネットをくまなく調べたところ、おすすめされているのは

我慢できなければ自分の電話番号を変える

事でした。

4.電話するなリストに載せるのは少しだけ効果

私が受けたハラスメント電話は、人間が嫌がらせ目的でかけてくる電話でした。この場合には、相手がすでに私の電話番号を知っているので、どうすることもできません。

しかし、セールスやマーケティング目的のロボコールや、市場に流通している私たちの電話番号を、ロボコールのリストから削除することはできます。これによって、ロボコールは少しだけ減るのではないでしょうか。

それが、National DO NOT CALL Registryです。これはFederal Trade Commissionという政府機関が運営しているサービスで、私は過去に何度も登録しています。以前では、何年かで有効期限が切れていましたが、近年では一度登録すると半永久的に有効となっています。

National DO NOT CALL Registryへの登録はこちらから

5.最後の手段は警察へ通報。どうやればよい?

私に対して行ったクソ業者のハラスメント行為は、違法行為です。一度だけでおさまれば私も警察へ通報するといった面倒なことはしませんけれど、頻繁に行ったり、あえて深夜とか早朝などにかけてくる完全な嫌がらせ行為に発展した場合には、私も適切な対応をしなければいけないでしょう。

ハラスメント行為は違法なので、証拠をそろえて警察へ通報すれば、面倒だなと思われてもそれなりに刑事事件として取り扱ってもらえる可能性はあります。

  • スマホの着信記録をプリントアウト(上記のスクショなどでもOKです)
  • ハラスメントをしてくる人物に関する情報(名前や住所、電話番号、関係性など

基本的には、この2つが証拠として使われます。メールでデータを送信できるのか、それとも郵送での通報となるかは分かりませんけれど、必ず書類を紛失された場合に備えて、

  • 内容をまとめたカバーレターを作る
  • 自分用のコピーをとる
  • Certified Mailで送り、警察が確実に受け取ったことを確認できるようにする

をしておきましょう。

警察も忙しいですから、いたずら半分のような通報は受け付けてくれません。そのためカバーレターとは別紙で、自身の連絡先を必ず明記してください。

ちなみに、警察はCityやCountyごとに異なります。もしもハラスメント野郎がどこに住んでいるのか分かっているのなら、ハラスメント野郎の住所を管轄している警察署へ書類を送付します。もしも可能なら、直接持参して通報するのがベストです。

電気や水道の業者は高い!安くする方法はある?

アメリカに来て感じたこと、そして近年特に強く思うことは、

業者ってどうしてあんなに高いんだ??

という事です。

近年では業者が自主的に時給100ドルを想定しているらしく、5分で終わる作業でも「最低料金100ドルなので」と言って100ドルを徴収しようとします。

中でも高額なのは水回りの業者ですね。Plumberと呼ばれる業者は本当に高額で、我が家で利用している業者は、見積もりを取るだけでも80ドルを吹っ掛けます。修理するかどうかに関係なく、見積もりを取るだけで80ドルなのです。

しかも、最低料金はつい先日値上がりしたらしく、どんなに簡単な作業でも400ドル~。1ドル150円で計算すれば、水道業者に来てもらうだけで、作業内容に関係なく6万円以上かかるという事です!!

高いと思いませんか?

実は、この高すぎる業者費用を安く抑えるコツがあります。

それは、Home Insuranceを利用するというものです。

目次

  1. Home Insuranceって何?
  2. Property Insuranceと何が違う?
  3. Home Insuranceは誰にオススメ?
  4. 保険によって利用方法が違う
  5. アメリカンホームシールドの注意点

1.Home Insuranceって何?

Home Insuranceとは、例えば電気の配線や設備、水道設備、ガスやエアコンなど、家の一部として考えられている設備に対する保険です。Home Warrantyと呼ばれることもあります。

保険なので毎月の保険料がかかりますが、私が加入しているAmerican Home Shield(アメリカンホームシールド)では、毎月60ドル~70ドルぐらい(だと思います)の掛け金をはらうと、万が一の故障の際には、修理料金100ドルだけで済むというもの。100ドルかからない修理でも修理費用の100ドルはアメリカンホームシールドから徴収されますが、数千ドルかかるような修理でも、自己負担は100ドルだけで済むのが魅力です。

我が家で加入しているのはこれ

Water Heaterタンクの交換も100ドル

以前住んでいた場所で、ちょうど築15年の家のWater Heaterタンクが寿命を迎えました。修理ではなく交換という対応になったのですが、すぐに来て対応してくれ、私たちが支払った金額はたったの100ドル。残額は「保険」なのでアメリカンホームシールドが数千ドルを払ってくれました。

ちなみにウォーターヒーターの交換をすると、4000ドル~5000ドル程度かかることが多いです。それがたったの100ドルだったので、保険さまさまでした。

万が一のトラブル時には、加入していると大きな出費を抑えられます。

2.Property Insuranceと何が違う?

Home InsuranceとProperty Insuranceは大きな違いがあります。家のローンと合わせて支払っている人が多いProperty Insuranceは、火事とか地震などで家が半壊したとか全壊したとか、雹が降って屋根に穴が開いたなどのトラブルの時に、修理にかかる費用を出してくれる保険です。

これも保険なので、毎月のローンと共に私たちは保険料を払っています。ただ、家のローンってローン返済分の他に固定資産税やProperty Insurance分もまとめて金融機関に徴収してもらっている人が多いので、保険を払っていてもいくらか金額は知らないという人は多いかもしれません。

ちなみに、Home Insuranceの多くは、家の屋根とか壁、床などには一切適用されません。あくまでも電気設備や冷暖房設備、給排水設備などがメインです。アメリカンホームシールドでは、家電製品(冷蔵庫とか洗濯機など)もカバーしており、故障して修理できない場合には、同じモデルの新品に交換してくれます。

3.Home Insuranceは誰にオススメ?

私が最初にHome Insuranceに加入したのは、家を購入したのがきっかけでした。アメリカの不動産売買では、売主が1年間分の保険を付けてくれることが多く、私が購入した家にもついてきました。ちなみに、私が売却した家には、私たちが負担して1年分の保険を付けました。

どの保険を付けるかは、その不動産業者によって異なります。私たちが最初に購入した家についていた保険が、American Home Shieldだったのです。

その後、別の州へ引っ越して新しく家を購入した時には、自分たちでアメリカンホームシールドに申し込みました。

こうした保険は、

  • 家が老朽化していて修理費が怖い人
  • 故障や修繕でまとまった出費をしたくない人

にオススメです。

4.保険によって利用方法が違う

私たちが利用しているのはアメリカンホームシールドです。使い方は簡単で、

  1. 修理が必要な時にはWEBで修理を依頼
  2. アメリカンホームシールドに登録している業者を自動的に割り振ってくれる
  3. 業者から連絡が来る(こちらから連絡してもOK)
  4. 支払いはアメリカンホームシールドへ
  5. 業者はアメリカンホームシールドからサービス料金を受け取る

の順番です。便利だなと感じることは、自分たちで業者を探さなくて良いという点ですね。業者の不誠実な対応は、すべてアメリカンホームシールドが間に立ってくれます。いい加減な業者が多いアメリカでは、こういうクッションは大きな安心感です。

ちないに現在住んでいる家を購入したときについてきた保険は、違うものでした。使い勝手が大きく違っていて、使い慣れていない私たちにとっては不便だなと感じました。

  1. 修理が必要な時には保険会社へ連絡→許可をもらう
  2. 自分たちで業者を選ぶ
  3. 業者から見積もりを取って保険会社へお伺い→許可をもらう
  4. 業者へ連絡して実際に修理してもらう
  5. 業者への支払いは自分たちで建て替える。
  6. 保険会社から見積もりに合わせた保険金をもらう。

という流れだったと思います。

急いで修理が必要な時に、アレもコレも許可が必要だとか、業者を自分で探す手間や時間を考えたら、とても面倒だと思いました。

5.アメリカンホームシールドの注意点

アメリカンホームシールドがおすすめかどうかは、住んでいる地域で大きく変わります。その理由は、どんな業者が登録しているかが変わるから。

私が現在住んでいるDC周辺は、残念ながら業者の質が「全米ワースト」と言っても木っと過言ではないぐらい、最悪です。

業者が最悪な件についてはこちらから

特に水道業者は、「ほかの業者ないの?」というほど最悪な業者しか登録しておらず、依頼しても来ない、中途半端な仕事で帰ってしまう、電話しても出ないなど、頼れない業者しかいないのです。

夫が「それでも水道業者以外は使えるから」というので、今は我慢して加入していますが、水道業者に関しては、保険は使わず全額自腹で別の業者へ依頼しています。

冒頭で水道業者の破格な値段で泣きをいれたのは、そういう理由があります。。

でも以前住んでいた場所では、この保険にはずいぶんお世話になったし、メリットしか感じなかったので、DC周辺以外の地域ならおすすめだと思います!

アメリカンホームシールドのホームページはこちらから

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UPSが毎日ピンポン!なんじゃこりゃ!もうやめて!

数か月前の話ですが、ある日突然、UPS(アメリカの民間宅配業者の一つ)がやってきて、玄関をピンポンしました。普段UPSが荷物を持ってくるときには、たいていは玄関ドアの前にドンと置かれていて、親切にピンポンしてくれることはありません。

それが今回は、なぜか手ぶらのUPSが玄関をピンポンし、しかも外で待っているのです!

「サインが必要な箱でもあるのかな?」

と思いドアを開けると、なぜか半ギレな配達人が

「で?どこ?」

的な表情で待ってます。人の家をピンポンしておいてキレてるなんて、私にとっては意味が分かりません。

「何か用?」

というと、彼は

「荷物だよ、荷物。で、どこ?ないの?」

と言います。どうやら、彼の巡回ルートの中に私の住所が入っていたらしいく、それでやってきたようでした。

そんなこと言われても、私にとっては全く意味が分かりませんし、何かのミスだろうと思ってやり過ごしました。

そこから毎日、UPSの人が荷物をピックアップにやってきました。

私は3日目でキレてしまいました。スッピンの不細工な顔面を相手につきつけ、

「どうして毎日来るの?荷物なんてないの!昨日も今日も、明日もない!」

というと、私よりもはるかに大人な配達員が

「いや、僕たち時給制だからさ、荷物なければなくても良いんだよ。ないって追い返してくれたらいいだけだよ。」

と私をなだめてくれました。

1週間後、なぜか請求書が来た

ten dollars with inscription and building

そこから1週間後、なぜか自宅に請求書が届きました。UPSからです。

開けてみると、中には$15の請求書が入ってました。何も注文したり登録した記憶がないので、また意味不明です。気持ちを落ち着けて熟読すると、Weekly Smart Pickupというサービスに、どうやら私が登録されたようでした。

何のことかさっぱり分からないので、さっそくUPSへ電話しました。

回線は混雑しているらしく、待たされること10分。ようやくオペレータが出ました。事情を話すと、

「それでもあなたの請求書だから、あなたが払ってくださいね。次回からは届かないようにしますから。」と言います。

「へ?知らない間に勝手に誰かがやったことで、どうして私がはらうんだ?」

と思い、怒りに任せて抗議した所、彼女はいたって冷静な声で

「それでは、知らなかったとのことなので、払わなくて結構です。こちらで処理しておきます。」

とおっしゃいました。えっと、知らなかったというのは最初から言っていたことだし、私が抗議しなければ払わせるつもりだったんだ、と少し呆れました。

でもまあ、最初から登録していないサービスを無事に解約でき、支払い義務もないとのことなので、結果オーライにしました。

それから1週間、毎日UPSが来た

登録した覚えもないサービスを解約する際に、今すぐ解約するか、それとも数日後の解約にするかを聞かれました。もしも今日とか明日に箱をピックアップしたいのなら、数日後の解約にしておけば楽じゃん、という事なのでしょう。

箱を送る予定はありませんでしたし、時差を発生させるとアメリカではややこしくなることが多いので、今すぐの解約にしました。

それなのに!

翌日から約1週間、なぜか毎日UPSの人が家にやってきて、ピンポン。そして私が出ると、「で、箱は?どこ?」の攻撃を受けました。

請求書はエンドレス

解約したはずなのに、解約されていない…というのは、アメリカに一定期間以上住んでいる人にとっては、もう驚くことじゃありません。

私はこの件でも、解約したはずなのに請求書が毎週届き、その度にUPS連絡して同じ手続きを繰り返しました。

解約したと言うのに実際には解約されておらず、別の人がまた「解約しました」と言う…の無限ループです。

こう言う時には、電話よりメールが役立ちます。やりとりした記録が残るからです。私は4回か5回ほど、解約しましたゲームに付き合う羽目になりました😭。

最終的にはBilling部署へようやく辿り着いたようで、解約したと言うメールを別途でいただきました。これで大丈夫。なはずです。

ビジネスをしている人なら便利なサービス

私は自宅で物販ビジネスをしているわけではないので、毎日たくさんの箱を発送する必要はありません。だから、毎日UPSの人に立ち寄ってもらう必要はありませんでした。

でももし、自宅で物販ビジネスをしているなら、$15を払ってもSmart Pickupというサービスは便利だろうなと思います。もしも必要な人は、検討してみてくださいね。ただしこの$15が週当たりの料金なのか、月当たり何かは不明です…(私が申し込んだサービスではないので)

無責任な業者が多すぎる!ドタキャン以下のNo Show事件

アメリカに住んでいると、日本のようにしっかりとした対応が懐かしくなることは多いです。なぜなら、いい加減な業者がとても多いから。もちろん、アメリカにも素晴らしい業者はたくさんありますし、日本にもいい加減な業者はあります。しかし、普通に生活している中で、いい加減な業者にあたる確率という点では、アメリカの方が圧倒的に高いです。

目次

  1. 水漏れ事件
  2. 外壁洗浄NoShow事件
  3. 自慢に終始した信じられない奴もいた
  4. 私が学んだ教訓とは?

1.水漏れ事件

photo of gray faucet

少し前に、壁の中にある水道管から水漏れが起こり、壁から水が漏れだしてしまったことがありました。水回りのトラブルは、時間との戦いです。放置するとどんどん被害が広がり、修理費用が天井高となってしまうからです。

すぐに業者へ連絡しました。誰も出なかったため、メッセージを入れたのですが、それだけでは十分ではないと思い、メールも送っておきました。なんとなくいやーな予感がしたので、別の業者へも連絡しました。そこはすぐに対応してくれて、当日中に職人を送ってくれるとのこと。その言葉通りに職人がしばらくして来てくれて、問題を解決してくれました。

最初に電話をした水道業者、その後どうしたと思いますか?そうです、私の嫌な予感が見事に的中して、電話も折り返してくれず、メールへの返信もなく、完全スルーされました。もしもその業者だけをひたすら待っていたら、もう大変なことになっていたと思います。

日本だと信じられない事態なのですが、アメリカでは、少なくても私が住んでいるエリアでは、これは全く驚くに値しない日常茶飯事です。

2.外壁洗浄NoShow事件

white plants on white plant box

去年の夏に、外壁洗浄をしてくれる業者をネットで見つけました。すぐ近所で作業をしていたらしく、立ち寄ってくれて、見積もりをその場で取ってくれました。そして、数日後にアポを入れたのですが、なんとこちら、No Show。

No Showとは、土壇場でキャンセルするドタキャンですらなく、行くと言って何も言わずに現れない、すっぽかすという状態のことを指します。

口頭でアポを入れたけれどスケジュールを見たら都合が悪かったのか、それともメモしなかったから忘れたのか、その辺はわかりません。電話をしても出ませんし、いい加減な業者を待っても意味がないことは私も承知しているので、速やかに別の業者へ依頼しました。

しかし、その時間ずっと家で待っている私の身にもなってもらいたいものです。

3.自慢に終始した信じられない奴もいた

black and blue garden hose

数年前にスプリンクラーシステムの修理が必要となり、業者を呼びました。見積もりを取りにやってきたのは良いのですが、まったくスプリンクラーとは関係ない彼のサイドビジネスに関する自慢を延々1時間以上も聞かされる羽目に。その間、車に同乗してきた女性はずっと暑い車の中で待たされ続けていました。

そして最終的にアポを取ってその日はようやく解放。

しかし、アポの日になっても音沙汰がありませんでした。自慢男、お前もか。

4.私が学んだ教訓とは?

いろいろと嫌な経験をしてきた私が学んだことは、アメリカでは業者が作業を終えるまでは信用してはいけないという点です。来るといって来ないことはありますし、私は実際に経験したことはありませんが、途中まで施行して戻ってこない詐欺まがいの業者などもあるようです。

もしもアメリカに住んでいる人が業者トラブルを抱えたなら、

  • 候補は必ず複数(価格を比較するためではなく、施工してくれる業者を確保するため)
  • 電話に出ない業者は、あてにしてはいけない。
  • 電話のメッセージやメールは、無視されるものと思うべし
  • アポが取れても施工を完了するまでは気を抜くな

を実践することをおすすめします。なんだか病んでいる人の被害妄想という感があるものの、これをしないと半永久的に、アメリカで流れるゆったりとした時間の中で気をもみながら待ち続けることになります。私は待つことが大嫌いなので、私と同じペースで作業してくれる業者を見つけて、依頼するように心がけています。

日本からアメリカへの荷物送付ガイド

日本からアメリカへの引越しは、日本国内の引越しとは比較できないほど多額の費用がかかります。そのため、基本的には衣類など身の回りのものだけを持参し、家具や寝具など生活に必要なものは現地で調達するというスタンスが一般的ですね。

目次

  1. 日本からアメリカへ荷物を送る方法
  2. 荷物はどこから送る?

1.日本からアメリカへ荷物を送る方法

日本からアメリカへ荷物を送るには、

という選択肢があります。

渡米の際に手荷物として持っていく

飛行機で渡米する際には、手荷物として一定量の荷物を持っていくことができます。エコノミークラス、ビジネスクラス、ファーストクラスによって荷物1つ当たりの許容重量は異なりますが、渡米してすぐに必要となる服や下着など身の回りのものは、手荷物として持参するのがおすすめですね。

手荷物として持っていく場合には、基本的に2つまでは無料で持って行けます。しかしその数を超えると追加料金がかかりますし、一つ一つの荷物にも重量制限やサイズの制限があるため、詳しくは航空会社の規定をチェックしてください。

JALの手荷物規定

ANAの手荷物規定

アメリカン航空の手荷物規定

ユナイテッド航空の手荷物規定

デルタ航空の手荷物規定

航空便で送る

手荷物として持っていく以外の方法の中でもスピード重視なのは、航空便です。最も高額なのはEMS便で、送ってから1週間~2週間程度で現地へ到着します。EMS便よりもリーズナブルなのはSAL便と呼ばれるもので、船便よりも早く、そしてEMSよりも早く到着するという点で、アメリカへ引越しする人に人気があります。

重量費用の目安
2kg3,850円
4kg6,150円
6kg8,350円
8kg10,455円

船便で送る

日本からアメリカへ荷物を送る方法の中でも、最もリーズナブルなのは船便です。コスト重視で送りたい人におすすめですが、到着までの時間が2ヶ月程度かかってしまうため、渡米後すぐに必要なアイテムを送るのは控えたほうが良いかもしれませんね。

重量費用の目安SAL便との差額
2kg2,350円1,500円
4kg3,450円2,700円
6kg4,550円3,800円
8kg5,650円4,800円

2.荷物はどこから送る?

日本からアメリカへ荷物を送る際には、どこから送るかという選択肢がいくつかあります。

郵便局

日本からアメリカへ荷物を送る際には、郵便局から送ることができます。SAL便も船便も、荷物の大きさと重量にいは規定があるので、あまり大きな家具などを送ることはできません。

重量の制限30kgまで
最長辺の長さ1.5メートル以内
長さ+胴回り3メートル以内

DHL

「金に糸目はつけないから、とにかく早く送りたい」という人におすすめなのは、世界220か国以上に対応しているDHLです。日本からアメリカへ荷物を送る際でも、早ければ3日程度でついてしまうという超高速スピードが魅力です。郵便局から送るSAL便よりも早いので、超特急で送りたい人にはおすすめの方法ですね。

DHLは、日本国内に170カ所の受付ポイントがあります。中には24時間受付ているオフィスもあるので、要チェックです。

気になる価格ですが、DHLが規定する箱の大きさによって価格が変わります。

梱包材料金
封筒5,800円
ボックス28,800円
ボックス312,100円
ボックス418,400円
ボックス525,600円
DHL料金表

Fedex

Fedexは、世界220か国以上に流通している大手サービスで、1日に取り扱う貨物の数は、なんと1500万個にも上ります。価格はDHLと変わらない割高感があり、SAL便と比べるても高めです。

梱包材価格
封筒6,470円
2kg15,410円
プライオリティ4kg30,610円
プライオリティ5kg37,750円
Fedex 料金表

集荷は、オンラインが便利です。最初にオンラインでアカウントを作る必要がありますが、重たい箱をいくつも搬送するなら、自宅まで受け取りに来てくれるオンライン予約をおすすめします。

ヤマト運輸

日本国内の宅配業者として大人気のヤマト運輸もまた、アメリカへの荷物を受け付けています。ただし、クロネコヤマト便がそのままアメリカにサービスを提供しているというわけではなく、日本側ではクロネコヤマトが集荷を行ってくれて、実際の配送はアメリカの輸送会社であるUPSが担当するという仕組みとなっています。

重量価格
2kg22,200円
3kg28,100円
5kg38,900円
ヤマト運輸/UPSの料金表